まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

坪尻駅とこんぴら詣で~年越し四国紀行・4

2010年01月04日 | 旅行記G・四国

阿波池田から乗車した多度津行き。ロングシートがほぼ埋まる程度の乗客で出発する。徳島線との合流駅である佃を過ぎると左にカーブをとり、吉野川を渡って高度を上げていく。

Dscn6484やってきたのは徳島県の北端にあたる坪尻駅。スイッチバック駅に進入する。行き違いで4分ほど停車するというので、外に出てみる。ここで駅舎の撮影と駅ノートの書き込みと、結構忙しい。

Dscn6487Dscn6491この坪尻駅、最近の秘境駅ブームも手伝って注目度が高まっているそうだ。秘境駅の定義は人それぞれあると思うのだが(例えば、人家はそれなりにあってもスーパーやらコンビニなどがなければ何もない=秘境だという人もいるだろう)、この坪尻は周りには山しかなく、駅へのアクセスも山道のみでクルマは近づけない。文字通り秘境駅というところだ。ただ一方で、駅を名乗っていていいのか?という疑問もあるのだが・・・。

ここで長いトンネルを抜けて香川県に入る。この日は朝から雨、雪、時折晴れ間とめまぐるしく変わる天候だったが、香川県に入って青空が広がった。寒いことには変わりないが何だかほっとしたものを感じる。

Dscn6495琴平に到着。ここで下車してこんぴら詣でをしよう。初詣ではなく大晦日に参拝ということになるが、それもまたよし。こんぷら様、もといこんぴら様のご利益には変わりないだろう。この日も大勢の参拝客で参道が賑わっていたが、これが正月になるともっとすごい人出になるのだろう。

Dscn6504ということで、785段の石段に挑む。挑むのも結構久しぶりのような気がする。旅に出るとどうしても食べる量が増えるから、意識して歩きを入れないとな・・・。

Dscn6510思ったよりも体が動き、軽い感じで石段を上る。ただ最後は結構足に来たなあ・・・というところで本堂にたどり着く。まずは息を整え、今年一年の締めくくりのお祈りをする。そしておめでたい金色のお守りを購入。来る年が幸運に恵まれますように。

Dscn6512風が強い分空気が澄んでおり、本堂からの景色はなかなかくっきりして見えた。瀬戸大橋の姿もばっちりと見ることができた。「明石海峡はさすがに見えないな」という冗談も聞こえてくる。そりゃ、どうやっても見えないわな(本人は結構真面目に言っていたりして)。

Dscn6502参拝を終えて参道へ。正月の準備に追われる店も結構目立つ。その中に金陵の蔵元があったのでのぞいてみる。よし、正月のお屠蘇用に一本買い求めるか。

Dscn6523今夜の宿泊地は高松だが、ここで青春18きっぷは置いておき、変化球の意味で高松琴平電鉄、通称ことでんに乗車する。この車両もおめでたいことにこんぴらさんの金色の塗装を施している。1時間ガタゴト揺られて高松築港に到着。

こうして大晦日の夜を迎えるのだが、それはそうと結構寒くなりそうだ・・・・。(続く)

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