プロの分析、アマの固定観念

2022年01月18日 09時23分19秒 | つれづれなるままに
昨日夕方かみさんと2人マジックを見てるような思いになり、笑うしかないという経験をした。
年明けてから洋間のサッシの動きがおかしく、変な音もする。レール近辺には金属どうしがこすれ合ってるような傷跡もついてる。戸車に異常があって、戸のアルミが下のレールのアルミを傷つけてると判断。これは動かさないほうがいい、プロに見てもらおうとなって、やっと昨日懇意にしてる大工さんが来てくれて、診てくれた。
そこで・・・は後にするとして、このサッシにはいわくがあって、僕が「プロにお任せ」と真っ直ぐ判断した経緯をちょっと。
2年前に入れ替えた「防音工事のサッシ」です。防音サッシなので重いんです。それと、問題になった洋間は2年前の工事の際、大工さんから「この床少し浮いてるね。サッシが入りにくいぞ。」と言われたんです。それもあって、自分ではやらない、だから「何故」も真剣には考えない になったんです。 負け犬のいい訳 かな。
さて大工さんは ですが。 診察開始時は当然異常音、ひっかかりの現象がでました。彼はレールの傷を入念にチェック。何度か戸を開け閉めして、原因に察しがついたよう。戸とレールの間を入念にチェック。ちょっと強めに戸を押し開け、「これですよ」と原因を取り上げ、見せてくれた。ネジが1個でした。何かのネジが戸の下に入り込んで戸の動きに引きづられてたんですね。この後戸は何もなかったかのようにスムースに開閉したのは当然です。
話はここで終わらないんです。このネジがどこからとれたネジかを追跡。実はこのサッシの中央上部にある左右の戸のストッパー役をしてる高質樹脂製の部品が外れたのは僕は知ってました。締めてあったネジが2つあったんだが、その片方だと彼は見抜き、ならばもう一つあるはずだと言うのです。僕は「そんな上から落ちたネジ、どこかに転がっていって、なくなってますよ」と言った瞬間、彼が反対側の戸の下からその1個を見つけたんですよ。こっちの戸ではレールとの隙間がちょっと広かったんですかね、ネジを挟み込むということにはならず、異常につながらなかったってわけです。
カミさんと2人 アゼンでした。ほんとに彼がマジシャンに見えました。いやいや、さすがプロですよ。理論的に推理したんですね。まず絶対に信じたのはサッシの戸車が壊れることは無い だったそうです。ならば、戸のアルミが下がって、レールを傷付けることは無い。としたら何かが挟まってるのが妥当だったんですね。またレールに付いた傷が規則正しくないということから、不安定なものがあるはずだ と考えたそうです。
こんなこと書いてる僕も理系の人間、昔は彼のように理詰めで思考してたはずだがな。今回の件ではまず固定観念(=床が異常のサッシ)で決め過ぎでしたね。考えるってことをサボりがちなのかもしれない。 う~ん、歳? いやだな。  おかげ様、スムースな開閉のサッシです。

    原因のネジ。  レールサッシの傷 見えます?
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3 コメント

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なるほど! (でん)
2022-01-18 10:23:53
固定観念か!
今エアコンの掃除をした。最新型の自動掃除機能がついているので掃除の必要が無いと思っていたら、三日前から黄色の小さなランプが点灯しているのに気が付いた。今日おもむろにガイドを見たら、ボックスお手入れランプらしい。一時間かけて手入れが完了した!
成程、自動掃除機能が有るので以前に比べるとはるかにゴミの量は少ない。が、やはり綿ぼこりが結構溜まっていた。そらそうだ!綿ぼこりは自然に消えない!時々人力でとらないと!
岳さんのブログを読みながら、歳をとると変な固定観念にとらわれて生活しているのがおかしくなった!!!
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う~ん、歳・・・ (同期の彼女)
2022-01-18 10:34:14
解るな、なさけなさ。最近よく感じる。後になって、なんであのときこんなことに頭が回らなかったのだろう。悔しいけれど、獲得形質の衰えより、脳の衰えを見せつけられる。DPA,EPAの欠乏か。CMでよく見る薬を飲めばいいのかな。困ったものだ、脳トレをするしかノウがないのかな。
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僕だけじゃない ()
2022-01-18 10:50:36
でんさん 同期の彼女さん まとめてお2人にですが。
そうか、皆さんも同じような事を感じながら生きてる、老いを楽しんでるんだ を思いました。もう「抵抗」じゃないんですね、それが自分なんですよ。「ちきしょう」なんてくやんでも、「柔らかく」なるものじゃない。
「おう、これはマジックか」と楽しんでればいいんじゃないでしょうかね。
このサッシマジックの前に自力で 新しい光回線の導入によって発生した「線のとぐろ巻き」「3つ4つのごちゃごちゃ機器」を1つの箱に詰め込むことで見た目はすっきりさせた という科学力を発揮した後だっただけに 笑いがきつかった。
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