西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 140 [ ムーン・マリカン (5) ]

2010年03月15日 | つれづれに
Moon Mullican (5)
米国盤  TBIRD 0008 CD  Moon Mullican / I'll Sail My Ship Alone & Mister Honky Tonk Man

(1)I'll Sail My Ship Alone (2)Sweet Georgia Brown (3)Moon's Blues (4)Corinna Corinna (5)You Don't Have To Be A Baby To Cry (6)Mr. Teardrop (7)Love Don't Have A Guarantee (8)Columbus Stockade Blues (9)Lucky Me (10)You Don't Take It With You (11)Gamblin' Blackie (12)Old Pipeliner (Pipeliner Blues)//

(13)Mr. Honky Tonk Man (14)I Don't Live Anymore (15)Man In The Moon (16)I'm Just One Tear Away (17)Live And Let Live (18)I Ain't No Beatle (19)I Really Know What Lonesome Can Be (20)Worried Mind (21)Nobody's Darlin' But Mine (22)In The Blue Of The Night (23)Old Pals Are The Best Pals (24)I'm On My Way Home


今日月曜日(3/15)、仕事を終えて電車に乗るまでの間何か新しいカントリーのCDでも買いたいと思って天神のタワーレコードに寄った。新しい今時のカントリーを・・・・・と思っていたもののどんな音楽が入っているか不安で、予備知識不足もあってさっぱり判らなくて眺めるだけにとどめた。今までも他からの情報をもとに買ってみたけれど自分の好みに合わなくて何度も失敗しているから・・・・・カントリーのコーナーにあっても聴いてみると自分の感覚からはほとんどロックにしか思えないことが多くて・・・・といった経験がいっぱいなのでどうも臆病になってしまっている。自分では音にはかなり柔軟性を持っているつもりでも 近年は 「ン?これってカントリー??」 ということがあまりに多すぎて・・・・・何枚も自由に買えるわけではないから ”カントリーらしいカントリーを ”・・・・ということになるんで 選んでしまったのが結局このCD・・・・・自分でもなんだか苦笑してしまいました。 ”最新の~ ” を目指して買いに行ったのに 買ったCDの原盤が1966年発売のLPからのものなんですから。

以前LPからの解説を載せた往年のカントリースター「ムーン・マリカン」・・・・・僕はこの人の歌と Honky-tonk Piano Style がとても好きで このCDを見つけた時なんのためらいもなく”決定!”で買ってしまった。
Moon Mullican のキャリアを調べてみると King Records (1946~)、Coral Records(1958~)、Kapp Records(1962~1964)、Starday Records(1964~)、Spar Records(1966)、Musicor Records(1966 late) となっています・・・・・このCDに入っている2枚のレコードはムーン最晩年のものにあたるようで 以前ブログに載せた 「ムーン・マリカン物語」 の晩年の空白を埋めるものになっています・・・・私は初めて見ました。

内容は ムーンのピアノを目いっぱいフューチャーして他の演奏陣は目立たないバックに徹しているものばかりで色々なスタイルのムーンの歌を聴いて楽しむことが出来るようになっています。 ムーンの声は鼻に抜けるようなややハスキーなところがあるので聴きやすいと思います。バーボンないしはコーヒーでも飲みながら聴いていると酒場( saloon といったほうが似合うかも )のカウンターにでもいるような気分になってきます・・・・・1曲目の (1)I'll Sail My Ship Alone は何度も録音している彼のヒット曲で、いろいろな人がカヴァーしているようですが なんといっても Moon Mullican のものが一番合っているように思います。(3)Moon's Blues は 途中でセントルイス・ブルースのメロディをピアノで弾いたりしてなかなかよいムード。 (7)Love Don't Have A Guarantee のミディアムテンポのカントリー曲でなかなか素敵だ。 (8)Columbus Stockade Blues もピンピコはねるようなピアノがスイングして good 。(10)You Don't Take It With You もアップテンポにスイングする楽しい曲・・・・・というようなわけで1枚目のレコードに当たる(1)~(12)は充分に楽しめるものです。

