今月のNHK Eテレ「100分で名著」はアリストテレスの「二コマコス倫理学」を読み解いている。もうすでに3回までが放送された。今更紹介するんでは遅いかもしれないが、聞けば聞くほど「感心」していくので、やはり紹介しておこうと思い立ちました。
「人間が行う活動の目的は『幸福』である。」 何と単純明快であることか。アリストテレスは紀元前350年頃にこう言い切って、そこから哲学者としての分析を行い、ひとつの倫理学の体形にまとめたようです。アリストテレスは当然名前だけは知ってました。でもいつ頃、何を唱えた人かなんて全く知らなかった。今回ちょっと垣間見てるようで嬉しくもなります。
あの時代って世の中が今のように「複雑」ではなかったろうから、発想が実にシンプルだったんでしょうね。更に哲学的、倫理学的思考も始まったばかりで「原点の原点」からスタートするしかなかった時代なんでしょうね。だから「解り易い」論理なんだろうと聞いてます。
それでいて「言い当ててる」感がしっかりあるから、「さすがアリストテレス」です。
本書を読むのはちょっと気が引けるが、今回のNHKのテキストなら読めそう。買おう、読んでみようと思ってます。「人間なぜ労働するのか、労働の意味は」なんてことに興味を持ってるんですが、何かシンプルな答えなのか、光なのかがありそうな感じも持ってます。
余談になりますが、この番組 司会をやってる「伊集院 光」君について。
以前から「賢い人」との印象を持ち、好感を持ってますが、この番組で彼の才能が遺憾なく発揮されてるようで楽しくもなります。先生の難しそうな解説の後で「こういうことですね、」と前置きして、自分の生活体験の中の例を引き、咀嚼した事例、表現で、補足してくれます。これがあるからなお一層理解が進むんですね。「伊集院補足」はその瞬間の思い付きじゃなく、事前に検討されて、台本化されてるものとは思います。でもこういう事例を引いてきたのは彼自身の経験、思考だし、それを解り易く言いまわすのはまさに彼の才能でしょう。並みに生きてきた人じゃないってことですよね。
「人間が行う活動の目的は『幸福』である。」 何と単純明快であることか。アリストテレスは紀元前350年頃にこう言い切って、そこから哲学者としての分析を行い、ひとつの倫理学の体形にまとめたようです。アリストテレスは当然名前だけは知ってました。でもいつ頃、何を唱えた人かなんて全く知らなかった。今回ちょっと垣間見てるようで嬉しくもなります。
あの時代って世の中が今のように「複雑」ではなかったろうから、発想が実にシンプルだったんでしょうね。更に哲学的、倫理学的思考も始まったばかりで「原点の原点」からスタートするしかなかった時代なんでしょうね。だから「解り易い」論理なんだろうと聞いてます。
それでいて「言い当ててる」感がしっかりあるから、「さすがアリストテレス」です。
本書を読むのはちょっと気が引けるが、今回のNHKのテキストなら読めそう。買おう、読んでみようと思ってます。「人間なぜ労働するのか、労働の意味は」なんてことに興味を持ってるんですが、何かシンプルな答えなのか、光なのかがありそうな感じも持ってます。
余談になりますが、この番組 司会をやってる「伊集院 光」君について。
以前から「賢い人」との印象を持ち、好感を持ってますが、この番組で彼の才能が遺憾なく発揮されてるようで楽しくもなります。先生の難しそうな解説の後で「こういうことですね、」と前置きして、自分の生活体験の中の例を引き、咀嚼した事例、表現で、補足してくれます。これがあるからなお一層理解が進むんですね。「伊集院補足」はその瞬間の思い付きじゃなく、事前に検討されて、台本化されてるものとは思います。でもこういう事例を引いてきたのは彼自身の経験、思考だし、それを解り易く言いまわすのはまさに彼の才能でしょう。並みに生きてきた人じゃないってことですよね。
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