
いつも思うのですが、我々はほんとに恵まれてる。本番前の10回の練習を本舞台でできるんだから。その分テンションも上がります。
昨日はより厳しい指摘が飛んできた。「今のままでは合唱団の歌、演技が中途半端にしかならない。ちょっとネジ巻かなきゃ。」と先生側が思ったんじゃないだろうか。たしかに僕個人としてももっと上のレベル目指さんといかんなと思ってるし、全体でも練習の都度周りから聞こえてくる音が違ってる。別パートの声がきこえなかったり、ひとつになってなかったり。最後の30分は演技なしで歌だけの練習をさせられた。歌だけだとそれなりに聞こえるんだけど、演技付けちゃうと歌の質がガタッと落ちる。中にいる僕にでもわかる(自分がそうだから)。このあたりが素人の限界。「まだ諦める、妥協の時期ではない。もっと高みをめざそうよ」と先生から苦言に近い指導が。「はい、その通りです。」
昨日は考えてる衣装を着て練習に臨んだ。クリスマスのパリだから衣装はオール冬物。その衣装が1850年頃のパリにふさわしいかも大事なんだけど、冷房の中とはいえ冬物着て舞台にいられるかが大問題。コート、襟巻、帽子等はしょうがない。その下の衣類を軽くすれば行けそうとの感触だ。2幕前半は街頭の売り子、後半は雑踏の1人に変装しようとかってに演出した。この点も演出家から駄目だしはなかったからこれでいいな。後は微調整でいい。3幕はみすぼらしい掃除夫役、白州の倉庫から道具をもってこようと考えてる。これもこれでさまになるんじゃないかな。演出考えるのはオペラの楽しみのひとつです。
衣装合わせも上手く行った模様。またここから最後の仕上げに向けた厳しい練習が始まりますか!?
この舞台で練習できることへの感謝も一緒じゃん。これってもう1ヶ月切ってるんじゃないの? これからしあげちゃうんだから「いい加減」なのかもしれんな。
今回はそんなに甘くはやれない雰囲気。