西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( 西部劇の本 Part 2 )

2012年01月29日 | 西部劇の本
たくさんあった西部劇の本 -Part 2ー
           
  

西部劇には様式美みたいなものがあってたくさん見ていると判ることがありますが、色々な基礎知識があるととても面白く見ることが出来るんですね。アメリカ西部の歴史、インディアン、銃、アメリカの地理、カウボーイ、南北戦争などについて広く知っているとどんなに陳腐な作品であっても西部劇は面白みが倍増すること請け合いです。
現代の人達が西部劇が面白くないと感じるのはこうした基礎知識の欠如が大きいのではないかな-と推測します・・・・・私達が小さい頃の少年向けの雑誌なんかには時代劇、西部劇の漫画があったり、読み物が載っていたりしたので自然にそんなことが入ってきていましたので それがない今の時代は厳しいですね・・・・・西部劇はすっかりアナクロニズムの感が定着していますがそれでも新しく興味を持ってくれる人が一人でもいて続いてくれることを願って西部劇の本 Part 2 にしたいと思います。
この後に 岡 俊雄さんの 「 西部劇の世界 」 のあとがきの要約を続けて載せたいと思っています・・・・・続く
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つれづれに ( 西部劇の本 Part 1 )

2012年01月29日 | 西部劇の本
たくさんあった西部劇の本 -Part 1ー  
           


今は西部劇映画はすっかり過去のものになって影の薄い存在ですが 昔は映画の王道だった時代があるんですね。 私のような団塊世代の若い頃はまだその名残りがある時代で、リバイバル上映というのがあったり、3本立て上映なんかをする小さな映画館では洋画なら大体1本くらいは西部劇が混じっていたものでした。 西部劇衰退の原因は複雑なんでしょうが テレビ普及、色々な娯楽が出てきて映画が娯楽の王様ではなくなったことなどが挙げられるんでしょう・・・・・事情的には日本で時代劇映画がすたれていったのと同じようなことのようです。

ちょっと前の NHK番組でテレビ時代劇 ”水戸黄門 ” がなくなるとのことで 「 なぜ日本の時代劇が衰退したんだろうかー 」 というようなテーマで山田洋二監督なんかが出て話をしていました。 近年はけっこう時代劇映画は作られていて良質の作品もあると思っているのですが、テレビ時代劇がすっかり消える-という話は初めてだったのでちょっとびっくり・・・・・自分に置き換えてみてもテレビで時代劇を見るなんてことはなくなったし、ましてや自分よりも若い世代の人が見るなんてことは考えられないから仕方ないことかも知れないです。 自分の若い頃のおばあちゃん達はけっこう時代劇を見ていた気がするんですが、さて自分と同世代の女性達がおばあちゃんになった時に時代劇を見るかというと-とてもそうは思えないんです。 西部劇も同じですね、私達の世代より10~20くらい上の世代の人達が一番西部劇を見たんじゃないかな・・・・・・昔の映画雑誌の西部劇特集号なんかを見るともうやたら詳しいことが書いてあります、パソコンなんかない時代なのにとても詳しい。 ということは、それなりに努力して情報を集めないといけないので ”好きこそ物の上手 ” で とにかく熱心だったということですね。

今回は西部劇に関する本を載せてイメージをふくらまして興味を持ってもらう目的で載せました・・・・・・過去に本の内容そのものを採りあげたものもあリますし、未完成でそのうちに載せようと思っていたものもありますが 写真だけでもと思って載せました。 安いDVDがたくさん出ている時代ですから少しでも若い世代に西部劇に興味を持ってもらえるきっかけになるとといいなあ・・・・・・まずはPart 1 ということで過去の西部劇本を載せました、最後のは英語版の本ですが日本語訳の小冊子が入っているものでした。ハードカバーの立派な装丁のものから文庫本まで、古本でないと手に入らないものから現役の本までさまざまです・・・・・次回 Part 2 を載せます
。 
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懐かしのカントリー&ウェスタン -166-( ジョージ・ジョーンズ 3 )

