中身濃い1日

2024年05月28日 11時29分49秒 | 旅紀行
旅2日目の11時半 富山駅の喫茶店でゆっくりしてる。 昨日は濃い1日だったな。
お寺さんとは1時の約束。12時に寺に着いて、まず墓掃除。 当然だがだれも手入れに来てない墓、小木は伸び放題だし、雑草も生え放題。予想以上。 木を切るのは僕、かみさんが草取り。1時間では綺麗にならない。 途中で切り上げ、お寺の方に。早速本題に。 事前にに送っておいたぼくの考えは読んでくれてて、話は早い。
ここからは予想外の進行。 墓仕舞い&合祀してもらうこと、姉の法名を準備して貰うこと 「大丈夫です。いつでもお受けします」との返事。 ちょっと気が抜けるような最高の返答。
費用についても軽くきいてみた。 墓仕舞いは石屋さんの作業費はわからない。お寺での費用も今問題視されつつあるような額はいりません。ほんとにお気持ちで結構ですとのこと。
法名については お一人1万円でお作りします とのことだった。さらに法名は生前に作っておくのが本来です とおっしゃるので、まだお願いはしてこなかったが、作っていただく方向で考えてる。
事全て順調。 お寺さんに誘われ、本堂でお線香をあげさせていただき、本堂裏の合祀墓も見せて頂いた。
「墓仕舞い」して、この寺との縁は切れるんだろう と考えてたが、こんなに親切にしていただいたんでは、むしろぼくの代だけでもお付き合いをしていきたい との思いにさせられたな。
詳細はこれからおいおい決めていきましょう となってお寺を出た。

  (ここからは 旅初日分を追記  今29日の昼 富山駅にて )

芦原温泉から在来線で福井に向かう。 泊めていただく友人(A君)が駅まで迎えに来てくれる。
この友人宅の隣にやはり小学校時代の同級生(B君)夫婦が住んでて、彼が招待してくれ、しばしの歓談。同期3夫婦6人。Bの家には幼少の頃何度も上がり込んでたが、ぼくが福井を離れてからは訪問したことがない。 中に入ってびっくり、とんでもない豪邸に住んでる。玄関入ってまず「ここは美術館か?」思う雰囲気。ここだけで圧倒された。
こうなった経緯を簡単に。 元々は農家 お父さんお母さん時代に広くて金かけた庭、家屋を作り、その両親が他界されて、彼等夫婦が引き継いだ。町が大きくなるに合わせて、田んぼを買い上げられる時期があり、大金ができてしまった。それをB君夫婦は自分達の趣味で家の改修を行なってきた結果が今。
もう一つの面。 B君は東南アジア方面での仕事経験が長い。夫婦で赴任してたよう。 僕達が住んでた地域、時代はまだまだ男尊女卑的文化が強く、100%「女は従う者」だったんです。Aの奥さんは表日本から嫁いできた女性で、彼女からその辺の辛さ、愚痴をたくさん聞かされてきた。 自分を生きるなんて出来ない場所だったんですね。 そんな夫婦が東南アジアに15年も行ってて、貴族生活をやったわけ。 この環境で二人は上手く賢くなったんだと思うんだが、「楽しく生きて行くには」を掴んだんでしょう。彼は僕と同じで早期退職、奥さんはインテリア感覚の実践を楽しんできたようだ。旦那は金儲けがうまい、田んぼを売らざるを得なくて金は入る、奥さんは家を自分の城に作り変えていくをやってきたら、こんなとんでもない(僕に言わせれば)家になっちゃった。 それでいてチャラチャラしてるんじゃなく、落ち着いてて、重厚感を感じる家なんですよ。
ついでに A君B君の奥さん、他に同じ思いで辛さを感じてきた奥さん達が今グループを作って、新しい女の生き方を実践してるようです。
長くなったが、 「賢い女性達が地域の文化をガンガン変えてる」 ということですね。
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2 コメント

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自分のことのように感じていた (kanou37)
2024-05-29 03:24:10
なかなか大変な事だったと思う。ほんと自分の代だけでも、と感じてしまうよね。思い掛けない温かいもてなしである。岳さんの心も複雑に揺れたであろう。

 うちも、息子を施設に送り届けてから、墓掃除に行った。かみさんが雑草を抜き、自分は花の器の内側を洗った。台風が来るというので、墓石の埃を洗い流してくれればなどと話した。
 この前の同級生とのコメントのやり取りは考えさせられた。ほんと変わりゆく時代を感じた。

なんだかこんなことばはそぐわないけど、頑張ろう!
 
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みんないっしょの悩み ()
2024-05-29 07:47:44
kanou37君 おはよう。 今富山八尾の旅館です。
今回こんな大事な仕事を進めるべく来たのだが、案外上手く進んだ僕。 久しぶりに幼馴染みとゆっくり話もできた。みんなこの先の短さをなんとなく心配してて、体のこと、不動産のこと、子供孫のこと 気をもんでるようです。みんないっしょだな を感じました。
一つ一つ片付けていくしかないこと。「お勤め」というものでしょう。 お互い頑張ろうぜ。
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