西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイ ソング 42 (The Willis Brothers)

2015年02月25日 | カウボーイ・ソング

     
The Willis Brothers (2) 
米国盤 Starday Records SLP-119 The Code Of The West / Sixteen Songs And Tales By The Willis Brothers 
(1)Wagon Train (2)Cimarron (Roll On ) (3)Cool Water (4)Rye Whiskey (5)That Pioneer Mother Of Mine (6)Buffalo Gals (演奏だけ) (7)Cody Of The Pony Express (8)Streets Of Laredo (カウボーイの哀歌) (9)Tumbling Tumbleweeds (さまよう枯れ葉) (10)Missouri (11)Red River Valley (12)I've Been Working On The Railroad (13)I Stll Do (14)Strawberry Roan (15)Ace In The Hole (16)Battle Hymn Of The Republic (17)Oh Susanna Ending 
 米国盤 Cumberland Records SRC-69504 Songs Of The Old West / Oklahoma Wranglers 
(1)Happy Cowboy (2)When My Blue Moon Turns To Gold Again (3)Sioux City Sue (4)Down In The Valley (5)Cimarron (6)Take Me Back To Tulsa (7)Chant Of The Plains (8)On The Old Chisholm Trail (9)Tumbling Tumbleweeds (10)Home On The Range 

久し振りのカウボーイソング & 西部の歌です。 
今回は私にとって今や永遠のコレクターアイテムになってしまっているウィリス兄弟による Songs Of The West ともいえるLPレコードです。1963( 昭和38 )年にアメリカの Starday レコード社から出されたものです、どうでしょうこの黒いレコードジャケット! いかにもそれらしくて私は大好きです。 
 
私のカウボーイソングへの興味は今でも続いているんですが なぜかこの Willis Brothers の Starday レコードだけは今でも手に入らないままになっています。このレコードは人気があるのか状態のよいものがなかなかないということです、人気があるのかも知れません。 気長に探している状態なんですが、そうこうするうちに新潟市にお住まいの Indy 筑波さんという方がご好意でCDに録って送って下さいました・・・・・嬉しかったですよ( 有難う筑波さん )。 

ウィリス兄弟はオクラホマ州出身でまだ10代だった頃の1930年代から活動を始めたようで、1960年代になって Grand Ole Opry ( 古くからテネシー州ナッシュヴィルで開かれているカントリー・ミュージックショウ ) でも人気者であってレコードも沢山出されていたようなんです。 が、彼らのステージでのカウボーイコスチュームのいでたちの割りには彼らが演奏する内容はトラックドライバーソングとか Novelty song とかいったものが多くてなかなか本格的なカウボーイソング集( Songs Of The West ) のレコードがなくて 一番はこのレコードかな-と思っていました。

Skeeter(1907~1976)、 Guy(1915~1981)、Vic(1922~1995) の3兄弟なんですが、特記すべきことは かのハンク・ウィリアムス Sr. の初期レコーディング伴奏を務めたという栄光の歴史をもっていることでしょう。当時は Oklahoma Wranglers ( オクラホマ ラングラーズ )と称していた時代です。 
さて、このレコードの内容的にはアメリカ西部に関するあらゆることに及ぶ歌をやっているようです。兄弟のギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、アコーディオンの他には誰れが弾くのか5弦バンジョーがフューチャーされています。 ”おースザンナ”の軽快なバンジョーにのって軽快にスタート、曲と曲の間に3人の語りが入って簡単な曲紹介のような形式になっており和気合々と進行していきますが 伴奏が3人のギター、フィドル、アコーディオンに時折り5弦バンジョーが入るといった素朴なスタイルなのでこの手の音楽が好きな人には申し分なく楽しめるものとなっています。 私的には(5)The Pioneer Mother Of Mine 、(7)Cody Of The Pony Express ( ポニー急行便乗馬時代の若き ”Buffalo”Bill Cody のことを歌った唄か )、(9)Tumbling Tumbleweeds が気に入り。 ”線~路は続くよどこまでも~ ”で有名な(12)I've Been Working On The Rairoad 、”権兵衛さんの赤ちゃんが風邪ひいた~ ”のメロディでなじみの(16) ”リパブリック賛歌 ”のような誰れでも知っているような唄を歌ってくれているところも嬉しいところ(こんな唄はカントリー歌手はなかなか歌ってくれないです)。 
将来このLPレコードに出会ったらやっぱり買ってしまうことでしょう、レコードが好きなのでレコードでも聴きたいのが私。 
 
