西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 10 [ オムニバス ]

2007年10月28日 | オムニバス レコードは楽し
 楽しいオムニバス レコード(1)  
米国盤 Nashville Records NLP-2028  Country Music's Greatest Stars
  
(1)That's The Way I Feel (George Jones) (2)I'd Be Lying(Dottie West) (3)Where Do I Go From Here(Dave Dudley) (4)Let It Be Me(Johnny Bond) (5)Mumblin' To Myself(Roy Drusky) (6)Color Of The Blues(Pete Drake & His Talking Steel Guitar) (7)When I Come Driving Through(Willis Brothers) (8)Down On The Corner Of Love(Buck Owens) (9)I'm Not Mixed Up Anymore(Charlie Walker) (10)My Pillow(Roger Miller) (11)Country Comedy(Archie Campbell) (12)Look On The Good Side(Jimmy Dean)
 

僕がカントリー・ミュージックを熱心に聴き始めた頃はまさにバック・オウエンスの全盛時代にほぼ一致する頃なんですが、カントリーが好きでもお金が無くてなかなかレコードが買えない時代でもあって、日本盤は高くて手が出ないので買うのはいつもアメリカのレコード各社が出している廉価盤( budget records というそうです)やオムニバス盤( omnibus=乗り合いバス、つまり1枚のレコードに多数の歌手が入っているという訳です )それも中古レコードばっかりでした。季節ごとにあるようなデパートや色々なイベントなどでレコードセールがあるとどこへで行って主にオムニバスレコードで安いものばっかりを目標にやっと2~3枚くらい買ったものです、そのおかげで多くのカントリー歌手を覚えられたし、興味が広がっていくきっかけにもなったのでした。
このLPレコードなんかは典型的で、ジャケットを見ただけで 「 なんか面白そうだな・・・ 」 というわけで買ったものです。だからとても愛着があります・・・・・裏に次のように書いてあります、
「 Country Music is music of the people, by the people, and for the people of America and all the world.This is true because it tells a story of human experience and emotions with words and melody that are understood by all.Country Music artists,musicians,and songwriters create from the heart with deep sincerity.After many years of being misunderstood,Country Music has achieved recognition as the true native music of America 」。
まさにカントリー・ミュージックの意義と歴史を簡潔に表わした文章で至言ですね。

 
デビュー間もない頃の荒削りなジョージ・ジョーンズは過激なフィドル、スティール・ギターで歌い飛ばし、熊本のカントリーゴールドにも来たロジャー・ミラーも同様で 初期の頃で垢抜けしないし、かのバック・オウエンズにいたってはキャピトル・レコード以前の時代ということもあって、もう全くの3流歌手という趣きですが (8)Down On The Corner Of Love はバックのお気に入りらしくてスティール・ギター~ホンキートンク・ピアノ~フィドルを多用してなんだか可愛いというか、ほほえましくなります。

後年トラック・ドライバーソングで名を成すデイヴ・ダドレーとかバラッドの得意なロイ・ドラスキー、正調カントリーに徹したチャーリー・ウォーカーそして紅一点のドティ・ウェストもなるほど大成するはずだ・・・・と納得の歌唱力。ピート・ドレイクの Talking Steel Guitar( 自分の声を steel gitarに乗せて喋るような音を出す ) もこの1曲でどんなものかわかる・・・・てな具合でまあ今となっては古いけれどカントリーの発展過程を知ることが出来る面白いものになっています。ジョージ・ジョーンズとチャーリー・ウォーカー以外は皆 Hillbilly Heaven に行ってしまいましたが僕は今でもこの手のレコードに出会うとついつい買ってしまいます・・・・
なお、Nashville Records というのはアメリカ南部を中心に本来のルーラルアメリカらしいカントリーのレコードを出し続けた Starday Rerords 社の
廉価レーベルです。 今の日本ではなかなかお目にかからなくなりました
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懐かしのカントリー&ウェスタン 9 [ ボブ・ウィルス(2) ]

2007年10月28日 | ボブ・ウィルスを歌う
Bob Wills (2)
米国盤 Kapp KC-3587 The Living Legend  Bob Wills 

