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西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン (ジョニー・ボンド 3)

2015年07月09日 | 懐かしのカントリースター
 
Johnny Bond 小伝 Part 2


「1940(大正15)年6月に3人( Jimmy Wakely, Johnny Bond, Dick Reinhart ) がカリフォルニアに到着したあと このトリオはナイトクラブにミュージシャンとして臨時の仕事を得て働き始めました。しかし、9月になるとジーン・オートリーが雇ってくれてCBS ラジオショウである Melody Ranch に出演するようになり、自分たちの道を歩くようになったのでした。それまでにはバンドの名前を The Jimmy Wakely Trio に変え、Gene Autry や Roy Rogers、Tex Ritter、Johnny Mac Brown のようなスターたちが主演するいわゆる ”B ”-Western(西部劇) 映画の幕間の音楽余興を演じたのでした。 
 
1940年代初期にはジミー・ウェイクリーがソロとして独立したために The Jimmy Wakely Trio は解散します、そして Dick Reinhart はテキサスへもどっていき、 Okeh / Columbia レコードとレコーディング契約を結んでいたジョニー・ボンドはジーン・オートリーのところに残り、オートリーが兵役にとられた1942( 昭和17 )年までそこにとどまったのでした。1940年代中頃までにはジョニー・ボンドは ” Cimarron ” とか ” I Wonder Where You Are Tonight ” といったポピュラーになった曲を通してソングライターとして人気を得ていたのですが、”Cimarron ” は同名の映画に触発されて作られた曲、”I Wonder Where You Are Tonight ” はビル・モンローの演奏でブルーグラスのスタンダードになった曲です。
 
1943( 昭和18 )年にCBSは Cottonseed Clark と Foy Willing を使って Hollywood Barndance を立ち上げました。ジョニー・ボンドはそのシナリオを書くことで手助けをし、コメディの仕事も請け負ったのでした。この人気番組は1947( 昭和22 )年まで続き、ジーン・オートリーが戦争から戻って Melody Ranch ショウを再開するとジョニーはそのもとで再び働き始めたのでした。 
 
1952( 昭和27 )年には KTTV の11チャンネルで Town Hall Party が紹介されました。これはカントリーミュージックショウのライブ放送としては最後の一つに数えられるもので レギュラーメンバーの中にはテックス・リッターやジョー・メイフィス、ジョニー・ボンドが名を連ねていました。この放送はロックンロールの台頭によって終焉を迎えることになる1954( 昭和29 )年まで続きました。そして2年以内にはライブ放送というのはなくなってしまい、16年間続いたジーン・オートリーの Melody Ranch ショウでさえも立ち消えになったのでした。 
 
1960年代までにはジョニー・ボンドだけではなくジーン・オートリーも Columbia レコードから解雇されてしまいました 。ボンドは独立レーベルでレコードを出し続けましたが、彼にとって最大ヒットとなった ” Ten Little Bottles ” という曲が出たのもこの時期でした。 
1970年代にはイギリスを訪問して当地で愛嬌を振りまき、晩年にはテックス・リッターとジーン・オートリーに関する伝記を書いて過ごしました。1974( 昭和49 )年に The Academy Of Country Music / Pioneer Award に選ばれるという栄誉に浴しています。 
 
何度か心臓発作を繰り返した後の1978( 昭和53 )年6月12日にカリフォルニア州 Burbank で生涯を閉じ、遺灰は海に撒かれたとのことです。」…・・以上CD解説から。 

レコードには私の好きなハンク・スノウとジョニーが一緒に写っている写真が載っていました。 
レコード裏にはジミー・ウェイクリーがジョニー・ボンドについて書いた文章が載っていますので次回に訳して載せることとします。
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懐かしのカントリー&ウェスタン (ジョニー・ボンド 2)

2015年07月03日 | 懐かしのカントリースター
  
Johnny Bond 小伝 Part 1
最近カントリー・ミュージックへのモチュベーション( この言葉は私はあまり好きではない ) が低下して懐かしのカントリー&ウェスタンも途絶えがちです。これではいけない-と思ってはいるのですが どうも意気が上がらない・・・・・今回久し振りに採りあげたのが Johnny Bond(オクラホマ州出身) です。 大昔のカントリー歌手で、現代の人達には馴染みがない人でしょうが なかなか素晴らしい曲をたくさん残している人です。 レコードもたくさんあるんですが、Old Country の発掘に情熱を傾むけているイギリスの非営利レコード会社 British Archive Of Country Music 社が出しているジョニー・ボンドのCD(右の写真)にコンパクトな小伝が載っていますので2回に分けて訳してそのまま載せることにしました。