尚、2番目に挙げたレコードは ”オクラホマ ラングラーズとして ” のレコードで過去に載せていますのでカウボーイ・ソングのカテゴリーで見てみてください
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懐かしのカントリー & ウェスタン 113 [ 楽しいオムニバスレコード(14)続き ]

2015年02月18日 | つれづれに
 
   
楽しいオムニバス レコード (14)続き
2枚目 
(13)Ballad Of The Grand Ole Opry・・・・ジョージ・モーガン(素晴らしいカントリーバラッド歌手、ドブロギターを伴奏にオープリーを題材の歌)
(14)Let's Say Goodbye Like We Said Hello(別れも楽しく)・・・・ジミー・スキナー(自身のヒット曲の新録音、イヤー渋い渋い、でも大好きな曲) 
(15)Guitar Boogie・・・・・アーサー”ギター・ブギ”スミス(Country guitar 名手の一人、サブネームの通りブギ演奏が得意だったようです) 
(16)Sweet Dreams・・・ジョージ・ジョーンズ(先年亡くなった彼ですが、ここでは最年少でしかも Starday レコード生え抜きの歌手なんですね)
(17)Slow Poke・・・・・・ピー・ウィー・キング(Tennessee Waltz を最も初期に歌って有名な人で Golden West Cowboys なるバンドのリーダー)
(18)Remember Me・・・・T・テキサス・タイラー(だみ声を交えて歌う彼のヒット曲、Western Swing にも普通のカントリー曲にも魅力ありの人)
(19)Dear Okie・・・・・・ジョニィ&ジョニー・モスビー(夫唱婦随でアップテンポで歌われるオクラホマを題材の歌、日本では無名に近い)
(20)Gone・・・・・・・・・・・スモーキー・ロジャース(Ferlin Husky の歌で有名な曲ですが作者自身の渋い歌で聴けることが嬉しい) 
(21)New Panhandle Rag・・・ウェッブ・ピアス(Steel guitar 演奏で聴くことが多い曲を若い時代のウエッブ・ピアスの歌で聴けるとは・・・)
(22)Done Rovin'・・・・・・・・・ジョニー・ホートン(アラスカ魂で有名なジョニーの若い頃の歌声、恐らくMercury Records 原盤を使ったもの)
(23)The Empty Christmas Stocking(淋しいクリスマス)・・・ルル・ベル&スコッティ(ハモンドオルガン伴奏で夫唱婦随で歌われるX'mas ソング) 
(24)Fire On The Strings(火の玉ギター)・・・・・・・・・・・・・・・ジョー・メイフィス(Country guitar 名手の一人、ものすごい早弾きでまさに火の玉)

 
後半はジョージ・モーガンのしっとりしたバラッド(13)Ballad Of Th Grand Ole Opry から始まります、ドーブローギターとスティールギターがとても効果的に使われていますがやはり歌が上手いなあ。 
(14)”別れも楽しく”はアーネスト・タブも歌っていた曲。硬い感じの単音エレキギター、スティールギター、跳ねるようなピアノを伴奏に使った渋さ、味わい深さの面ではジミーに軍配!ジミーの歌い方は語尾をプツッと切るのが特徴。 
(16)Sweet Dream を歌うジョージ・ジョーンズのワイルドさはここでは新人ながらきわだっています、後年大物になっていく過程ですね。 
(17)Slow Poke はPee Wee King のヒット曲の新録音、歌っているのは本人なのか相棒のレッド・スチュアートなのか どっちかな? 彼の持ち楽器アコーデオンもしっかり出てきます。 
(18)Remember Me を歌うテキサス・タイラーを私が初めて聴いたのは あるオムニバスLPにあった”Careless Love”という伝承歌でしたが豪快な歌いっぷりが売りなんでしょうか、とにかく1回聴けば覚えてしまうほどの特徴があります。なお、”Remember Me ”は後年ウィリー・ネルソンが「赤毛のよそ者」というアルバムの中で採りあげて歌っていました。 
 