2012年01月26日 | つれづれに
 
George Jones (3)
米国盤 Mercury Records MG-20477 George Jones  Sings White Lightning And Other Favorites

(1)White Lightning (2)I'm With The Wrong One (3)That's The Way I Feel (4)Life To Go (5)Don't Do This To Me (6)Wandering Soul (7)Giveaway Girl (8)You're Back Again (9)No Use To Cry (10)Nothing Can Stop Me (11)Flame In My Heart (12)Jesus Wants Me


若くて元気いっぱいの頃のジョージ・ジョーンズのカントリーを聴いた・・・・・イヤーいいなぁ いかにも ” カントリーを聴いた ” という気分にさせてくれるし、気分的に落ち込み気味の時にはほんとに元気にしてくれるレコードです。 スティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ホンキートンクピアノがジャンジャン出てきてジョージの気合の入った塩辛声も冴えわたっているもので デビューした Starday レコードの次の Mercury レコード時代なので荒削りでまだまだ力いっぱい歌い飛ばしている-といった感じなので 聴いている方は元気をもらうっ-てところです。 

フィドルなんかは過激なまでにワイルドで ド・カントリーぶり著しくて今時の並みのカントリー歌手などは吹っ飛んでしまいそうな勢い・・・・・・なにせ最後に出てくるセイクレッド曲(12)Jesus Wants Me なんかもホンキートンクスタイルで演っていて ” Jesus, Jesus~ ” と叫びまくっているんですから キリストだって思わず笑ってしまうんじゃないかなあ ( smile )。
(2)I'm With The Wrong One と(11)Flame In My Heart ば女性歌手(プリシラ・ミッチェルという歌手?)とのデュエットで荒削りながらいい雰囲気、(3)That's The Way 、(5)Don't Do This To Me 、(7)Giveaway Girl、(10)Nothing Can Stop Me はアップテンポの過激なフィドルに玉を転がすようなホンキートンクピアノの伴奏でとても今の時代には聴かれないスタイル。
(4)Life To Go はストンウォール・ジャクソンの唄で有名な曲。(9)No Use To Cry はシャウトスタイルで朗々と歌っていて Country Balladeer としての core country としてのジョージのよさが出ていて大好き。

この時代の George Jones についていつも思うのは どんなにド・カントリーであっても彼にはどこかに ”かわいらしさ ” があって憎めない微笑ましさがあることかなぁ( smile )・・・・・・・・・・・・以下に裏ジャケットの解説を訳して載せておきいます(ところどころに私なりの補足も)

「 テキサス州 Beaumont 生まれのジョージ・ジョーンズは音楽好きの clean-cut の頭をした男だ(海兵隊ゆずりの角刈りジョージのこと)、彼が歌う唄は自身のユーモア感と情緒をもったものであり、ほとんどは彼自身の作詞作曲になるものです。カントリーミュージック畑には多くの有名な歌手、エンターテナーがいて、その各々が独特のスタイルを持っており、忠実で熱心なファンがいます。

海兵隊を除隊した後 ジョージはカントリー歌手になろうと決心しました。この厳しい競争世界で成功するには何か目新しいものや秀でるものがないとやっていけない-ということも十分に認識していましたが、Mercury レコード社の A&R ディレクターだった Art Talmadge は Starday レコード時代に録音されたジョージ・ジョーンズの 唄をはじめて聴いた時に、何はともあれこの背の高い若者に賭けてみようと決心したのでした。 ジョージの初期のレコードは中程度の成功を収めただけでしたが、1955(昭和30)年に ”Why Baby Why ” をレコーディングすると堰を切ったように大変な勢いでカントリーヒットチャートを駆け上り、多くの競争相手にもかかわらずジョージ・ジョーンズのレコードは人気を保ち続けて次のリリースに向けて確固とした足がかりとなったのでした。
” What Am I Worth ”、” Seasons Of My Heart ”、” Rugged But Right ”、” You Gotta Be My Baby ”などの曲が全国ヒットになり、その結果聴衆はカントリー界のニュースター誕生を認めたのでした。

