西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇の本「ワンダフル・シネマライフ75」

2024年06月28日 | 西部劇の本

西部劇の本「ワンダフル・シネマライフ75」  

私家出版 著者:原川順男 

熱心な西部劇愛好家、ジョン・フォードファン、映画ファンでいらっしゃる原川順男さんという方から過日 私家出版の本を送っていただきました。かつて西部劇映画について鹿児島の西部劇ファンに対して講演されたことがあってその時に知己を得た先輩の方です。 思いがけずこの本を送って頂きました・・・私家版ですから一般には販売されてはいないと思われますが是非紹介だけはしておきたくて載せました。 

「はじめに」という欄に「映画を観始めたのは小学4、5年の頃、近所の校庭や広場にかけられた白幕のスクリーンで ” 青い山脈 ” や ” 暁の脱走 ” を観たのをよく覚えています。その後映画館に通うようになり、1951年の5月、中学1年のときに ” 駅馬車 ” と出会い、ジョン・フォード、ジョン・ウェインの大ファンとなり、映画ファン人生が始まりました」・・・・とあります。 

氏が長年にわたって熱心にこだわってこられた世界だけにとても興味深く読みましたし、面白かった。個人の思い入れが入った文章というのは読んでいて面白いもので共感したり、新しい発見があって納得したりまた自分はこう思うんだけどなあ・・・と心の中で議論を戦わせたり・・・で一気に読んでしまいました。次のような内容が収録されています。写真も豊富 

 

今の時代に西部劇やジョン・フォード監督やジョン・ウェインについての個人的な思い入れのある本に出合うことができないのでワクワクしながら読みました。原川さん、有難うございました。願わくばこの本ができるだけ多くの方々に接することが出来るように願っています。 

*なんとかしないと携帯でとる写真の画像鮮明度がどうも悪いなあ・・

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週に4日の旅男

2024年06月25日 | つれづれに

今は週に4日の旅男🤣  

 

今の私は一週間に4日だけフルタイムの仕事をしている。鹿児島3日.博多で1日。医療の仕事だけど決して楽ではない……何でもそうでしょうけど上手くいって当たり前の世界は結構辛いものがある。博多と鹿児島を行ったり来たりの移動も大変だけど慣れたら習慣みたいになってどうってことないか…となって久しい🤣 ただ、仕事が週に6日が4日になるとやはり心身共に余裕が出てきて嬉しい。映画を見たり音楽を聴いたり健康と体力維持のための運動もできるようになった😁 西部劇の研究?にも時間がとれるようになった🤣 何といってもDVDを見ることができるようになったことが大きい🤣 映画は見ないことには始まらないから🤣  

という訳で過去に書きかけで放置していた記事も完成させて載せることができるようなってきた🤣

ところで、昔デイヴ・ダドレーというアメリカのカントリー歌手がいた。彼が歌う唄に ” Six Days On The Road(邦訳が 週に6日の旅男 )” というのがあった。トラック・ドライバーソングで、現代版カウボーイ・ソングとでもいったらいいかなあ。 デイヴ・ダドレーはハードボイルドを思わせるなかなかのナイスガイ歌手だった、発音がはっきりとは聴きとれないようなぞんざいな歌い方……歳とってからも元気いっぱいの感じだったけど日本ではいまいち人気がなかった。往年の俳優でいえばロバート・ミッチャムって感じかなあ。 いつの間にか亡くなっていた……ドイツのレコード会社から追悼CDが出されたと聞いた。

” 週に6日の旅男 “ ね……仕事で外に出っ放しでたった1日家🤣 まるでオイラみたい…とかつては重ねて思ったこともある🤣 今は時間ができてゴミのように貯まったレコードや映画のソフトを少しづつ見たり聴いたりしながら整理していく・・・そういう年代になったらしい🤣🤣 6/4の記事

 

 

 

 

 

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時代劇映画「燃えよ剣」を見た

2024年06月22日 | 時代劇映画

時代劇映画「燃えよ剣」を見た

  

1966(昭和41)年の白黒作品

作家の司馬遼太郎 ( 1923=大正12~1996=平成8 ) さんは新撰組に興味があったのか「新撰組血風録」と「燃えよ剣」の二冊の長編小説を書いている。このうち「燃えよ剣」は新撰組副長 土方歳三を主人公にした小説……ただ私は2冊とも読んでいなくてテレビで放映された画像だけで知っている作品🤣 小説だから史実から大きく外れることはなくても ( 架空の人物なども出てきて ) 多少の脚色はあるだろうな……というのが読まなかった理由だった。それなら始めから映像で見たほうが…と思って🤣

