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検察庁法改正雑感

2020年05月14日 06時58分23秒 | 国を憂う
僕の立ち位置から。「定年年齢を公務員並みに延長する」という内容には賛成です。しかし、「前の規定で定年を迎えた役職者でも内閣の判断で延長できる」とする規定には猛反対です。

理由 ●内閣の恣意的な運用を可能にする。
    (今までは内閣自らが「内閣の判断による延長」をあってはならないとしてきた)
   ●立法化への手続きがあまりにもずさん。
     ○春にあった法務委員会での答弁がいい加減
     ○「定年延長」と「内閣判断」を抱き合わせで法文化
     ○今は法務委員会ではなく内閣委員会での審議に変更(森隠し)
     ○コロナで大変な時にこの法案は不要不急
     ○どさくさまぎれの中で
   ●「国民にいい法」作りじゃなく「安倍さんにとっていい法」つくり としか見えない。

NET上には「何故反対するの?」みたいな論も出てる。それはそれで解らんでもないが、僕に言わせれば中味以前の問題。
 『安倍さんはこれまで7年半このやり方で自分の(自分だけの)思いを押し通してきた。百歩譲って「世の中悪くなった」とまでは言わないが、良くなった所は何一つない。』
そう考えるから、「内閣判断」部分は絶対に法律にしてはいけないと考えるのです。

そしてちょっと勉強したこと。 この問題これまで「三権分立」という観点で「行政が上になってはいけない」と捉えてきた。つまり検察は「司法」に属するとなんとなく考えてきた。違うんですね。検察は内閣の機関であり、行政に属するんですね。ならば「三権分立」を持ち出す話じゃないってこと。 しかし、総理大臣だって起訴対象になるわけで、その意味で行政の下に、いや三権いずれの下にも置けない機能なのではと考えてるんです。
そしてついでに発展して、「警察」機能はどうなのも調べる対象になってます。 
うん、ここらはさらに深めないと と思ってます。

もう一つ注目してることがある。 それは広島の河井夫妻による選挙違反の摘発劇。 よく言われてるが、これは今回の安倍さんの企みに対する現検事総長稲田氏の抵抗、気概との見方、僕もそう思って注目してる。これまで国会側が一歩進むと広島側も一歩進むという経緯を続けてる。どうなっていくのか。 権力闘争ではない。「毒には毒を持って制す」の稲田さんの強い意志を感じてる。
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