報道を見ている限り、普天間問題の5月末解決はあり得ないように見える(もちろん5月末は楽しみだ)。僕はノンポリなので、そのことで政局がどうなるというような視点には興味が無い。言った言わないも、まあ、どうでもいいような気がする。
徳之島をはじめ、移転候補地といわれるところは会話無き反対の合唱状態。そんな事は当たり前なんだろうが、しかし賛成の声がまったく聞こえないのも戦争状態と同じで興味深い現象ではある。米国海兵隊がこんなに嫌われる存在だったということが明らかになってしまった。実際に駐留中の沖縄だって猛反対の機運が更に高まっている。米国はおそらく、安いお金で守られていたに過ぎない国が、ちっともその恩恵に感謝してなさそうに見えることに違和感を覚えていることだろう。ただの属国が何をやろうとしているのか。不審を向けているのは政府に対してだけではなかろう。時間切れを本当に望んでいるのは間違いなく彼らだろう。
今はその程度の議論で止まっていることの方が実は最も大きな問題だ。思考停止がこのまま続くんだろうけど、いらないものはいらないといっていいのは当たり前のことだ。それは本当に要らないのならば。
まともな意味での5月末解決は無いだろうが、しかし、この議論の始まりはあんがい大きいことなんじゃなかろうかと思う。パンドラの箱は開けられてしまった。後は根気よく議論を止めないことだ。本当に必要なんだということになれば、いくら犠牲が大きくとも、根気強く駐留させるための処置は取られなければならない。もちろん軍備の別の選択だってある訳だ。安全はタダではない。それが宙に浮いたままでの反対論というのは、本来ならばまったく意味はない。ゴミ処理場が自分の庭につくられるのは、誰だって嫌だ。嫌だから反対というのは、心情的に理解はできるものの、通る話ではそもそも別のことだろう。
今はやんわりと圧力をかけつつも傍観を気取っている米国は、つまるところ自分の財布が痛む問題ではないから知らんふりを続けられるだけのことなのだろう。彼らの予算に影響を与える事態になれば、また違う形で正式に圧力をかけてくるだろう。彼らは国内問題にならない限り、興味さえ示さないはずだ。
これは日米問題の本当の新たな一歩になりえる。
彼らの世論は知らないが、もし僕が米国民だったならば、なんで日本はいらないものを僕らにいらないといえないのだろうと率直に疑問に持つだろうと思う。これだけの国民世論がありながら、外交に対してなんら意見が無いように見える。しかし、そのままで済むわけの無い問題であることは明からであり、これからは何らかの回答が聞こえてくるはずである。別に喧嘩をするわけではないが、初めて対話ということが生まれていくことになるかもしれない。子供なんだと思っていたのに、意見が言えるのだと素直にびっくりしてしまうかもしれない。
という訳で、面白くなるのは5月末以降のことになってほしい。繰り返すがとりあえず政局には興味が無い。そっちにばかり話が飛ぶのは、つまるところこの問題の先送りに加担するだけのことになってしまうだろう。ああ、日本人、である。
徳之島をはじめ、移転候補地といわれるところは会話無き反対の合唱状態。そんな事は当たり前なんだろうが、しかし賛成の声がまったく聞こえないのも戦争状態と同じで興味深い現象ではある。米国海兵隊がこんなに嫌われる存在だったということが明らかになってしまった。実際に駐留中の沖縄だって猛反対の機運が更に高まっている。米国はおそらく、安いお金で守られていたに過ぎない国が、ちっともその恩恵に感謝してなさそうに見えることに違和感を覚えていることだろう。ただの属国が何をやろうとしているのか。不審を向けているのは政府に対してだけではなかろう。時間切れを本当に望んでいるのは間違いなく彼らだろう。
今はその程度の議論で止まっていることの方が実は最も大きな問題だ。思考停止がこのまま続くんだろうけど、いらないものはいらないといっていいのは当たり前のことだ。それは本当に要らないのならば。
まともな意味での5月末解決は無いだろうが、しかし、この議論の始まりはあんがい大きいことなんじゃなかろうかと思う。パンドラの箱は開けられてしまった。後は根気よく議論を止めないことだ。本当に必要なんだということになれば、いくら犠牲が大きくとも、根気強く駐留させるための処置は取られなければならない。もちろん軍備の別の選択だってある訳だ。安全はタダではない。それが宙に浮いたままでの反対論というのは、本来ならばまったく意味はない。ゴミ処理場が自分の庭につくられるのは、誰だって嫌だ。嫌だから反対というのは、心情的に理解はできるものの、通る話ではそもそも別のことだろう。
今はやんわりと圧力をかけつつも傍観を気取っている米国は、つまるところ自分の財布が痛む問題ではないから知らんふりを続けられるだけのことなのだろう。彼らの予算に影響を与える事態になれば、また違う形で正式に圧力をかけてくるだろう。彼らは国内問題にならない限り、興味さえ示さないはずだ。
これは日米問題の本当の新たな一歩になりえる。
彼らの世論は知らないが、もし僕が米国民だったならば、なんで日本はいらないものを僕らにいらないといえないのだろうと率直に疑問に持つだろうと思う。これだけの国民世論がありながら、外交に対してなんら意見が無いように見える。しかし、そのままで済むわけの無い問題であることは明からであり、これからは何らかの回答が聞こえてくるはずである。別に喧嘩をするわけではないが、初めて対話ということが生まれていくことになるかもしれない。子供なんだと思っていたのに、意見が言えるのだと素直にびっくりしてしまうかもしれない。
という訳で、面白くなるのは5月末以降のことになってほしい。繰り返すがとりあえず政局には興味が無い。そっちにばかり話が飛ぶのは、つまるところこの問題の先送りに加担するだけのことになってしまうだろう。ああ、日本人、である。