Leon Payne のこと
過日、往年の日本の「カントリー&ウェスタン誌」でマーティ・ロビンスが表紙になっているのを記事にした時、その号にはレオン・ペインのことも載っています(演奏目的ではなく、日本の米軍基地に在籍するお孫さんを訪ねての来日)。
この人はちょっと無視できないところがあります。盲目のカントリー歌手兼作曲家、カントリー界では不朽の名曲となっている " I Love You Because " を作った人です。この曲 キャピトルレコードやスターデイレコードで本人歌唱のものを聴くことができますが、それよりも数多の歌手がカバーしていて そうしたもので聴くことの方が多いかもしれません。カントリークラッシックの有名曲ですね。
何とかスターデイレコードから出された彼の2枚のLPレコードに出会わないかな……とずっと思い続けてきたけれど全く音沙汰無しで今日に至っている……きっとコレクターズアイテムになっているんでしょう。
私はカセットテープ1つだけ見つけて買ったのがこれ🤣 28曲入りだからほぼLPレコード2枚分です。でも、LPに収録されているものと同じかどうかは不明。私は作者自身が歌う ” I Love You Because ” がどんなものなのか興味があって買いました。カセットの時代が過ぎていたから二束三文の値段でしたが見つけた時は嬉しかったことを覚えています・・・ジャケットを見るとレイ・チャールスに似ている雰囲気でびっくり。レイ・チャールスも盲目なので・・・(驚)
米国盤カセット King Records 28C-4116 Leon Payne 28 Big Ones
/ I Love You Because、Lost Highway、You Are The One、A Prisoner's Diary、She's Out Of Town……And More!
ジャケットには彼の代表的な曲と思われる数曲の題名を載せる形になっています。
” I Love You Because ” はきれいなスチールギターとフィドル ( カントリースタイルのバイオリン ) をバックに丁寧にゆっくり歌っていて昔のカントリーの良さが横溢しているもので私はこんなスタイルが大好き。” Lost Highway ” も同じスタイルで、ハンク・ウィリアムスも歌っている曲ですが私は聴いた感じではレオン・ペインの方が好み。他にもカール・スミスで有名な ” Tou Are The One ” とかハンク・トンプソンの " Black Bord Of My Heart " 、ハンク・ウイリアムスの " They'll Never Take Her Love From Me " 、レイ・プライスの " Crazy Arms " など知られた曲も歌っています。
ただ、有名曲でなくても味わい深い曲が多々あり、マイナー調の曲も数曲ありそれが素晴らしいしポコポコ演奏スタイルのバンジョーを入れた歴史物的な歌など・・・現代ではレオン・ぺインの歌うようなカントリースタイルは超稀れですがカントリー本来の素朴さがあって落ち着いて聴けるものになっています・・・ジム・リーヴスの声をすこしソフトにしたような声質と思ったら間違いないでしょう。
しばらくしたら10/28のところに戻す予定