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「企業を救う」じゃなく「人を救う」政策

2022年01月21日 08時52分40秒 | 国を憂う
昨年「人新世の資本論」に触れてから、「新自由主義」「中小企業問題」を考えなきゃな と思い、今年の考察テーマにあげている。
まだマジメに考えだしてはいないのだが、今朝のNHKラジオで京都大学の諸富徹先生がそのアウトラインを話してくれた。実に参考になるし、僕が考えたい方向そのものだったので、皆さんにも聞いていただこうと紹介します。

  < マイ!Biz「どうみる“新しい資本主義”」  諸富徹 >   1/28まで視聴可
     先頭から4分半は普通のニュース、Skipしたら。 先生の話は10分弱。

岸田首相が掲げる「新しい資本主義」 視点はいいが、やらんとしてる政策は核心を外しているのでは と前置きして、今手をつけなければいけない点はこういうところでしょう と進める。 後半ではそのいい例としてスウェーデンでの政策を解説し、日本との差を論じている。
僕がハッとしたのはスウェーデンでの政策の基本は「企業を救わず、人(労働者」を救う」としてるとこだ と説明されたところ。
そうなんだ、確かに日本では人よりも企業をどう救うかに力点が置かれてる。中小企業対策なんかその典型。こう言っちゃ失礼かもしれないが、自然消滅すべき企業もあるのではないか。救うが故にゾンビ企業がゴマンと残ってるんじゃないのか。社会的浪費を生んでないのか。 
ここが僕の関心事。 そうか、「人を救う」という価値観に変換すればいいんだ。
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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なるほど! (でん)
2022-01-21 12:41:22
あたらしい資本主義を目指すなら、今の経済が、サービス化、デジタル化、脱炭素化を目指しているのであるからその対応をしなければならない。が、出来ていない。
ベースは人への投資である。基本となるのは、企業を守るより、労働者を守るべきである。
たった10分間で、解りやすく解説してもらえた。
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学者に感心です ()
2022-01-21 15:09:25
でんさん 中身濃く、分かりやすい解説だったですね。ほんとに「体内にストン」と落ちました。こんなにスッキリ落ちるのも珍しいくらい。
日頃「学者も堅物が多いな」と思うところがあるんですが、諸富さんは非常に柔らかい学者ですね。バランス感覚を感じます。
もう一歩進めて考えるとですが、為政者からするとこういう「学者」は「目の上のたんこぶ」に見えるかもしれませんね。そして「6人の学者の否認」ということにつながっていく。でもだから「学者さんにがんばってもらわないと」です。
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