(1)Deep In The Heart Of Texas (2)Born To Love You (3)Big Beaver (4)You're The Only Star In My Blue Heaven (5)Cimarron (6)South Of The Border(Down Mexico Way) (7)San Antonio Rose (8)Time Changes Everything (9)Comanchi Hit And Run (10)Lily Dale (11)Eight'r From Decatur   

「 King Of Western Swing 」といわれるボブ・ウィルスはキャリアが長いだけに多くのレコード会社に録音を残しています。LPレコードはコロンビア、MGM、Decca、Liberty、Longhorn、Kapp などから出されていました。このLPは1965~1969年に在籍したキャップレコード時代のものでボブの晩年の頃にあたります。この頃にはもうボブは自分のバンド The Texas Playboys を解散しており、キャップレコード時代の録音は全てナッシュヴィルの一流スタジオミュージシャンを使って臨時のテキサス・プレイボーイズを編成してのレコーディングになっていたようです。
でもそこは当時の一流どころ( スティール・ギターにピート・ドレイク、ピアノにハーガス・ロビンス、フィドルにトミー・ジャクソン・・・といった具合です )なのでうまく Texas Playboys のウェスタン・スイングを再現しています。ボーカルは Leon Rausch とか Tag Lambert とか Jonny Preston という歌手が入れ替わり立ち代り歌っており、ボブは歌もフィドルもやっていないようで、歌の合間に掛け合いの言葉を入れるだけのように思えます。それでもボブ・ウィルス サウンドは十分に堪能できるようになっています。

(1)Deep In The Heart Of Texas・・・ボーカル : レオン・ローシュ 、(2)Born To Love You・・・ボーカル:タグ・ランバート 、(4)You're The Only Star In My Blue Heaven・・・ボーカル : レオン・ローシュ 、(6)South Of The Border・・・ボーカル : タグ・ランバート 、(8)Time Changes Everything・・・ボーカル:ジョニー・プレストン 、(10)Lily Dale・・・ボーカル:タグ・ランバート がボーカル入りでいずれもトランペットやサキソフォンなどの管楽器、ピアノ、スティ-ル・ギター、フィドル等の伴奏でスローな曲もミディアムテンポの曲もよくスイングしており聴いていてなんとなくウキウキしてくるような素敵な雰囲気をもっています。私自身は(10)Lily Dale という曲が一番気に入ったというところ。

(3)Big Beaver (5)Cimarron (7)San Antonio Rose (9)Comanchi Hit And Run (11)Eight'r From Decatur はインスト曲でちょっとビッグバンド風なところもありますがこれ等もなかなかいい感じです、スイング感があるからでしょう。San Anonio Rose は珍しくボーカルを入れないインスト物として採りあげられています。レコードジャケットもなかなか良くて壁にでも架けながら曲を聴きたくなる趣きです。このLPがそのままCD化されているかどうかは判りませんが各々の曲は結構CDになっていて聴くことが出来るようです。
テキサス州やオクラホマ州を中心に発展してきたウェスタン・スイングというのはカントリー・ミュージックのメッカであるテネシー州のナッシュヴィルの音楽とはほとんど影響受けずに発展してきたようなので因襲にとらわれないどこか開放的なところがあるな・・・・・と感じます。(9)Comanchi Hit And Run でのフィドル(カントリースタイルのバイオリン)演奏はブルーグラスミュージックでなどでは全く聴かれない Western Swing Fiddle という感じ
 
ボブ・ウィルスは1968(昭和43)年に COUNTRY MUSIC HALL OF FAME に選ばれています。 

<2014=平成26年11月16日改めて聴いての感想>  
Western Swing というのは何か気分が高揚しているような時かあるいは逆に気分が全く落ち着いている時に聴くのがいいかなぁ・・・・と感じる。時期を間違えると落ち着かなくてうるさいとまで感じる場合があるので難しいな・・・・・これもひとりの人を通しで聴くよりか複数の Western Swing をオムニバス形式で聴く方が飽きがこなくていいかなと思う。でもやはりボブ・ウィルスはいいなあ 
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懐かしのカントリー&ウェスタン 8 [ ボブ・ウィルス(1) ]