「 ジョニー・ボンドは決して世間一般でいわれるような意味でのスターではありませんでした、でも彼の業績は輝かしいものであったことは確かです。アーティストとしてしばしばとりあげられる背景については・・・・1930年代の Jimmy Wakely Trio のようなバンドのメンバーとしてだったり、1940年代のジーン・オートリーの Melody Ranch ラジオ放送には欠かせないメンバーだったりといったことで、このジャンルへの彼の貢献は相当に大きなものでした。 作曲家としてのジョニー・ボンドはいわゆるカントリーミュージック界でスタンダードになっている(彼が作曲した)いくつかの曲以上に反響が大きいものだったといえるでしょう。彼が作った曲の多くは他の歌手によってビッグヒットになりましたが、歌手としてのジョニー・ボンドは数枚のレコードがカントリーチャートにのったもののNo.1ヒットになったのはただ1曲だけでした。また、伝記作家として自分の昔のボスであったジーン・オートリーや親友で仕事仲間だったテックス・リッターのことを書いて皆を楽しませたことなどがとりわけ彼の功績といえるでしょう。 

ジョニー・ボンド( Cyrus Whitfield Bond )は1915(大正4)年6月1日にオクラホマ州 Enville に生まれました。彼によればそこは今日でも地図上で見つけるのが困難なような処だったとのこと。それから父親と家族はオクラホマ州 Marietta の牧場へと移住しました。 
同時代の多くの歌手達と違ってジョニーは全くもって音楽とは無縁の家族の出身でした。彼によると、父親は小さなハーモニカを吹いたけれど ありふれたことでとりたてて上手とかではなかったとのこと。音楽へのきっかけは隣人が持っていた蓄音機だったのでした。 Vernon Dalhart のレコードをはじめて聴いたのも その後すこしたって Jimmie Rodgers を聴いたのもそれがきっかけでした。当時の多くの若者と同様にすぐに Jimmie Rodgers に夢中になってジミーのレコードを手に入れるために一生懸命になったのでした。ところが、それは至難の業だったようで、というのもその頃には父親が1920年代初期の大恐慌のせいで牧場を手放していたからでした。 
 
1930年代のハイスクール時代にふれた初めての楽器がホルン、やがて卒業してから手にしたのがウクレレ、それから彼にとっては高額で8ドルもしたギターを初めて手に入れたのでした。カントリーミュージックはいまやジョニーにとっては全ての情熱を注ぎ込むものになっていて、Milton Brown や Bob Wills、The Lightcrust Dough Boys、Carson Robison といった人達のラジオ放送をむさぼるように聴きはじめたのでした。若いボンドにとってそれらのアーティストはなくてはならない存在となって、それ以来自分はカントリー歌手になりたい-という意識が芽生えたことは疑いの余地がないことでした。 
 
1930年代中頃にショービジネスの世界に入る決心をし、何とか努力して( 当時は簡単に考えていたのか )オクラホマシティーの KFXR ラジオ局に出演するチャンスを得たのでした。ところが、不運なことにそれは無給の仕事だったのです!その頃 Johnny Marvin という人物がその地区でいくつかのアマチュアタレントショーを組織しつつありました( Johnny Marvin というのは ジーン・オートリーのレコーディングで楽器伴奏をつとめていた Johnny と Frankie から成る The Marvin Brothers のかたわれ)。あるショウでボンドは Jimmy Wakely に会いました。そして Scotty Harrel と一緒にトリオを組んでいくつかのショウで働き始めたのでした。このトリオはすぐにその地区で人気を得て、やがて WKY 、KVCO といった放送局でラジオ出演しはじめて スポンサーである Bell Clothing Company にちなんで自分達を The Bell Boys と呼んだのです。 
 
1930年代末期にジーン・オートリーが最新の映画を制作するためにその地区にやって来た時、3人は自分達をオートリーに自己紹介したのです。オートリーは3人をショウに招いて出演させ、オートリー自身もトリオがやっているショウにゲスト出演したのでした。オートリーは3人に対して もしハリウッドに来ることがあればで私を訪ねてきなさいと告げました。 
結局、あてにできないオファーを待つよりかハリウッドに移る方がよい-と決断する時が来たのです…・・Johnny Bond と Jimmy Wakely はそれぞれの細君と楽器ともども1台の車に乗りハリウッドへと旅立ちます。Scotty Harrel だけはオクラホマに残留することに決めたので かわりにローカル歌手だった Dick Reinhart が2人に加わることになったのでした。Dick Reinhart はすでに Okeh レコード社とレコーディング契約を結んでいたので Reinhart がいることでレコード業界進出への期待が高まったのでした…・・続く」

<ひとこと> 緑のジャケットのレコードはドイツ盤です、ずっと昔にジャケットが気に入って買いました。ジャケット裏にはアメリカの Starday レコード社長だった Don Pierce とジョニー・ボンドの盟友だったカントリー歌手 Jimmy Wakely がコメントを書いていますので後半で訳してのせる予定です。ジョニー・ボンドのカントリーは今からするとヒルビリーといってもよいような鄙(ひな)びた感じがするものも多くて有名曲のカバーもたくさんあって目立たないけれど得がたい存在だったことがよく解かります。
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Little Jimmy Dickens が亡くなった

2015年01月03日 | 懐かしのカントリースター

”Little ” Jimmy Dickens が亡くなった
米国盤 Columbia Records LE-10106 ”Little ”Jimmy Dickens' Greatest Hits (再発盤)  
(1)Take An Old Cold 'Tater (2)May The Bird Of Paradise Fly Up Your Nose
(3)He Knocked Me Right Out Of The Box (4)When The Ship Hit The Sand (5)Truck Road Of Starvin' Kangaroos (6)A-Sleepin' At The Foot Of The Bed (7)Out Behind The Barn (8)Night Train To Memphis (9)Fire Ball Mail (10)Wabash Cannon Ball (11)You All Come
 
