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西部地獄街 ( Born To The West )
監督: チャールズ・バートン 1938(昭和13)年製作 日本公開
この(平成23年)ゴールデンウィーク、高速道路1000円というのは効果抜群だったようで渋滞も大変のもよう・・・・・日頃仕事で移動が多い私としてはゆっくりしたく思い自転車、電車で動ける範囲でウロウロ止まり。カントリーミュージックを聴きながら大工道具を駆使して本棚とレコードラックを作り始めた・・・・・1ヶ月完成を目指すことにした。 息抜きに昨日200円で買ったジョン・ウェインの超昔の西部劇 「西部地獄街」 を見る。 500円位で4~5種類くらい出ているみたいですが、原題については-あるものは「Hell Town」、別なのでは「Born To The West」だったり「Born To The West Hell Town」となっていたりでややっこしい。それに、画質は変わりませんが種類(メーカー)によっては日本語字幕が違ったり カットしてあるシーンがあったりするのでどれも一長一短あって見逃せません。解説があるので補足しながら載せておきます。
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<ストーリー> 旅を続けるデア・ラッド(ジョン・ウェイン)と相棒のディンク(シド・セイラー)がラッドのいとこで牧畜業を営むトム(ジョニー・マック・ブラウン)の元を訪ねようとモンタナからワイオミングに着いた時、トムの牛を強奪しようとする一味と出くわす。2人は追ってきたトムに牛泥棒一味に間違われたが、一味を追い詰めたことで誤解は晴れる・・・・(この辺の銃撃戦はみんな馬上での早い動きの中でのことなので何が何だか判らないくらい敵味方入り乱れてドンドンパチパチやっていて-思わず笑ってしまいそう・・・・・でも砂埃の中数百頭の激走する牛の群れは圧巻です。何度か似たようなシーンが出てくるので他の映画で撮ったフィルムの使い回しも含まれているのかも知れない・・・・それでも楽しい。
狙われた牛の持ち主トムは無法の街にはめずらしい好漢だった。ラッドはトムが親しくしている女性ジュディ(マーシャ・ハント)を一目見ただけで心を惹かれる。ラッドはトムの要請で牛を売るために町へ出たものの街ぐるみのいかさま賭博(ポーカー)に巻き込まれてキャトル・ドライブで得た持ち金を巻き上げられそうになる。それを知ったトムは黙ってはいない・・・・・というわけでまあ緊迫するポーカーシーンのあとまたドンパチ始まって・・・・・・。そしてラッドはジュディ のためにめでたく町に腰を落ち着けることになった・・・・・という取ってつけたような内容です。
途中ジュディを乗せた馬がガラガラヘビの威嚇(尻尾のガラガラを鳴らす)に驚いて暴走し、追っかけたラッド が助けあげて幸運にもロマンスの深まりを招く・・・・・などここでも取ってつけたようなエピソードがあったり、会ったばかりのジュディにラッドがプロポーズすると「一日に2度も傷つきたいの?(1度目は牛泥棒に間違われたこと)」とやんわりといなされるシーンなどはB級西部劇(C級といってもいいくらい)とはいっても気の利いたセリフがあって笑える楽しいところです。
ジュディ役のMarsha Hunt という女優さんが清楚な美人なので活きてくる台詞でしょう・・・・・西部劇には気の利いたセリフが1~2つはあるので面白いところでもあります。競演の名前が挙がっている Johnny Mac Brown という人達は昔の西部劇専門の役者で、主演を張ったBCクラス西部劇が多数あってアメリカではけっこう名前が通っていたようです(こうした情報は以前載せた本「さらば西部劇」がとても役立ちました・・・感謝)。
ジョン・ウェインにとっては大ヒットになった「駅馬車」(1939年)の前の年の作品のようですが 比べると まあ”月とスッポン” という感じで・・・・・この作品は番茶の味というところ・・・・でもこうした”大根役者としてのジョン・ウェイン”も見てあげないと・・・・・John Wayne てその作品群の総合力で勝負するタイプと思うんですよね、だからピンからキリまで見てそれでも・・・プラス(Smile)。font>
(コメントを頂いたので2009=平成21年5月5日の記事を再掲しました)(コメント頂いたので2011=平成23年4月9日をさらに再掲載)