2007年10月27日 | ボブ・ウィルスを歌う
Bob Wills (1)
米国盤 Harmony HL-7036  Bob Wills Special

(1)San Antonio Rose (2)Trouble In Mind (3)Take Me Back To Tulsa (4)Big Beaver (5)Roly Poly (6)I Can't Go On This Way (7)Time Changes Everything (8)Miss Molly (9)The Convict And The Rose (10)New San Antonio Rose


カントリー・ミュージックの分野でウェスタン・スイングほどウキウキするような音楽はないなぁ~と個人的には思っていますが・・・・僕は下手の横好きでフィドル(カントリーやブルーグラスの世界ではヴァイオリンのことをこう呼びます)が好きでチョコチョコ練習しているんですが、ブルーグラスよりもウェスタン・スイングスタイルのフィドルの方がずっと好きです。自分の性格がおとなし目のためかスイング感とおしゃれな感じの方に魅かれます。
 ところでWestern Swingは何もボブ・ウィルス(1905~1975年テキサス州出身)に始まった訳ではなくて1930年代頃以来アメリカ南西部(テキサス、オクラホマ、アーカンソーの各州あたり)を中心に人気のあった音楽で、ボブ・ウィルス以外にも多くの名手が輩出していてその歴史は部厚い一冊の本が出来るくらい深い歴史を持っています。しかし、Western Swingを一般に広めたのはボブ・ウィルスの功績だといっても過言ではなさそうです。
1934年に自分のバンドThe Texas Playboysを結成してから1975年に亡くなるまでWestern Swing一筋でした。白いテンガロンハットにカウボーイブーツ、葉巻のくわえタバコに自慢のフィドル・・・・のトレードマークで「San Antonio Rose」「Time Changes Everything」「Take Me Back To Tulsa」等の名曲限りなしというところです。
音的にはSwing JazzやBlues 、Countryの入り混じったようなメインボーカルとスイングする演奏( 時にトランペットやサキソフォンが入ったりする )、そしてボブ自身のフィドル演奏で「Silver Bells(ボブのお気に入り)」「Maiden's Prayer(乙女の祈り)」等をやってくれます。  長年の相棒だったトミー・ダンカンがメインボーカルだった頃が一番ボブが活き活きしていた時代だった・・・・・と言われていますが、歌の合間に”アッハー!サン・アントニオ ロ~ズ” とか ”Take It Away Le~on!( バンドのスチールギター奏者だったレオン・マコーリフに一丁いこうぜ、レオン! )” とか ”O~pen Now!"、”Thomas(トミー・ダンカンのこと)Comin'!” などタイミングのよい掛け声を入れて雰囲気を盛り上げているのも特徴になっています。
このレコードでは歌無しと歌入りの「San Antonio Rose」が入っていますが、この名曲は全てがここから始まったのでした。ウェスタン・スィングの全盛時代の雰囲気が詰まったLPレコードです。なお、今はボブについてのCDは沢山出ていますので色々な時代のボブ・ウィルスの音に接することが出来ます・・・ほんとにいい時代だなあ。 つづく
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カウボーイソング 1 [ レックス・アレン(1) ]

2007年10月15日 | カウボーイ・ソング
 
Rex Allen (1)
米国盤 DECCA DL-8776  MISTER COWBOY  ( 日本盤MCL-1084 ほか)

(1)Cindy (2)Sweet Betsy From Pike (3)Sleep Little Moses (4)The Cowboy's Dream (5)Alla En El Rancho Grande (6)Softly And Tenderly (7)Lonesome Valley (8)Hoosen Johmmy (9)Curtains Of Night (10)Rarin' To Go ( I Ride An Old Paint というカウボーイソングと同じ ) (11)Old Joe Clark (12)On Top Of Old Smokey (13)Feeling Bad (14)Prayer Of The Frontier Doctor
  

