富山と八尾

2024年05月30日 10時14分02秒 | 旅紀行
友人A宅も昨年お母さんが亡くなり、先代がいなくなった。男の子2人は家を出てしまい、田舎のでかくて、古い家を夫婦が切り盛りしてる。隣のB君宅同様、新しい文化を注入してる感じ。いいのだ、いいのだ。  頑張れ 入植妻達よ!

2日目の朝は土砂降り。歩いても5分ほどの「越前鉄道(僕の時代は京福電車と呼んでた)」の駅まで車で送ってもらった。凄〜い田舎の通勤電車に同乗。福井は基本車通勤の社会、私鉄は潰れて行く運命。そんなところを感じてもみたかった。隣の駅はぼくが住んでた村の最寄駅。 懐かしいね。 駅舎の場所、大きさは昔のままだった。
一つ、これから解明せにゃならんことだが、福井駅でちょっと疑問な光景があった。乗ってきた電車は折り返しで勝山行きになるのだが、その電車にヒジャブを着けた外国女性が大勢乗ってきた。ぜったい観光客じゃないと思う。工場作業員としてマレーシアあたりからきた集団就職者だと思うがな。でもそんな工場この沿線にあったか? 謎です。
福井から8:52発「つるぎ」で富山へ。 富山は行ったことがない。素通りしたことは2度3度あるが。さらに泊まりは越中八尾で予約した。「風の盆」を感じてもみたいから。
富山について、ともかく喫茶店に入ってしばし休憩。 外はどしゃぶり。 疲れもあったな、動く気もしない。
かみさんが観光案内書から富山市ガラス美術館なる物を見つけた。   
隈研吾さんの設計のよう。 興味がわく。 中に入って驚いた。 凝った空間。 隈さんの国立競技場にはさほど魅力を感じてこないが、ここは違った。よくこんな空間を想像=創造できたな です。どんな脳みそしてるんだい。

市内の移動は路面電車がいい。 のんびり感がたまらん。貴重だな。  

2時過ぎに高山線で八尾に移動。 JRで30分ほどかかる。 八尾は「風の盆」で有名。9月1、2、3日の祭当日はとんでもない人出と聞いてる。今はただの田舎町。
泊まった「宮田旅館」も我々意外は客無し。 貸切り状態。      
この宮田旅館に泊まると言ったら、A君夫婦も泊まって見たいとのこと。 彼等は福井から車でとんできた。 だから4人で貸切り。 この宮田旅館は俳優柴田理恵さんの母方の実家としても有名。A君の奥様はここの食事が美味しいとの噂を聞いてて、泊まりにきた。柴田理恵目的で来たわけじゃないことは書き添えておく。
ところがチェックインしてみたら、「ここは夕ご飯は無いんです」とのこと。 どうりで宿泊費が安かった。 「食事がいい」のは朝食だったんでしょうね。それはそれで期待しちゃう。 それから近くのスーパーに夕飯の買い出し。 風呂入って、また12時近くまでだべってた。
写真の 旅館前の通りを踊りの列が進むのだそうです。想像しちゃいますね。

        これが期待してた朝食。 美しいし、美味しいし。 

この宮田旅館 いいですよ。 お勧めです。 家は築100何年といってた。能登地震でちょっと亀裂がはいったらしい。 大事にしたね、こういう文化は。 ちなみに 方言風なんでしょうけど、「みやだ」と発音するのだそうです。

旅の最終日、富山15時過ぎの新幹線を取ってある。 午前中旅館近くの和紙工房「桂樹舎」で和紙の博物館を見学してきた。5月2日の朝刊で民藝活動との関連でここが紹介されてた。それまで当然知らなかった工房だが、のぞいてみたくなって行ったんです。 これもなかなか面白い展示でしたよ。 「和紙されど和紙」でしたね。
JRで富山に戻ってまた茶店でのんびり。かみさんはお土産買い、僕はBLOGの下書き。
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4 コメント

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いい旅でしたね (同期人)
2024-05-31 10:53:40
風の盆は,昨年NHKTVのライブで通しで見ましたよ。柴田さんも解説者の一人として出ていました。
風の盆への個人的な関わりとしては,30年以上前かな、テアトルフォン手で「風の盆恋歌」という演劇を見てから興味を持ちました。何年か前にランドマークの「美濃吉」でそのシーズンに踊りを鑑賞しながらの食事会があったかな。
北陸産の和紙では,越前和紙が好きですね。今でもランチョンマットや封筒や便せんをこちらで売っていると買って使っています。
いずれ、北陸旅行の時は「かがやき・はくたか・つるが」の「違いがわかる女」で行きます。
昔、芦原温泉に泊まったときは「北陸小金井」という旅館の担当の仲居さんが,東尋坊観光船や永平寺や越前岬の海岸を周る観光バスの座席を取りに行ってくれたり,福井では北陸放送会館の美しく親切なお嬢さんとか、優しい北陸人に出会いました。昔の旅を懐かしく思い出しました。
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全て200%でした ()
2024-05-31 13:54:44
同期人さん もう書きませんが、完璧の旅でしたね。
お寺にしても、友人にしても、新しい旅先にしても 日頃の、事前の、誠意とか詰めとかがちゃんと返ってくるものだ ということを実感してます。
昨日夕方 友人A君から電話がきて、今B君夫婦と僕のBLOG記事をネタに歓談中だという。B君の奥さんから「こうじゃないでしょう」と怒られることもなく、より親しくなれたようで。 あの豪華美術館に泊めて頂くことも考えるか です。
静かな八尾 いいよ。 美しい情景、風情は想像の方がいいに決まってるじゃないか。
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旅館名の訂正 (同期人)
2024-05-31 21:19:33
「小金井」は正しくは「古賀の井」でした。40年以上の昔だから、もうないかもね。
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了解 でも廃業じゃん ()
2024-06-01 08:15:54
同期人さん おはよう。 記憶誤り 了解。 40年もまえとなれば。
おそらくもう無いでしょうね。 芦原温泉がさびれてしまってるもの。
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