カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

スカイツリーを見てきた

2010-03-17 | 散歩
スカイツリーを見てきた。
 東京見物は出張のおまけだけど、楽しみの一つだ。そういう訳で今回の目玉はスカイツリー。まだ建設途中だけど既に話題になっているということで、見てみることにした。
 素直に近い最寄駅なら押上(おしあげ)駅というところらしいが、背が高いのでJRの錦糸町駅からだんだん近づくのも散歩がてら楽しそうだということを書いているブログを読んだこともあり、また、ちょうど乗っていた電車が錦糸町駅というアナウンスを流していたこともあってそれにならうことにした。
 歩くので駅から下りてコインロッカーに荷物を預け、ビルの隙間から見える空間にタワーらしき存在を探した。ところがそれらしきものはよく分からない。実は何にも考えないで南口から出てしまって、単に反対方向だったためである。自転車に乗って移動していた婦人警官の人を呼びとめて聞いたら、とにかく向こうと駅の反対側を指さして教えてくれた。ま、見えてくるんだろう。
 線路のガードをくぐって適当に歩くと、やあ、ありました。見えました。もうこの時点でそれなりに感激したんだが、見える感じからするとけっこう遠いんじゃなかろうか。天気の所為かなんとなくかすんでいるような感じもしないではない。荷物、ロッカーに入れちゃったし、300百円だったし、というセコイ考えが原動力になって、とにかく歩くことにした。

 まあしかし、暖かくいい天気。犬の散歩してる人や、保育園児の外出の列に遭遇したりして、なんというか普通の日常生活の住宅街という感じの路地をてくてく歩くのは快適だった。スカイツリーもちゃんと目の前にそびえているし、期待がどんどん高まる感じだし。
 近づくにつれ、僕のように見上げながら歩いている人が結構いることに気づく。皆目的に向かって歩いている仲間たちなのだ。如何にも営業という感じのサラリーマンやウェストポーチをつけたオジサンなんかが、僕と同じようにてくてく歩いては、時折携帯のカメラなんかで写真を撮っている。

 駅から離れると背の高い建物が減ってきて、その存在感はますます威圧的になっていくスカイツリー。てっぺんのクレーンの動きもはっきり見えるようになり、実際に工事現場の音も聞こえるようになり、いかにも建築中という慌ただしい空気が伝わってくるのであった。
 という訳でやっとのことでたもとに着いたわけだが、川の護岸工事なんかをやっていてそれなりの喧噪である。それに当然ながら近すぎて却って全貌を掴みにくい。何しろ今やっと計画の半分だというのに、すでにその巨大さは尋常ではない。こりゃあえらいものになるな、ということで、途中だというのにかえってその凄さが威圧的に伝わってくるのである。
 工事防護のためのフェンスが張り巡らされた道路にぽつぽつと連なって、いろんな人が上を見上げている。立派なカメラを持った外国人まで居たりして、すでに観光名所化していることは間違いないのであった。
 

 完成したら、またきっと見に来ることになるのだろう。今の感じとどう違うのか、しっかり記憶に焼き付けておきたいと思ったのであった。
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