この2枚目のアルバムの白眉ともいえる(20)Goneを歌うスモーキー・ロジャースという歌手は日本ではほとんど知られていなかった人だと思いますが Starday 社とジミー・ウェイクリー経営の Shasta Records に各1枚ずつLPを残しています。後日採りあげたいと思っています。 
(22)Done Rovin’を歌うジョニー・ホートンも急にポンと出てくると思わず ”オッ!”と気を惹きつけられます、ハーモニカが効果的です。この曲よくオムニバスレコードでJ・ホートンが出てくると使われています。 
(24)ジョー・メイフィスはギター、フィドル、バンジョー、マンドリン、ベースなど何でもござれのマルチ・プレイヤーなんですね・・・・一人で楽器をとっかえひっかえ弾いている姿を映像で見たことがありますが 全て一流というまさに職人技というのはこういう人のことをいうんだろうと思いました。 
 
最後に、このStarday Records 社の顔見せ的2枚組アルバムに入っていないスターに Red Sovine、The Willis Brothers 、Leon Payne、ブルーグラスのHylo Brown 、Bill Clifton 等がいます。ブルーグラスが1~2曲入っていたらよかったかも知れません。でもよく選曲された、古きよきカントリーミュージックを知るにはよいアルバムと思いました。 
                          
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懐かしのカントリー & ウェスタン 113 [ 楽しいオムニバスレコード(14) ]

2015年02月15日 | つれづれに
 
  
楽しいオムニバス レコード (14)
日本盤  London Records SL-224/225 (2枚組) WANTED  Country Music For Collectors Only Vol.2

1枚目
(1)Steel Guitar Swing・・・セシル・キャンベル (カントリースティールギター名手の一人。この曲アップテンポで調子よくフィドルも大活躍)
(2)Let Me Be The One・・・・ハンク・ロックリン(RCAレコード以前に録音した時代のハンクの代表作のひとつ、スチール&フィドル入りの正調) 
(3)I Love You So Much It Hurts Me(切ない想い)・・・・・・フロイド・ティルマン(ノラリクラリと歌う何とも独特のテキサスカントリーの先達) 
(4)I Suppose・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホークショウ・ホーキンス(カントリーバラッドの上手い人だと思います) 
(5)Jole Blon・・・・・・・・・・・・・・・・・・ムーン・マリカン(カントリーピアノの名手で歌ってもブギーやカントリーソングに味がある職人肌の人) 
(6)Whispering Pines・・・・・クライド・ムーディ(Country Music のワルツ王といわれる以前はブルーグラス畑で活躍していた) 
(7)She Taught Me How To Yodel(彼女が教えてくれたのさ)・・・・ケニー・ロバーツ(カントリーヨーデルの素晴らしさ素晴らしさ!が横溢)
(8)Cowboy's Sweetheart(カウボーイの恋人になりたいの) ・・・パッツィ・モンタナ(彼女の最大のヒット曲の再録音、女性 Yodelerとしても有名)
(9)Daddy And Home(懐かしの父上)・・・・・・・・ウィルフ・カーター(語りを入れてジミー・ロジャースの曲を枯れた味わいで歌ってくれます)
(10)Steel Guitar Chime・・・・・・・・・・・・・・・・・・レオン・マッコーリフ(Country steel guitar 名手の一人、ボブ・ウィルスのバンドにも在籍歴あり) 
(11)Won't You Ride In My Little Red Wagon・・・・・・・・・カウボーイ・コーパス(テンガロンハットが似合う稀有のカントリーバラッド歌手)
(12)Oklahoma Hills・・・・・・・・・・・・・・・・ジョニー・ボンド(地味ですがなぜかStarday 社で沢山のLPレコードが出されていました、ライブ録音)


平成27年2月17日(火)夜久し振りに聴いてみた。以前載せましたVol.1 キャピトルレコードの続編で Starday レコード編です。 
このレコードは古いアメリカのカントリーを知るのには優れたアルバムで、カントリー・ミュージックがまだ ”アメリカ人によるアメリカ人のための Country & Western Music だった ” 時代の香りを十分に漂わせてくれる物になっています。もちろん今では皆な故人で音的には古さは否めませんが、でもねぇ本来の Country Spirits は十分伝わってくるんですよね、ルーラルアメリカの香りプンプンの特徴があった Starday Records 社のスター達で個性もはっきりしています。Starday 社はこの手のオムニバスレコードを沢山出していますが、このレコードは日本独自の編集でジャケット写真が購買意欲をそそるものになっていました、私もジャケ買いした一人、先頃、私の住まいの近くにある ”まんが倉庫”なる古物マーケットにこのLPが400円で出ていました。既に持っているのにこんなに安くていいんだろうか-とつい買ってしまった・・・・・。 