さて2枚目のレコードに当たる(13)~(24)も似たようにバラエティに富んでいて アップテンポ曲では swing し、スローな曲ではピアノにムーンの歌のムードがよく合ってリラックスして聴くことができます・・・・・私は(19)I Really Know What Lonesome Can Be、(20)Worried Mind、(21)Nobody's Darlin' But Mine あたりが気に入りました・・・・・間奏のピアノのトレモロもカントリーで聴くと魅力的です。

このCDは あまりうるさくないカントリーを聴きたい人、レイドバックしたヒルビリーカントリーを楽しみたい人には合っているかもしれません
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カウボーイ ソング 27 [ 安物なのに お宝  3]

2010年03月14日 | カウボーイ・ソング

米国盤 Camay Records CA-3023 Wagon Train Nuggets  (色々な歌手)

(1)Tex Williams・・・・・Goodnight, Cinncinatti
(2)Cass County Boys・・・・Go West Young Man, Go West
(3)Elton Britt・・・・・・A Mighty Pretty Waltz
(4)Bob Wills・・・・・・・・Fiddlin' Man
(5)Tex Ritter・・・・・・・Billy The Kid
(6)Wesley Tuttle・・・・Red River Valley
(7)Merle Travis・・・・・I'm A Natural Born Gamblin' Man
(8)Hank Fort・・・・・・・・You Can't Hurt Me Now Cause I'm Dead


土曜日にCDでクラッシックのバロック音楽を聴きながら置き場所がごちゃごちゃになってしまったレコードの整理をした・・・・・アメリカから安い中古レコードばかり買っていた頃のものがやはり一番懐かしい。ジャケットを見ているとCDよりもそのレコードを聴きたくなって聴く・・・・なんとも粗末なレコードで、音もきれいとはいえないものもたくさんある(ラジオからまた録音で採ったのでは・・・と思わせるようなもの)。 
このレコードに入っている歌手は今は亡き往年の超一流カントリー歌手ばかりで、しかも専属レコードレーベルを超えた乗り合いバス状態・・・・・どうなっているんだろう 不思議だ。  Camay (キャメイ)というレーベルになっていて裏を見ると解説などは一切無くて Country & Western だけでなくて Popular、Jazz、Rock & Roll、Folk、 Dixieland、Latin、Sacred 、Classic とあらゆるジャンルのレコードリストが載せてあって それも一流アーティスト名が並んでいて購買意欲をかきたてるような仕組みになっている。 このようなわけの判からない安価なレコードは案外面白いものが多くて 宝探しみたいな楽しさがあるんだと思う。 手にとってみて買いたいのが理想だけれど、実際に目にして買った覚えはほとんど無くてカタログから ”面白そうだ・・・・” と見当をつけてめくら買いしてみたものばかり・・・・・そんな中に今日あげたようなレコードに出くわしたのです。 Camay Records はニューヨークにあったレコード会社らしく、音源の出どころもはっきりしない いわゆる廉価盤・・・・・レコード裏のリストを見るとカントリー&ウェスタンもけっこう載っていて全てオムニバス盤のよう・・・・・これから先もどこかで出くわしたら楽しそう。