 
 ”リトル”ジミー・デイケンズがとうとう亡くなったのですね・・・・・・1920(昭和9)年ウェストヴァージニア州出身でロイ・エイカフに見出されて Grand Ole Opry ( 古くからテネシー州ナッシュヴィルで開かれているカントリー・ミュージック ショウ )で活躍した最後のカントリー黄金時代の生き残りといってもいい歌手でした。2000年代になって次々に黄金時代のカントリー歌手が亡くなっていく中で94歳まで現役で歌ってきた人というのはそんなにいないと思います。もう昔のオープリーを知るカントリー歌手が Jimmy Dickens くらいしかいなくなってしまったので 最後までもてはやされてハッピーな歌手生活だったのではないか-と想像します。ヌーディのカウボーイスーツにテンガロンハットという昔型のスタイルの最後のカントリー歌手でもあったのではないでしょうか。 ただジミー・ディケンズのレコードについては1960年代ははっきりわかりませんが1970年代からは日本盤のレコード発売は皆無でした。 アメリカ Columbia レコード時代が長かったので、日本でコロンビアレコード在籍のカントリー歌手達のワンマンアルバムベスト集が15枚くらいのシリーズで何度か出されたことがありましたがその中には Jimmy Dickens はいつも入っていなかったです・・・・・今から思うとポピュラー歌手のフランキー・レインを入れるくらいなら Jimmy Dickensを入れてもよかったのに・・・・などと思いますね。それくらいカントリーファン以外では日本では知名度がない人だったと思います、というよりか日米での知名度の落差がありすぎるというべき人でした。だからカントリー人名事典に名前があったとしても実際の音源に接する機会はほとんどなかったというのが一般的な実情でした。 
  

私がジミーの歌を初めて聴いたのはコロンビアカントリーを集めたオムニバスレコードでの1曲でしたが、初めて買ったLPはアメリカの Harmony Records 廉価盤というもので、その後は輸入盤中古をアメリカから買っていた時におまけとしてもらったレコードでした(写真)。身体は小さいけど Big Voice というのがキャッチフレーズみたいですが、初めて聴いたときは何だかアップテンポのどちらかというとうるさい曲が多くて私はそんなにインパクトを受けませんでした。でも(8)Night Train To Memphis と(9)Fire Ball Mail での火の出るようなアップテンポで歌われる曲は圧巻で、特にスティールギターが素晴らしい演奏をしていてちょっと最近でも聴かれないようなプレーです。(11)You All Come は賑やかし立てでジミーに合っている感じです。  
でも念のためにいいますと、このアルバムでは全体にアップテンポのにぎやかな音作りが多いですが、他のレコードで聴くとカントリーバラッドやセイクレッド(賛美歌)等にも味わい深い作品が多々あって静かな歌にも歌の上手さが光るものがあるということです。やはりひとりの歌手を評価する場合その人の歌をできるだけたくさん聴いてみないと解からないなということでした。 

中段の写真は「Grand Ole Opry」と題した写真集に載っていたもので、若い頃のジミーが自分のバンドと共にオープリーのステージで歌っている姿です。ステイールギターは若い頃のバディ・エモンズ、若い頃にジミーのバンドに在籍していたことがあるんですね。 それに平成27年1/4の新聞に載ったジミーの死亡を伝える記事。
ちなみに、平成24(2012)1月にもジミーの記事を載せていますのでそちらもみてみて下さい。
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平成27(2015)年1月1日 こんにちわ

2015年01月01日 | 懐かしのカントリースター
平成27(2015)年 謹賀新年  
今年も元気で明るい年にしたい。後進の人達の指針になるような”懐かしのカントリー&ウェスタン”の記事もたくさん書きたい、色々なところに旅行して古城も巡りたい・・・・・などたくさんの計画だけは夢の中でしました。 実現するように時間を作って努力して・・・・・等々です、いつも見てくださっている方々には今年もよろしくお付き合いください。
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懐かしのカントリー&ウェスタン -220- (ブルー スカイ ボーイズ 1&2)

2014年11月14日 | 懐かしのカントリースター
   
Blue Sky Boys (1)& (2) 
日本盤 日本ビクター RA-5507 永遠のブルー スカイ ボーイズ
(1)Alabama・・・1949 (2)Sweet Allalies(いとしのアラリー・・・1936) (3)In The Hills Of Roane County(ロウン・カウンティの山々・・・1940) (4)Don't Say Goodbye If You Love Me(愛しているなら・・・1940) (5)A Picture On The Wall(母上の御写真・・・1940) (6)Down On The Banks Of Ohio(オハイオの岸辺で・・・1936)(7)Turn Your Radio On(神のみ声をラジオで・・・1940) (8)Kneel At The Cross(十字架にひざまずき・・・1940) (9)Kentucky・・・1947 (10)Sunny Side Of Life・・・1936 (11)Fair Eyed Ellen(きれいな眼のエレン・・・1936 ) (12)The Lightning Express(かみなり特急・・・1939) (13)Brown Eyes・・・1940 (14)Asleep In The Briny Deep(海底深く・・・1938) (15)Pictures From Life's Other Side(人生の絵・・・1940) (16)Dust On The Bible・・・1946 
 
