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期待以上の面白さ

2017年06月16日 09時11分32秒 | 絵画鑑賞
昨日白州からの帰り道で毎月鑑賞に行く友人の画廊に「藤井考次郎」展を観に行った。

     頂いた案内のカード絵にはさほど気を引くものはなく、毎月欠かさず行ってることだし、まっ消化試合風な感じで足を運んだ。

ところが、会場に入った時「これは面白い」と心動かすものがあった。

                                 

写真のような絵が10数枚、白を基調として、さほど広くない画廊の空間に並べられてる。大さはどれも1m四方位の大さ。案外大きいです。この感じの絵に囲まれてると異様な心情がわいてくる。
画廊の友人とたまたま話が合った。「案内はがきに使うんだったらこっちの絵にすればよかったのに」の言に、「僕もそう思ったんだよ。でも作家がこれというからね。」だって。

もう一つ僕が持った感想。僕が現代美術が好きな理由にもなるんだが、「難しいテクニックがない」こと。「テクニックはいらない」ということ。
具象の絵って、それだけじゃないと思うけど、「女体の柔らかみ」「光の感じ」「動いてる感じ」「どう見えてるか」それをどう表現するかじゃないのかな。それは作家のテクニックなんだと思うんです。テクニックの塊なんですよ。
現代美術の作家さんにはテクニックが無いと言うんじゃない。「無くても表現できる」と思うのです。
写真の絵も「このグラデーションどうやって描いてるんだろう」と覗くと絵具が少なくなった絵筆をサーっと走らせてるだけ。「これなら僕にもできるじゃん」と思わせてくれるこの気楽さが好きなんでしょう。
こういうのを見ちゃうと「よし、何かやってみよう」と思えるんです。でも「なにをどうやるか」がでてこない。ここが素人とプロの差でしょうか。画廊の友人も画廊の裏で新しい試みをやってました。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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遅れまして、 (sky)
2017-06-16 18:15:46
母の訪問看護の看護師さんが帰り、その他の諸事をこなして、やっとこさPC前にきました。具象派の私としては、洋服の生地にしようかなと思うくらいの感想しかないですが、赤の使い方は面白いかな。ポストカードは作家さんと意見が一致しました。これがいいです。
今日は白州から帰ったばかりなのに、記念祭の設営、ご苦労様でした。一仕事の後の美味しい一杯を味わえましたか。

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そうかえ、あれいいかい? ()
2017-06-16 20:15:27
skyさん 設営は無事終わらせてきました。20期の7人だけが助っ人だったというのが当たってるかな。それでも4時過ぎには完了。 それから5人で駅前でちょっと。上手い一杯でしたね。
そうですか、ポストカードの絵がいいですか? ぼくにはちょっと遊びが多いんです。 どこがか? グレーの部分に変に黒い模様が入ってるでしょう。あれが無駄っていうか、無い方が強く見えると思うんです。
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