ここに登場する歌手達は Starday レコード社でワンマンLPレコードが出されていた人達です、私はこうした人達のStarday LPアルバムに出会うと今でも買ってしまう方です(smile)
 
さてこのレコード、聴き込むほどに味が出てきて、今回CDに録音しながらバーボンウィスキーと一緒に味わったのでした。一番気に入ったのは(6)Whispering Pines というきれいなワルツ曲。スティールギター(ピート・ドレイク)に Twin fiddle (トミー・ジャクソン&バディ・スパイカーらしい)、トレモロを駆使したカントリーピアノがカントリーワルツの良さを際立たせています・・・・・何とも素敵なカントリーワルツ、何度聴いたことか。 歌う Clyde Moody は前身はビル・モンローのブルーグラス・ボーイズにあってその畑で活躍した経歴があるようですが、カントリーに移ってからの歌のほうがずっと魅力的だと感じます。ところでジョニー・ホートンが歌う同名異曲がありますが私的にはクライド・ムーディの曲に軍配! 
(7)She Taught Me How To Yodel のケニー・ロバーツのヨーデルが圧巻、現代でもこれほどのヨーデルはめったに聴かれないと思います。 
(5)Jole Blon もムーン・マリカンのピアノと歌にからむ切れ目なく弾かれる Cajun Style のフィドル(バイオリン)があいまって何度も聴いているうちに魅力が出てくる感じがします。 
要するにこのアルバムの全曲は聴けば聴くほどに味が出てくるまるでスルメのようなものかなあ、CDになるとよかったのになあと思う・・・・・・続きは翌日に
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つれづれに(オムニバスレコードは楽しいBオウエンズ他)

2015年02月07日 | オムニバス レコードは楽し


オムニバスレコードは楽しい 
米国盤 Hilltop Records JM-6027  Buck Owens & Ferlin Husky & Faron Young
Buck Owens/ (1)Rhythm And Booze (2)Hot Dog (3)It Don't Show On Me
Faron Young/ (4)You're Just Imagination (5)Have I Waited Too Long (6)I'm A Free Man Now
Ferlin Husky/ (7)Forgotten Heartaches (8)Friend Of Mine (9)Guilty Feeling (10)Just Another Face


この3人のラインナップを見ると往年の Capitol Country 3人衆かな・・・・・と思うんですが、いきなりのバック・オウエンズ3曲を聴くとまあ3流時代のバックの音で( つまり歌手として駆け出し時代のという意味です ) これはもうキャピトル以前の録音であることが明白。何とロカビリースタイルの(1)Rhythm And Booze、(2)Hot Dog がバック・オウエンズとは・・・・・珍しいです。今ではCDでキャピトルレコード以前のバック・オウエンズの音源が含まれているものがあったりしますが私自身はこんなのは初めてでした。(3)It Don't Show On Me がフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、スティールギター、ホンキートンクピアノ入りのド・カントリーになっています・・・・これにしてもキャピトルレコード時代とは比べ物にならないくらい泥臭くて垢抜けしないサウンド・・・・・でもその後の彼の大成功を思うとこんな曲を聴いても何となくかわいらしく思えてくるんですよね。 

2番目に登場のファロン・ヤングの(4)You're Just Imagination ,(5)Have I Waited Too Long ,(6)I'm A Free Man Now もフィドル、スティール・ギター、ラジオ体操の伴奏みたいなピアノ入りの泥臭いカントリーですが Capitol レコード時代の録音なのか( あるいはそれ以前があるのか不明 )若さにまかせて歌い飛ばしているようなサウンド。

3番目のファーリン・ハスキーもどうもキャピトルレコード時代ではないようでそれ以前の Four Star レコード時代の録音なんでしょうかこちらもド・カントリーでも彼の独特のジャジーな歌い方が垣間見られるサウンドになっています。スティールギター、ピアノ入りのカントリーですが後年のキャピトルレコード時代に比べるとやはり荒削りではあります。 

まあ3人入っているから辛うじて聴き続けられるかな・・・・という感じの荒削りレコードでダンボール箱から引っ張り出してきた物、とてもCDにはなりそうもない代物。レコード時代ならではの遺物・・・・・それでもバーボンでも飲みながら気分にまかせてポッと聴くと楽しい、オムニバスレコードならではの味わいかなあ。 
角刈り時代のバック・オウエンズの写真も今では懐かしい感じがします
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