西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カントリーギターの本

2019年03月23日 | カントリーギター列伝

カントリーギターの本 
全然知らなかったけれど今年1月になって「Guitar magazine」という月刊誌でカントリーギター特集の本(雑誌2月号)が発売になっていたことを1週間くらい前に知る。本屋さんに行くも既に3月号が出ていてバックナンバーは置いていないといわれたので注文。今日やっと手にとれた・・・Country Musicそのものが日本では超マイナーな音楽に陥っているのでこの企画は画期的と映る。本来この雑誌はギター好きの若者(昔若者だった人達を含めて)向けの雑誌だからどうしてもJazzやRockに偏重した雑誌と思っていたので160ページにわたるカントリーギター特集というのは画期的なことだ。
カントリー&ウェスタン音楽好きの私は長い間このジャンルを聴いてきたし本や雑誌も色々見てきましたが、不思議とカントリーギターだけに絞った記事というのはなかったと思います。まぁカントリーに関する本自体が微々たるもので、他のジャンルに比べたら1000:1といってもいいくらいですから......これ誇張でも何なんでもなくてホントですよ。Country music というのは最もアメリカらしい音楽と思うのですが日本ではそれが欠落している。
Country Musicファンとしていうと、昔でいうとバック・オウエンズ、グレン・キャンベル、ハンク・スノウなどは歌手としてだけでなくてギターも超一流ですし、チェット・アトキンス、マール・トラヴィスだけじゃなくて独自のスタイルのサムズ・カーライルなど過去のカントリー界を見ただけでも数多の名手がいます。 
でも、先づはカントリーを採りあげてくれて有難う・・・です。 
 
カントリー・ミュージックはとても奥が深いのでまたいつか続編を希望。
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カントリー ギター -6- 「 ジミー・ブライアント (1)&(2)」

2013年02月01日 | カントリーギター列伝

Jimmy Bryant (1)
イギリス盤 Stetson Records HAT-3978 Jimmy Bryant / Country Cabin Jazz (原盤はUSA キャピトルレコード)

*(1)Frettin' Fingers *(2)The Night Rider (3)Deep Water *(4)Jammin' With Jimmy (5)Whistle Stop (6)Stratoshere Boogie *(7)Pickin' Peppers (8)Pushing The Blues *(9)Rolling Sky (10)Yodeling Guitar (11)Bryant's Sounce *(12)Hometown Polka


ジミー・ブライアント(1925 ~1980年 ジョージア州出身 )は往年のカントリーギター名手の一人に挙げられる人です。詳細はよく分かりませんが、けっこう気難しい人だったらしく 誰れか有名なカントリー歌手のバンドに所属していたような形跡はなくて セッションマンとして色々な歌手のバックをつとめたりレコーディングに参加したりの活躍だったようです。

このLPレコードは1960(昭和35年)年発売のアメリカ盤を後年イギリスのステットソンレコード社が原盤を借りて再発売したものです。 彼お得意の早弾きは(1)Frettin' Fingers、(6)Stratosphere Boogie、(7)Pickin' Peppers、(12)Hometown Polka で聴かれますし、(2)The Night Rider、(5)Whistle Stop、(10)Yodeling Guitar はスイング調です。(3)Deep Water はボブ・ウィルス(Western Swing の王者)のとは同名異曲でスローナンバー、(9)Rolling Sky もスローナンバー。
全般的にはジャケットがカントリー的である割りにはジャズ志向の強いアルバムといえるでしょう。Contry Jazz=Western Swing といっていいかも知れません。私がカントリーギター的だと感じた曲に*印をつけてみました。プロデュースは米キャピトルレコード社の名プロデューサーだった Ken Nelson ( Country Music Hall Of Fame にも選ばれている人です )で、Joe Allison という人が解説を書いていますのでそのまま訳して載せてみます。

「 ギターサウンドで構成されているといってもよいカントリー ミュージックはアメリカの優れた才能があって完璧ともいえるギター奏者たちに活躍の場を提供してきました。このアルバムでけたはずれのテクニックと技術を発揮しているジミー・ブライアントが好例です。ジミー自身はカントリー畑の多くの偉大なギター奏者達の伝統をもとにギターを独習した人です。

彼を Master of the guitar(ギターの名手) たらしめている傑出した才能と技術というのは持って生まれた資質とギターへの純粋な愛情、そして多くの時間をかけてきた単調なハードワークの積み重ねによる賜物(たまもの)なのです。この Country Cabin Jazz というアルバムの中でジミーは自作の12曲のスイング曲を自分流に器用に弾きこなしています・・・バックアップ陣にスティールギターの Speedy West、ピアノに Billy Liebert、 リズムギターに Billy Strange、ベースの Cliffie Stone、ドラムに Roy Harte といった人達が起用されています。 