テネシー州 Nashville のWSM局が提供する Grand Ole Opry はカントリーミュージックのビッグスター達が演奏するメッカで 最上級の者達だけが選ばれて参加できるところです。それ故に、オープリーのお偉方がジョージ・ジョーンズをレギュラースタッフとして招いた時、この有能な歌手の多くを見聴きしてきたアメリカ中のカントリー愛好者達は当然のこととして受け取ったのでした。
彼のシングルレコードは top-selling の常連になったばかりでなく Mercury レコード社のファーストアルバム ”George Jones Sings ”(MG-20306)も確固たる人気を博したのでした。14曲全てが自身の作品か共作でしたし、いずれも彼の幅広さや有能さを表わす見本でした。
ジョージ・ジョーンズはどんなものをレコーディングし、それをどんなサウンドにしたいか-を熟知している歌手です。ジョージは大衆寄りで 皆がどんなものを聴きたがっているかを心得ているのでレコード会社も彼のアイデアに従っているというわけです。

1955(昭和30)年以来 George Jones は Country & Western の世界でヒットチャートをにぎわせ続けてきました。しかし、 ” White Lightning ”は優れた歌とその絶妙なボーカル技術だったにもかかわらず多くのポップラジオ聴衆やレコード購買層にはほとんどスイングするロカビリーと受け取られたのでした。そして次のリリースで1959(昭和34)年夏のヒット曲で同じく best-selling となった ”Who Shot Sam ” まで George Jones はその路線を崩しませんでした。その結果、それまで多くの素朴なヒット曲によってジョージ・ジョーンズは ”country-and-western-only ” の歌手だ-と特徴づけられていましたので ポップス路線寄りになった時に猛烈な勢いで壁にぶち当たることになったのでした。しかし、歌い方だけでなく作曲においても versatility(多芸多才ぶり)は彼の得意とするところでした。

”White Lightning ” からソウルフルなセイクレッド曲 ”Jesus Wants Me ” への身替わりの早さに気付かれるはずです。そして双方とも一流のレベルですし、ボーカルにしても作曲能力にしてもまったく彼のオリジナルなのですから。 商業面から見ると1958(昭和33)年1年間だけをみても6800枚の new シングル盤、3100枚の新盤LPをプレスされているし、まさに金の卵といえるでしょう。ジョージ・ジョーンズはそれだけの価値をもっているのです 」・・・・・・・・以上(すこし意訳を加えての)解説です。

私は 今のジョージ・ジョーンズを知るには、生きざまを理解するにはどうしてもこの時代の George Jones を聴いてみる必要があると思っています。
なお このレコードは1974(昭和49)年頃に日本のレコード会社がアメリカの原盤をそのまま輸入してファン向けに日本盤として販売になったもので(ジャケット面にCustom=顧客 とサインしてある)、ほかにロジャー・ミラー、スタンレー・ブラザーズ、フラット&スクラッグス、カントリー・ジェントルメンなんかも出ていました・・・・・僕はジョージ・ジョーンズだけを買いました、思い入れのあるレコードです。こうしたものはなかなか捨てることは出来ないです


(最近聴き直したので2011年2月20日の未掲載記事を補足して載せました)
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カントリー ギター -5- [ ジミー・デイ ]

2012年01月21日 | カントリーギター列伝
 
Jmmy Day のカントリー スティール・ギター

米国盤 Mid-Land Records MD-JD-10010 Jimmy Day  / All Those Years

(1)Crazy Arms (2)My Shoes Keep Walking Back To You (3)Heartaches By The Numbers (4)City Lights (5)Pick Me Up On Your Way Down (6)Whiskey River (7)A House Is Not A Home (8)Am I Losing You (9)Lonely Street (10)Heartbreak Avenue (11)Window Up Above (12)Sad Songs And Waltzes


