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凄い男の講演を聞いてきた

2023年01月16日 14時08分36秒 | つれづれなるままに
昨日 高校の同窓会が主催する講演会を聞いてきた。凄い事を考え、凄い生活を実践してる男がいるんだと感心して帰ってきた。いや、「凄い」という言い方しかできないんですよ。そこは読者の皆さんにも感じてもらうしかないです。どう説明したってしきれる男じゃないです。
同窓会主催ですから講演者は同窓生。僕より20年後輩の53歳なのかな。名前は「服部文祥」という男です。その世界に趣味をお持ちの方なら「えっ あの文祥さん?」と思いつく方もいらっしゃるのでは。(一応NET情報をLINKはさせましたが、YAHOOで名前検索した一覧をLINKしました。この中の1つ見ただけでは掴み切れない男だと思うから。興味あるところから覗いてみるしかない と思ったからです。)

         
高校、大学で山に親しみ、冒険的登山へと進み、いろいろあって現代社会の歪みみたいなのを感じとり、そこから「自力で生きる」を目指してきたようです。でも当然ですが、家庭をお持ちですし、お子さんも3人いらっしゃる。「100%自力」じゃなく、自力部分を増やしつつある進行形の人生 というのかな。横浜に家族生活があって、どこか山の中に古民家を手に入れ、そっちではほぼ自力生活をやってるとか。上手く両立させてる とも言えますね。奥さんもお子さんたちもたまに山に遊びに来て、蛇やカエル料理を「美味い」と言って頂くのだそうです。

講演の中で社会の歪みを感じた経験の一つを語ってくれてたので。
社会人になってからヒマラヤ「K2」に遠征する登山隊に同行するチャンスがあった。登頂には成功して、日本に戻れば「あの魔の山K2に登った男」と有名にもなった。しかし、自分がこの栄誉を得られたのは現地で荷物を運びあげてくれた延べ何千人というポーターがいてくれたからだ。しかもそのポーターたちは20kgの物資を背負って、日に8時間登って400円しか稼げない。日本だったら8000~12000円は稼げる重労働。 20代半ばの彼はここに「何か変、世の中歪んでる」と感じたんだと語ってました。余談ですが、1977年だったかな、ネパールをトレッキングしに行った時のポーターは確か100円でしたよ。
文祥後輩の話はこれくらいにします。興味のある方はNETなり、彼の著書を読んでください。
ただ、ついでになるんですが ここにも「文明と文化」の話があるように思うのです。文祥君は「文明ぼけ してる」という言い方をしてました。彼はスマホ、車は持ってないそうです。横浜と山小屋間移動は電車とバスなんだそうです。しかも相棒の犬連れて。
僕流だと「そこまで文明を否定し、ひたすら文化面に没入することはないのでは」「文明悪、文化善」じゃないよね、「文明と文化の乖離が悪」なんじゃないの? ですけどね。このあたり質問してもよかったのですが、あの強さに圧倒されそうで、できませんでした。
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