学力低下と教育 2005.01.28
世界的機関が最近世界中の小学生を対象に学力調査を実施し、その結果を公表した。
数年前の同じ調査との比較についても公表された。
日本の小学生は前回より順位を落としたこと、文章の解釈力が劣っているなど指摘された。
これに対して、文科省は数年前から進めてきた「ゆとり」路線を見直す、主要教科の時間を増やす と言い出した。
なんとスケールの小さいことか。こんな発想しかできない「えらい人」に「教育」を語らせるのはマイナスはあっても、プラスはないと言える。
そもそも今回の学力調査はいわゆる学力の調査であって、学力の低いことは悪いことではないはずだ。学力は低いが絵をかかせるとおもしろいとか、ボールを投げると100m投げるとか、走らせるとオリンピック級だとか そんな能力もその人の、わが国の個性としてあっていいはずだ。「学力の高いこと」が唯一無二の価値観としてきたこれまでのわが国。
その結果がどうだ。義務教育についていけず、学校に来なくなった子、そこをスタートに若年層が悪い方向に向かっている例は毎日ニュースにあがっているではないか。
こういう現実を直視せず、学力がさがったから、上がる教育をと短絡的に結論をだしていいの。今の日本社会の暗い流れをますます本流化させるだけだと思う。
「個性の尊重」がキーワードだと思う。その子が興味を持っていることをそのまま伸ばしてやればいいではないですか。当然「学力」での優劣などなくなる。「それでは社会人として最低必要な基礎学力すら身につかないのでは」と反論される方には「こういう環境で育ててやれば、必要となった時、自ら探求しますよ」といいたいし、「押し付けて教えるのではない、自ら求めたということが大事でしょう」といいたい。その時は今のシステムよりはるかに身につくことでしょう。
こういう教育を実現するために小、中、高とも教科選択型にしてはどうだろうか。当然教員の資格も今とは一変させねばならない。例を1つ。NHKが放送してる「課外授業」という番組。子供が全員生き生きとしてる。いろんな先生がいて、興味のあることならなんでも教えてくれる。料理を教えてくれる、鋸の使い方を教えてくれる、生物の育て方をおしえてくれる、当然算数や社会科もある。
「小学生には選択する力がない」と心配されるかたには、「その子もいつか自分の人生を自分で選択しなければならないでしょう」と言いたい。最初は自分で選べず、友人についていくだけという子もいるだろう。それでもいいのですよ。
こういうシステムのよさをもうひとつ。教員がもっと勉強するようになることです。今の先生は「マニュアル型」だといえる。生身の人間を教えるのです、マニュアルなんてあるのがおかしいのに、教育の現場に立たないえらい人達が考案したマニュアルにそってオウムのようにしゃべってる。こういう先生はいられなくなるでしょうね。子供が慕いませんから。
わが国の教育にこんな提案を持ってる私です。
世界的機関が最近世界中の小学生を対象に学力調査を実施し、その結果を公表した。
数年前の同じ調査との比較についても公表された。
日本の小学生は前回より順位を落としたこと、文章の解釈力が劣っているなど指摘された。
これに対して、文科省は数年前から進めてきた「ゆとり」路線を見直す、主要教科の時間を増やす と言い出した。
なんとスケールの小さいことか。こんな発想しかできない「えらい人」に「教育」を語らせるのはマイナスはあっても、プラスはないと言える。
そもそも今回の学力調査はいわゆる学力の調査であって、学力の低いことは悪いことではないはずだ。学力は低いが絵をかかせるとおもしろいとか、ボールを投げると100m投げるとか、走らせるとオリンピック級だとか そんな能力もその人の、わが国の個性としてあっていいはずだ。「学力の高いこと」が唯一無二の価値観としてきたこれまでのわが国。
その結果がどうだ。義務教育についていけず、学校に来なくなった子、そこをスタートに若年層が悪い方向に向かっている例は毎日ニュースにあがっているではないか。
こういう現実を直視せず、学力がさがったから、上がる教育をと短絡的に結論をだしていいの。今の日本社会の暗い流れをますます本流化させるだけだと思う。
「個性の尊重」がキーワードだと思う。その子が興味を持っていることをそのまま伸ばしてやればいいではないですか。当然「学力」での優劣などなくなる。「それでは社会人として最低必要な基礎学力すら身につかないのでは」と反論される方には「こういう環境で育ててやれば、必要となった時、自ら探求しますよ」といいたいし、「押し付けて教えるのではない、自ら求めたということが大事でしょう」といいたい。その時は今のシステムよりはるかに身につくことでしょう。
こういう教育を実現するために小、中、高とも教科選択型にしてはどうだろうか。当然教員の資格も今とは一変させねばならない。例を1つ。NHKが放送してる「課外授業」という番組。子供が全員生き生きとしてる。いろんな先生がいて、興味のあることならなんでも教えてくれる。料理を教えてくれる、鋸の使い方を教えてくれる、生物の育て方をおしえてくれる、当然算数や社会科もある。
「小学生には選択する力がない」と心配されるかたには、「その子もいつか自分の人生を自分で選択しなければならないでしょう」と言いたい。最初は自分で選べず、友人についていくだけという子もいるだろう。それでもいいのですよ。
こういうシステムのよさをもうひとつ。教員がもっと勉強するようになることです。今の先生は「マニュアル型」だといえる。生身の人間を教えるのです、マニュアルなんてあるのがおかしいのに、教育の現場に立たないえらい人達が考案したマニュアルにそってオウムのようにしゃべってる。こういう先生はいられなくなるでしょうね。子供が慕いませんから。
わが国の教育にこんな提案を持ってる私です。
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