「義務教育で留年があってもよいか?」
「留年賛成」と「留年反対」、2つの意見がありますよね。
「留年賛成」のメリットとデメリットを考えてみましょう。
◆ 「留年賛成」のメリット
● その学年の勉強を身に付けてから進級できる
● 勉強がわかるので、勉強のやる気が出る
◆ 「留年賛成」のデメリット
● 自分だけが留年だと、勉強のやる気が出なくなる
● 同じ学年の友だちが上の学年になり、つまらない
● なじみの友だちがいなくなり、学校に行きたくなくなる
● 時間やお金のコストが余計にかかる
● 社会に出る(仕事を始める)時期が遅れる
とりあえず、デメリットのほうが多く出ましたよ★
この中で、矛盾しているところもありますよね。
留年すると、勉強のやる気が「出る」と「出なくなる」・・・。
正反対のことが入っています。
まあ、どちらになるかは、その子ども次第ですからね。
100%こうなる、ということは言えません。
でも、私は「勉強のやる気が出なくなる」が多いと思います。
私の感覚では、今の日本の公立小・中学校は・・・。
「勉強するところ」という濃度は、それほど強くはないかと。
批判しているわけではなく、学校はそういうものだと思います。
学校は基本的に、「集団行動を学ぶ場所」かなあと思っています。
● 授業中は座って静かに話を聞くこと
● 他人とコミュニケーションをとること
● 学校行事や部活に参加すること
個人的には、これらの濃度が強い気がします。
そもそも、小・中学校は「知育」「体育」「徳育」をするところ。
座って行う勉強だけ、ずっとやっていればいいわけではありません。
学校行事や部活のほうに力を入れる子どもも多いです。
でも、それはそれでよいと思うのです。
だから、公立小・中学校の活動の中で・・・。
一部分にすぎない(?)勉強だけを取り出して考えること。
それができないのなら、進級もできないとすること。
そんなことでいいのかなあと考えるわけです。
さらに、留年にした場合の影響も考えるべきですよね。
・・・それは、次回へ。
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