まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

・・・というわけで、

2010年01月31日 | まち歩き

Dscn7108『東京飄然』を読んだものだから、昼間から行っちゃいましたよ。

場所は新世界ではなく、梅田の地下街ですが。

スタンドでシュッと入って、サクッとやって、シュッと出て行く。

大阪が誇るファーストフードですな。

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『東京飄然』

2010年01月31日 | ブログ

今年に入ってのブログ記事はほとんど旅先でのことのように思う。そろそろ日常的なことも書かなければというのもあるが、それがこのところはtwitterに役割をゆだねているようなところも。「twitterをやりだすとブログの比重が落ちる」という記事もあったが、私としてはA面とB面、主音声と副音声の位置づけで。

さて、旅先では列車やバスの乗車時には音楽を聴いたり読書をしたりするのだが、その中の一冊。

『東京飄然』町田康著、中公文庫版。

Bk20091224125304937l0町田康といえば「親のいいつけにそむいてパンク歌手に成り下がり・・・」ということで、パンク歌手でもあり、芥川賞作家であり、役者でもあったりする。このほかにもエッセイも多く出ており、独特の言い回しやら大阪人らしいボケツッコミなどで不思議な世界を広げてくれる。私はどちらかといえばエッセイの方が好きかな。

そんな筆者が「風に誘われ花に誘われ、一壷を携えて飄然と歩いてみたくなったのだ」ということで、飄然と旅に出かける。まあ、旅といっても早稲田、鎌倉、江ノ島、高円寺、上野だったり、遠くて大阪だったりというもので、東京からの距離ということであれば旅とはいえないかもしれない。でもまあ、「遠くへ行くだけが旅ではない」ということは私にもよくわかるので、そこは置いといて。

知人の「慶西君」とのヤジキタ的な道中やら、串カツ屋を求めてさまようやら、ロックな服装についてグルグルと思いをめぐらせるなど。筆者のエッセイによく見られるどこか悲哀のキャラと、どこまでが現実でどこからがフィクションかわからない世界が広がり、結構笑わせてくれる。

ちい散歩やブラタモリ、ぶらり途中下車の旅など(このうち2つは関西では観られないのだが)、東京を舞台にした散歩ものが人気だが、『東京飄然』は筆者自身の写真とも合わさって、それらの番組とはまた違った東京の一面を垣間見ることができる。私の旅・散歩もこういう感触のものを取り入れられればなと思うのである。

・・・あと、これを読むと串カツを食べたくなってくるな・・・・。行きますか、スタンドへ。

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