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鎌倉の13人 第47回

2022年12月12日 12時03分17秒 | 映画・演劇鑑賞
NHK大河ドラマについて書いたことはない。だが昨日の観て、ちょっと書きたくなった。
昨日は第47回「ある朝敵、ある演説」という回で 次回が最終回らしい。だからもうクライマックスの入り口で、言ってみれば最高の場面でしょう、LASTは後始末と先々はこうなって行ったを知らしめる「まとめ」でしょうからね。    書きたくなった点は大きいのが2つ。

① 義時の潔さ
 まっここを言いたかったんだろうけどね。「政治家とはこうあるべき」を強く思ったんですよ。今と比較してね。 義時はただひたすら「鎌倉を守るためには」でやりたくもなかった政治に首を突っ込んでいった。その中で「成長してきた」を1年間見せてきたわけですよ。執権にまでなって「守るために」を尽くしてきたが、最後に「絶対の敵」朝廷がでてきて、「生意気な、お前がTOPと思うなよ、オレの言うことを聞け」=「鎌倉がつぶされる」事態に及んだ。まっ政治権力闘争の行き着く所なんだろうけどね。そこで義時は「自分が朝廷に頭を下げるのか、首を差し出すのか すれば鎌倉は守れる」と決断する訳だ。
 ここの「潔さ」に「ほろり」でしたね。政治家はかくあるべし です。「やりたいから」「順番だから」で首相やるんじゃないって言いたいよ。
自分がやらざるを得なくなってやる。やるからには「どうしたいか」をはっきりさせ、そこは絶対にぶれない。妥協しない。やり通す。そして最後に「やり通す」ために「自分の死」が必要ならさし出す 「清い」ね。

② 僕は本当に政治を解ってるのか
 2点目、これは自己反省的な感想です。 上に書いた「真の政治状況、義時の苦悩、最終判断」等々、集められた武士達は知る由もなく、ただ己の安全、生き延びることを優先して、どう立ち舞うかを算段してる。話は『政子が名演説を打って、鎌倉武士達を「朝廷を撃って、我が鎌倉を守ろう」と一致団結させ、「承久の乱」へと進んで行く』ことになるのだが。
 僕なんかが見てる「政治の姿」ってほんの表面でしかなく、ほんとはもっと深い所で想像できない真剣な動きがあるのかな。表面の理解だけで、批判してるのかもな? 昨日の「政子前」の武士同様なのかもな。そういう自己反省心がよぎったのも事実です と書きたかったのです。

大河ドラマって毎年最初は「今年のはいいか」なんて考えるんだけど、いつの間にか引きづり込まれるのが常。今回もそうだったな。歴史の勉強にもなる。中高での暗記型(僕がそうだっただけだろうけど)史学を批判したり、反省したり。
三谷さんも「売れっ子」だからという理由で僕はアンチなんだけど、やはりすごい演出家ですね。引き付ける力強い演出やるよね。小栗旬も上手い役者だね。1年間で義時が成長していくのを立派に見せてくれた。昨日あたりではもう「老獪な深み」までにじませてる。彼自身もこの1年でメチャクチャ成長したんだろうね。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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政子の覚悟の演説も良かった (同期の彼女)
2022-12-12 19:06:54
三谷さんは女優の為にも舞台の脚本を書いているので、なるほどなと思いました。このところ、舞台で3回ぐらい急きょの代役を務めたらしい。自分が書いた脚本だから、台詞は全部入っていると言うことです。
彼について見直したことがあります。彼の妻と妻の友人と3人で舞台を見に行った時の話しで、「休憩時間になったので、僕はトイレに、妻達は手を洗いに行ったようで」と言った言い回しに、流石に作家としてのデリカシーを感じさせる言葉を持っているなあと、感心したものでした。
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そんな気遣いはできんな ()
2022-12-13 09:50:47
同期の彼女さん おはよう。 朝の雨で散歩行けず、体調かんばしくない。 でも今陽射しが・・・。 うん、生き返るぞ。
そうdすか、三谷さんって そんな気遣いして会話するんですか。 見習わなくっちゃ とは思いますが、もう染み着いた感性、 治らんでしょうね。 心掛けならできる。そこは忘れないようにってとこだな。
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