これらの多才なミュージシャン達はたくさんの Country & Western スター歌手の中でもトップクラスの歌手にバック演奏を提供してきたのでした。 その彼等自身が感じるところのサウンドを、ジミー・ブライアントのギター演奏を中心にして自由闊達に演奏するチャンスを得て発表したのがこのエキサイティングなカントリー即興演奏集ともいえるアルバムなのです 」・・・・・・以上。


Jimmy Bryant (2)

日本盤 東芝EMI ECS-70071 Speedy West And Jimmy Bryant / 2 Guitars Country Style (原盤はUSA キャピトルレコード)

(1)Hop, Skip And Jump (2)Old Joe Clark (3)Blue Bonnet Rag (4)Low Man On A Totem Pole (5)Georgia Steel Guitar (6)Bryant's Bounce (7)Country Capers (8)This Is Southland (9)Arkansas Traveler (10)Swingin' On The Strings (11)Serenade To A Frog (12)Midnight Ramble
 

こちらは前のアルバムよりも時代的には古い1959(昭和)年のもので、1973(昭和)年に米キャピトルレコードの Country Music Hall Of Fame シリーズの中の1枚として日本盤が出されました(それ以前にも発売されたことがあるかも知れません)。 先のアルバムと似たような内容ですが よりカントリー的だと思います。 早弾きは(2)Old Joe Clark や(9)Arkansas Traveler 等の有名フィドル曲(カントリースタイルのバイオリン)で聴かれます。ジミーは若い頃からフィドル(カントリースタイルのバイオリン)も上手かったようです。

録音メンバーも前記のアルバムとほぼ同じではないでしょうか(?) スティールギターの Speedy West と2人で作り出すサウンドはお洒落な-というよりは陽気なアメリカ人的な音といった方がいいかな・・・・・ラジオを聴いているとお知らせコーナーみたいなつなぎのところでバックに流れているギター曲なんかがありますが そんな感じです。 構えて何曲もじっくり聴くとちょっとダレてしまいそう・・・・・いつも誰れかの歌手のバック演奏をつけている腕利きミュージシャン達が自分達の腕前を自由に発揮して作ったようなアルバムではないでしょうか、いわゆる Musician's Music かなぁ。 
決して古臭い感じはありませんのでカントリーギターやジャズギターを弾く人達には参考になる音源ではあると思います

私自身がカントリーギター的で好みと感じた曲に*印を付けてみました・・・・・ただし主観なので聴く人によっては違うと思いますが。
確信はないのですがいまでは両方ともCDとして発売されているのではないでしょうか・・・・ジミーには他にピエロのジャケットのギターアルバムがあって知人に聴かせてもらったことがありますがそれもなかなかいいアルバムでした。
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カントリー ギター -5- [ ジミー・デイ ]

2012年01月21日 | カントリーギター列伝
 
Jmmy Day のカントリー スティール・ギター

米国盤 Mid-Land Records MD-JD-10010 Jimmy Day  / All Those Years

(1)Crazy Arms (2)My Shoes Keep Walking Back To You (3)Heartaches By The Numbers (4)City Lights (5)Pick Me Up On Your Way Down (6)Whiskey River (7)A House Is Not A Home (8)Am I Losing You (9)Lonely Street (10)Heartbreak Avenue (11)Window Up Above (12)Sad Songs And Waltzes


米国盤 (レーベル不明)PHS-600-075 Steel And Strings / The Steel Guitar Artistry Of Jimmy Day

(1)Please Help Me I'm Falling・・・ハンク・ロックリン (2)I Love You Because・・・レオン・ペイン (3)Am I That Easy To Forget・・・カール・ベルウ (4)A Fallen Star・・・ジミー・ニューマン (5)She Thinks I Still Care・・・ジョージ・ジョーンズ (6)Makin' Believe・・・キティ・ウェルズ (7)I Love You So Much It Hurts Me・・・フロイド・ティルマン (8)Wild Side Of Life・・・ハンク・トンプソン (9)Release Me・・・レイ・プライス (10)Funny How Time Slips Away・・・ウィリー・ネルソン (11)I Can't Stop Loving You・・・ドン・ギブソン (12)I Fall To Pieces・・・パッツィ・クライン