このLPレコードは Singing Cowboy として 主に1950年代を中心に映画やテレビ西部劇で、またカントリー歌手としても成功しヒット曲も多く出しているレックス・アレン( 1924~1999年アリゾナ州出身 )のカウボーイソング集で、日本でも何度か出されたものです。
Traditional Cowboy Song のほかカウボーイ達によく歌われたと思われるセイクレッド ソングやアメリカ古謡、メキシコの歌などが入っています。

レックス・アレンはアリゾナの牧場に生まれ育ち、若い頃にはカウボーイに必要なものは全て習得したという経歴の持ち主で、ギター、フィドルの腕前も一流なら生来の美声( 低音から高音までよく通るバリトンヴォイス )はスケールの大きさを感じさせるものがあり なかなか素敵です。このレコードでは全曲生ギターの伴奏だけで歌っており、マール・トラヴィス風のギターや時にレキントギターでのメキシカンソングを歌っていたりでアップテンポからスローバラッドまで実によくレックス・アレンの良さが出た作品になっています。現代のカントリー歌手でも彼ほどの美声はそんなにいないのでは・・・・と思います。米国盤の解説を訳して載せておきます・・・・・・・・ただしこのアルバム発売が1959(昭和)年であるので内容が当時のものであることを考慮して下さい

 Nudie デザインのウェスタンコスチューム(150ドルのハット、75ドルのブーツ、750ドルのスーツ )で美しく着飾ってRepublic 映画社スター ”Mister Cowboy ” として出演するためにレックス・アレンはいずれのカウボーイもそうであるようにリーバイスのジーンズで気楽である。アレンはすばやく馬に飛び乗り、激しく戦う役を本物らしくやることで何百万人という土曜日に見に来る映画観客にスリル感を与えたのでした。皆さんはこのアルバムの中で彼が歌うスムーズで深いスタイルの14曲の Western song にエキサイティングな楽しみを覚えることでしょう。 

Rex allen はアリゾナ州 Willcox から40マイル離れた牧場で生まれました。小さい頃に兄の Wayne がガラガラ蛇にかまれて治療を受けることもなく死んだことから 両親( 父 Horace、母 Fay )は Willcox の町へ移住したのでした。 Willcox はいまや世界中の家畜の町( the cattle capital of the world ) でここの家畜の町としてのシャワーをいっぱいに浴びてレックスは成長しました。加えて読み書きと同時に音楽ほかカウボーイに必要なこと( all the tricks of a cattleman's trade ) を学んだのでした。激しい乗馬、正確な射撃、そして自由時間には狩猟や Section's wild game を学んだのでした。西部の伝統の一部として早い時期からギターを弾き始めて歌うことを発見したのでした。音楽の先生はアリゾナの大学で音楽の学位を受けるように望んだのでしたが独立心旺盛な彼は独自の選びました。東部ではこの若者は時代がラフな方向に向かっていた頃なので幅広の皮ベルトにぴったりのジーンズに陥っていったのでいた。

転機は彼が Natinal Barn Dance ショウに加わった時にやってきました、5年後には CBS で The Sons Of The Pioneers と共に自身のショウを持ちました。The Rex Allen Show は1949~50年には7番目の割合地位にありました。この頃に Republic 映画社純粋のカウボーイスターを探していました。レックスは同社のために32作の西部劇に出演して、全ての西部劇愛好者に慕われて西部で生活したいと望む無数の都会の少年達のヒーローとなったのでした。レコードの面では ”Crying In The Chapel " がミリオンセラーを記録、故 Victor Young のオーケストラ を伴なった ” Under Western Skies ” はクラッシクとみなされています。 
才能は映画やテレビ俳優やカウボーイ、歌手にとどまることなく300以上の作曲もしているのです。この ”Mister Cowboy ” は今や San Fernando Valley に自身の牧場を所有してそこで妻の Bonnie, 3人の息子達( Rex,Jr.11歳、Curtis Lee,8歳、Mark Wayne 4歳 ) と一緒に生活しています。このAmerica's greatest western songs アルバムが無ければ Musical Library は不完全ともいえるでしょう。そこには America's " Mister Cowboy ," Rex Allen によって歌われる ”On Top Of Old Smokey ” のような哀しい Old folk ballads 、有名な ”Alla En El Rancho Grande ”、”The Cowboy's Dream ”、”Lonesome Valley ” が含まれているのですから。」