米国盤 (レーベル不明)PHS-600-075 Steel And Strings / The Steel Guitar Artistry Of Jimmy Day

(1)Please Help Me I'm Falling・・・ハンク・ロックリン (2)I Love You Because・・・レオン・ペイン (3)Am I That Easy To Forget・・・カール・ベルウ (4)A Fallen Star・・・ジミー・ニューマン (5)She Thinks I Still Care・・・ジョージ・ジョーンズ (6)Makin' Believe・・・キティ・ウェルズ (7)I Love You So Much It Hurts Me・・・フロイド・ティルマン (8)Wild Side Of Life・・・ハンク・トンプソン (9)Release Me・・・レイ・プライス (10)Funny How Time Slips Away・・・ウィリー・ネルソン (11)I Can't Stop Loving You・・・ドン・ギブソン (12)I Fall To Pieces・・・パッツィ・クライン


カントリー好きの友人がスティールギターのアルバムを貸してくれた(左の写真)・・・・・Jimmy Day( 1934~1999年 アラバマ州 出身 )は往年のカントリーミュージック界では知られた名 steel guitar プレイヤーでした。彼がバックをつけたカントリー歌手の代表曲がいまからするとたいへんなもので、1枚目のレコードには Ray Price の ”Crazy Arms ”、”Heartache By The Number ”、”City Light ” が入っていますし Charlie Walker の ” Pick Me Up On Your Way Down ”、Johnny Bush の ”Whiskey River ” など1950~60年代の正調カントリーのオンパレードで安心して聴けるものになっています。 Jimmy Day のきれいなペダルスティールギターをサポートするのがフィドルのトミー・ジャクソン&バディ・スパイカーの2大名手、ピアノに Gene Dunlop & Pig Robbins とこれも名手なので安心して純カントリースタイルのスティールギター演奏を聴くことが出来ます・・・・・・もう素晴らしい!! の一言です。

2枚目の白いジャケットのレコードは私が唯一持っているジミー・デイのスティールギター演奏集ですが、バックコーラスとピアノ、時にストリングスが入るものの こちらの方もカントリーの名曲揃いでジミーの演奏も素晴らしいものです。 必ずしもジミーが各曲をヒットさせた歌手のバックをつけたものではないようです・・・・・私が知っている範囲で曲名の後に歌った歌手名を入れてみました。このレコードは恐らくスティールギタープレイヤーの教則用サンプルないしは愛好者のために作られたものではないかな・・・・と思います、でも騒がしいカントリーに疲れたときなどに聴くのに適しているかなあ。
1枚目のアルバムの方が正調カントリー色が強いです・・・・・CDになって販売されているかどうかは不明です、されているといいけど

1枚目のアルバムにはバディ・エモンズ( この人もスティールギターの名手 )が解説を書いていて Jimmy Day の演奏スタイルについて Key sentennse とも思える文章があります・・・・曰く ” He makes a slow tune sound like he's just lost someone he loved very much. ”・・・・と。 聴いていて解るような気がします、ジミー・デイはスローな曲に繊細なよさがある-ということでしょうか 。
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懐かしのカントリー&ウェスタンー188ー ( ” リトル ” ジミー・ディケンズ )

2012年01月19日 | つれづれに

Little Jimmy Dickens (1)

米国盤 Gusto Records GT-0041 The Best Of The Best Of  ” Little ” Jimmy Dickens

(1)Take An Old Cold Tater And Wait (2)I'm Little But I'm Loud (3)My Heart's Bouquet (4)A-Sleeping At The Fool Of The Bed (5)Another Bridge To Burn (6)Life Turned Her That Way (7)May The Bird Of Paradise Fly Up Your Nose (8)We Could (9)Hillbilly Fever (10)Country Boy (11)Violet And The Rose (12)Out Behind The Barn