カントリー好きの友人がスティールギターのアルバムを貸してくれた(左の写真)・・・・・Jimmy Day( 1934~1999年 アラバマ州 出身 )は往年のカントリーミュージック界では知られた名 steel guitar プレイヤーでした。彼がバックをつけたカントリー歌手の代表曲がいまからするとたいへんなもので、1枚目のレコードには Ray Price の ”Crazy Arms ”、”Heartache By The Number ”、”City Light ” が入っていますし Charlie Walker の ” Pick Me Up On Your Way Down ”、Johnny Bush の ”Whiskey River ” など1950~60年代の正調カントリーのオンパレードで安心して聴けるものになっています。 Jimmy Day のきれいなペダルスティールギターをサポートするのがフィドルのトミー・ジャクソン&バディ・スパイカーの2大名手、ピアノに Gene Dunlop & Pig Robbins とこれも名手なので安心して純カントリースタイルのスティールギター演奏を聴くことが出来ます・・・・・・もう素晴らしい!! の一言です。

2枚目の白いジャケットのレコードは私が唯一持っているジミー・デイのスティールギター演奏集ですが、バックコーラスとピアノ、時にストリングスが入るものの こちらの方もカントリーの名曲揃いでジミーの演奏も素晴らしいものです。 必ずしもジミーが各曲をヒットさせた歌手のバックをつけたものではないようです・・・・・私が知っている範囲で曲名の後に歌った歌手名を入れてみました。このレコードは恐らくスティールギタープレイヤーの教則用サンプルないしは愛好者のために作られたものではないかな・・・・と思います、でも騒がしいカントリーに疲れたときなどに聴くのに適しているかなあ。
1枚目のアルバムの方が正調カントリー色が強いです・・・・・CDになって販売されているかどうかは不明です、されているといいけど

1枚目のアルバムにはバディ・エモンズ( この人もスティールギターの名手 )が解説を書いていて Jimmy Day の演奏スタイルについて Key sentennse とも思える文章があります・・・・曰く ” He makes a slow tune sound like he's just lost someone he loved very much. ”・・・・と。 聴いていて解るような気がします、ジミー・デイはスローな曲に繊細なよさがある-ということでしょうか 。
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懐かしのカントリー&ウェスタン -175-( ビリー・グラマー 1 )

2011年11月06日 | カントリーギター列伝
 
Billy Grammer(1)

米国盤 Vocalion Records VL-73826 Country Favorites

(1)Gotta Travel On (2)Columbus Stocade Blues (3)Rainbow Round My Shoulder (4)I'm Moving On (5)Wabash Cannon Ball (6)Gonna Lay Down My Old Guitar (7)Detroit City (8)Lonesome Life (9)New River Train (10)I Saw Your Face In The Moon

米国盤 Decca Records DL-4642 Country Guitar / Billy Grammer

(1)Guitar Polka (2)I Fall To Pieces (3)Send Me The Pillow You Dream On (4)A Wound Time Can't Rrase (5)Little Joe's Guitar (6)Kentucky Waltz (7)The Three Caballeros (8)King Of The Road (9)Faded Love (10)Wednesday Night Waltz (11)Country Guitar Blues (12)Born To Lose

Billy Grammer (1925~2011年イリノイ州 出身)


いつも覗いているアメリカの Hillbilly サイトを見ていたら往年のスター歌手&カントリーギタリストだったビリー・グラマーが2011(平成23)年8月10日に亡くなった・・・・・と出ていました。
私は彼のレコードを2枚持っていますが 1枚はデッカレコードの廉価レーベル Vocalion Records からのボーカルもので(写真左)、もう一枚はデッカレコードのレギュラー盤(写真右)のギター演奏集で ジャケットにパンチ穴(右上にあります)を開けて廉価盤として売られていたものです。 私のカントリーレコードは80%はこうした廉価盤で占められています( お金がない頃いかに安価でレコードを買うか---にいつも苦心していた結果です )・・・・・初めの頃はカントリーを広く知りたいためにオムニバス盤で、それから一人一枚主義で始めたのに やはり魅力的な歌手のレコードはどんどん増えていったものでした。

ビリー・グラマーは高山宏之さんの 「 ウェスタン音楽入門 」 には載っていない人でしたので 後年になって Country Guitar Player として知ったので、ギターアルバムを買ってみて後から歌手としてのビリーを聴きました、歌手としてはあまり特徴のある歌声ではないので 私の中では平凡なカントリー歌手という感じを受けたままずっとそれが続いています・・・・・ある曲を聴いた時に ”あっ、OOが歌っている!” といった強烈なインパクトがこの人の歌声には感じられなかったんですね。

