市川雷蔵の「霧隠才蔵」を見た
2枚目も古い!🤣 市川雷蔵主演の大映映画 " 忍びの者 “ シリーズの4作目 “ 霧隠才蔵 " です。私はリアルタイムで見たことはありませんでした。このシリーズは今では全てDVD化されているのでレンタルで借りて見たのでした。
1964(昭和39) 大映映画「霧隠才蔵」 監督:田中徳三 白黒
解説によると……時は大坂冬の陣の頃。豊臣家の終焉も近く、秀吉亡き後 恩顧の大名達も秀頼方に馳せ参じる者も少ない中 不利を悟りながらも真田幸村だけが豊臣家のために支えになろうとする。
解説をそのまま載せてみますが……「 主人公が石川五右衛門から霧隠才蔵に変わり、新たな構想と趣向が盛られている。関ヶ原の合戦で豊臣方を破って天下を統一した徳川家康(中村雁治郎)。秀吉の死後その覇権を名実ともに確立しようとし、深謀遠慮の末に大坂城に砲弾 を打ち込む。
その大坂冬の陣で勝利した家康の動静を探るため真田幸村は配下の霧隠才蔵 ( 市川雷蔵 ) を駿府 ( 静岡 ) に遣わす。秘術を駆使して単身家康暗殺に赴く才蔵の活躍。淀君、豊臣秀頼、千姫の栄光と悲惨。智将 真田幸村 ( 城健三郎=若山富三郎 ) の奇略縦横の才と宿命 。
大坂冬の陣から夏の陣に至る約半年間の歴史を背景に、才蔵を中心とした痛快なドラマが描かれる 」……と、まあこんな具合🤣
白黒映画というのはなぜかしら緊張感があっていいな🤣 時代を感じさせる映画だけど殺陣や立ち回りの所作に “ らしさ “ があっていいな。中村鴈治郎の徳川家康もなかなかの古狸ぶりで憎々しい雰囲気です、才蔵を慕う茜(あかね)役の磯村みどりもきれい…こんな俳優さんがいたなあ🤣
真田幸村 役の城 健三郎は若山冨三郎のことで、勝新太郎のお兄さん。貫禄のある役者さんでした。奥さんは確か美人女優の安田道代だったはず🤣
ところでストーリーの方はとうとう大坂城は落城して秀頼、淀殿はなくなります。見届けた真田幸村、大助父子も自害しようとしますが霧隠才蔵に生きるように諭されて逃れるのでした……この辺は史実とは異なるようでこの後の続編へつなげるための下地なんだろうな……と納得🤣🤣
こうした時代劇はある程度の歴史的知識を知っていると多少のフィクションがあったとしても面白く見ることができます。 忍者、忍び・・・今では何故か欧米人に人気があるようなんだけど・・・smile