西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

音楽評論家 三井 徹さんのこと

2023年02月23日 | つれづれに

音楽評論家 三井 徹さんのこと

 

三井 徹さんが亡くなられました……長く金沢大学教授でいらっしゃいましたが、広く音楽評論家としても活躍されていて、ちょっと古いカントリー&ウェスタンやブルーグラス音楽ファンの人達には馴染みのある方ではなかったでしょうか。私も三井さんが出された本からは沢山の知識を得ましたし内容が深かったですよ。中でも ” You Are My Sunshine 物語 ” は自ら関係者に取材されたもので読んでいて苦労が偲ばれるものでした。

 

三井 徹さんの翻訳本や自著の本は今でも時々読み返しているくらいです。ブルーグラスの本には前に私家本があって珍しい写真が沢山載せてありました……買って持っているはずなのに見つからないから出てきたら載せる予定です。

三井さん有難うございました♫

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カントリー ヨーデル (1)

2023年02月13日 | 懐かしのカントリースター

カントリー ヨーデルについて(1)

ヨーデルが好きな女の方でしょうか 自身でもヨーデルを歌ってらっしゃる方でしょうか……私のブログに応援をいただきました、嬉しいです😁

折角ですから Country Yodel について私が知る範囲で載せてみようと思います。

昔からアメリカのカントリー&ウェスタン音楽の世界ではヨーデルを得意としていたカントリー歌手がいました。アメリカは移民の国ですからヨーロッパからの伝統や影響が多々持ち込まれてアメリカ独特の形で発展していったものがたくさん見られます。 小さいことだけどヨーデルもそんな中のひとつと言えるかも知れせん

 

私が初めてカントリー系のヨーデルを聴いたのはスリム・ホイットマン( Slim Whitman 1923年フロリダ州出身 2013年亡 ) が歌った ”I'm Casting My Lasso Way-up To The Sky(大空に投げ縄を放れば) “ という曲でした。彼がまだ駆け出しの頃RCAレコードに録画したものが秀逸で、アップテンポの軽快な曲で この曲でいっぺんでカントリーヨーデルが好きになりました。

その次に聴いたのはエディ・アーノルド ( Eddy Arnold 1918年テネシー州出身 2008年亡 ) が歌った “ Cattle Call ”  で、カウボーイ  ソング系の曲でした。牧歌的なゆったりした曲ですがアメリカ西部のカウボーイ の世界がロマンチックにうかがえるような歌でした。ヨーデルは専門ではないですが上手ですね😁

カントリーを幅広く聴くようになってからはもっと遡ってエルトン・ブリット ( Elton Britt 1914年アーカンソー州出身 1978年亡 ) の “ Chime Bells “ なども聴くようになりました。この人のヨーデルは曲によっては驚異的な息の長さでビックリします。私は今の時代においても最高のヨーデルだと思っていますが、忘れられた存在になっているのが残念です🤣

 “ She Taught Me How To Yodel ( 彼女が教えてくれたのさ .) ” とか “ Alizona Yodeler “ などを歌うケニー・ロバーツ(Kenny Roberts 1926年テネシー州出身  2012年亡 )なんて歌手も聴くようになりました。

勿論 Blue Yodel と呼ばれて歌の合間によりシンプルな形のヨーデルを入れて歌の効果を高めるように歌うジミー・ロジャース( Jimmie Rodgers 1875年 ミシシッピー州出身 1935年亡) も好きで色々な曲を聴きました。この人の歌は曲調がいいものが多くてギターの弾き語りによく合うし素人でも真似て歌えそうなところがいいと思っています😁 

このジミー・ロジャースは後進の歌手に大きな影響を与えたようでたくさんの人がジミーの模倣からスタートして一流のカントリー歌手に大成していました。このことについては次回に続く……

私なりの感想ですが……カントリーヨーデルないしはウェスタンヨーデルと呼ばれる歌はどこか清々しいところがあって、昔からある ” 惚れた振られた捨てられた“🤣…的内容のカントリーには合わない気がしています🤣 現代のカントリー界にヨーデルを得意として採り入れているカントリー歌手がいるのか私は全く知識がないのですが、広いアメリカのことなのできっといるのだろうな…とは思いますが、メインストリームのカントリーをみるとヨーデルは難しい気がします。

尚、レコードジャケットほか写真は私の持っているレコード、過去のブログ掲載分のほかアメリカのものをスクリーンショットして調整して載せました。

続く

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西部劇「ブラボー砦の脱出」 を見た

2023年02月03日 | 西部劇映画

西部劇「ブラボー砦の脱出」 を見た  

  

金曜日は休養日にしているので昼から西部劇DVDを見た……外は寒くてとても外出する気になれない。西部劇パーフェクトコレクションというDVD-boxシリーズがもう20巻以上出されていて1巻に10本収録されているから見ても追いつかない、貯まってしまって見切れない状態が続いている🤣 このシリーズはとても安価で良心的(一作当たり150円)、古い作品をどんどん出してくれるから嬉しい。

「ブラボー砦の脱出」…監督:ジョン・スタージェス 1953年公開 カラー 

なかなかの快作で騎兵隊映画としては大変面白い。往年の名優ウィリアム・ホールデンにとって西部劇の佳作だと思う。相当昔に東京の神田神保町の古本屋さんで買ったパンフレットを載せました……水に浸かってシワがよってヨレヨレ最悪状態の代物だったせいか100円だった。買ってからアイロンかけて丁寧に伸ばして保存……粗末なものだけど情報は豊富で今頃になって活躍😁 初めて見たのは30年近く前で、佐賀県の鳥栖市に2年間住んでいた時があり、駅前にあったレンタルビデオ(トップ右の写真)屋さんで見つけて借りたものだった。DVDになってからは遥かに画像が良くなっている。 