ボーカルのレコードですが・・・・・スティールギターやフィドルが出てくるカントリーではありません。女性コーラスをバックに エレキギター、生ギター、ドラム、時にピアノが入るといった都会的なナッシュビルサウンドスタイルですので何だか中途半端な感じで 彼の歌の特徴がなおさら目立たないものになっているように思います。名曲が並んでいるのでもう少しビシッとしたカントリー的なところがあるとよかったのに 構えて聴くとぬるま湯につかっているようで・・・・・自分にとっては日曜大工でもしながらバックに流すくらいかな・・・・当時( 恐らく1960年代 )の音楽風潮だから仕方ないのかもしれませんが。

(1)Gotta Travel On は彼の1959(昭和34)年のヒット曲で彼の代表曲のようです、メロディは古謡の ” Roving Gambler ” を使っているような感じです。(2)”コロンブス監獄のブルース”に続いて ハンク・スノウの代表曲(4)I'm Moving On と 古謡といってもよい(5)Wabash Cannon Ball 他に(9)New River Train と3曲も Train song が入っているんですがどうも汽車の躍動感がないのでやさしい感じでもの足りません。(6)Gonna Lay Down My Old Guitar はデルモア・ブラザーズの曲で カントリー歌手が古いヒルビリーデュエットのデルモア兄弟を採りあげるのはちょっと珍しいかも知れません。  成功を夢見て都会に出た若者の挫折と郷愁を歌ったメル・ティリス作の(7)Detroit City は1963年のビリーのヒット曲で ビリーの方がボビー・ベアよりも古いんだと思いますが・・・・・?語りもあってまあまあかな、歌詞の内容で聴かせる曲ですからね。    そして初期の頃のウェブ・ピアスが歌った(10)I Saw Your Face In The Moon で終わります。
そんなに特徴があるというほどのカントリー歌手ではないと思うので日本ではこれからも聴かれることはない人かも知れません・・・・・せめて半分くらいはスティールギター、フィドル入りの正調カントリーでもよかったのではないかなあ

2枚目のアルバムについて・・・・・・ビリー・グラマーはやはりカントリーギタリストとしての方がずっといいように思います。
解説によりますと このレコードにはアル・デクスター作 の軽快な ”Guitar Polka ” 、パッツィ・クラインのヒット曲 ”I Fall To Pieces ” 、ハンク・ロックリンのヒット曲 ”夢の枕を ”、ストーンウォル・ジャクソンの ”A WoundTime~ ”、ビル・モンロー作の ”Kentucky Waltz ”、ロジャー・ミラーのヒット曲 ”King Of The Road ”、Western Swing の王者ボブ・ウィルスの ”Faded Love ”、そしてカントリー名曲のひとつ ” Born To Lose ” などを演奏してバラエティに富んだ構成になっています。 (5)Little Joe's Guitar と(11)Country Guitar Blues が自作のギター演奏曲となっていますが、まあ全体的にみて人間離れしたテクニックなどはありませんが 安心して聴ける Country Guitar 集・・・・・これくらいが自分にとってはちょうどいいな。 なおビリーは Gospel Guitar などのアルバムも出しているようです、彼のCDについては情報がなくてよく判りません

( Billy Grammer が亡くなったのを知って2011年2月26日に書いていた未掲載記事に書き足して今回載せました)
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カントリーギター 5 [ ハンク・ガーランド ]

2011年02月28日 | カントリーギター列伝
Hank Garland (1) 
米国盤 Harmony Records HL-7231 Velvet Guitar The Guitar Artistry Of Hank Garland

(1)Secret Love (2)Scarlet Ribbon (3)Greensleeves (4)Tammy (5)Polka Dots And Moonbeams (6)Autumn Leaves (7)Like Someone In Love (8)Ain't Nothing Wrong With That, Baby (9)Blame It On My Youth (10)Ed's Place


今回は2009(平成21)年10月4日の未投稿記事です・・・・・今と季節が合いませんが書いた時のままで載せています。

ハンク・ガーランド(1930~2004年 サウス-カロライナ州出身)は昔のカントリーギタリストを話題にする時は必ず出てくるプレイヤーの1人だと思います。時々名前を Hank ”Shugarfoot ” Garland と表現してあることがあります。この Shugarfoot が何なのかを調べてみますと、彼が19才の時にレコーディングしてミリオンセラーになった曲 ”Sugarfoot Rag ” からそのようなサブネームをつけて呼ばれるようになったとのことです・・・・・今日のレコードはアメリカ Columbia Records の子会社 Harmony Records から出された廉価レコードで、カタログを見て中古で安かったこととハンクの名前を知っていたのでてっきり Country Guitar のレコードだろうと思って買ったものです(私はホークショー・ホーキンスが歌うRCAビクターでの ”Sunny Side Of The Mountain ” という曲が好きで、その中で聴かれる軽快なギターはチェット・アトキンスかハンク・ガーランドのどちらかだろう・・・・・という記事を読んだことがあってハンクの名前も覚えていたのでしたが、実際は2人とも違うようでした)。
でも、ジャケットを見れば判るようにどちらかといえばムード音楽でした・・・・・しかし ”ギター音楽 ” としての魅力はカントリーだけよりかはずっとよくて いわゆる Musician's Music なんだと思います。

