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映画「三丁目の夕日」を見ました。

2006年01月17日 18時29分48秒 | 映画・演劇鑑賞
内容も何も知らないで、奥さんが行こうというから付いて行って、見てきました。
いっぱい笑って、いっぱい涙できた映画でした。
今から4,50年前は貧乏だった、汚かった、冬は寒く夏は暑かった、そして不便だったよな。でも人間は暖かかったよ。可笑しい時は心から笑い、悲しい時は隠すことなく、堂々と涙流したじゃないか。人間愛が満ちていたし、人どうしがくっついて、助けあって生きてたじゃないか。
それと比較して今はどうだ。便利になった、清潔になった、裕福になって、1年中一定温度の室内で生活できるようにもなった。それで生きてる人間はどうだ。あの頃の満足感、幸福感、安心感を持って生きてるか?
この映画を作った人たちはここのところを今の僕たちにぶつけるために作った映画だね。その意図があっさり解かるところがこの映画の唯一の欠点かもしれない。
でも、「あっさり解かる」ように作らないと、今のひとには問題提起にならないとの計算があるのかもしれない。
東京タワーの建設がバックで進んでいく、家庭に「三種の神器」が入り始める。そういう文明化の進歩の中で失くしたくなかった、失くしてはいけなかったものを失くしてきたよな と言いたいんだね。
この映画を見て、大いに笑い、声を隠さず泣いてきましょう。そうできる自分がいるかどうかを確認しに・・・・・。
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