さて、昔のパンフレットによると…… 

・時代は1863年南北戦争中である。 

・凶悪なインディアンから開拓民を護るためにアリゾナの荒野にポツンと置かれた砦の小守備隊のエピソードである。隊長はオウエンス大佐()だが主な活動はローパー大尉(ウイリアム・ホールデン)がしている。 

・アメリカを二分した南北の対立がこのブラボー砦の中でも不穏な空気をかもしだしている(南軍の捕虜が多数砦に囲われており脱走の機会を狙っている状況) 

・外からいつ来るかも知れぬインディアンの襲撃にも脅かされている。 

・この内憂外患とそれに対処するローパー大尉の異常なまでの峻厳な対処との摩擦が全巻を貫くスリルとサスペンスになっている  

・ある日ローパー大尉は部下を率いてパトロール中にインディアンに襲われる駅馬車を救った。それには美しい女性カーラ(エレノア・パーカー)が乗っていた。彼女は隊長オウエンスの娘アリス(ポーリー・バーゲン)の友人で、アリスが砦のビーチャー大尉(リチャード・アンダーソン)との結婚式に出席するために来たのだったが、実は捕虜になっている南軍のマーシュ大尉(ジョン・フォーサイス)の許婚でもあって結婚式のどさくさに紛れて彼らの脱走援助をたくらんでいるのだった・・・しかし、カーラはバラの花を愛するようなローパー大尉の優しい面や真剣なその愛情のうち明けに触れて心中の動揺を禁じえないのだった・・・てな具合に進行していくのですが・・・さあどうなることか・・・  

・インディアンの襲撃も見もので、窪地に逃げ込んで隠れた一行を円形に槍の目印を立てられて、そこを目指して上空に向けて矢の雨を降らせる戦術には驚ろくところです・・・ 

 

この映画はロマンスありアクションあり・・・屋外ロケの雄大な風景が素晴らしく、アメリカ西部の大きさを実感できるのも魅力で様々な要素があって楽しむことができる作品でした。 南軍捕虜たちがギターとハーモニカに合わせてセンチメンタルな歌を歌うシーンが2つあります。クレジット・タイトルを見るとスタン・ジョーンズ作の“Yellow Stripes ” ほかになっています。

エレノア・パーカーという女優さんはなかなかの美人・・・それにウイリアム・ホールデンもずっと後の西部劇「ワイルドバンチ」の時と違ってずっと若いし、渋味があって男らしさに満ち満ちている。 これは絶対にお奨め

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Yodeling Slim Clark

2023年02月01日 | つれづれに

Yodeling Slim Clark

 

久しぶりのカウボーイ・ソングのレコード。なかなか知ることのなかったカウボーイ歌手スリム・クラーク……このレコードとっても古いもので、私がカウボーイ・ソングに興味を持ち始めてしばらくしてからその存在を知りました。もう何年も前のこと🤣アメリカの業者さん発行のカタログから安いレコードばかり買っていた時代があって見つけた時は嬉しくて安さも手伝って何も考えずに買いました。船便で3か月かかった時代です🤣……レコードジャケットがいいなぁ 大好き😁

米国盤 Continental Records CLP-1505  Cowboy And Yodel Songs / Yodelin' Slim Clark 

(1)Sweet Betsy From Pike  (2)The Cowboy's Lament  (3)Git Along To The Big Corral  (4)The Bum Song  (5)The gal I Left Behind  (6)The Old Rugged Cross  (7)My Country Home In Heaven  (8)I'm Ridin' Old Paint  (9)Ol' Zebra Dun  (10)I Got No Use For The Women  (11)Yellow Rose Of Texas  (12)I'd Like To Be In Texas  (13)trail Drive To Missoula  (14)Rocky Mountain Yodeler

着いてみるとジャケット下は濡れた痕があって紙がボロボロ気味、レコード盤も擦れていて針圧をあげてかけないと針飛びするような代物でした……それでもレコードジャケットがあるだけでもいいから…と思っていたからいいのです。日本円にして500円くらいだっかな…きっとガラクタ扱い(ジャンクという?)だったのかも知れません。 

ジャケットに面白いことが書いてあるので頭の体操代わりに訳してみます・・・ 

「ちびっ子達に大きくなったら何になりたいかと訊ねたら“ カウボーイだよ” という返事が返ってくる。小さい頃からカウボーイの生活というのは冒険的なものだと思いい描いているのです。大人になるにつれ、カウボーイ生活というのは思い描いていたほどエキサイティングな世界とは違うと悟り始めるんだね。それでも大人になってもちょっとだけでもいいからカウボーイ生活をしてみたいという憧れは残っています。

それにはなるほどなぁと思わせるものがあるんだね、生きていくための基本がつまっているというのかな……そんなところがある。自然に接してそれと戦っていくアウトドア生活、広い大地で太陽の光と新鮮で澄み切った空気に満ち満ちた生活。仕事をこなすのに自らの筋力てスタミナだけが頼りの健康的な生活。思いのままに動き回り考える広い空間をもたらす独立した人生。もちろん人生は楽しいことばかりじゃないし上手くいかないことだってある、しかし年老いて振り返る時全く素晴らしい人生だったなと思うことだろう……次回に続く、私の感想も載せる予定

2022(令和4)2/4の未完成記事です…完成させたらまた元に戻す予定

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