日本盤 キングレコード GT-6009 The Best Of The Blue Sky Boys 
(1)The Sunny Side Of Life (2)Nine Pound Hammer(9ポンドのハンマー) (3)Golden Slipper (演奏のみ)(4)Get Along Home (5)Black Mountain Blues (6)Dust On The Bible (7)Are You From Dixie(ディキシーから来たのかい) (8)Kentucky (9)The Little Paper Boy(新聞少年の死) (10)Your Brand Will Remain On My Heart (ぼくの心に君の名が) (11)Radio Station S.A.V.E.D (12)Whispering Hope(希望のささやき)

今日採りあげたのはブルースカイボーイズのLPレコードです。ビル&アールのボリック兄弟はマンドリンとギターのデュエットチームです。二人とも故人・・・・Bill Bolick(1917~2008年 ノースカロライナ州出身)、Earl Bolick (1919~1998年ノースカロライナ州出身)で活躍の中心は1930~40年代ですから大昔、RCAレコード社録音で 曲のあとにジャケットに書いてある邦題名と録音年を記しました。 
 
私が初めて Blue Sky Boys を聴いたのは1枚めのLPの1曲め ”アラバマ ”でした。のんびりのどかに歌われる故郷賛歌です、”アラバマ ”は以前にルーヴィン・ブラザーズの歌で聴いていましたが、Blue Sky Boys で聴くとよりヒルビリーという感じがします、鼻にかかったデュエットですが臭みの少ないヒルビリーデュエットです。 このグループを聴くときにいつも思うことは、現在は一体どのような人たちが聴くだろうかな・・・・・・ということです。1970~80年代の頃でもこうした古いタイプ ( ヒルビリーともいえる ) の音楽はもうグランド・オール・オープリー ( 古くからテネシー州ナッシュビルで続いている Country Music ショウ )なんかではとても受けるとは思えない・・・・・・なんていう記事を見たことがありましたから。 でも誰れがなんと言おうと私は大好き、本来の意味( 田舎の音楽 )での ”カントリー ” なんですよね。1枚目のLPは全ての曲がマンドリン&ギター伴奏で二人のデュエットです、 フラットマンドリンのトレモロの音がこんなにもきれいなものかと感じたのもこのブルー スカイ ボーイズのレコード。 

2枚目のLPレコードは一旦引退(1951年)していた二人がフォークソングブームの影響か1962年になって再活動し始めてアメリカの Starday レコード社に録音したもの(A面は引退前の録音、B面は復活してからの1963年とのこと)から抜粋です。 

 A面はホーマー・シェリフという人がフィドル(カントリースタイルのバイオリン)で加わっているせいかブルー スカイ ボーイズとしてはアップテンポの曲が多いです、(6)Dust On The Bible が典型的な二人のスタイル。(2)The Sunny Side Of Life それにセイクレッドの(12)Whisperig Hope がいいな。 
B面は一般的なカントリースタッフ演奏陣とのコラボで、フィドルが入ったりスティールギターが入ったりしていますが ビルのフラットマンドリンとデュエットを前面に押し出して特徴を失わないようにしています。(7)Are You From Dixie がアップテンポで楽しい。 アルバム全体としてはヒルビリーとカントリーのミックスという雰囲気でなかなかよい・・・・・時にはこんなサウンドを聴くと心が洗われる気持ちがします。 

彼等は同社に2枚のLPレコードを残したようなんですが、今日の2枚目のレコード以前にスターデイ社録音曲は日本盤2枚組で発売になっていました・・・・・でもねえ 1970(昭和45)年頃当時値段が4000円ですよ、今で言えば1万円くらいする感覚です。20代前後の若者にはとても買えない値段で なんでこんなに高いんだろう-と思ったものでした。 
 
その2枚組LPが同じく2枚組だったビル・クリフトンのLPとともに過日博多の中古レコード屋さんに各480円で出ているのに出逢ったのです、で ここで遭ったが百年目( 50年目くらい? )というわけで2枚とも Get したのでした、恐らく私よりも先輩の方が年をとって手放されたんでしょう。 若い頃に見ていて欲しくても買えなかったレコードにいま遭うと、それが安い値段だったりするとつい手が出てしまいます・・・・・こんなことって なにもカントリーだけに限らずいろんな音楽ジャンルで自分と似たような人達がいらっしゃるのではないか-と思うんですよね。  
CDがあるのかちょっと Amazon でみてみたらみんな高い値段-こんなに古い時代の曲なのに高すぎる、自分にはレコードがいい。 
先の2枚組LPとその後に出された Capitol レコード社の日本盤LPも後日載せる予定です。/font>
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懐かしのカントリー&ウェスタン  (ハンク・トンプソン  3)

