
山村裕志 '57年生まれ、早大卒。会社時代は人事を担当、新人採用に携わってきた。海外で立ち上げた子会社の重役をやり、国内に戻って人材派遣会社の社長をやる。10年前退社、小中生向け学習塾を経営。人を観る仕事を続ける中で考え、分析し、行きついた視点を子育てに絞って提言としてまとめた著書。
論旨はこうです。
小中生の学力の伸びぐあいを観ると、伸びる子にはそれなりの「力」がそなわっている。
その「力」を分析し、体系化すると6つある。
この力を10歳までに身に付けることが必要。10歳過ぎるともう遅い。
学校でも塾でもなく、家庭での日頃の小さな行動習慣が大事だ。
実力主義、成果主義だと言われるが、新人採用は「学力、学歴」によるところが大きい。
己を磨いて学歴を上げることは必要なこと。
学力を伸ばすために、6つの力を躾けなさい。
さらに社会人になってからいい仕事ができるのは6つの力を持ってる人間である。
著者の長年の経験、分析がバックにあるので、論旨がはっきりしてて、文章が平易、理解しやすい本でした。
対象読者は子育て真っ最中のお母さんとのことだけど、自己分析本としてみれば全ての人にプラスがある本だとも思えました。
出版社は「学研パブリッシング」です。 簡単に読めます。読んでみてはいかがでしょう。
別話1
僕は本を買わず、図書館で借りるタイプです。この本も市で購入いただき、1番で読ませていただきました。
市の蔵書になってまだ10日ほどですが、貸出希望者がもう4人いらっしゃるのです。
このてのハウツウ本は読まれてるんだなと知らされると同時に「題名」のインパクトは大きいと痛感してるのです。
別話2
僕は昔このBLOGで 3-6歳頃の内面的なところをどう躾けるかについて「子育て」(1)、(2)、(3)と題して書いた。
この本はそれに続く時期の行動面の躾けについて書いてる。その点でぼくにはつながった本として読めました。
「山村さんごめん。なまいきにも並列で書いたりして」
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