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子育て(1)

2005年07月21日 09時08分27秒 | 国を憂う
子供の育て方(1)          2005.01.26

 たった3人を育てただけで、生意気なことかもしれないが、最近の世相を見るにつけ、考えないではいられない。
 集団で1人を虐める、ゆすって金をせしめる、性経験の低年齢化、もっと進んで小学生が友達を殺す、こういうふうに凶悪化していく流れと、引きこもる、登校拒否など自分の世界に閉じこもろうとする流れがあるようだ。いずれにせよ「何かによってゆがんだ自己」が表面化してるいるのだろう。
 ゆがませる原因はなんだろうか。子供が生活する社会環境の問題もある。しかしこの点を説明できるほど知識がないので言及しない。
 親の育て方についてちょっと言いたい。
 正確な知識があるわけではないが、私の経験から察するに、子供の自己が形成されるのは3歳から6歳くらいの間だと思う。この期間にきちんと育てれば、後はほっといてもゆがむことはないと確信している。この頃に自己が形成され、根付き、のびる方向が決定される。さらにこの期間には前半と後半があり、前半は親の愛情から学び、後半は幼稚園など社会から学ぶものと思う。前半抜きの後半はなりたたない。しっかりした前半を終了して後半に移るのでなければならない。
 前半では親の愛情を通して、周りが自分を愛してくれてる、自分が生きることを望まれている、自分は生きなければならない という感情、イメージを植え付けるだけでいい。後半では自分が生きるのと同時に周りも生きること、生きるうえで周りとの協調が必要なこと、時には我慢が必要なこと、生きてることに感謝することを教えてやりたい。
 我が子のことをふり返ると、前半期は私達夫婦はもちろん親戚、御近所の方も含めて「かわいい、かわいい」とやったもんだ。スキンシップの時間も多かったと思う。やれる時は私も風呂に入れてやった。土日はできるだけいっしょに遊んでやった。それだけだったように思う。後半期は3人とも同じ幼稚園に行かせた。評判がよかったのでそこに決めたのだが、彼等にとってすばらしい経験をさせてくれた園だった。子供にいい環境、その子にあった環境を探し、与えるのは親の仕事としてだいじなことでもある。
 子供を育てることは決して難しいことではないと思う。要は3歳から6歳の時期にだいじにしてやればいい。食事も与えず、折檻し、さらに殺してしまう。そしてそれを「しつけ」だと言う。「自分達2人の生活に邪魔になった」と言う。そういう親の方に生きる権利がないのです。
 
「親の背中を見て子は育つ」という言葉があったが、今の親に自信をもってこれを言える人がどれだけいるだろうか。だれでも見せたくない部分があるだろう。そこは見せないようにすればいいわけで、なにも完璧を求めてるわけではない。見せない努力も愛情でしょう。

 幼児を持ってる、これから持とうとしている若いご夫婦へ。 
 「力を抜いて、簡単に考えて、がんばってください。」     
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