2014年11月11日 | 懐かしのカントリースター
   
Hank Thompson (3) 
米国盤 Capitol Records T-618 North Of The Rio Grande / Hank Thompson & his Brazos Valley Boys( かつて日本盤もECS-70068 として発売された)
(1)Baby, I Need Lovin' (2)Dusty Skies (3)Big Beaver (4)I'd Do It Again (5)Too In Love (6)Gloria (7)This Train (8)When Your Love Burns Low (9)Panhandle Rag (10)A New Deal Of Love (11)Where My Sweet Baby Used To Walk (12)The Little Rosewood Casket

ハンク・トンプソン()の古いアルバムです。 
ハンク・トンプソンを聴くと元気が出るなぁ・・・・私のカントリー & ウェスタンミュージックに対する思い込みとか期待を裏切らないもの。半世紀も前の録音のカントリーというのに新鮮さを覚えます。 
ミディアムテンポだけど軽快なハンクらしい(1)Baby, I Need Lovin' で始まる、スティールギター、フィドル、ピアノ等をバックにした彼のバンド The Brazos Valley Boys の典型的サウンド。 
(2)Dusty Skies は往年の女流カントリー作曲家&歌手だったシンディ・ウォーカー()作の古典曲です、クラシックカントリーの人( Bob Wills 、Jimmy Wakely、Johnny Bond といったような どちらかというと西部に近いカントリー歌手達 ) がよく採りあげている名曲です。 
(3)Big Beaver はボブ・ウィルス作のにぎやかなウェスタンスイング仕立ての演奏だけの曲、管楽器もフューチャーされています。
(4)I'd Do It Again は一転してミディアムテンポのカントリーバラッド、ハンクの深いバリトンヴォイスが冴えわたっていてカントリーを聴いている-という気分にさせてくれます。
(5)Too In Love は(1)と似たタイプのサウンド。
(6)Gloria はスローテンポですがスティールギターがよい伴奏をつけているのとハンク自身のギター、歌の上手さがきわだつもの。
(7)This Train のような Traditional 曲を Western Swing スタイルで演奏し、楽しそうに歌っています。ギター演奏はその特徴からしてマール・トラヴィスが弾いているようです。それにしても楽しそうにやっている感じがあっていい。 
(8)When Your Love Burns Low はスローテンポですがここでも スティールギターと複数のフィドル( カントリースタイルのバイオリン )が雰囲気を盛り上げているもの、Hank の歌の魅力全開。 
(9)Panhandle Rag は Wesern Swing スタイルの演奏だけの曲( 作曲はカントリー スティールギターの名手の一人だったレオン・マッコーリフ )。各楽器奏者の腕のみせどころといった趣きで、こうした曲はウェスタンスイングの王者ボブ・ウィルスのスタイルと変わらないなあ。 
(10)A New Deal Of Love、(11)Where My Sweet Baby Used To Walk もミディアムテンポ曲だけどハンクの歌と全体的な演奏スタイルがいかにもカントリーを聴いている感覚にさせてくれるもので、いきなりポッと聴くと Hank Thompson ていいカントリー歌手だなあと思いますよ。 
 
ラストの(12)The Little Rosewood Casket はオールドマウンテンとかブルーグラスのような古いスタイル畑のグループによく採りあげられる Traditional な佳曲ですが、ここでのハンクのけれんみのない淡々と歌うスタイルもなぜかとっても新鮮で素敵です。ハンクのような大御所がこんな曲をやってくれると嬉しく感じます。
  
トップのアメリカ盤は地下のモグラみたいな古本屋さんでホコリだらけになって箱に詰まっているレコード群から見つけてジャケットだけでもいいや-と思って買ったもので何と300円。さすがに盤面は傷が目立ちましたが聴いてみると全く遜色なしでした。博多には昔アメリカ軍の板付基地があったのでけっこうカントリーの古いアルバム(カントリーに限らず)が色々なところに埋もれ隠れているはずで気をつけていると時々出逢います。そんな見っけ物を今後も載せようと思っています。 
それにしても博多は急に猛烈な寒波に見舞われて北風ビュービューのちじこまるような寒空の夜はこんなレコードを聴くと元気が出て温かくなります(smile) 
単独でのCDが出てくれるといいんだけどな( H26.11/30 )
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懐かしのカントリー&ウェスタン -233- ( ジョージ・ハミルトン四世 )

2014年09月24日 | 懐かしのカントリースター
 
ジョージ・ハミルトン四世が亡くなった 
George Hamilton Ⅳ (3)
カナダ盤 Camden Records CASX-2558 George Hamilton Ⅳ / Down East Country 
(1)My Nova Scotia Home (2)Prince Edward Island Is Heaven To Me (3)Apple Blossom Time In Annapolis Valley (4)Maritime Farewell (5)Take Me Back To Old New Brunswick (6)Ghost Of Bras D'Or (7)Squid Jiggin' Ground (8)Atlantic Lullabye (9)Isle Of Newfoundland (10)Farewell To Nova Scotia 