レコードには解説は一切なくて詳細は判らないのですが、裏に珍しい Hank Garland の写真が大きく載っていました(白黒の写真)・・・・・もうずいぶん昔になりますが「 Flet 」というギター関係のアメリカの雑誌があって日本のレコード店にも置いてありました、時々カントリーギタリストの記事が載っていて、その中に Hank Garland の特集記事がありました・・・・・探して出てきたら後日翻訳して載せてみたいーと思っています。 

ところで、カントリーギタリストには2タイプあって(現在はどうか知りません)、まったく Country しかやらない人と、カントリーのほかに映画音楽やラテン、ジャズ、シャンソンなどの他のジャンルまで手を広げてやる人と-です。 私の考えではやはり後者の方がその人の芸域が広い-ということでより魅力があるということになります。 だんだん朝夕に涼しさが出てきてカントリー音楽も聴きやすい季節になってきたと感じていますし( 私は正直言って Countryu Music は夏向きではないなあ-と思っています )、ハンク・ガーランドのこのような Mood Music 的な音を聴いても違和感のない季節になってきたなと思います。 このアルバム、音的にはほぼムード音楽で カントリーフィーリングはありませんので構えて聴くにはちょっと退屈、何か仕事しながら聴くのに向いていると思います。 やはり(3)Greensleeves や(4)Tammy 、(6)Autumn Leaves ( 枯れ葉 ) あたりのよく知られた曲がいい感じ・・・・・ここでのハンクの柔らかいギタータッチは 聴いているものを魅了する力量十分てところです。
恐らくCD化はないでしょうが、ハンクの Country Guitar はたしかドイツの Bear Family Records 社から単品CDが1枚出されていたように思いますが・・・・・?
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カントリー ギター 6 [ チェット・アトキンス&ハンク・スノウ (1)]

2009年01月03日 | カントリーギター列伝
Chet Atkins & Hank Snow (1)  
日本盤 ビクター SHP-6104  C.B Atkins and C.E Snow by Special Request

(1)Wheels(峠の幌馬車) (2)Tammy(タミー) (3)Jamaica Farewell (さらばジャマイカ) (4)The Green Leaves Of Summer (遥かなるアラモ) (5)Limbo Rock (6)Tiptoeing(つまさき歩き) (7)Hold Me Tight (8)I Saw The Light (9)Poison Love (10)Difficult (11) Everybody Does It In Hawaii (ハワイにて)


チェット・アトキンス(1924~2001年テネシー州出身) とハンク・スノウ(1914~1999年カナダのノヴァ・スコシア州出身)のカントリーギター競演アルバムです。 2人にとっては2枚目のギター競演レコードで、折りしも1960年代のナッシュヴィル・サウンド花盛りの時代に出されたものなのでチェット・アトキンスのエレキ ギターとハンク・スノウの生ギターにストリングスを伴ったイージー・リスニング的な音作りになっています。
(1)「峠の幌馬車」で軽快にスタートして、当時の映画音楽(2)「タミー」や(4)「遥かなるアラモ」(ジョン・ウェイン主演の西部劇の主題歌) そしてポピュラー曲ハリー・ベラフォンテの(3)「さらばジャマイカ」の他2人の共作曲「Tiptoeing」や カントリーからの(8)I Saw The Light、(9)Poison Love とジミー・ロジャースの(11)Everybody Does It In Hawaii 等が採り上げられています。 
 各曲のよさもさることながら、チェットのソフトなエレキギター(彼のギターでいつも驚くのはフレットからフレットへ音を移動する時に弦をこする指の音が全くしないことです) と タッチが強いので力強いはっきりした音を出すハンクの生ギターがとてもよく溶け合ってどの曲も素敵に聴こえることです。

