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サピエンス全史(ハラリ)

2021年11月10日 09時28分34秒 | つれづれなるままに
再放送だと思うんだが、先日NHKTVの「ユヴァル・ノア・ハラリ(イスラエル人歴史学者)」が国際高校の生徒達と討論した番組を見た。以前の放送も見た記憶があるし、その感想も書いた記憶あるんだけど、感銘を受けたのでまたかもしれないが、素直に書きます。
彼が著した「サピエンス全史」を読んだ高校生が今のコロナ禍にあって、今をどう考えればいいのかを聞くという形式の討論会。最初にハラリ氏が俯瞰してる「人類の歴史」を解説してくれた。これが「そうなんだ。そうなのか。」と感心する点が多く、凄く納得できたのと、今の立ち位置、向かっていく先が見やすくなったように思う。
70,000年前の「認知革命」、2,000年前の「農業革命」、500年前の「科学革命」の3つの革命を経て、サピエンスは今の人類になった。この仕訳が凄いと思うんです。言い当ててます。
特に「認知革命」の中身。 サピエンスが「フクションを作る能力」を得た。そして「それを信じる、信じさせる能力を獲得した」という所。「聖書」も「仏教」も全てフィクションで、それを信じる(信じさせる)ことで、「神」の下で共同体を作り、大きな発展力を獲得した。 なるほどな、全てフィクションなんですね。フィクションから始まったんだな。
「農業革命」で社会に「階層」が生まれた。持つ者と使われる者が生まれ、階層で支配、被支配が生じ、支配によって社会組織を大きくしていく手段を獲得した。しかし自然に対してはまだまだ順応している存在であった。
そして「科学革命」。 とうとう人類は周りを変化させて、より効率的で、便利な生活を実現していく方法を知った。この革命以降をどう評価するかはまだ歴史が無さ過ぎるかも知れないが、斎藤 幸平氏が著書「人新世の資本論」で否定的に評価したのはまさにこの時代なのだろう と僕の中では重なってくる。   う~ん、勉強になるな。
ここでちょっと飛んだ連想。 ハラリが俯瞰した革命のタイミング 5桁年、4桁年、3桁年前と進んでる。これをそのまま延長すると次の革命は2桁=MAX99年前に始まったということになり、もう始まってることになる。
100年前に次の革命が起きてたと考えると、僕は「環境破壊革命」と名付けたい。当たって無くもないことですよ。さらに、とすると「人新世の資本論」はまさにこの「革命」以降の社会を解説したものとなり、内容的にも言い当ててますよ。この符合が薄気味悪いのですが・・・。
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もう一度100歳までを考える! (でん)
2021-11-11 10:03:39
岳さんのブログと、「サピエンス全史」の要約を読みました。
最近はもう歳だから、のびのびと勝手気ままに自分の人生を全うしようと考えていたけれど、もう一度ここで立ち止まって、100歳までをどうするか、再検討することにしました。
余談ですが、関連で見ていたら「エクササイズポール」の活用の「YOUTUBE」が出てきた。埃を払って今日から再開します!
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NET上ではどういう「つながり」なんでしょうか? ()
2021-11-11 15:26:24
でんさん 「サピエンス」検査してたら「エクササイズポールの活用法」がくっついてきたんですか?どういう繋がりですかね。面白いな。
エクササイズポールが「サピエンス力(ちから)」の向上に寄与するぞ みたいなつながりなんでしょうかね。実にAI的でよろしい。PCがかってに発想を飛ばしてくれるというのもいいかも です。
100歳では辛い事多いかな。
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