自分だけの楽しみだけど一応内容を・・・・・(1)Goodnight, Cinncinatti はテックスお得意の全編ウェスタン・スイング調の早口語り物で 彼の十八番 ”Smoke, Smoke, Smoke That Cigarette ”によく似た雰囲気。(2)Go West Young Man~を唄う Cass County Boys はコーラスで通されるとてもスイングした曲で途中 ”Home On The Range (峠の我が家)”を入れている。
(3)A Mighty Pretty Waltz はエルトン・ブリットのきれいなワルツ。
にぎやか仕立てのフィドル曲(4)Fiddlin' Man (カントリースタイルのバイオリン演奏曲)は Western Swing の王者ボブ・ウィルス。
テックス・リッターが生ギター伴奏で歌うアメリカ西部の稀代の無法者ビリー・ザ・キッドを唄った伝承歌・・・・・素朴そのもの。
僕の一番好きなカウボーイソング(6)Red River Valley をゆったりしたスティールギターとフィドルを伴奏にウェスリー・タトル夫妻が歌う・・・・・(7)I'm A Natural Born Gamblin' Man はマール・トラヴィスのスイングする洒脱な歌、伴奏はミュート・トランペットにスティールギター、フィドルにマール自身のギター演奏も聴かれる。
(8)You Can't Hurt Me~を語り、唄う Hank Fort とクレジットされた人は全く未知の歌手、管楽器だけのスイング演奏でオチャラケに唄う・・・・・女性歌手だったのには驚き。
・・・・・・・・というわけで約2ドルの超安物だったのにバラエティに富んだ”私だけのお宝”・・・・・・Cowboy Song だけとはいえなかったけれど こんな安物レコードにまた出逢いたいなあ
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つれづれに(Country Music Hall Of Fame に思う)

2010年03月07日 | つれづれに
Why ? ・・・・・they are not selected The Country Music Hall Of Fame

1961(昭和36)年以来 毎年アメリカのテネシー州ナッシュビルにある Country Music Association においてカントリー・ミュージックに貢献のあった人達が数人づつ Country Music Hall Of Fame (名誉の殿堂)に選ばれている。 かつてのカントリー・ミュージック界で大御所といわれた人達はほとんど選ばれている。 今年2010年は Ferlin Husky (1925年~現在 ミズリー州出身)と Jimmy Dean (1928年~現在 テキサス州出身)、Don Williams (1939年~現在 テキサス州出身)、Billy Sherill (1936年~現在 アラバマ州出身・・・・この人は知りませんでした、レコードプロデューサーみたいです)が選ばれたようですのでまあ妥当な線と言えると思います・・・・・・でも歌手に限って云えば ”??” と首をかしげたくなる年もありました。

本場アメリカでのことだから妥当なんだ・・・・・といわれれば納得するしかないんでしょうけど、僕自身の意見(私感)をストレートに云いますと1940年代後半や1950年代生まれのカントリー歌手が選ばれるというのはちょっと早すぎるんじゃないかなあ-と感じています・・・・・具体的にいうと2006年のジョージ・ストレイト(1952年~現在 テキサス州出身)、2007年のヴィンス・ギル(1957年~現在 オクラホマ州出身)、2008年のエミルー・ハリス(1947年~現在 アラバマ州出身)です。人気があってヒット曲を沢山もち、レコード、CDなどの売り上げなども大きかったりしたとしても・・・・・です。 色々な賞を貰うのは構わないと思うけれど、こと Country Music Hall Of Fame に関しては・・・・・ちょっと違うんじゃないかなあ・・・・・と思いたかったのです。

Elton Britt (1917~1974 アーカンソー州出身)、 Jimmy Wakely(1914~1982 アリゾナ州出身)、 Slim Whitman(1924~現在 フロリダ州出身)、 Hank Locklin (1918~2009 フロリダ州出身)、Tex Williams(1917~1985 イリノイ州出身) といった先達のカントリー歌手達の貢献の方が優先されるのが順番だ-と思ったからですけどね・・・・・私のブログタイトルが「 懐かしのカントリー&ウェスタン 」で昔のカントリー歌手を中心にしていて 知れば知るほど--からかも知れないですが、エミルーやジョージ、ヴィンスといった現役バリバリの人達も素晴らしいですが Country Music の人気が確立されてからの人達ですし、少なくともハンク・ロックリン、スリム・ホイットマンよりも先に選ばれるなんてどうみてもおかしい気がするんですよね・・・・・2009年のチャーリー・マッコイ(1941年~現在 ウェスト ヴァージニア州出身)も僕はどちらかというとハーモニカ奏者としてのサイドマンのイメージの方が大きいと認識していたからちょっと重みに欠ける気がするし・・・・・まあ話題性が必要とか、歌手のファンクラブの突き上げとか色々な運動とかがあるのかも・・・・・とつい勘ぐったりしてしまいました。 