私がブログを閉鎖している間に往年のカントリー歌手ジョージ・ハミルトン四世(1937~2014年 ノースカロライナ州出身)が9/17亡くなりました。さわやかな雰囲気をいつまでも持っていた稀有のカントリー歌手でした、77才だったそうです。私のブログで過去に2回採りあげたことがありました(また復活させる予定です)・・・・・・亡くなったことを知って一番目に聴いてみたいと思ったのが今日のLPレコードです。アメリカで発売されたことがあるのかどうか不明ですがカナダ盤です、しかも採りあげてある曲が全てカナダ産のカントリー曲なんですね。 
アメリカの隣国カナダにも昔からたくさんのカントリー歌手がいて 私のブログタイトル ”懐かしのカントリー&ウェスタン ” にも当てはまるような本場アメリカでも名を成した人達が少なからずいます、今日のレコードはアメリカ生まれのジョージがそんな人達の代表曲でしかもカナダのことを歌ったような曲を採り上げているようなんですね。ひかえめな女性コーラスが入ってはいますがカナダ独特のホッとするような牧歌的なカントリーのオンパレードでピアノにスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)等が伴奏をつけていてやはりこういうカントリーがいいなあと思うんです。 
(1)My Nova Scotia Home (7)Sqid Jiggin' Ground はハンク・スノウの素敵な歌で有名なものです。(2)Prince Edward Island Is Heaven To Me は確か Hal Lone Pine という往年のアメリカのカントリー歌手の歌があったはず、(3)Apple Blossom Time In Annapolis Valley は Alberta Slim というカナダのカントリー歌手の曲。(8)Atlantic Lullabye はReg Smith というカナデイアンカントリー歌手の佳曲。 まあこのアルバムはタイトル曲を見てもわかるとおり Prince Edward とか Annapolis Valley とか Nova Scotia、Newfoundland 、New Brunswickなどのカナダの地名を入れた曲が目立つのも特徴のひとつかなぁ。 
全曲文句なしにカントリーらしいカントリーが横溢している素晴らしいアルバムと私自身は思っています。 
カナダ出身のカントリー歌手アン・マレーが短いコメントを寄せています(後日訳して載せます)。尚、録音自体はナッシュヴィルでされたようでスティールギターにウェルドン・マイリック、フィドルにジョニー・ギンブル&バディ・スパイカーなどの一流どころが伴奏をつけているようです・・・・・いいなあ。         Rest In Peace ジョージ・ハミルトン四世!!  
私が中学か高校の頃に朝のテレビ番組にバンドと一緒に出て ”Jimmy Brown The Newsboy(新聞売りのジミー少年を)”歌ったのを覚えています・・・確かジョージ・ハミルトン四世だったはず。

尚、横のジャケットは先日中古レコード屋さんで見つけた日本盤4曲入りで150円でしたがまさか彼が亡くなるとは思いもせずに求めたものでした。(1)Clementine(いとしのクレメンタイン) (2)When I Grow Too Old To Dream(夢見る頃を過ぎても) (3)Aura Lee (4)Let Me Call You Sweetheart(恋人と呼ばせて)
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー229ー (マック・ワイズマン )

2014年04月27日 | 懐かしのカントリースター
Mac Wiseman / Country Music Hall Of Fame に選ばれる 
  
兄と弟のマック・ワイズマン(1) 
日本盤 ビクターRCA-5191 Concert Favorites / Mac Wiseman
(1)Eight More Miles To Louisville (ルイヴィルへ8マイル) (2)Keep On The Sunny Side (陽気に行こう) (3)It Rains Just The Same In Missouri (ミズリーの雨)(4)Mama, Put My Little Shoes Away (5)City Of New Orleans (6)Will The Circle Be Unbroken (永遠の絆)(7)Sunny Side Of The Mountain (8)A Tragic Romance (9)Catfish John (10)Let's All Go Down To The River</front></front>
米国盤 Rural Rhythm Records RRMW-258 Mac Wiseman Sings Old Time Country Favorites 
(1)I Saw Your Face In The Moon (月に浮かぶ影) (2)More Pretty Girls Than One (3)The Georgia Mail (4)Mary Of The Wild Moor (5)Wreck Of The Old 97(97年型の大破) (6)Little Mohee (7)How Many Biscuits Can You Eat (8)Sittin On Top Of The World  (9)Roving Gambler(さすらいの賭博し) (10)Corina Corina (11)Little Blossom (12)Just Over In Gloryland (13)Grandfathers Clock (おじいさんの古時計) (14)Turkey In The Straw (藁の中の七面鳥) (15)The Waltz You Saved For Me (16)I'll Be All Smiles Tonight (17)Midnight Special (18)When They Ring Those Golden Bells (19)The Black Sheep (20)Sourwood Mountain </front></front>

数少ないブルーグラスミュージックの第一世代生き残りマック・ワイズマン(1925年~現在 ヴァージニア州出身 88才になるそうです)がアメリカの Country Music Hall Of Fame に選ばれたようです。アメリカのカントリーサイトに ”Country Music Hall Of Fame Taps Ronnie Milsap, Mac Wiseman, Hank Cochran ” と出ていました。 