チェット・アトキンスはもう「ギターの神様」ですから何もいうことはありませんが、私の大好きなハンク・スノウのギターについてはまた彼独特の弾き方で違った味わい深いものなんですね。ハンクが若い頃にどのようにしてギターをマスターしたのかははっきりとは知りませんが、生ギターを上手く弾くことは出来ても人を感動させるだけの力量はテクニックのほかにプラスαする何かがないとおいそれとした技量では出来ないと思うんです・・・・・・Hank Snow にはそれが備わっているんですね(私的にはそう思います)。  私自身は(1)Wheels (峠の幌馬車)、(2)Tammy、(4)The Green Leaves Of Summer(遥かなるアラモ)、(6)Limbo Rock
が気に入っています。 尚、(9)Poison Love ではハンクとチェットがギターを弾きながら交互に歌を歌っており、特にチェットのあまり上手くない歌はご愛嬌です・・・・・でも和気あいあいとして楽しいものになっています。 LPジャケットもなかなかいいな・・・と個人的には気に入っています。
このアルバム、単品のCDになっているかわかりませんが あれば絶対のお薦めと思います・・・・・時代の古さを感じさせないですよ
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カントリー ギター 5 [ スティール ギター列伝]

2008年10月13日 | カントリーギター列伝
スティール ギターの魅力 米国盤 Starday Records SLP-233  The Steel Guitar Hall Of Fame
(1)Steel Guitar Rag・・・レオン・マコーリフ ( レオンはWestern Swing畑の出身。steel guitarの定番曲です
(2)Pleading・・・ ピート・ドレイク ( 本当にスティールギターらしい弾き方をする人です、僕は大好き
(3)Nashville Glide ・・・ハーブ・レミントン ( ハーブもWestern Swing畑の出身。Remington Rideという曲で有名
(4)I'll Be All Smiles Tonight ・・・ディーコン・ブラムフィールド ( 知らない人ですがトレモロを多用した本来のドーブローギターを弾いています
(5)Steel Driver ・・・ジミー・デイ ( レイ・プライスのバンドCherokee Cowboysほかで活躍しました
(6)Salty Dog・・・ ショット・ジャクソン ( ドーブローギター、スティールギターともに弾きこなす名手
(7)Jody's Chime ・・・カズン・ジョディ ( なかなかよいハワイアンスタイルの早弾きを披露しています
(8)Night Walk ・・・”リトル”ロイ・ウィギンス ( Eddy Arnoldのバックを多くつけたのでスローな曲はお手のもの
(9)Singing Strings ・・・バディ・エモンズ ( この人はアップにもスローにも強いですが、スローな曲での繊細さは右に出る者がないです
(10)Hilo March ・・・ジェリー・バード ( 晩年はカントリーよりもハワイアンでの活躍のほうが目立ちます
(11)Opry Express ・・・ドン・ヘルムズ ( ハンク・ウィリアムスのDrifting Cowboysにいました
(12)Tennessee Plowboy ・・・”リトル”ロイ・ウィギンス ( 彼の トレモロを多用したステイールギターは何だかとても癒される感じがします
(13)Steel Guitar Special・・・ スピーディ・ウェスタン ( Jazzyな演奏が得意なようです
(14)Beneath The Willow・・・ブラザー・オズワルド ( ロイ・エイカフのSmokey Mountain Boysで活躍、彼の哀愁のあるドーブローギターは素敵だ


カントリー&ウェスタン音楽ではスティールギターの音色がひとつの特徴になっているといってもいいほどです。これは懐かしのスティール奏者を集めたLPレコードでずいぶん昔に中古で買いました。ほとんどの人は今は故人です、ジャケット写真はピート・ドレイクです。
現代では超テクニックを持ったプレイヤーが沢山いるのでこのアルバムに載っている人達は古典といっていいのかもしれませんが、素朴さが横溢していた時代のカントリー&ウェスタン界の一流プレイヤー達ですので、何か仕事でもしながらバックにさりげなく流す・・・・などすると楽しい感じです。自分にはこれくらいのサウンドが合っているなぁと思いました。ドーブローギターを含めて、あまり人間離れした超テクニックを駆使するとかえってカントリーらしさがなくなる気がしますが・・・どうなんでしょう。
全く同じではないですがスターデイ社のCDを見かけたことがありますので出ているかも
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カントリー ギター -3- [ ロイ・クラーク (1)]

2008年07月06日 | カントリーギター列伝
Roy Clark (1) 
米国盤 Capitol T-2425 The Roy Clark Guitar Spectacular !