今回の古いDVD版「燃えよ剣」は劇場公開版だったのかな?映画館で見たことはありません……数年まえに岡田准一主演で公開された「 燃えよ剣 」の元バージョンともいえると思いますが、双方ともそれなりにいい出来栄えだと私は思っています。小説は土方歳三の生涯がテーマですが今回の映画は武蔵多摩の百姓時代から幕末京都の池田屋事件までの扱い。

武州多摩の田舎道場時代に江戸のれっきとした流派の侍連中から道場破りに合い、近藤勇も土方歳三も " 天然理心流 " とまことしやかに謳っていても所詮は百姓相手の田舎剣法です……と自嘲して語るシーンがありますが実際そうだったんだろうな…とリアルな画面に思わずニンマリ🤣 

道場破り側の内田良平の七里研之助、六車宗伯役の上杉高也という役者も本物の侍といった迫力がある。ちょっと今の時代では見られない役者さん・・・この映画はわざとらしさが無くていいな…いわゆるイケメンと言われるような当世の人気者アイドルなんかを使っていないし、近藤勇だって土方歳三だって洗練されていない田舎者出みたいな面が出ていておかしみも感じる…特に近藤勇役の和崎哲哉がヒョウヒョウとした味わいがある。だから、古い映画だけどかえって新鮮に思える🤣 女優さんでは佐絵役で出ている小林哲子も美人で魅力的。

テレビではこれ以前に子母澤 寛の「 新撰組始末記 」という連続ドラマがあって近藤勇を中村竹弥、土方歳三を戸浦六宏、沖田総司を明智十三郎が演じたものがあったので子供の頃だったけどそちらも記憶に残っている・・・映像は残っていないのかも。 三橋美智也が歌う主題歌「新撰組の歌」が秀逸だったし、芥川隆行のナレーションが渋くて雰囲気を出していた。 

判官びいきではないけど日本人は滅びゆくものに感情移入する率が高いのかも

 

 

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エルヴィス・プレスリーの西部劇「燃える平原児」

2024年06月16日 | 西部劇映画

エルヴィス・プレスリーの西部劇「燃える平原児」

 

1960年 20世紀FOX映画 燃える平原児(Framing Star)監督:ドン・シーゲル

西部劇好きの人の間でもあまり話題になりませんがかなりの良作です。ロカビリー歌手エルビス・プレスリーの西部劇……昔のビデオとレンタル用のDVDの解説を参考に述べてみると・・・

「ペイサー(E・プレスリー)は白人の父バートン(ジョン・マッキンタイア)とインディアン カイオワ族出身の母親ネディ(ドロレス・デル・リオ)、父の前妻の息子で白人の兄クリント(スティーブ・フォレスト)の4人で牧場を営んでいた。激しい憎しみあいの中で白人とインデイアンの対立が激化する開拓期の西テキサス。幸せだった家庭はインデアン達が白人を襲い始めたことでもろくも崩れていく。

争いで母も父も友人も亡くし、自分はどちらの血として戦うのか決断を迫られるペイサー・・・。宿命の混血児として生まれた青年の苦悩と家族愛を描いた感動作。」 

インディアンとの人種問題が出てくる映画なので全編を通して緊迫感があります。混血児という微妙な立場の役をプレスリーは好演していますし、終わりに近くなると切なくなるような悲しみの感覚があって、傷ついて去っていくペイサーが 兄に向って ” 自分はもう死ぬ、兄貴は自分の分まで生きてくれ ” と言い残して去っていく姿には思わずジーンときてしまいます。 

ロカビリー歌手としてのプレスリーに夢中になった人達というのは団塊世代よりかちょっと上の世代かなあ。この映画でも始めの場面でペイサー(E.プレスリー)がギターを手に歌う場面がしっかりと入れられています。 

映画にも進出したプレスリー、西部劇ではこの作品と「やさしく愛して(Love MeTender)」があります。いたって真剣に取り組んでいる姿勢が見られて好感がもてます。当時としては」ベテランのジョン・マッキンタイア、ドロレス・デル・リオも好演、他にインデイアン酋長役のルドルフ・アコスタもいい。リチャード・ジェッケルなどが出演しています。 この西部劇、もっと採りあげられてもいいのにな・・・