”リトル”ジミー・ディケンズは今年で92才になるんですね( 1920年~現在 ウェストヴァージニア州 出身)・・・・・ハンク・ウィリアムスと同じステージにたって共演したことがある人がまだ存命で現役で歌っているときくと嬉しい気がします・・・・・もう往年のカントリー黄金時代の歌手は残り少ないので貴重な存在でもあります。 自分はハンクの息子のハンク・ウィリアムスJR. と同世代なので自分の父親世代に近い人達( Jimmy Dickens や Ray Price など ) がまだ歌っている-と思うとなんだか妙な気がします。

Jmmy Dickens はデッカ、コロンビアといったメジャーレコード会社から多くのレコードを出していた人なんですが 日本では恐らく単独のアルバムは出されなかったのではないか-と思います。アメリカの Columbia Records 専属のカントリー歌手の Best Of とか Greatest Hits といったLPは日本でも何度もシリーズになって出されていたと思いますが この ”リトル ” ジミー・ディケンズはいつも含まれていませんでした。 今回載せたレコード Gusto Records は往年のスターデイとかキングといった昔の最もアメリカの Country & Western らしいレーベルを継承したレコード会社のようで、同時に 有名だけれど全盛期を過ぎたと思われるカントリー歌手のレコーディングもしていたようで、その一環としてジミー・ディケンズも出されたというわけなんですね。 僕はこのLPはレコードセールで500円くらいで買いましたが、スティールギター、フィドルが大活躍する昔スタイルのカントリーでジミーもまだまだ元気いっぱいに歌っていて Country Flavor あふれるものでした。アップテンポの曲では元気いっぱい、スローバラードではロイ・エイカフを思わせるような感情を込めた歌い方なのに加えて 伴奏のスティールギターがえもいわれぬよさを発揮していて素晴らしいです。

私が理想とする Country Spirits & Feeling に溢れていてまさに ”カントリーはこうでなくちゃね- ” というスタイルでジミーも力いっぱい歌い飛ばしていますが セイクレッドソング タイプの(3)My Heart's Bouquet やレイ・プライスの唄でも有名な(5)Another Bridge To Burn、メル・ティリスの名唱で有名な (6)Life Turned Her That Way (恋の人生模様)、そのほか(8)We Could 、(11)Violet And The Rose 等のスロー~ミディアムテンポの曲を歌う時のジミーはカントリーバラッド歌手としてのよさに溢れています。

ジャケット裏の簡単な解説を訳して載せておくこととします・・・・・・

「 1920(大正9)年12月19日 ウェストバージニア州 Bolt に生まれた Little Jimmy Dickens はウェストバージニア州 Raleigh 郡の農場で育ちました。地方の学校教育を受けた後ウェストバージニアの大学に入学。10代の頃に初めて友人達の前でギターを弾いてカントリー&ウェスタンを歌い始め、17才の時ウェストヴァージニア州Beckley にある放送局WJLS 局のオーディションを受けて優勝して初めて商業的な歌手としての仕事を得たのでした。

自らを Jimmy The Kid と呼んで Johnny Bailes & His Happy Valley Boys というグループと一緒に仕事をしました。ローカル的な見習い期間で腕を磨きながらグループと一緒に歌うというよりもむしろ自分自身の地位確立を目指して勢いよく歩き始めたといってよいでしょう。1940年代中頃までは東部~中西部の諸州にわたって多くの演奏旅行をしたのですが、Little Jimmy Dickens の名前を知らしめるのにたいして時間はかかりませんでした。身長4フィート11インチ(約150cm) という短駆の割りには声は力強さに溢れており、ジミーの魅力的な笑顔と暖かな雰囲気はアメリカ中の聴衆によく受けたのでした。1940年代中頃までにはコンスタントにヒットチャートに顔を出すようになって、1948(昭和23)年には Grand Ole Opry (テネシー州ナッシュヴィルで古くからある Country Music Show で現在も続いている )のレギュラーメンバーになりました。それ以来10年以上もの間 ” Nashville TV Classic ” のスタープレイヤーであり続けたのでした。

