カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

牛乳瓶の紙蓋

2010-04-18 | 雑記
消えゆく牛乳瓶の紙蓋
 その前にすっかり牛乳瓶自体を見なくなった。僕は中学生時代は新聞配達少年だったから、牛乳配達のおじさんたちとは馴染みで近親感があった。新聞に比べて重いので大変だろうなあと気の毒でさえあった。フルーツ牛乳って何種類あるのかなと気になったこともあったが、結局飲む機会は無いまま大人になってしまった。
 さて、牛乳瓶の蓋は、二千枚以上ためて持っていたはずである。いつの間にか忘れてしまったが、おそらく御袋がこっそり捨ててしまったに違いないと思う。もし残してくれていたとしてもとても探し出せまい。家は建て替えたのでそのときに紛失したかもしれない。
 二千枚と覚えているのは、僕が初めて百まで数えることができたのは牛乳瓶の蓋のおかげだからだ。集めてためて数を数える。毎日数えているうちにいつの間にか100まで数えられるようになったと記憶している。千枚以上数えるのは時間がかかったが、なぜか毎日数えていたような気がする。あれは小学生だったのか幼稚園生だったのかあやふやだが、粘土箱に入りきれなくなって、クッキーか何かの大きな箱に移し変え、それでも一杯になって二つ目の箱をねだったというようなこともあったようだ。ときどき変わった種類のものが集まると、筆箱に入れて学校に持っていった(やはり小学生か)こともあったかもしれない。駄菓子屋のゴミ箱をあさって怒られたこともあった。何であんなに欲しかったのか、今となってはよく分からない。カラスがわけの分からないものを集めるのと同じようなものだったのかもしれない。
コメント
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