連日ほんとに暑いっすね。
じわじわと夏バテ気味になってきて、日中にダルさが抜けない感じだ。そのくせ体重が落ちる訳では無いのが不思議なんだけど、確かにそんなに食べたく無い気がしないではない。せいぜい素麺へと逃げたい気分になったりする。素麺が悪いわけではないのだろうけど、素麺のようなものばかり食べていると、やっぱり何となく夏バテから脱することは難しい感じがしてしまう。暑くてもある程度はしっかり食べるということが、結局は大切なことなのかもしれない。
僕はまあ、ニガウリも普通に好きだから関係ないのかもしれないけど、夏場に野菜を食べるというのもポイントが高いと聞いたことがある。特に夏場にはネバネバが良いという。ということで夏のネバネバといえば、なんと言ってもオクラが代表的だろう。
誰が書いた戦記ものだったか忘れたけれど、山中をさまよいながら民家のオクラを盗んで食べて、何とか生き残ったというのを読んだ記憶がある。そのオクラのおかげで命をつないで、さらに逃げのびる事が出来たのだとか。本当にすべてオクラのおかげだったのかは不明だけど、そのような生命力を授ける力が、オクラにはありそうな気がしないではない。
ネバネバという点では輪切りにしてご飯に載せるだけでもいいのだろうけど、ジャコとまぶしたり生卵と混ぜたりするのも飯が進む。僕は茹でたものをマヨネーズをつけてそのまま齧るのがシンプルで好きだけど、ちょっと焼いてもいいし、素麺なんかと炒めてもおいしいおかずになる。いつの間にか数本食べつくして、家族にいきわたらないかもしれないという罪悪感を味わうことにもなってしまいかねない。
畑に植えていても、毎日採れるのも嬉しいものだ。次から次へと生えてくる感じで、取り入れも興奮してしまう。時々昨日の分を取り損ねて堅くなってしまったのを発見すると、まったく残念だ。採れる時はしっかり注意深く採らなければもったいないのだ。
今のところ暑さにへばりかけているものの、本格的に夏バテになっていないというのも、ひょっとすると本当にオクラのおかげかもしれない。後まあ、もう少し夜が寝苦しくなければ最高なんだけどな。ともかく、いろいろ食って夏を乗り切らなくては、と考えなくてはならない年頃なのであります。