私の好みは(2)Sweet Betsy From Pike、今は彼のCDも結構出ていて色々なタイプの曲が聴けるようです。以前の投稿の時このLPもできればCD化されることを願っています・・・・・と書いたのですが、イギリスの Jasmine Records 社から似たようなジャケット(同じではない)でこのLPの曲を含む全26曲集の単品CDが出されているようです( JASMCD-3591 Rex Allen / Cowboy Under The Western Sky )。     
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ウィルフ・カーター ジミー・ロジャースを歌う

2007年10月13日 | ジミー・ロジャースを歌う
  
Wilf Carter (Montana Slim) (1)  
米国盤 Camden CAS-2300   Wilf Carter Sings Jimmie Rodgers

(1)Moonlight And Skies (2)Hobo's Meditation (3)Years Ago (4)Cowhand's Last Ride (5)When The Cactus Is In Bloom (6)The Yodeling Ranger (7)Peachpicking Time In Georgia (8)You And My Old Guitar (9)My Little Lady (10)Away Out On The Mountain


アメリカの地図でワシントンから海岸沿いに北へ行くとカナダのノヴァ・スコシア州があります。ここから偉大なカントリー歌手が2人出ています、ウィルフ・カーター( モンタナ・スリム ) とハンク・スノウです。

ウィルフ・カーター(1904~1996年 )は若い頃にジミー・ロジャースに影響を受けた人で、カナダのアルバータ州カルガリー( ロデオのカルガリー・スタンピードで有名 ) に移り住んでからは本物のカウボーイ生活も経験したというカントリー & カウボーイ歌手です。 ものの本によると彼が歌い始めた1932( 昭和7 )年がカナダのカントリー・ミュージックの始まりといえるそうで、SPレコード時代からの活躍ですからはるか昔ですね。アメリカでは ”モンタナ・スリム ” という名前で通っており、LPだけでも30枚以上出ているので大スターだったといえるでしょう。
私自身は Cowboy Song に興味を持っていましたのでその一環として彼のことを知ったのですが、それらしい雰囲気を持っていた歌手でしたので遠くイギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでも人気があったそうです。

このLPは1969( 昭和44 )年にRCAビクターの子会社 Camden Records から出されたものです。 音的には自身の生ギターに全曲きれいなスティール・ギターとフィドル( カントリースタイルのバイオリン )、時にバンジョーを伴奏にのどかに おおらかに歌うウィルフ・カーターの枯れた唄声がマッチして古いタイプのカントリー・ミュージックの良さが横溢しているものです。 Wilf Carter のレコードは自身のギター弾き語りのものが多いんですがここではフィドル、スチールギターの伴奏が大活躍する(時にバンジョーも出てくる)大変珍しいものになっています。 
 
ジミー・ロジャースの曲は曲調がいいので誰れが歌ってもそれなりのいい雰囲気が出るようで Good・・・・(1)Moonlight And Skies 、(3)Years Ago 、(8)You And My Old Guitar 、(10)Away Out On The Mountain などホッとして癒される感じです。特に(3)Years Ago のよさには私はノックダウンされてしまったのでした。 
ジャケット裏にはウィルフ・カーターのLPレコード宣伝写真が満載、いつの日か全部揃えたいな・・・と思ったものです、未だに実現しないものが多数・・・でも出逢うのに楽しみがあった方が・・・と思っています。 
 
古いから無理なのかもしれませんが 何とかCD化を期待したいです(苦)・・・・その他の歌手のジミーへのTribute LPが他にもありますが他日紹介したいと思っています。
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ヨーデリング・スリム・クラーク ジミー・ロジャースを歌う

2007年10月07日 | ジミー・ロジャースを歌う

Yodeling Slim Clark (1) 
米国盤 Palomino Records PAL-300 Yodeling Slim Clark Sings The Legendary Jimmie Rodgers Songs

(1)Moonlight & Skies (2)Mother, Queen Of My Heart (3)In The Jailhouse Now #2 (4)Away Out On The Mountain (5)Never No Mo' Blues (6)Yodeling Cowboy (7)Daddy & Home (8)Waiting For A Train (9)Desert Blues (10)T For Texas (11)My Little Lady (12)Peach Pickin' Time In GA.