(1)Caravan (2)La Paloma (3)Down Yonder (4)WestphaliaWaltz (5)Overdue Blues (6)Alabama Jubilee (7)Tico Tico (8)In An Eighteenth Century Drawing Room (9)Malaguena (10)Lilli Marlene (11)Medley: Wildwood Flower~In The Willow Garden~Little Jimmy Brown (12)Racing The Mule

Spectacular(目を見張らせるような・・・という意味)と銘打ったロイ・クラーク(1933年~現在 ヴァージニア州出身)の1965年のギターアルバムです。ロイはカントリー歌手(ややハスキーな声で”The Tip Of My Fingers”というヒット曲がありました)、カントリーギタリスト、コメディアンとして活躍していた人ですが、素晴らしいギターアルバムを何枚か残しています。
ギターテクニックは大したもので、このレコードもバラエティに富んだ内容で聴いていて飽きないです・・・・(1)「キャラバン」は私の若い頃はベンチャーズの演奏でおなじみでした。ロイは音をのばさずに短く切るスタイルで軽快なアップテンポでやっています。ラテンの2曲は、(2)「ラ・パロマ」は歯切れのよいベースとドラム、木琴、女性コーラスを伴ってスローに・・・(9)「マラゲーニャ」はダイナミックに・・・共に生ギター演奏でやっていて素晴らしいものです。

(3)(6)(11)(12)はよくカントリー畑ではギター演奏されるもので、まぁ~ロイの驚異的なエレキギターでの早弾きが堪能できるものとなっています。 (ただし(11)は12弦ギターを使っての演奏) (4)は軽快なアコーディオンとロイのエレキギターでのワルツ曲。(5)はピアノを伴なってのブルース・ギター。
(10)「リリー・マルレーン」は第二次世界大戦中のヨーロッパでララ・アンデルセンやマレーネ・ディートリッヒの歌ではやったという名曲、ロイはアコーディオンと女性コーラスを伴ってゆっくりと弾いており、ムード音楽としても立派に通用する腕のさえを見せています。
カントリーギタリストもただ早ければよい とかテクニックが凄ければよい というだけではなくてそれ以外の何かプラスアルファの雰囲気が必要だと思います・・・・その点でこのロイ・クラークなんかはカバー領域の広い本物のエンターテイナーだと思います。40数年前のレコードですが現代でも立派に通用する普遍性のある音作り、CDになっているかどうか不明です
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カントリー ギター 2 [ マール・トラヴィス(1) ]

2008年03月23日 | カントリーギター列伝
Merle Travis (1) 
 米国盤 Capitol SM-650  The Merle Travis Guitar(オリジナルは T-650)     
(1)Blue Smoke (2)Black Diamond Blues (3)On a Bicycle Built For Two (4)Saturday Night Shuffle (5)Bugle Call Rag (6)Tuck Me To Sleep In My Old 'Tucky Home (7)Walkin' The Strings (8)The Memphis Blues (9)The Sheik Of Araby (10)Blue Bell (11)The Waltz You Saved For Me (12)Rockabye Rag

カントリーギターの名手として超有名な人で、もう語り尽くされていると思いますのでここでは彼のguitar playerとしての初めてのLPレコードの解説をそのまま訳して載せてみたいと思います・・・・・・以下訳・・・・・・ カントリー界の人達は彼の演奏を「Travis Style」と呼びますが、ジャズ・ミュージシャン達はあれは「Country Guitar」だと言います。呼び方はどうであれマール・トラヴィスのギタープレーは特別なもので、まさに素晴らしいの一言です。先づ、マール自身のオリジナルサウンドを持っているということです。とても表現力豊かで、あらゆる先輩ギタープレイヤーの音楽に対して敬意を払っていると同時にギターという楽器に対しても一種敬意を持っているのでは・・・とさえ思われます。
M.トラヴィスは若い頃にケンタッキー州のBoone Countyでtent showやmedicine showで演奏した経験があり、いわゆる生粋の、土着のミュージシャン達(その人達自身もまた・・・まだギターが珍しく、高価でもあった時代から演奏していた先達の演奏スタイルを受け継いできている人達です)から深く影響を受けたといいます。ごく初期の時代には知っている簡単な曲がくり返しくり返し演奏されたものでした。ミュージシャン達は曲が洗練されたものに聞えるように、ギターで独創的な音が出せるように工夫努力を惜しまなかったのです。このレコードでマールが実証しているように、素朴なハーモニーや単純なメロデイに力強い音やシャープな音が加わっています。
M・トラヴィスはカントリー歌手として、あるいは「Smoke,Smoke,Smoke」「No Vacancy」「Cincinatti Lou 」等の作曲家として有名でしたが、ギタリストとしてはそれほどには知られていませんでした(注:これはあくまでも当時のことです)。実際、アメリカのギタリストの間では彼のテクニックだけが先走りし目立っていたのです。マールの演奏はどのフレーズもスムーズで一音一音がとてもクリアーです。アルバム中の曲群があたかも複数のギターで演奏されているかのように聴こえるかもしれませんが、彼が弾くギター一本だけの演奏でありレコーディング上何のトリックも使ってはいません。
「Travis Style」はジャズとは言われませんが、ジャズの影響を受けているのは明白です。一つには、”Blues Playing”と呼ばれるものを取り込んでおり、映画「ここより永遠に」(1953年バート・ランカスター主演、マールも兵隊の一人として出演している)で歌い演奏した「Re-enlistment Blues」という曲にそれがうかがえます。彼の演奏は歯切れよさ、そして時に複雑で込み入った音で成り立っていますが、決して不協和音という訳ではありません。時として泣き咽ぶような音があったりしますが、決してめそめそしたものでもありません。彼が作り出す音、テクニック、音楽的なアイデアなど全てをひっくるめて「Travis Style」と言うべきでしょう。感受性豊かで表現力に富む偉大なギターサウンドを叶えてくれる確固たるミュージック・・・・それこそ「Travis Style」であり「Country Guitar」と呼ぶべきものでしょう・・・・以上訳・・・
(1917~1983年ケンタッキー州出身)1977年にCountry Music Hall Of Fameに選ばれています。
このレコードがCDで出ているのか僕はわかりませんがカントリー ギターの古典として一度は聴いておいたほうがいいのかな・・・と思います。
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カントリー ギター 1 [ サムズ・カーライル(1) ]