写真は雑誌切り抜き宣伝とビデオ、DVDからのもの

2024(令和6)2/13の記事なので暫くしたら元の位置に戻す予定です

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懐かしのカントリー歌手 ジム・リーヴス

2024年06月16日 | 懐かしのカントリースター

ジム・リーヴス(5)

 

今日はカントリー・ミュージック全盛期の往年のスター 故ジム・リーヴス(1924〜1964年 テキサス州出身)です。このレコードは1964(昭和39)年発売と記してありますからもう50年以上前のものです♫ 中古店で殆ど捨て値みたいな状態で買ったもの、日本の廉価盤も出されていました。ここではステレオ盤ではなくてモノラル盤です……今やこの違いも説明がしにくい🤣

米国盤 Camden Records CAL-842 Have I Told You Lately That I Love You

(1)Have I Told You Lately That I Love You  (2)I'm Gonna Change Everything  (3)Waltzing on Top of the World  (4)Oklahoma Hills (5)Beyod the Shadow of a Doubt  (6)Roly Poly  (7)Each Time You Leave  (8)A Letter to My Heart  (9)Your Old Love Letters  (10)Highway to Nowhere 

このレコードは一見ジャケットからモダンな音作りかな・・・という感じですが、カントリー&ウェスタン黄金期の往年のスターだったジム・リーヴスの純カントリー時代のものです(右の写真がそんな時代のジムかなぁ)。今のカントリーとは音作りが違っています。一番の違いはドラムがなくてリズムをウッドベースないしはベースギターでとっていることかなあ・・・バックコーラスないのですから素朴なカントリーという感じがあります。それにスチールギターもフィドル(カントリースタイルのバイオリン)もすごいテクニックを使っているわけではなくてシンプルだから(私にとってはですが)心地よい。 

数曲有名曲も含んでいていいのですが、ほかの曲も聴けば聴くほどに味わいが出てくるものが多くて、私はいつも判りやすいところに置いてしばしば針を落として聴いている。カントリーはシンプルでなきゃ・・・と思う。 

1963(昭和38)年 自家用の飛行機事故で死亡

4/12の記事

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西部劇の本"西部劇の文化学"

2024年06月13日 | 西部劇の本

西部劇の本 " 西部劇の文化学 "

 

久しぶりに西部劇の本についてです。 男たちが西部劇映画を見なくなって久しい。というよりも見せてもらえなくなった……というべきでしょう。今の時代でもアメリカでは西部劇映画は作られてはいます。ただ、もう映画の主力になることはないしこれから先もそうでしょう🤣  死んでしまったジャンルと言ってもいいかもしれません……私自身は昔の西部劇映画を見続けていますが、元気を得るためと仕事への日々の活力を得るためにね🤣 

さてこの本の作者は哲学の専門家のようです……私の苦手とする領域の方が西部劇映画を採り上げている、しかもほぼ私と同世代🤣 この方は専門は難しくても子供や若い頃に見た西部劇映画のことが頭の隅に引っかかっていた…何とか文章にして発表したい…みたいな気持ちがあったんでしょうね🤣 嬉しい本です😊 共感出来るところが多々あります😁

最初に「 Director's Note 」というページがあり 著者の言わんとすることが集約されている気がします。その中で " そうだよなぁ ”  と共感するところ……例えば「 西部劇はでたらめなフィクションでもって描かれていない。実に背景に歴史そのもの、人間史を超える人類史そのものが描かれているということ 」「 西部劇は単品で見ていたのではいまとなってはさほどおもしろくない。全てがリンクしている、壮大な文化遺産、文化の西部大陸である……自分なりのテーマを設定して作品をさがしてみていくと、いろいろな発見にであうことは保証する……無意味な西部劇はなにひとつとしてない。」……と述べられていることなんかです。写真も豊富に載っています。

2023(令和5)年12月28日朝の未発表記事です……しばらくしたら元の日のところに戻す予定

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カーク・ダグラス西部劇「ガンファイター」

2024年06月10日 | 西部劇映画

カーク・ダグラス西部劇「ガン・ファイター」

 

1961年 ユニバーサル映画 ガン・ファイター(The Last Sunset) 監督:ロバート・アルドリッチ

この作品は私にとってはちょっと胸がキュンとなる西部劇。個人的には西部劇好きの人は見るべき作品だ……と思っています。103歳で大往生したカーク・ダグラス()全盛期の映画といってもいいかな…。 

DVD には昔のパンフレットの縮小版が同封されていました・・・それによると「カウボーイ上がりの流れ者オマリー(カーク・ダグラス)と彼を追う保安官ストリプリング(ロック・ハドソン)の宿命の対決をクライマックスにメキシコからテキサスの荒野にかけてキャトルドライブが展開する雄大なスケールの西部劇である」と。

   

*南軍退役軍人ジム・ブレッケンブリッジ(ジョゼフ・コットン)は妻ベル(ドロシー・マローン)と娘ミッシー(キャロル・リンレー)とメキシコで牧場を営んでいる。新生活を始めるために1000頭の牛をテキサスまで移動させて売る計画。そこへカウボーイ上がりのお尋ね者オマリー(カーク・ダグラス)と彼を追う保安官ストリプリング(ロック・ハドソン)がやって来る・・・こんなシーンで始まる。

*オマリーが来たわけは昔の恋人だったベルに逢うためだった。牛追いに人手が要るジムは二人を雇い入れてキャトルドライブに出発する。一緒に牛追いの旅をするうちに保安官もオマリーの人柄に接して親しみを持つようになる。 

*ボスのジムは途中の酒場でトラブルに巻き込まれて撃たれて死ぬ。 

 

この映画は私にはかろうじてリアルタイムで映画館で見ることができた作品だった……思い出せないけど恐らく誰れかに連れていってもらって見たと思う。 それこそ半世紀ぶりぐらいに見る。 

以下・・・<私のうろ覚えの記憶から・・・夜の焚き火のシーンがあってカーク・ダグラスが  “ 黄色いドレスの女の子 ” …だったかな?を口笛を吹いて奏でる場面があった。それと若いキャロル・リンレーの黄色いドレスの清楚な姿がいつまでも脳裏に焼き付いていた。そして最後にロック・ハドソンと決闘で撃ち合う時カーク・ダグラスが持っているのが小型のデリンジャー拳銃だった ( いつも拳銃やライフルは持っていなかったと思う)………果たして自分の記憶が正しいのかな>…と思いながらDVD鑑賞した。

見た後…自分の記憶が大体合っていた。ただ、カーク・ダグラスが歌うシーンがあったのとインディアンが出てくるし、ライフルで撃つシーンがあるのは記憶になかった。沢山の知識を得た今は昔の恋人役がドロシー・マローンだったこと、ジョゼフ・コットンが出ていたこと、悪漢にジャック・イーラム、ネビル・ブランドが出ていたことなんかが判るけれど、当時は知らなかったなぁ。若い頃に見た時はキャロル・リンレーに惹かれたけど歳を重ねてから見るとドロシー・マローンの色気に惹かれるなぁ🤣

保安官のストリプリングが1000頭の牛を運ぶには最低でも10人くらいは必要だ……とボスに説明するシーンがあるし、実際の牛追いのシーンの迫力には圧倒されます。スタンピード(牛の暴走)もしっかりと入れられています。夜の牛の群れで角がキラキラ光る現象が出てくるシーンは珍しい🤣こんなことがあるんだ……と瞠目🤣 ついでに、” 瞠目 “ という言葉最近は見かけません…作家の故池波正太郎さんのエッセイなどでよく見かけたもので拝借🤣  保安官が流砂に馬ごと乗り入れてしまって沈んでいくところを助けられる……なんてシーンもありましたが、底なし沼……砂漠にそんなところがあるんだと瞠目( 驚いて眼をパチクリ )🤣 陽気なメキシコ人牧童3人がいて一人はギターを奏でて歌う…賑やかだったりしんみりだったり😁

見どころ沢山の西部劇でした…僕はこの映画をけなすような人がいたらその人は西部劇が嫌いな人だ…と思うなあ

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西部劇スター オーディ・マーフィのこと

2024年06月05日 | 西部劇映画

西部劇スター オーディ・マーフィのこと

 

国書刊行会というちょっとお堅そうなところから出ているシリーズ本の中でひとつのジャンルに “ 映画論叢 " というのがあります。映画雑誌の中でもかなりコアな感じの内容が謳ってあり、ある時 大きな本屋さんでこの号に出逢った。普段は全く興味なさそうな本ですがこの表紙を見たら自称 " 西部劇研究家 “  を名乗っている身としては見逃せない🤣🤣 という訳で衝動買い🤣 “ ガンファイトこそウェスタンの神髄 / オーディ・マーフィがいた!"  だって……西部劇好きには何ともたまらない謳い文句です…自分としてはちょっと子供っぽいけどなぁ🤣

彼は1971(昭和46)年に飛行機事故で亡くなっています。           私のような団塊世代にはオーディ・マーフィ(1924~1971テキサス州出身)の西部劇は少しは引っかかっていたかも知れないけどリアリルタイムではほとんど見ることは叶いませんでした……後年になって見たとしても降ってきて2番館で見た程度ではないかと思います。とにかく、私の世代では中学、高校ぐらいまでは映画を自由に見ることができる状況にはなかったですからね……ひとつには経済的な理由、二つ目には学校許可映画しか許されない時代でしたし。今の人達からは考えられないくらいの制約がありました……学校の生活指導担当の厳しそうな先生がいて街中でも目を光らせている……都会はいざ知らず田舎に住んでいると尚更にね🤣🤣 

さて、この本ではオーディ・マーフィの西部劇作品をほぼ時代順に20作掲げて簡単な内容と著者の感想が述べられています。似たり寄ったりの西部劇ですが、今までオーディ・マーフィについてまとまった形での記事に出会ったことがないので面白く見ました。 

西部劇に限っての作品群を挙げてみるとまあ日本でも沢山公開されたもんだなあ(smile)カッコ内はアメリカでの制作年で、日本公開年はまちまちのようです。今は日本製のDVDもたくさん出されています。 

「テキサスから来た男(1950)」「命知らずの男(1950)」「シエラ(1950)」「シマロン・キッド(1952)」「抜き射ち二挺拳銃(1952)」「ガンスモーク(1953)」「早射ち無宿(1953)」「荒野の追跡(1954)」「勇者の赤いバッヂ(1951)」「宿命の対決(1953日本未公開)」「赤い連発銃(1957)」「四人の無頼漢(1961)」「六頭の黒馬(1962)」「地獄の対決(1962)」「情け無用の拳銃(1960)」「クイック・ガン(1964)」「許されざる者(1960)」「夜の道(1957)」「手錠の男(1965)」「連邦保安官(1963)」「大襲撃(1964)」「無法のライフル(1967)」「テキサス群盗団(1966)」 遺作として「A Time For Dying(1969 日本未公開)」以上です。 

調べてみると漏れているものとして「ガン・ポイント(1965)」「無法者!墓場へ行け!(1964)」があるようです。  特記として、1960年代初期に「スミスという男」というテレビ西部劇シリーズがあります・・・でも私が住んでいた地方では放映がなかったから見たことはありません。映画はほとんどがB級西部劇的です、オーディ・マーフィーだけでもこんな具合ですからいかに日本で西部劇が盛んだったかの過去の証左でもありますね(smile)  

以上こうして見てくるとオーディ・マーフィは堂々たる西部劇スターですね(smile) 大男揃いの西部劇スターの中でオーディ・マーフィは小柄で童顔であったためかあまり堂々とは語られない印象が強いです・・・○○キッドという感じかなあ。                                 第二次世界大戦で欧州に従軍した英雄でもあるんですが、映画の中での彼はあまり笑わないし どこか蔭がある印象を持ちます。

*さてこの本には2020(令和2)2月5日に103歳で亡くなったカーク・ダグラスの追悼記事も掲載されています。大スターだったけど亡くなっても日本のメディアでの扱いが小さかったなあ。近いうちに彼も載せたい

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マリリン・モンローの西部劇「帰らざる河」

2024年06月03日 | 西部劇映画

マリリン・モンローの西部劇「帰らざる河」

 

帰らざる河(Rive of No Return) 1954年 20世紀Fox映画 監督オットー・プレミンジャー

往年のマリリン・モンロー出演の西部劇で共演のロバート・ミッチャムもなかなか男らしくて好演……何度か見たものの最後はどんな終わり方だったかなあと記憶も曖昧だったからこの月曜日 (令和6)6/3 早起きしてDVDで見てみた。今はもう2人とも故人で “ 帰らざる河 “ も古い西部劇になってしまいましたがそれでも記憶に残る映画です……それにモンローが映画の中で歌う " Rivei of No Return " がずっと心に残る唄だったこともあってね🤣 