今も昔も流行だけを追っかけていては決して出逢えないカントリー歌手がいます。私にとっては Yodeling Slim Clark (1917~2000年 マサチューセッツ州出身 )もそうした一人でした。カントリーヨーデルやカウボーイソングの好きなファンの間で名前は知られていても、彼のレコードが全て弱小のマイナーレコードであったため日本では全く発売されたことはありませんでした。
僕自身初めてスリム・クラークの写真とレコードにめぐり合ったのは1975(昭和50)年頃でした。何かの機会にスリムがジミー・ロジャースを歌うLPレコードを出している・・・・・と知って矢も立てもいられず 苦心惨憺してアメリカのカントリー通販カタログを取り寄せて彼の中古LPを数枚注文したのでした・・・・・その中の1枚が Palomino Records ( フロリダにあった )が1966( 昭和41)年に出したというこの 「 Yodeling Slim Clark Sings Jimmie Rodgers 」 です・・・・・とても思い出深いレコードです。
スリムはカントリー歌手というよりはほとんど Cowboy Singer といってもよいくらい歌う唄の内容は Traditional Cowboy Song やアメリカ西部に関するものばかりです。ヨーデル入りの生ギターの弾き語りで、昔からのスタイルを堅持しているという姿勢がジャケット写真にも現れているように思います。アメリカのカントリー、カウボーイソングの奥の深さを知ったのもスリム・クラークを知ってからでした。

ところでこのレコード、音的には全曲生ギターの弾き語りとヨーデルで ジミーの曲に忠実に歌っています。本来が Cowboy Song を主体に歌う地味なスタイルの人なので劇的な音作りを期待すると失望・・・・・ということになるので誰れにでも勧めるというわけにはいかないのですが、僕はスリム・クラークのかたくななまでのこうしたスタイルを好ましく思っています。 どこかのレコード会社が CD 化してくれてより多くの人に聴けるようになるといいなぁ・・・・・と思っています。 Yodeling Slim Clark については後日詳しく述べてみる予定です・・・・・とりあえずジャケットの解説訳を載せておきます。

・・・・・・・・・「 スリム・クラークは現在でも活躍している数少ないアメリカの正統派 Cowboy Singer のひとりです。彼の歌う American Cowboy Song の数々は世界中の人々の心の中に生き続けているものです。 このアルバムではスリムは伝説のジミー・ロジャースの歌12曲を私たちに披露してくれていますが、12曲全てを彼自身のギター弾き語り-Slim Clark Style -で演ってくれます。 これはファンの人達が彼のそうしたスタイルを望んだので モダンなサウンド作りを避けて要望に答える形にしたんだそうです。
ジミー・ロジャースの歌はこれまでも多くのカントリー歌手にレコーディングされてきましたが、ジミーのオリジナルに忠実な形での録音は見受けられませんでした。ジミーの死から30年たってもジミーが残した数々の歌そのものへの関心は続いていました。

”Waiting For A Train ( 汽車を待って )” という曲はこのアルバムの白眉ですが、あたかも故郷を遠く離れた孤独なカウボーイが家に帰ろうとする様を put off a train in Texas として言い表わしているようにも感じられます。
”Yodeling Cowboy ”( スリムのテーマソングでもあるそうです ) はギターを持った気ままなカウボーイの道中のことを歌った唄です。
”Daddy & Home ”は今まで書かれた中で最も悲しいカウボーイソングのひとつでしょう・・・・・スリルを求めて家を出て放浪の生活を送ったものの、時が経ってそんな生活に疲れ、今は亡き父親と過ごした子供時代に思いを馳せる・・・・という内容です。
” My Little Lady ” と トランプギャンブルはしないという母親との約束を破った男の後悔の念を歌った ”Mother, Queen Of My Heart ” という曲ではスリムの素晴らしいヨーデルが映えるものになっていて これまでも多くのカントリー歌手が採り上げていましたが スリム・クラークのような true style のものは有りませんでした。
その他の曲も聴いていただければ素晴らしいものと確信できると思います 」・・・・・・・といった内容が書いてあります。

