カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

皆若いです   ケイゾク特別編~死を契約する呪いの樹

2024-06-21 | ドラマ

ケイゾク特別編~死を契約する呪いの樹/堤幸彦監督

 そういえば昔観てたな、と思って配信の中にあったので。おそらく観ているはずなのだが、ほぼ記憶に無し。熱心に観ていた時代は、あんがいに怪しい。
 ドラマの延長線上にある特別版なので、そういう伏線はありそうだが、主人公の柴田は、記憶喪失になっている様子である。しかし死ぬような重傷を負っていたけれど奇跡的に助かり、八王子の警察署長に出世する。以前の捜査二課には、東大卒でなく京大卒の変な男がやってきて、柴田のように犯人が分かったと称するが勘違いで、しかしその勘違いがもとで犯人がみつかるなどが起こる。そういう不真面目な演出が続き、名前を書くとその人物が死んでしまうという呪いの樹の殺人事件が発覚する。さて、このからくりはいったいどうしたものであろう……、という大筋である。
 思い出したが、あんまりまともさを追求しても始まらないドラマだったのだが、一応いろいろ辻褄は合うような展開があるのだが、この特別編は未消化という形で終わるのが残念だった。なにやかっつけ仕事だったのかもしれない。それともその後が一応考えられていたという事なのだろうか。もう昔のことなので、よく分からないのである。
 当たり前なのだが、演じている中谷美紀も渡部篤郎も、ものすごく若い。ちょっとオーバーアクトなのだが、それは若さでちょうどよくなっている。何しろ演出がそうなのだから、控えめではダメなのだ。90年代は斬新だったのだな、という映像美が随所に見られて、その後もこれが基本になっていたことが改めて感じられる。謎解きはそれなりに辻褄が合うところもあるが、最後は結局よく分からないで終わってしまった。そういうものなのか、とも思うが、おそらく本シリーズで終わったものは、蒸し返すことができなかったのだろう。
 考えてみると、その後トリックも熱心に見ていた記憶があって、曲がりなりにも追いかけて観ていたということになる。これはやはり、過去の記録のようなものなのかもしれない。
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