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父の介護

2009年05月26日 21時34分15秒 | 父の介護
父は大正4年生まれの94歳。人生の終焉が近づいている。
3年前に伴侶(僕の母)を亡くして弱くなった。それでも実家(僕のマンションの目の前)で1人生活を続けてきた。食事は僕の妻が作って持って行ってる。10年ほど前から歩くことはおっくうになってきてたが、最近まで自転車に乗って買い物に行ったり、碁会に行ったりしてた。どこに行っても「自分が一番年上だ」と自慢もしてた。薬もいっさい服用していなかった。怪物だねと周りも見てた。
昨年9月の定期健康診断で肺がんが見つかった。微妙なバランスで体調を維持してるだろう体には大きなショックだ。ガタガタと崩れていくだろうと予測した。抗がん治療はしない、在宅で緩和ケアをやっていくと決めた。
そのための環境作りもやってきた。近所の開業医院に全面的協力をお願いし、了解をいただいた。ヘルパーさん(室内掃除が主)、訪問看護、さらに来月からはデイサービスと週1回夕食を作ってもらうヘルパーさんも追加した。医者と看護士と地域の介護サービスをうまく連携させた介護体制もできた。
でも在宅で終焉を迎えさせると決めた以上、主たる介護者は身内の者だ。今まで妻が1人でやってくれてた。しかし父の体調もだいぶ弱ってきた。寝てることが多くなり、いずれ寝たきりになるだろうことが見えてきた。そろそろ妻1人では限界のようだ。
自分の父を妻にまかせてわがままを通すほどおろかではない。僕が父に付き添って物理的介護ができるかはわからないが、父にとっても妻にとっても近くにいることだけでも大きな援助になるだろう。
白州での仕事を辞め、全てが終わるまで神奈川で生活すると決めた。
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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (よーこ)
2009-05-27 11:15:44
おじさん、そういうことになっていたんですね。
今度一度会いに行こうかと思います。
うちも義父が介護になって半年が過ぎました。
時々入院もしているんですが、来週また帰ってきます。
もう、動けないし、食事も径管栄養になってしまっているので、逆にやることはそんなに苦労ではないんですが、吸引がちょっと大変です。
夜中は義母がひとりになるので、それが大変なようです。
私はまだまだお気楽ですが。
お兄さんも身体に気をつけてくださいね。
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ありがとう。 ()
2009-05-27 11:42:54
葉子ちゃん ありがとう。
そういうことになってるんです。癌というより、それを引き金にした老衰と考えてます。今は痛がらない、苦しまないでほしいと願ってます。
痛みを感じる神経は麻痺しちゃうだろうけど、物理的苦しみは避けようがない。でもそういう苦しみが出てきた時はもう体力が持たないだろうと考えてるんです。
一度会いに来てください。もう君を葉子チャンと理解できないんじゃないかな。その時の父の反応がまたひとつのバロメーターです。
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Unknown (コギトくん)
2009-05-27 18:13:51
他人事とは思えないですね。

実は私も期間限定の母の同居に伴って仕事を辞めました。
妻一人では、畑も田んぼも忙しい時期ということもあり、認知症もあり、一人にできないし、環境が変わることで不安だろうし・・・それに多少の親孝行をしなくてはということで。

でも今の母の様子をみていると、それでよかったなと自己満足しています。
やはり生きている時に親孝行をしておかなくてはね。

お父上の介護、看取り、在宅介護大変でしょうが・・・。
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親孝行 (さくら)
2009-05-27 23:23:10
お父さんが穏やかにお世話を受け入れてくださるといいですね。

今まで一人でやってきたという自負があっても、病気になると180度変わるかもしれないからわかりませんが・・・

ウチの母は、まだ大病はしませんが、ちょっとした病気や怪我で大騒ぎで弱気になるので、今後が心配です。

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決断 (近藤 英夫)
2009-05-28 08:47:14
 いつも読ませていただいております。
ウチも義父が肺がんですが義母となんとか自宅で暮らしております。
決断しましたね。
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仕事辞めてたんだ ()
2009-05-28 09:09:34
コギトくん こんにちは。
お母さんを引き取ったのは知ってましたが、君がそのために仕事辞めたとは知りませんでした。君もりっぱだね。「先輩」って感じです。
お互いがんばりましょうよ。
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いずれその時が ()
2009-05-28 09:22:35
さくらさん おはようございます。
そうでしたね。貴方もお母さんを見てましたね。いつかそのことで時間をとられるときがきますよね。母のときと今回の父のことで介護に関する社会システムはいろいろ覚えました。御教授しますよ。
被介護者がデイサービス等で時間をすごせるようだといいんですよ。その間だけでも介護者にゆとりができますからね。
うちの父はその点が弱いので困りもんです。お宅のお母さんはどうですか?元気なうちに慣れてもらうこともやっておくといいですよ。
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みんな抱えてるんだ ()
2009-05-28 09:37:32
英夫君 おはよう。御続読(こんな日本が無いか)ありがとう。仕事前に読むのでしょうから元気がわくような日記を心がけますね。

そうでしたね。義父もお悪いのでしたね。1人娘さんだから君も心配だ。いずれは奥さんが名古屋に戻るという時が必ずきますね。その時君がどうするかは夫婦で話しておいたほうがいいですよ。それぞれの介護スタイルでいいと思います。ただそのことで変な誤解が生ずるのは避けたいですからね。
どうしても来るし、避けられないし、想定以上に時間、労力、精神的負担のかかる作業だと思います。準備できることはやっておいたほうがいいようです。
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親孝行してください (サワケン)
2009-05-28 20:56:46
岳さんの決断に敬意
悔いのないように思う存分たぶん最後の親孝行をしてください。
白州に戻ってくるのをいつまでも待ってマース。

僕の両親は20年近く前に亡くなりましたが二人とも妻に多大な負担をかけました。

介護を引き受けてくれた奥さんに感謝しなければいけませんね。
奥さんと二人で深刻にならないように日々過ごしてください。
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ありがとうございます ()
2009-05-28 21:48:06
サワケンさん こんばんは。
そういうわけでしばらく白州を留守にします。いつまでか終わりが見えないのが辛いですが、そういう勤めですからしょうがないですね。
確かに「最後の親孝行」になりますね。後悔だけはせんように勤めるつもりです。
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