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「ふるさと納税」を考えよう

2023年01月17日 09時25分29秒 | ふるさと納税
小さな事柄でも社会システムに感心を持ちだす(文句を言いだす)と次々と気になりだして、言いたくなるタイプです。さらに、そういう情報がどんどん入ってくるようになるのも面白い関係だな と思うのです。
今朝の朝刊の「声」欄に大阪の66歳の税理士さんが「そろそろ『ふるさと納税』辞めては」と投書されてる。2、3日前に紙面で21年度の利用状況が解説されてて、「やっぱりな、いいシステムではないな」と考えさせられるものだった。今朝の投稿者もおそらくこれを見ての投書だったろう。僕はこのシステムが運用に入った時から「歪んだシステム」と考え、反対しているのです。要はこの投稿者じゃないですが、国民みんなで今一度考えましょうよ。そして廃止しませんか と言いたいのです。
システムの構造は書きません。要点だけ。
  ・自治体によっては税金収入が減る。
    横浜市 ▲227億円  名古屋市 ▲130億円  大阪市 ▲120億円
    市民が他自治体に寄付するので居住自治体の税が減る。
  ・運用にコストがかかり過ぎてる。
    21年度納税総額8300億円に対して運用費が3850億円かかってる。 
    寄付される税額の46%が運用経費で消えてる。
  ・返礼品競争に走る。
  ・返礼品競争に付け込んだビジネスモデルが横行し始めた。
  ・A市に寄付しても、返礼品はB市で製造されてる ということがあり、
   指定自治体を潤すものでなくなってる。
  ・どうしても高額所得者の優遇ということになる。

つまり「何もいい事ないシステム」なんですよ。菅元総理が安倍さんの下で幹事長をやってらっした時に自ら設計して始めたシステムです。菅さんがまだ政界に残ってる間はだれも「辞めませんか」なんて言い出せないのでしょうね。
そういう忖度がまずあっての日本政治 国民はそこに目をやる必要があると思うのですが。
そのとっかかりとして「ふるさと納税」廃止の声をあげましょう。
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