地デジ完全移行が済んだらしい。あまり関係の無い環境にあって実感は無い。先日立ち寄った焼き鳥屋のカウンタのテレビがアナログだったな、ということを思い出したが、たぶん今後は点けないだけのことになるんだろう。
数年前に地デジ移行は失敗するか延期になるのではないかと予想していたのだが、今のところ特に騒がしいことにはなっていないようだ。大量のゴミが生まれたはずだが、そのこともあまり問題にもなっていないようだ。またNHKの加入者が減るだろうことは予想されるが、もともと4割は支払っていないらしいから、まあ、そう問題にもならないのかもしれない。今になって様々な予想はなされていることだろうけど、日本は豊かだし大人しいから、もう少し時間がたたなければ深刻に取り上げられることも無いのかもしれない。
ネットとテレビの融合や競合の話もあるが、僕にはよく分からない。すでにそのような社会になっているような気がするし、だからと言ってそうたいした問題でも無いような気がしないではない。この機会にテレビをやめる宣言をしている人がいたような気がするが、別にそれが社会問題化することも無いだろう。テレビを見ているのは圧倒的に高齢者か子供であって、僕らの世代とはあまり関係が無いせいだろう。もちろんぜんぜん見ないわけではないし、むしろ僕はハードユーザーだけれど、録画した番組しか興味が無いので、実感はぜんぜん無い。そういう意味で、問題という取り上げがむつかしい題材なのかもしれない。
もちろんご高齢の人たちにとっての打撃は、実際には大きかっただろうとは思う。テレビは相対的に安くなってはいるが、だからと言って壊れてもいないものを買い替えるには勇気がいることだったろう。事実上壊れてしまったようなものだから、今からは本格的に買い替えるということが起こるかもしれない。その元気があれば、という前提が必要だけど。
考えてみると、自宅には数台のモニターがただ置いてある。近い将来これをどうするか。めんどくさいので先送りである。