2008年03月22日 | カントリーギター列伝
Thumbs Carllile (1)  
  米国盤 Smash Records SRS-67085 all thumbs 
(1)On The Street Where You Live From "My Fair Lady" (2)Strangers In The Night(夜のストレンジャー、フランク・シナトラの歌で有名) (3)Autumn Leaves(枯葉) (4)A Good Time (5)Greensleeves(グリーンスリーヴス) (6)Let It Be Me (7)Harmony Grits (8)Gravy Waltz (9)Old Cape Cod (10)Bill Bailey (11)Morning Star (12)Just Blues 
 
カントリー ギターも好きで時々聴きますが( 特に夜酒を飲みながら )、僕が今までで一番驚いたカントリー ギタリストはこのサムズ・カーライル( 1931~87年ミズーリ州出身 )という人です。 Starday Records というカントリーやブルーグラスというアメリカ南部音楽に焦点をあわせたレコード会社があって、その中にカントリー ギターのオムニバスLPレコードがあってこのサムの曲が1曲入っていました。「 Springfield Guitar Special 」 というアップテンポの曲で、面白いことに彼がしゃべりながら多くの有名なカントリー ギタリストの奏法をすこしずつ弾くという「 ギターものまね 」版でした・・・グラディ・マーティン、ジミー・ブライアント、レス・ポール、チェット・アトキンス、ビリー・バードなど出るわ出るわで唖然としていると、途中でいきなりスピーディー・ウェストのスティール ギターの物まねが出てきました・・・・ここでエエッ??と驚いた・・・どのように弾いているんだろう・・・と。
謎が解けたのはず~っと後になってからです。LPジャケットで彼はギターを横たえています・・・・そう、サムの弾き方は全くユニークなスタイルで横にしたギターのフレットを左指で1音1音ピアノの鍵盤を押すように使って、しかも右手は親指につけたサムピックだけで弾いていたんです( 彼の名前の由来にもなった )・・・・なるほどこれなら途中でスティールギターの音を出せるかも( 途中で金属バーを持ってスティールギターのように弦上をすべらせて音を出す )・・・・・と納得した次第。 アメリカには色んな人がいますね・・・・・解説によるとサムは11才の頃からこのスタイルで弾いているそうで、名カントリー歌手レッド・フォーレーの Ozak Jubilee Show や ”リトル ”ジミー・ディケンズのバンド、ロジャー・ミラーのバンドメンバーとして活躍、アメリカのカントリー界ではよく知られたギタリストだそうです。

このレコードの解説者も最大級の賛辞を送っています・・・・音的な内容はカントリーではなくてギタリストとしての腕の見せどころとして昔のカントリーギタリストがよく採りあげるようなジャズ、映画音楽、スイング、ムードミュージック等になっています・・・・素晴らしいムードを持ったアルバム。
You may find it hard to believe that he's playing " thumbs only " when you hear his strumming in this album on tunes like " A Good Time "・・・・とあります、親指だけで弾いているんだよというのがミソで、ホントに信じられないですよ・・・・・CDになって欲しい

サムズ・カーライル・・・・・この人のギター弾き方が独特で、誰れでも真似できるスタイルではなかったので、”ユニーク”ということで済まされて却って一般的な名声を得なかった-といえるかもしれません。でも明らかにカントリーギター巨人の一人です
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