ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

義務教育で留年があってもよいか?(2)

2012-05-22 | 勉強コラム

「義務教育で留年があってもよいか?」

「留年賛成」と「留年反対」、2つの意見がありますよね。

「留年賛成」のメリットとデメリットを考えてみましょう。

「留年賛成」のメリット

● その学年の勉強を身に付けてから進級できる
勉強がわかるので、勉強のやる気が出る

「留年賛成」のデメリット

自分だけが留年だと、勉強のやる気が出なくなる
● 同じ学年の友だちが上の学年になり、つまらない
● なじみの友だちがいなくなり、学校に行きたくなくなる
● 時間やお金のコストが余計にかかる
● 社会に出る(仕事を始める)時期が遅れる

とりあえず、デメリットのほうが多く出ましたよ★

この中で、矛盾しているところもありますよね。
留年すると、勉強のやる気が「出る」と「出なくなる」・・・。
正反対のことが入っています。

まあ、どちらになるかは、その子ども次第ですからね。
100%こうなる、ということは言えません。
でも、私は「勉強のやる気が出なくなる」が多いと思います。

私の感覚では、今の日本の公立小・中学校は・・・。
「勉強するところ」という濃度は、それほど強くはないかと。
批判しているわけではなく、学校はそういうものだと思います。

学校は基本的に、「集団行動を学ぶ場所」かなあと思っています。

授業中は座って静かに話を聞くこと
他人とコミュニケーションをとること
学校行事や部活に参加すること

個人的には、これらの濃度が強い気がします。

そもそも、小・中学校は「知育」「体育」「徳育」をするところ。
座って行う勉強だけ、ずっとやっていればいいわけではありません。
学校行事や部活のほうに力を入れる子どもも多いです。

でも、それはそれでよいと思うのです。

だから、公立小・中学校の活動の中で・・・。
一部分にすぎない(?)勉強だけを取り出して考えること。
それができないのなら、進級もできないとすること。

そんなことでいいのかなあと考えるわけです。

さらに、留年にした場合の影響も考えるべきですよね。

・・・それは、次回へ。

---------------------------------------------------------------------

 公式ホームページはこちらです!  完全指導アビット 新白岡校公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする