西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 165 ( スリム・ホイットマン 3 )

2011年04月30日 | つれづれに
 Slim Whitman (3)
米国盤 Liberty Records LN-10033 Slim Whitman / Red River Valley


(1)Rhinestone Cowboy (2)Mr. Ting-A-Ling ( Steel uitar Man ) (3)Let Me Call You Sweetheart (4)It's A Small World
(5)Somewhere My Love ( Lara's Theme from " Dr. Zhivago " ) (6)Una Paloma Blanca (7)Red River Valley (8)Too Young (9)Cara Mia (10)When The Moon Comes Over The Mountain


カントリー・ミュージックの世界では少し毛色の変わった歌手と思われていたスリム・ホイットマン(1924年~現在 フロリダ州出身)は古くから世界的に活躍している人です。僕自身は亡くなられた音楽評論家 & DJの水野裕二さんの影響で好きになった歌手でした・・・・・カントリー好きだった水野さんはNHKのFMラジオ音楽番組で時々スリム・ホイットマンの曲をかけてくれて、それこそ楽しそうにおしゃべりをされていました・・・・1970年代中頃だったでしょうか・・・・その頃でもカントリー音楽を聴かせてくれる番組はほんの少ししかなくて貴重でした。 水野さんはたしか自分でもカントリー・ヨーデルが好き-お給料の大半はレコードを買うのに費やしている・・・などと話されていました。 1980年代のレッドネック カントリー以来 Tシャツにジーンズとスニーカーのような恰好のカントリー歌手が当たり前のようになってしまいましたが、カントリーの世界には Slim Whitman みたいな Southern Gentleman もいましたね。

このレコードは Cowboy Song が好きな私には ”Red River Valley(赤い河の谷間) ” のタイトルに惹かれて買ったものです。カントリー歌手でもこのような Traditional Cowboy Song はなかなか歌ってくれないのが普通ですが、嬉しいことにスリム・ホイットマンはこのレコードのひとつ後にも「 Home On The Range (峠の我が家)」というLPレコードを出してくれていました・・・・・実に得がたいカントリー歌手だと僕自身は思っていました。

バラッドの上手い歌手ですがヨーデルもとても上手くて Country Yodel の大家の一人でもありました。 もともとプロ野球選手(投手)だったこともあり、ジャケット写真に見られるように左利きなんですね・・・・・このアルバムは1977(昭和52)年のものですが いま聴いても新鮮な響きを持っています。音作りはややモダンではありますが 今の時代のカントリー歌手には聴かれないタイプのカントリーです( Rockin' Country に慣れてしまうと退屈に思われるかも知れませんが・・・ )。
グレン・キャンベルの歌でヒットした(1)Rhinestone Cowboy はスリムの方がよりカントリー色があります。(2)Steel Guitar Man は圧巻で、きれいなスティールギターのトリル奏法(今では珍しくなった)をバックに朗々と歌うスリムの歌の上手さが目立つ佳曲。(4)It's A Small World は聴けば誰でも知っていそうな軽快な歌で、スリムはヨーデルを交えて歌ってくれます・・・・ディズニーランド辺りではいつも流れていそうな曲です。(6)Una Paloma Blanca はマリアッチ調の軽快な曲。 (5)Somewhere My Love は映画 「 ドクトル・ジバゴ 」(1965=昭和40年デビッド・リーン監督、オマー・シャリフ主演) のテーマ曲 ”ララのテーマ ” でこれもみんなが聴き覚えのあるきれいな曲です・・・・・スリムの歌唱力全開という感じ。 カウボーイ ソングの古典(7)Red River Valley (赤い河の谷間)はギターと高音のスティールギター、ハーモニカを伴奏にオーソドックスに歌ってくれます。(10)When The Moon Comes Over The Mountain もピアノとスティールギターを伴奏に牧歌的で素晴らしいもの。

このアルバム、昔のグレン・キャンベルのポップカントリーに近いサウンドですがきれいなスティールギターが入っていることと、採りあげる曲・・・・・でよりカントリー色の強いものになっています。レコードジャケットも気に入り・・・・・CDになっているかは不明です(2010=平成22年3月28日の記事から採録)

今年(平成23年)の大型連休は暦どうりで全く何の予定もなしでのんびりユックリ。こんなことは初めて、でもこれからはこんなことが多くなるんだろうな・・・・・西部劇を見たりカントリー&ウェスタンを聴いたり・・・かな
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西部劇-25-(ジョン・ウェイン西部劇 ”パラダイス キャニオン”)

2011年04月23日 | 西部劇映画
   
 パラダイス キャニオン( Paradise Canyon )

監督:カール・ピアソン 1935(昭和10)年 Lone Star Production 制作 モノクロ 53分 日本未公開


番茶の味みたいなジョン・ウェインの初期西部劇を見た。原題が「 Paradise Canyon 」となっていて1935(昭和10)年制作ですからジョン・ウェイン(1907~1979年アイオワ州出身)にとってはあの名作「駅馬車」(1939=昭和14年)の4年前の作品なんですね。 大の大人達がちゃちなストーリーの西部劇を真面目にぎこちなく演じている-みたいに見えておかしくなって途中で笑い出したくなるような映画なんですが、それでもジョン・ウェインが出ているし、美人のマリオン・バーンズという女優さん それに稀代のスタントマンといわれた悪役顔のヤキマ・カヌートも俳優として出ているんですから その姿を拝めるだけで満足(?)といきたいところです(smile)・・・・・写真は全て映画から写したものです  

<ストーリー>
メキシコから入って流通している偽造通貨の問題が深刻化していることで捜査官ジョン・ワイアット(ジョン・ウェイン)が呼ばれ 原因を探ることになった。手がかりは数年前に逮捕したメディシンショウ ( 薬売りの旅芸人一座 ) の2人で 一人は証言して放免になり もうひとりは10年の刑に服した。10年の刑期を終えた男カーターが娘のリンダ(マリオン・バーンズ)と2人の楽士と共に再びメディシンショウを始めてメキシコとの国境に向かっているという情報を得た。カーターを容疑者とみたジョンは偽名を使って乗馬と射撃の腕をかわれてうまくメデシンショウ一座にもぐりこむことに成功。
メキシコとの国境の町ロスベドスにやってきた一行はさっそくショウを始めるが邪魔者が入る・・・・・昔カーター(自らを博士と称している-smile-)の相棒で釈放になっていた方のカーリー・ジョー(ヤキマ・カヌート)一味だった。今ではこの町で贋金作りで荒稼ぎしているならず者達のボスにおさまっている男だ。ジョンはメディシンショウ一座と行動を共にするうちにカーターはカーリーに濡れぎぬをきせられ無実の罪だったことを知る。 ジョンと老カーターの会話「いつから薬を売ってる?」「子供の頃からだ、10年間を除いてはな」「その10年は何してたんだ?」「仕事仲間といざかいがあってな、しばらく政府機関とある関係をもっておった」・・・・だと、刑務所に入っていたのを政府機関とある関係をもっておった と表現・・・・・アハハ粋なセリフです。
さて、カーターの存在を疎ましく思うカーリー・ジョーはカーターの抹殺を図るがメキシコ警察の協力をえてジョン・ワイアットの活躍で一味を捕らえて・・・・・・めでたしめでたしといった具合(写真の人物は順にジョン・ウェイン、マリオン・バーンズ、ヤキマ・カヌート)。 馬での追っかけあり、銃撃戦あり、殴り合いあり、ロマンスありの約1時間西部劇・・・・・これはこれで楽しいものだ(smile)。

まあメディシンショウの仕掛けが大きな住居兼舞台になるトレーラーみたいな車なのには驚きました(写真)、車が出てくるということは時代は20世紀初期なんでしょうね。 
それに、Medicine Show なるものがどんなものかが解っていいですね-雄弁な司会のカーターが飲み薬の由来、効能を声高に述べ立ててお客を誘い、合間に歌あり曲芸射撃ありでお客を楽しませる-てな具合。  例えばカントリーがまだヒルビリーミュージックといっていた頃の歌手達でボードビリアン出身の人達はこんなメディシンショウ経験者かもしれない-なんてことを考えるとこんな映画も役に立ちます(smile)。 映画の中では ”テキサスの2人 ” と称する楽士が合間に Delmore Brothers (有名なヒルビリーデュオ)ばりの絶妙なデュエットで2曲歌ってくれています。カーター博士が仰々しく宣伝する件の薬というのもほとんど自家製の調合薬(?)でここではインディアンの伝統的な薬と宣伝していますが90%はアルコールという笑ってしまうようなしろもので本人もしきりに飲んでいる(写真-ポケットウィスキーみたいな瓶に入っている-smile-)

なお、このDVDは有名な百円ショップ「ダイソー」が200円で販売していたもので日本語字幕盤です・・・・・若き日のジョン・ウェインの大根役者振りがうかがえて面白楽しいもので、その時代から肩を落とし気味に揺らしながらノッソノッソ歩く姿が特徴だったんですね、それにJ.ウェインは昔からきれいな女優さんと共演しているんですね・・・・・そんなことがわかって思わずニンマリ。 後年ジョン・フォード監督に見出されなかったら2流の役者で終わっただろうな-なんてことを思わせる古~い楽しい西部劇でした。でも古いのに画像は比較的きれいで色んな知識を得たと思えば200円は超~お得です・・・・今でもどこかで売っているかも
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Hot Club Of Cowtown ボブ・ウィルスを歌う

2011年04月12日 | ボブ・ウィルスを歌う
 米国盤 Proper PRPACD-014 Hot Club Of Cowtown / What Makes Bob Holler
(1)She's Killing Me (2)It's All Your Fault (3)Time Changes Everything (時ふれば) (4)Maiden's Prayer (乙女の祈り) (5)Oklahoma Hills (6)Big Ball In Cowtown (7)Keeper Of My Heart (8)Smith's Reel (9)The Devil Ain't Lazy (10)Along The Navajo Trail (11)Faded Love (12)What's The Matter With The Mill (13)Osage Stomp (14)Stay A Little Longer   

Elana James: Fiddle & Vocals
Whit Smith: Guitar & Vocals
Jake Erwin: Bass & Background Vocals


先日西部劇「トゥルー・グリット」を見た帰りに買った今年初めてのCDです。 Country Hit Chart は必ずしも自分にとっての ” 気に入り ” にはならず躊躇ばっかりの連続だった中 久し振りに行ったタワーレコードに置いてあったものです。 自分が最後に追っかけたグループ Hot Club Of Cowtown が往年のウェスタン・スイングの王者ボブ・ウィルスに捧げたアルバム-ときてははずせないと思って 全くの衝動買い。てっきり解散したと思っていたホット・クラブの3人組の新アルバムにびっくりするやら嬉しいやらでした。
紅一点エレナ・フレマーマンの弾くフィドル( カントリースタイルのバイオリン ) は Western Swing を十分わかっている弾き方でとても気に入っているもの・・・・それに加えて彼女のハスキーな歌も大人の女性の色気を感じさせて大好きだ、名前がエレナ・ジェイムズとなっているので結婚して名前がかわったのかな?

これは録音がほぼ3人でやっているようなのでボブ・ウィルスの厚みのある賑やか仕立ての Western Swing Sound の雰囲気は出せなくてこじんまりとした歌と演奏になっていますが、それでも楽器のテクニックがしっかりしているので小編成でのウェスタン・スイングの好サンプルになっていて楽しいものです。1曲目の She's Killing Me からものすごくスイングした軽快な曲で Whit Smith のボーカルを中心に3人で楽しそうにスタート。  エレナの歌は(2)It's All Your Fault(ソロで)、(3)Time Changes Everything (デュエットで)、(5)Oklahoma Hills (ソロ&デュエットで)、(7)Keeper Of My Heart (悩ましげにソロで)、(12)What's The Matter With The Mill(ソロで)という具合にほぼ全曲で聴かれますが、ギターの Whit Smith も歌が上手くてなかなか洒落た歌い方をする人なのでエレナとのデュエットでも3人で歌う場合でも楽しそうです。
演奏だけの曲は(4)Maiden's Prayer と(8)Smith's Reel、(11)Osage Stomp の3曲でやはりフィドルとギターが大活躍。

このアルバム、通しで聴くと軽くあっさりし過ぎるきらいがありますが もともと Bob Wills のウェスタン・スイング自体が能天気な感じなのでこれはこれでいいのかも知れない・・・・というところ(smile)  





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つれづれに(誕生日)

2011年04月10日 | つれづれに

 
昭和24年生まれ(丑年)だから今日4月10日で62才になった。身長177cm、体重84kg、視力両眼とも0.1でいまのところ健康・・・・・記念に 新しく買ったデジカメで現在を撮影、これからの10年を元気に乗り切れるかなぁ。10代後半の頃から好きで楽しんできたカントリーのレコードや西部劇の本などもいずれは処分する時がくるかもしれない・・・・・などお酒を飲みながら想いを馳せた。 震災で全てを失くした人達の喪失感の大きさを思うとまだ恵まれている自分の立場ではぜいたくなことはいえない気がします。 普段気付かずにいるものへの有難みとか、逆にこんなもの要らないというものがいかに多いか-ということにも気付かされました。

今日は日本晴れで桜が満開できれいだった・・・・・夜になって大好きなカントリー・ソングのひとつで マック・ワイズマンが歌う ”ミズリーの雨( It Rains Just The Same In Missouri )” という曲を聴いた そしてもう1曲、テックス・リッターが歌う ”赤い河の谷間( Red River Valley )”
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懐かしのカントリー&ウェスタン 46 [ オムニバス ]

2011年04月10日 | オムニバス レコードは楽し

楽しいオムニバス レコード (5)
 
米国盤 Shasta Records LP-517 The Way They Were Back When・・・
    Transcribed From The JIMMY WAKELY CBS Radio Shows, 1953 Through 1958
(1)Detour(まわり道)・・・ジミー・ウェイクリー、ウェスリー・タトル & マール・トラヴィス (2)Too Late・・・ジミー・ウェイクリー (3)With Tears In My Eyes・・・ウェスリー・タトル (4)Medley・・・マール・トラヴィス (5)John Henry・・・マール・トラヴィス (6)These Hands・・・テックス・リッター (7)Sweet Mama Tree Top Tall・・・ジョニー・ボンド (8)Love Letters In The Sand・・・ジョニー・ボンド (9)Dusty Skies・・・トミー・ダンカン (10)Nine Pound Hammer・・・テックス・ウィリアムス (11)Won't You Ride In My Little Red Wagon・・・ハンク・ペニー (12)The Streets Of Laredo・・・テックス・ウィリアムス & ジミー・ウェイクリー


現在は自分の中でも色々と自粛気味で なかなか新しい記事更新ができなくて今回もちょっと前のものを再掲載としました・・・・・すこし手直ししています。私のブログは ” 懐かしのカントリー ” にこだわっています・・・・・気分的に沈みがちの時には昔の素朴なカントリーは何かホッとする気分をもたらしてくれる気がします、それに西部劇映画もね。


往年の Singing Cowboy として1940年代の西部劇映画で活躍し、やがてはカントリー歌手としても有名になったジミー・ウェイクリー(1914~1982年アーカンソー州出身)。彼は1970年代に自分のレコード会社「 SHASTA(シャスタ)」を設立して自分と同じ時代に活躍したカントリー歌手達の歌をレコードとして出してくれていました。
音源はほとんど1950年代のラジオ番組 Jimmy Wakely Show からのもので、音も比較的きれいで、ある世代の人達にとってはそれこそ懐かしのカントリー&ウェスタンだったんだと思います。 時代の流行とは全く無関係の、恐らくそんなに売れそうもないレコードを出し続けた ジミー・ウェイクリーの思いはどんなところにあったのだろう・・・・・と思うのですが、それはおそらく消え行く往年のカントリー&ウェスタン音楽への愛惜の想いがあったのでは・・・・と推測します。

私自身はずっと後の世代なのでリアルタイムの音源ではない( ここに登場する歌手達はほとんど私の父親の世代です ) のですが、それでも Cowboy Song や古い Country & Western Music に興味を持っている人達には ”その時代の雰囲気を知る ” という意味で素晴らしい企画ものだったと思っています。 Shasta Records の販売形式が通販によるものが中心だったらしくレコード店では買えなかったのかも知れません。 僕自身はアメリカの中古レコード屋さんのカタログで知って買いましたが、ほんとに昔のカントリーの宝庫という印象を持ちました。ジミー・ウェイクリーをホストにしたラジオ番組なのでジミーと各スター歌手との会話のやりとりが面白く、スタジオに招かれた聴衆の拍手、笑い声などで楽しい雰囲気が直に伝わってきます・・・・・今は亡きカントリー歌手達の若く溌剌としていた時代・・・・

(1)Detour( まわり道 )はジミー・ウェイクリー、ウェスリー・タトル、マール・トラヴィス3人の軽快な歌で始まります。そして J.ウェイクリーの歌の上手さが光る(2)”Too Late ”へ、さらに
ウェスリー・タトル( 1917~2003年 コロラド州出身 )の ”With Tears In My Eyes ” はまったく素晴らしいスローバラッドでウットリしてしまうもの・・・・(4)Medley と(5)John Henry は溌剌としたマール・トラヴィス( 1917~1983年ケンタッキー州出身 )の歌とギターの妙技が堪能できるものでしゃべり方も上手いな。 

ジミーとの和やかな会話の後にテックス・リッター( 1907~1974年テキサス州出身 )が歌うセイクレッドタイプの(6)”These Hands ” も素晴らしくてハイライトのひとつ。 ジョニー・ボンド( 1915~1978年 オクラホマ州出身 )はコメディアンの要素を持った面白いしゃべり方をする人ですが 作曲の才能と歌とギターの上手さは定評のある人で 名曲をたくさん残しています・・・・・ここでは珍しく ”砂に書いたラブレター ”を歌っています。

往年の名女流ソングライター Cindy Walker 作の(9)Dusty Skies を歌うトミー・ダンカン( 1911~1967年 テキサス州出身 )はボブ・ウィルスのウェスタン スイングバンド The Texas Playboys を離れて独立していた時代でしょうか・・・・・枯れた味で秀逸・・・・この曲は昔の人達はよく採りあげて歌っているようです。
(10)”9ポンドのハンマー ” を歌うテックス・ウィリアムス( 1917~1985年 イリノイ州出身 )が ” Howdy! ” と超低音で登場すると ”What a Voice( 何て声なんだ )!” と茶化すジミーと大笑いの観客・・・・・ライブのいいところです。 

南部アラバマ州生まれなのに Western Swing を演って有名なハンク・ペニー( 1918~1992年 アラバマ州出身 )はお得意のヒット曲(11)”Won't You Ride In My Red Wagon ” を軽快に披露・・・・・最後にジミーの歌う Cowboy Song ”カウボーイの哀歌 ”では途中の " Beat The Drum Slowly~" のところをテックス・ウィリアムスが物凄い低音で唱和する・・・・てな具合で、その当時の大スターが一堂に会するような編集になっていてとても楽しいものです。 ラジオでのリラックスした感じがとてもよく出ていて音楽も生き生きとしたものにきこえるから不思議です、この時代のカントリー歌手はみんな飾り気のない気さくな人達ばかりです。皆さん Country Music Hall Of Fame に入ってもよさそうですがテックス・リッター、マール・トラヴィス、ジョニー・ボンド以外はなしです・・・・・やはり Grand Ole Opry への貢献度で左右されるのかな??   

音的にはそれぞれの歌手の特徴に合わせてスティールギター、ピアノ、フィドル、管楽器などが活躍する昔スタイルのものです・・・・・・・私は詳しくは知りませんが「 SHASTA 」レコードからは後に各歌手のCDが出されていたようですので このレコードもCDになっていたのかも知れませんが(私は見たことありません)・・・・・CDになって多くの人達に聴いて欲しいなと思います・・・・でも今は You Tube とかで古い動画も見れるようですから需要的にはそんなにないかも知れませんね。 私自身はこうしたものを出し続けてくれたジミー・ウェイクリーに感謝で・・・・・このレコードはずっと大切にしたい1枚になっています

(2008=平成20年8月10日の記事を再掲)
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つれづれに ( 西部劇 「 トゥルー・グリット 」 を見る)

2011年04月02日 | つれづれに
  久々の西部劇 「 トゥルー・グリット 」

先週の週末からインフルエンザで熱と気分不良に苦しみながらやっとのことで5日間の仕事を全うした。体調がもうすこしだったけれど今日(4/2)土曜日の午後から虎の子の1万円をもって天神に出かけた。終映時期が迫っていると思って西部劇 ” トゥルー・グリット ” を見た後、タワー・レコードに寄り今年(平成23年)になって初めてのCDを1枚買った。電車乗り場に行く途中 東北震災の募金活動をしていたので交通費だけ残して全部募金して帰る・・・・・。
”トゥルー・グリット ”は実は3/21春分の日に一度見に行ったけれど 疲れていたせいか不覚にも半分くらい眠ってしまって消化不良のまま帰ったのだった(入れ替え制だから出ないといけなかった)。映画の前半がどうも緊迫感がなかったせいでもあるけれど眠気が・・・・・。今回は私のように男ひとりで見に来ている人がけっこう多くて、中年の夫婦、若い人もちらほらでした。東京あたりでは若い人達も見に来ているということらしく好ましいことです。

パンフレットを読んでみると「 ジョン・ウェイン(1907~1979)が悲願のオスカーを手にした ”勇気ある追跡 ”(1969/ヘンリー・ハサウェイ監督/原題:True Grit )から41年。同名のオリジナル原作(チャールス・ボーティスの ”True Grit ”)をより忠実にリメイクした傑作西部劇が誕生した。常にあらゆるジャンルでオリジナリティ溢れる映像世界を創り上げ、世界の映画ファンを驚嘆させる異才の兄弟監督ジョエル&イーサン・コーエンが、自身のテーマに通じる ”追跡 ”を布石として新たに挑んだ ”トゥルー・グリット ”である・・・・・全米で2010年12月22日に公開されるや全米メディアや観客から喝采を浴び、まさにコーエン兄弟の最高傑作との呼び声も高い・・・・」 といったことが書いてあります。

<ストーリー> 父親を何者かに殺されたわずか14才の牧場主の娘マティ・ロス( 全くの新人ヘイリー・スタインフェルドが好演 )がオクラホマ州境の町フォートスミスを訪れるところから物語は始まる。 父親の死を見届けて 形見の銃を譲り受けたマティは自らの手で犯人チェイニー(ジョシュ・ブローリン)に罪を償わせることを固く心に誓い、父の仇を討つために大酒飲みで片目の老連邦保安官ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジズ)を雇って犯人追跡を依頼した。同じく別件の殺人事件でチェイニーを追う若きテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)を加えた3人で果てしない犯人追跡の旅が始まった・・・・・そして・・・・という具合に進んでいきます。

この映画の評価は自分にはちょっと難しい。若い人達はどう感じたのかとても興味があります、よかった、面白くなかった・・・・は各自の興味や感性によるのでまちまちでしょう。色んなタイプの西部劇をせめて5~6本くらい見ることができれば比較も出来るんでしょうけど 現状では年に1本あるかないかの西部劇なので これしかない西部劇、しかもアメリカでアカデミー賞に10部門もノミネートされた作品ですから日本上映があっただけでもよかったと思いたいです。
感想としては・・・・・・
ジェフ・ブリッジズは去年の「クレイジー・ハート」の落ちぶれたカントリー歌手の印象が残っているので飲んだくれの保安官役としては私的にはトミー・リー・ジョーンズとかロバート・デュバルあたりがはまり役かな・・・・でしたがまあそれでもよかったかな。

悪漢達の悪らつさが具体的に表現されていないのでマティが父の仇を追う動機が弱いのも弱点ですね。それとマット・デイモンはミスキャストかなあ・・・・彼の雰囲気はテキサス・レンジャーの厳しさが足りない感じがします。 西部劇ファンからするとラビーフがテキサス・レンジャーの誇りについて述べたてているところがあります・・・レンジャーは焚き火の近くでは寝ない-とか、ここは水がすぐ近くにあっていいな・・・俺なんか馬のひずめにたまった水分でしのいだりしたこともあるぞ・・・・なんて話をすると ここはテキサスじゃないからとかテキサスの奴からはよくそんな話をきくよ・・・・・と軽くいなされるところなんかが原語での会話の妙味としての面白いところなんでしょうけど。 25年後に中年婦人になったマティが Wild West Show に出ているというコグバーンを訪ねてくるシーンで座長のコール・ヤンガーとフランク・ジェームズと話をする場面がありますが ”このクズ!”と捨て台詞で悪態をつくところも面白い・・・・・・西部に名を轟かしたヤンガー兄弟、ジェームズ兄弟の生き残りの片割れ達もまともなマティからすれば元悪党のクズ・・・・ということなんでしょうきっと(smile)。   映画の中で使われている音楽も異色で全て Sacred Song が使われていて、 ”Leaning On The Everlasting Arms ”を中心に ”What A Friend We Have In Jesus(友なるイエスは)”などで、場面によってはしんみりとした効果を出しています(西部劇の映画音楽としては異色)。
まあとにかく昔のジョン・ウェインの ”勇気ある追跡 ”と比較するなんてことはあまり意味が無いことで、純粋に今の西部劇として楽しむのがいいと思います。
各県の主要都市ぐらいは上映して欲しいなあ・・・・・上映館が少なすぎます(苦苦)

別な話ですが、”西部劇”という文言を宣伝に使うと女性客が来ないからダメ・・・・と映画会社自身の人がいうなんてことは正しい方向ではないですね。昔は西部劇が好きな女性も多かったんですから堂々とこれは西部劇ですと宣伝して欲しいです。西部劇とはこんなもんだ・・・・・としないと なんでもかんでも「愛するものを守るために~」とか「愛のために~」とかの宣伝文句は女性からみてもいやだなと感じるのではないでしょうか・・・・・どうでしょう。歯の浮くような付け足し宣伝文句は止めて欲しいものです。
また余談ですが、ジェフ・ブリッジズのお父さんロイド・ブリッジズ(1913~1998)も俳優でした・・・・・有名なところではゲイリー・クーパー主演の西部劇「真昼の決闘」で野心家の保安官助手役で出ていました、私のような団塊世代にはテレビドラマに「潜水王ネルソン」というのがあってその主人公・・・・・といえば思い出す人がいるかもしれません。
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