カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

悪魔に魂を売るところだった

2006-12-02 | 雑記

 PTAの理事会&忘年会。ということで最初から居酒屋である。風邪をひいていたので出席はどうしようかちょっと悩んでいたが、何とかなるだろうということで出かける。僕の役割は形だけの役職と、飲み会要員である。つまり役割を全うする責任がある。
 話し合いは早々に切り上げて忘年会に突入する。アルコールが入るので、だいぶごまかされて楽になる。まあしかし本当は具合が悪いのでおとなし目に飲んでいる。
 M下会長の同級生だというY口先生は、副会長のA崎さんの弟さんなのだとか。言われてみて初めて仔細に顔を見ると、なるほどごきょうだいであるようだ。まあ、それだけの話なんだが、世の中は狭い。僕が水割りを作るとずいぶん恐縮されるので、僕も恐縮してしまう。年齢的にも僕の兄と一緒ぐらいなんだから、過剰に恐縮することもないんじゃないか。そういう意味でも今は先生も大変なんだなあ、と思ったりする。
 僕は基本的にPTAの話には違和感を覚えることが多いのだけど、飲みながらどうしてだろうと考えていた。ふと思ったのは、問題提起は多いけど、解決策が少ないせいじゃないかと気がついた。このような問題があって困っている、は多くて、このようにしたいが如何か、は少ない。多分それだ、と、一人で膝を打ち飲み続けた。
 本当は一次会で失礼するつもりだったが、二次会に行くという。空気として、抜けられそうにない。僕は本当に気が小さい。この頃から少しずつやばい感じがしてはいた。Y田教頭もノッているようでなんだか悪い。
 カラオケ組の横でいろいろと話をしていたのだが、この僕が聞き役になっている。なんとなく政治的な話になってきて興味もクソもないし、胸糞まで悪くなってきた。僕はいい人や頑張っている人は、多少失敗したりおかしなことをやらかしても否定しない。変人でも結構。人間それぐらいでなきゃ面白くない。政治的にどうにかしたいという考え方には賛同しない。根本的に問題がずれている。そういう動きこそ、大人のいじめのようなものではないか。いじめには加担しない。面白くなかろうと、僕の態度はそう簡単に変わるものか。もちろん、ここで議論に乗ると当事者になるので、胸に秘めてだんまり決めて酒を飲むことになった。
 何とか時間が経過し、開放されるとホッとしたところで、M下会長がおごるから寿司を食いに行こうと言い出した。僕は割り勘を払うと、もう帰るという人たちのタクシーに飛び乗った。近所で下ろしてもらって歩いて帰ったが、いやな予感がかなり実感を伴ってきていた。
 すぐに寝たが、すぐに目が覚める。息苦しいのである。呼吸することがつらい。熱はどんどん上昇している感じだ。断続的に寝てはいるのだが、長い夜だったような気がする。
 朝方一応起きだしたが、最悪の気分だ。卵スープと南天を煎じたものを飲んでまた布団にもぐりこむ。何度も汗をかき、着替えては布団の中で格闘していた。僕は大げさなので笑われても仕方がないが、本当に死にそうだった。あまりに苦しくて、悪魔に魂を売り渡すところだった。
 薬を飲むのは好きではないが、とうとう昼に我慢しきれなくなって飲んだら、みるみると頭の痛みが和らいだ。まあ、具合は相変わらず悪いが、痛みが減るだけで精神的にはずいぶん楽だ。そうして、ブログでも書けるようになったのである。しかし調子に乗らないで、また寝ることにする。薬が切れたらどうなるか。まあ、我慢せず、また飲めばいいのだろう。しかしちゃんと直すためにはやはり安静だろう。本当に懲りてしまったようである。懲りなきゃ、ただの馬鹿であろう。
コメント (2)
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