新国立競技場の建設現場で23歳大卒2年目の若者が自殺したようだ。こんな事が起きるんじゃないかと心配してたのだが。
昨年の4月都内の建設会社に就職。12月から競技場現場に配属されたようだ。3月に失踪し、4月に長野県で発見された。自殺と認定されてる。失踪する前2か月の月当たり残業時間は143時間、212時間だったそうだ。これはもうほとんど現場にいて、まともな睡眠は取れてない状態だったろう。
これは始まりなんでしょう。五輪関連建設現場は初期段階でのいざこざで工事のスタートが遅れた。そのことの皺寄せがとうとう現場で出始めた。第二、第三が出ないことを祈るが・・・・。
現場作業員は国内で不足してる。現場として経費は増やせない。資材納入、機械の賃貸なども遅れ気味になってる。国を挙げて対策を打たないと犠牲者は増えるだろう。五輪にも汚点が付く。
電通で新人女子社員の過労自殺が問題になり、会社側の責任が問われ出してる。「働き方改革」なんて体のいいアドバルーンが上がってる。そんな最中の過労自殺なんだが。
昨年の4月都内の建設会社に就職。12月から競技場現場に配属されたようだ。3月に失踪し、4月に長野県で発見された。自殺と認定されてる。失踪する前2か月の月当たり残業時間は143時間、212時間だったそうだ。これはもうほとんど現場にいて、まともな睡眠は取れてない状態だったろう。
これは始まりなんでしょう。五輪関連建設現場は初期段階でのいざこざで工事のスタートが遅れた。そのことの皺寄せがとうとう現場で出始めた。第二、第三が出ないことを祈るが・・・・。
現場作業員は国内で不足してる。現場として経費は増やせない。資材納入、機械の賃貸なども遅れ気味になってる。国を挙げて対策を打たないと犠牲者は増えるだろう。五輪にも汚点が付く。
電通で新人女子社員の過労自殺が問題になり、会社側の責任が問われ出してる。「働き方改革」なんて体のいいアドバルーンが上がってる。そんな最中の過労自殺なんだが。
企画・用地買収・意匠・設計、それぞれの段階で利権がらみ、メンツがらみでもめにもめるのが常です。
ゼネコンへの発注は遅れに遅れ、時すでに遅し、とてもじゃないが工期に間に合わない。
ところが開業・開通・移転時期の変更などとんでもない。
ましてオリンピックとなると、言わずもがな。
【すべての責任はゼネコンにあり】 こうなります。
事業主体の責任などどこ吹く風、今までのゴタゴタは知らんぷり。
ところで請け負ったゼネコンは無理を下へ下へと押し付けます。
すべて現場の所長が負うことに。所長は平静を失い、安全はおろそかに、昼夜問わずの突貫に。
そして配下の技術者や下請けの職人の命が奪われていきます。
オリンピック関連工事、私も危惧しております。
ほんとに酷い構図だよね。その上の方で巣食ってきた身分としては申し訳ない気分。こういう犠牲の上でお給料を頂き、賞与頂いてきたんだものな。そして今がこうしている。
「必要悪だ」というセリフをよく上に人から聞かされた。それじゃ単に「上の会社」に就職できたかどうかで人生が変わるってことじゃないか。 ね~?
同質の犠牲者がでないことを祈るが「空祈り」だろうな。
昔黒四ダム建設で何人が死んだって話が有名だけど、安全管理上の労災と自殺は質が全く違うからね。
私の場合は箱物関連だったので、悲惨なことはなかったですが、道路関連畑の人間が言ったことには、JVさんたちは奴隷のように使われている様でした。
オリンピック特需と言いましょうか、東京では、地下鉄、道路も工事が増えたなと行く度に感じます。関連施設ともなれば、そんな程度ではないでしょうね。
仕事が人を殺すなんて・・・、昔は企業戦士なんて言葉はあったけれど、死語になっていないのですね。
ことほどさように、必ず裏があるわけで、「裏はどうなってるの?」の思考は止めちゃまずいですね。
「企業戦士」も今のこの労働環境を作るための「お膳立て」セリフじゃなかったの?
そんな事を考えると、「高プロ」法案に連合が「条件付きで了解」なんてどっち向いてるの? という話じゃないか。
「おかしい」と声を上げる団体があって良かったです。
日頃思うことは、能力主義、成果主義は、いずれ行き詰まります。
そうですね、いくつかの組合が「そりゃおかしいでしょう」と声をあげてくれたのは救いでしたね。「えっそこまで順応させられたのか?」になっちゃう。
これからはますます労働側の団結が大事だと思うんですよ。どう動いたって「使われる」立場は変わらんわけで、「使う側」の仕掛けを「使われる」側は塊になってチェックしてないとね。
年功序列もおかしいし、能力・成果主義もそのままでは「?」だな。会社時代から考えてきたのは「仕事の価値の客観性」でした。極端に言えば「この仕事はいくら」をはっきりさせたらです。だれがやってもそれだけの代価を頂ける。「業務のシステム化」をやってきた中で行きついた結論だったな。
ところで、この場で村上君にお礼を言っても通じないかも。だって彼はここを覗いてないからな。あっちのBLOGでも何かお礼を書いておかれれば。
そしてランチ会に戻るが、ほんとに70を前にしたおじさん、おばさんの「ばか騒ぎ」だったな。年に1回くらいはこんな風に羽目外して若返るのもいい。