まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

白内障手術を受ける(左眼編)

2024年06月11日 | ブログ

以前の記事で、いろいろあった2024年5月の出来事として、「白内障の手術」にさらっと触れた。このたび、だいぶ症状も落ち着いてきたことで体験談として残しておくことにする。

前の記事では最初の右眼の手術、そして1週間の経過観察について書いた。ここまでの経過は良好である。片方だけながら、これまで感じることのなかった視覚をいただくことができた。

水曜日までの右眼の経過観察の1週間が経過し、明くる木曜日に左眼の手術である。同じように朝から眼科に向かう。手術の流れは一度経験しているので、気持ちとしては前回より多少は落ち着いているように思う。瞳孔を開く点眼薬、そして局部麻酔の点眼薬を入れていただき、手術室に入る。

リクライニングシートを倒され、血圧計、酸素濃度計をつけられた後に顔にカバーが掛けられる。ただこれは意外だったが、前回と違い右眼が回復しているので、カバーを通しておぼろげながら外で何が行われているか影が見える。補助のスタッフが何か手にしているなとか、何やら眼の上でゴソゴソしているなとか。片目だけつむるというのができないので、なまじ様子がわかるとやはり怖い気がする。

ただそれもわずかな時間のことで、まぶしい光が当てられ、少し瞼が重くなり、そして急に視界がぼやけた。濁った水晶体が砕かれた瞬間である。

続けて人工レンズが入り、今回も15分くらいで終了。左眼に眼帯と保護カバーがかけられた状態だが、一応右眼の視力が回復しているので、前回と比べて安心して歩いて帰宅できた。そのまままた1日、安静にして過ごす。前日、これを見越してあれこれ食料は買い込んでいたので外に出ることもない。まあ立場上なかなか有給休暇を取ることができないのだが、少なくとも体のことを気遣ってくれる職場の皆さんには感謝である。

翌日金曜日、左眼の眼帯を取ってもらう。これで右眼と左眼の視力のバランスがとれるようになった。私は幼稚園の頃から近視のため眼鏡生活で、裸眼でぼやけたままの状態も慣れているのだが、裸眼で遠くの文字が見えるというのは正直初めて、新鮮な感覚である。もっとも慣れていないせいか、眼鏡がないと座りがよくないようにも感じる。

先生の話では私の場合、「軽い近視が残る(残す)」とのこと。まあ、単焦点レンズで手元のほうが見にくくなっているので、どのみち眼鏡は近いうちに作ることになる。過去には、眼鏡をやめてコンタクトにすれば・・と薦められたこともあった。ただやはり、「眼鏡は体の一部です」という感覚もあったし、コンタクトレンズを眼に押し入れるのを見て怖くなったこともあり、頑なに拒んだ。軽い度数の眼鏡で今後楽になるのならそれで充分である。

先週と同様に、金曜日からは首から下のみ入浴可(洗顔、洗髪は不可)、また抗生剤、炎症止めの点眼薬は両眼に使用する。ただ今回、両方の裸眼で規定値以上の視力が出たとして、自動車の運転もOKとなった。そして翌日の土曜日、中1日おいて月曜日、さらに中1日で水曜日の通院となる。いずれの日もしかるべく検査、診察の後、先生からは「OKです!」のマル印が出る。医療技術の向上により白内障手術が失敗する可能性は限りなく低いがゼロではないので、経験豊富な先生でもやはり結果を見てようやく安心できるのだろう。

手術から1週間経過したことでほぼ通常の生活に戻ることができた。洗顔、洗髪OK、汗も落とそう・・・。

さて、左眼の手術を終えて経過観察が一段落した5月29日水曜日の夜、私が向かったのはマツダスタジアムである。そう、この日はマツダスタジアムで行われたカープ対バファローズの交流戦の観戦である。観戦記の記事では「いろいろあって」と書いたが、要は診察を終えた足で、快気祝いではないが出かけたというわけ。

・・・もっともこの試合、14対0でカープがバファローズに圧勝した。まあバファローズのチーム状態も悪かった時期だったが、通院にかこつけて会社を早退したタイミングで出かけたことに対して、何かしらの戒めがあったと思う(・・こういう思考に対してはいろいろな見方があるだろうな・・)。

その後の経過観察だが、現時点では週1回の通院を指示されている。手術後1ヶ月を目安とした後は、患者それぞれにもよるが通常なら通院の頻度も2週に1回、月に1回、3ヶ月で1回・・といった感じで少しずつ緩和するという。その間、点眼薬は継続使用になるが、おおむね手術後3ヶ月が一区切りとのこと。その頃には新しい眼鏡をつけているのかな。

・・当初「怖い」とか、妄想が先行して気分が悪くなった白内障手術だが、実際に受けてみてこういうものかと感じることができた。医師から手術したほうがよいと言われたら、躊躇せず受けるのがプラスだと思う。

これからどうなるやら・・・。

※一口に白内障日帰り手術といっても、広島市内のいろいろな眼科のホームページを見るだけでも手術前後についてそれぞれの眼科によってルールが異なるようだ。この記事もあくまで「一例」「個人の感想です」というくらいでご覧いただければ・・・。

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