古いスタイルのカントリーを思わせるこのようなジャケットが僕は大好きです。 
 
今回新たにジャケットの裏表紙も載せました
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 レフティ・フリッツェル ジミー・ロジャースを歌う

2007年10月01日 | ジミー・ロジャースを歌う
Lefty Frizzell (1)
米国盤Harmony-HL7241 Lefty Frizzell Sings The Songs Of Jimmie Rodgers 日本盤は?

(1)Blue Yodel No.2 (2)Brakeman's Blues (3)Blue Yodel No.6 (4)My Rough And Rowdy Way (5)Lullaby Yodel (6)Travellin' Blues (7)My Old Pal (8)Treasure Untold (9)California Blues (10)Sleep, Baby Sleep
 

レフティ・フリッツェル(1928~1975年 テキサス州出身 )もジミー・ロジャースの影響を受けた一人で、このLPはアメリカ Columbia Records 社から出ていたものを子会社の Harmony Records が廉価盤として出したものです。1951( 昭和26 )年と1953( 昭和28 )年録音と古く、はじめは通常のLPよりもひとサイズ小さい10インチLPで出されてジャケットも違っていて曲数も8曲だったようです。 いずれにしろレフティがまだ駆け出しの頃に Jimmie Rodgers の曲集を出したというだけでその心酔ぶりが判ろうというものです。

彼の初期の頃の Song Folio (歌集) に 「 どの少年も自分なりのヒーローを持っていたもんさ、私のヒーローはずっとジミー・ロジャースだったんだよ。私は16歳の頃からジミーの曲を歌っていたんだよ・・・・・」 とあるそうです。 さてこのLPレコード、音的にはドーブローギター( 生ギターの本体に共鳴盤を着けてスチールギター様の音を出す楽器 ) とラジオ体操の伴奏みたいな調子のホンキートンクピアノ、それにフィドル( カントリースタイルのバイオリン )をバックにして歌っているんですが、まあ~ブルース調の選曲が多いのでレフティの のらりくらりと歌う浪花節( なにわぶし )的な歌い方が妙にマッチしていてジミーの曲をすっかり自分のスタイルにしてしまっているところが何ともほほえましい感じです。

ウィリー・ネルソンもそうですが、レフティみたいな歌い方は日本人にはなかなか真似が出来ないですね。 レフティ自身のブルーヨーデルは(9)California Blues (10)Sleep, Baby Sleep でのみ聴かれます。 どの曲も素敵ですが僕は(4)My Rough And Rowdy Way 、(5)Lullaby Yodel 、(6)Travellin' Blues あたりが好みです。中でもTravellin’Blues が秀逸と思っています。このLPは CD化されているのかどうか不明なんですが 是非CD化を希望。
ドイツの Bear Family Records 社がレフティのCD-Box setを出しているんですが 高くて買えないです(涙)・・・・・だからレコードを聴いています。

ところで FRIZZELL の呼び方なんですがドイツ語的だと「フリッツェル」、英語式だと「フリゼル」なんでしょうが一体どっちなんでしょうね・・・・・永年悩んでいます(苦). 

<2014(平成26)年になっての新しい感想> 
改めて聴いてみてもレフティはやはりジミー・ロジャースの歌の中でもブルース調の曲が好みなのか、ハンク・スノウなんかの歌い方とは異なる味わいがあるのを感じます・・・・・それにしてもレフティのカントリーにはホンキートンクピアノが似合うなあ、”ピンコピンコ ” と跳ねるような弾き方のピアノはなかなか現代のメインストリーム カントリーでは聴かれないんですよね
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