ブルーグラス大好き人間だった亡くなった弟と話したことを思い出しながら書いていますが、私がかつて「 ブルーグラスの歌手は哀しい歌も感情を込めることなく淡々とアップテンポで歌うからなんだか物足りなくなるんだよ、ブルーグラスは5~6曲も聴けばあとはみんな同じと思えるんだよな。だから兄ちゃんはカントリーの方が好きなんだよ。ブルーグラスもね、Country song が歌えるような歌手がいいと思うんだ・・・・・ハイロ・ブラウン、マック・ワイズマン、ジム・イーンズ、チャーリー・ムーア等ね。レスター・フラットもカントリーが歌えるからいいよ。ビル・クリフトンも情緒があっていいね・・・・」 なんていう風な会話をしたことを覚えている。 今となっては皆んな古くなってしまってマックを除いて故人になってしまったけど自分の好みは今も変わらない。 

今日のレコードは私が持っているものと弟が残していったマック・ワイズマンのレコードです。 
最初のLPレコードは私ので、一番気に入っている曲は ”It Rains Just The Same In Missouri (ミズリーの雨)”。マック・ワイズマンの歌の中でどれが好きか-といわれたら私は断然この曲をあげます、まさに私にとってのマック・ワイズマン カントリーのベスト曲。Ray Griff という人の作品で内容もいいので他の歌手が歌っていないかと長年気を付けていたけれどマックだけしか歌っていないようで残念、マックはスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ドーブローギターを伴奏にしっとりと歌っています・・・・・”君はこのアイダホと僕から遠く離れて 傷つくことのないミズーリーへ去るという、でもねアイダホに降る雨もミズリーに降る雨も同じなんだよ・・・・” と歌う。 
このアルバムにはカントリーのスタンダードとも思われる曲が入っていることもさりながら マック・ワイズマンという人はわりとみんなが知っているような民謡的な Traditional Song を歌ってくれるのでそんなところもいいところ。 
 
それは2枚目にあげたLPレコードにも表われています、弟はなかなか珍しいレコードを買っていたなぁと思う・・・私が言ったことがちょっと頭にあったのかも知れないですが・・・・・Rural Rhythm レコードというのはアメリカの草の根のカントリーともいうべきマイナーレコード会社でスマートさはないんだけど発表したいアーチストの方針や聴く人の要望に応える優しいレコード会社という感じがします。今でも昔のレコードがCDになって出ているようで根強い活動をしているんでしょうね。(1)I Saw Your Face In The Moon という曲はマックは好きなのかよく歌っているようです、カントリーではたしか Webb Pirce が歌ったものがあったと思う。20曲も詰め込んであるレコードなので曲によっては短くなっていたりですが雰囲気は十分で、ドーブローギターが大活躍で時々オートハープやハーモニカが伴奏を付けてくれるものになっています。バンジョーとマンドリンは全く無しなので完全に Old Country を意識した作りになっている、ゆっくりめの曲が素敵でバーボンウィスキーやコーヒーを飲みながら仕事したり 汗を流す作業したりでバックにさりげなく低く流すにはいいかもなぁとー思っているもの。 マック・ワイズマンのCDとかは全く見たことがなくて博多タワーレコードに行ってもありませんでした、日本ではもう忘れられた存在なのかも。

ところで、先の英文で”選ぶ”と言うのは普通 elect という単語を使うと思うんですが tap という表現がしてあります。 辞書で調べてみると<米>[クラブのメンバーとして]・・・・を選ぶ、任命するーと使うようです、アメリカで使う表現らしい。勉強になるなぁ。
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オムニバスレコードは楽しい

2013年12月31日 | 懐かしのカントリースター
今年最後の懐かしのカントリー&ウェスタン
 
オムニバスレコードは楽しい 栄光のコロムビアカントリー

今年もレイ・プライスのほか往年の懐かしのカントリースターがたくさん亡くなりましたね。皆な1950~60年代の Country Music 全盛時代を生き抜いた人達でした。 12/31はレイ・プライスにちなんで私がコロムビアカントリーに興味をもつきっかけになった Columbia Records の廉価レーベル Harmony Records の2枚のオムニバスレコードを聴きました。ほんとに凄いメンバー総出演なんですね、いかにアメリカの Columbia Records 社のカントリースターが豊富であったかがわかるものです。歌手によってはコロムビアよりも他のレーベル時代の方がよかった人もいますが・・・・・・ここにもれている人にマーティ・ロビンス、ジョニー・キャッシュ、クロード・キング等がいるんですから完璧とはいかないレコードなんですけど・・・・・何はともあれこれが私の今年の聴き納めでした、必ずしも自身のヒット曲ではないものがあるのがかえって嬉しいところ。
Vol.2
・ジョニー・ホートン・・・”Lost Highway ”
・ジミー・ディーン・・・”There's Be No Teardrops Tonight ”モダンなサウンドですが都会にCountry Music を広めた功績大
・マリオン・ワース・・・”Shake Me I Rattle ( Squeeze Me I Cry )”、コロムビアカントリーでは紅一点ともいえる淑女
・ジョニー・ウェスタン・・・”Streets Of Laredo ”、カウボーイ歌手のひとりでもあります
・ジョニー・ボンド・・・”Ten Little Bottles ”、全篇ギターを弾きながらの語りです
・カール・スミス・・・”Night Train To Memphis ”、ヒルビリーの伊達男といわれていました
・ジーン・オートリー・・・”Mexicali Rose ”、この中では古い人ですが Singig Cowboy Singer の元祖みたいな人です 
・ジョージ・モーガン・・・”You're The Only Star In My Blue Heaven ”、カウボーイ系の人が歌うことの多い曲ですがモーガンが歌う珍しい
・チャーリー・ウォーカー・・・”Pick Me Up On Your Way Down ”、正調カントリーで通した人です
・ロイ・エイカフ・・・”Wabash Cannon Ball ”、彼のごく初期の時代のようです
 