ストーリーは「 砂金をあてに殺到してきた雑多な人たちがテントを張って寄り集まって集落を作っているような川の急流に面した谷間。マット・コールダー ( ロバート・ミッチャム ) が9歳になる自分の息子マーク(トミー・レティング)を探してやって来たところから始まる。テントの酒場で歌うケイ ( マリリン・モンロー ) がマークの面倒をみていたのだった。ケイには懇ろになっている賭博師のウェストン ( ロリー・カルホーン ) がいて賭博で得た金採掘権利の登記をするためにケイと共に筏で激流を下りカンサスシティに向かおうとする。途中マットに筏では無理だと引き留められる。登記を焦るウェストンはマットの馬とライフルを奪ってケイを残して独り逃げる。

折りからインディアンの襲撃に遭ったマット、マーク、ケイの3人は家を捨て,インディアンが ” 帰らざる河 " と呼ぶ激流に筏を出して逃げるしかないのだった……てな訳で物語は進む…インディアンの執拗な追跡や2人組のならず者に遭遇したりで苦労が絶えない……嗚呼3人の運命は……

 

 

インディアンの攻撃が矢を射たり崖の上から石を投げたりナイフを口に激流を泳いで筏に乗り移ってきたり……とまあなかなかしつこい。インディアンて泳げるんかいな…と唖然となったりして🤣 それに、開拓期の西部では馬と銃がなければ死を意味するような状況である・・・みたいなことも台詞にありました・・・納得

                  

ものの本によるとマリリンが劇中で歌うのは次の4曲だそうです。       (1)The River Of No Return(帰らざる河) (2)One Silver Dollar  (3)I'm Going To File My Claim  (4)Down In The Meadow      私が持っているマリリンのCDには(1)(2)の2曲だけが収録されていました🤣

 

 

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ロバート・ライアン西部劇「誇り高き男」

2024年06月02日 | 西部劇映画

ロバート・ライアン西部劇「誇り高き男」

  

誇り高き男(The Proud Ones)  1956年 20世紀Fox映画 監督ロバート・D・ウェブ

保安官ものの西部劇としてはなかなか面白い作品です……記憶が定かでないですが1967〜8年頃にやや小さな画面でやっている名画座みたいなところで見たと思う。その次に出会ったのはビデオ(VHS)だった……そしてDVDの時代になってまた見たというところ🤣 

物語の背景は昔のビデオ解説によると “ 大量の牛を追ってカウボーイ たちが町にやってくる。牛の集積町となった町には人々も集まり、静かだった町は急に活気と喧嘩の町に変わっていく。カウボーイ達の落とす金を目当てに札付きのワル達も町に流れ込み酒場を開きこの時とばかりに稼ごうとやっきになる。町の商人達も値段を上げ始めるような……そんな空気が漂っている。

(1)キャス ( ロバート・ライアン ) は律儀な男で保安官として町を守り誇りに命を賭ける男だ。レストランを切り盛りしているサリー ( バージニア・メイヨ ) とは恋仲。町が喧騒になり保安官の仕事も多忙になってきた。キャスにはひとつだけ弱味がある…以前のトラブルで頭に銃創を受けたために時々眼が霞んで見えなくなる…しかも生死に関わるような銃撃戦の時に発作が出る

(2)若いカウボーイ出のサッド ( ジェフリー・ハンター ) は父親をキャスに撃ち殺されたという恨みを抱えており密かにキャスに復讐したいと思っている……しかしキャスの人柄に触れ心酔する情も持っており葛藤に苦悩する若者

(3)愛のために男を気遣い誇りを捨てさせようと腐心するサリー  

 

(4)保安官助手に好好爺のジェイク ( ウォルター・ブレナン ) と子供が生まれそうで危険なことを避けたい気弱なジム ( アーサー・オコンネル ) がいる

(5)金の匂いを嗅ぎつけて酒場を開きにやってきたバレット ( ロバート・ミドルトン ) とその片腕支配人(ジョージ・マシューズ)がいる……そして殺し屋たち

   

 (西部劇 君の名は?)…昔の西部劇では時々見かけるソンブレロをかぶったメキシコ系の俳優。歩くたびに拍車がシャンシャン鳴り、二挺拳銃の悪漢。古くからのファンにとっても難問?🤣 ライアンのモノクロ写真は映画雑誌からの切り抜き。

 

アル中でおとぼけだけど殺し屋に狙われる保安官キャスにとって重要な働きをしている爺さんがいる(俳優名は?)🤣 やがて起きる銃撃戦・・・

今の時代に見ても古さを感じさせない西部劇名作のひとつといっていいと思います。西部劇好きは見るべき作品。ロバート・ライアン……渋いなあ〜 バージニア・メイヨ……きれいだなあ〜。主題の音楽は昔ヒットしました。

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