ところが、調べてみると今では選ばれるのに3つのカテゴリーに分けられているようなんです・・・・・大まかに云うと
(1)World War Ⅱ 以前から活動しているような歌手
(2)World War Ⅱ以降~1975年までの時代
(3)1975年~現在まで
それぞれ active な活動をした人達・・・・といった分け方になっているようです。だから現役バリバリの人達も選ばれることになる・・・・って理由(わけ)なんですね。 こんな分け方って意味があるんでしょうかね・・・・・対象がどうしても古い人達ばっかりになってしまうので話題性に欠けるから単に現役バリバリの人達にも門戸を開いてしまおう・・・・・ぐらいにしか思えないですけど・・・・・プロ野球の Hall Of Fame にもそんな分け方は無いでしょう・・・・・何だか Hall Of Fame の重みが無くなるような話ですが、アメリカ本場での話だから・・・マッいいかな・・・・・なるべく Country Music Pioneer の人たちを顕彰するものであって欲しいです・・・・・その点 今年はよかった
Cogratulation, Ferlin Husky, Jimmy Dean, Don Williams, Billy Sherill !!
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J・キャッシュ & J・リー・ルイス ハンク・ウィリアムスを歌う

2010年03月01日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
Johnny Cash & Jerry Lee Lewis
米国盤 SUN Records-125 Jonny Cash & Jerry Lee Lewis Sing Hank Williams

(1)Hey Good Looking (2)I Could't Never Be Ashamed Of You (3)I Can't Help It (4)I Heard That Lonesome Whistle (5)Cold, Cold Heart (6)Lovesick Blues (7)You Win Again (8)Your Cheating Heart (9)Jambalaya (10)Settin' The Woods On Fire


毎月1日のハンク・ウィリアムス関連です。
このレコードは初めからきちっと企画されたアルバムではなくて、サン・レコード専属のジョニー・キャッシュとジェリー・リー・ルイスがそれぞれハンクの歌を歌ったものを単に寄せ集めて 「~Sings Hank Williams 」 としたようなもので、ハンクの名声に乗っかったあやかりレコードといっていいでしょう。 それでもこれだけ集められるということは 2人がやはり Hank Williams の影響を多少とも受けていた・・・・・との証拠でもあると思います。それぞれ個人でも「ハンクを歌う」というアルバムを出せるくらいの人達ですが、まあこのアルバムを聴いての私の感想をいえば ”まったくつまらない・・・・二流もいいところで なんの感激もない ” ものでした。
A面の(1)~(5)がジョニー・キャッシュ(1932~2003年 アーカンソー州出身)です・・・・・単音のエレキ・ギターにコーラスを入れてハンクの名曲を歌うのですが、キャッシュの歌がやたら重苦しい低音で単調であるし、歌詞の内容もへったくれもなく感情を殺してただ歌っている・・・・そんな感じですから感動もなにもないです。
B面の(6)~(10)ジェリー・リー・ルイス(1935~現在 ルイジアナ州出身)にしてもピアノを弾きながらのロカビリースタイルをとっている・・・・・という珍しさだけで こちらの方も感激するほどのよさはない・・・・という点では同じ。 今までブログで採り上げてきたハンク・ウィリアムス関連のレコードの中でも最低ランクというのが私感です。 強いて云えば Jerry Lee Lewis の(9)Jambalaya のロカビリースタイルが調子よくて乗れる というくらいのものでした。 

Sun Records は2人のデビュー時代ですからまあ何でもかんでも録音した-とも考えられますが、そんなものに後でコーラスや演奏をオーバーダビングして出したものかも知れませんし、粗末な音源でも Hank Williams をダシにレコード会社が無理やり作ったようなご都合主義レコード・・・・かな?? ジャケット裏には解説もありません(ったくもう・・・苦々)。
名前の通った2人だけについつい悪態をついてしまいましたが ちょっとな~~いいのはジャケットだけ・・・・・というアルバムでした・・・・・早く忘れたい(汗)
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