Vol.1
・レイ・プライス・・・”My Shoes Keep Walking Back To You ”、チェロキー・カウボーイスタイルで全盛時代、いいな
・ビリー・ウォーカー・・・”Jambalaya ”、モダンなサウンドですが彼は正調カントリーを歌っても上手です
・ボビー・ヘルムズ・・・”Fraulein ”、この人が Columbia Records にいたことがあるのは全く知りませんでした
・フレディ・ハート・・・”Loose Talk ”、多分彼にとっては Columbia Records 時代は不遇の時代だった-と聞いたことがあります
・ストンウォール・ジャクソン・・・”Greener Pastures ”、泥臭いド・カントリーでよくスジを通してきたなあ
・フラット&スクラッグス・・・”Fire Ball Mail ”、ブルーグラスはコロンビアにはこのグループだけで十分だったでしょう
・”リトル”ジミー・ディケンズ・・・”Have I Told You Lately That I Love You ”、いまやカントリーのトキかヤンバルクイナ
・メル・ティリス・・・”Heart Over Mind ”、まだ元気で歌って欲しいです
・カール・バトラー・・・”Honky Tonkists ”、正調カントリーで通した人、地味だけどこんな人は私は好きでした
・レフティ・フリッツェル・・・”The Long Black Veil ”、ノラリクラリの浪花節調カントリーは魅力的でした、亡くなるのが早すぎたと思う
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Country Legend レイ・プライスが亡くなった

2013年12月19日 | 懐かしのカントリースター
レイ・プライスが亡くなった
1926(大正15=昭和1)年1月12日~2013(平成25)年12月16日 テキサス州出身
 

とうとう彼も死んでしまいましたね、カントリーミュージックの一時代を築き輝いた一等星でした。年齢的に亡くなるのは仕方がない世代なんですがやはり淋しさは否めません。Country Music という厳しいショウビジネスの世界で生き抜くための苦労はあったでしょうが、それでも功成り名を成し遂げた人なので悔いのない人生だったといえるのではないでしょうか。
12/16から12/17に日付けが変わろうとする頃にアメリカのカントリーサイトを見ていたら Ray Price が亡くなった-と出ていたのをみて予想はされていたもののビックリ。 夜遅かったし朝は早く仕事に出かけないといけないけれど2枚だけ探して彼のLPレコードを聴いた(写真)・・・・・共に気に入っているアルバム。
米国盤 Columbia Records LE-10021 Ray Price Sings A Tribute To The Great Bob Wills / SAN ANTONIO ROSE
レイ・プライスはテキサス州出身で Bob Wills のウェスタン・スイングが好きだったらしく1961(昭和36)年に ”Ray Price Sings San Antonio Rose / A Tribute to The Great Bob Wills ”というLPレコードを出しています・・・・・とっくの昔に廃盤になっていたものが後年になってアメリカで Re-Released By Popular Demand シリーズで再発売になっていたものを買ったのです、その後アメリカではCDでも発売されたようなんですが残念ながら日本ではCDは手に入らなくて、とてもいいアルバムだから出て欲しいなあと思っていたものです。

フィドル演奏(カントリースタイルのバイオリン)の後に続いて”Hi neighbour, this is new album We chose songs from great Bob Wills~”と語り始めてからボブ・ウィルスの曲を12曲歌っていくものです・・・・最後の曲が終わってまた語りを入れて終わるという構成の素敵なアルバムになっています、ちょっと表現が難しいですが 何といっても雰囲気がある ロマンを感じさせる人なんですよ。レイ・プライス スタイルの Westwen Swing でなかなかの・・・・・何でも、当時のナッシュビルの一流ミュージシャン: ギターの Grady Martin、フィドルの Tommy Jackson、ペダルスティールギターの Jimmy Day、ピアノのHargus" Pig "Robbins 等を使って9時間でレコーディングしたという優れもののアルバムです 。
米国盤 Columbia Records LE-10028 Ray Price / Another Bridge To Burn
もう1枚はレイ・プライスのカントリーバラッド歌手としての並々ならぬ力量をうかがい知ることが出来る「 Another Bridge To Burn 」というタイトルの正調カントリーアルバム。スティールギター、フィドル、ピアノ、時にレキントギター風の生ギターを伴ってのスタイル、ドラムがバタバタとうるさくないし、バックコーラスも入らないのでレイ・プライスの歌唱力を十分に堪能できるものになっています。 2枚とも大好きで、もし日本で彼の追悼盤CDが出せるのであれば是非2枚とも入れて欲しいなぁ・・・・・と願うもの。  
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