” Take An Old Cold Tater And Wait ” は1949(昭和24)年の最初の成功作でしたし、同じ年に ” Country Boy ” もメジャーヒットになりました。  このアルバムには ”A-Sleeping At The Foot Of The Bed ”、”Hillbilly Fever ”、”My Heart's Bouquet ”、”I'm Little But I'm Loud ”、” Out Behind The Barn ” などの他のヒット曲も含まれています。1965(昭和37)年には彼の永年の best selling レコードになった ”May The Bird Of Paradise Fly Up Your Nose ” があります。

今日 彼はテネシー州 Brentwood に住んでオープリーへの出演と国中への演奏旅行を活発に行なっているのです。」・・・・・・と書いてあります。

Little Jimmy Dickens について覚えておきたいのは、マーティ・ロビンスを見つけて世に出すきっかけを作った人だということと、ジミーのバンドにはスティールギターの名手バディ・エモンズ、異色のカントリーギターの名手サムズ・カーライルが在籍していたことがある・・・・・といったことでしょうか。
これからジミー・ディケンズの音楽に触れてみたいという人には彼の全盛時代といえる Columbia レコード在籍時代のべストCDがあればそれがお奨めです・・・・・20曲くらい入っているようなCDで十分に ” Little ”Jimmy Dickens のスタイルを知ることができるのでは-と思います。 ジャケット写真のギターとジミーのバランスから ”Little ” と呼ばれたわけが判りますね・・・・・1年でも長く歌い続けてほしいものです ( smile )

ジミー・ディケンズは1983(昭和58)年に Country Music Hall Of Fame に選ばれています 

平成27(2017)年1月2日 ”LittleJimmy Dickens ” が亡くなったという報に接してかこの記事を復活させました。
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つれづれに ( 弟の旅立ち )

2012年01月09日 | 医療の仕事
 
平成24年1月2日最愛の弟が亡くなった、私より2つ下なのに。
年末まで山梨の大月というところで極寒の中 リニア新幹線のトンネル工事に従事して帰り、お正月を迎えてからのことだった・・・・・体力に自信を持っていた彼が体調の不良を訴えて31日救急車で近くの病院に運ばれ、検査と薬をもらって帰ってから1日しての出来事だった。 突然の弟の死の連絡を受けた時は仕事中だったけれど 動揺する気持ちを抑えながらも心の中で号泣した。 ブルーグラス ミュージックが好きで ごく若い頃からバンジョーを買って暇な時に弾いていた・・・・・若い頃から朝から晩まで働きづくめの仕事が多かったからバンドに属して演奏するようなことはなかったと思う。  東京に出向いて弟の遺品を整理していたら、別れた2人の子供達の沢山の写真等のほか バンジョー、ギター、テンガロンハットに混じって100枚ほどのLPレコードがあった・・・・・なかなか通好みのようなものもあってびっくり。
  
私が ”ブルーグラスの歌手はあまり感情を込めて歌うようなところがないからやっぱりカントリーを聴かなくちゃね ” と言ったことの影響か 何枚かカントリーのLPもあった、ところが私のオールドカントリーに影響されたのか化石みたいなレコードばかりだったのにはすこし苦笑い 。それでも 私の一番の Favorite singer 故ハンク・スノウのLPレコードがあったのは嬉しかった ・・・・・でも彼なりの選び方だったんだろうな。
  

将来 二人して全国の名所旧跡や温泉を巡ってお酒を飲みながらカントリー&ブルーグラス談義に花を咲かせよう-との希望はなくなったけれど、誰れにも看取られることのない死だったけれど いさぎよい最後に ”あっぱれ ”  と告げたい・・・・・いつかまた会おうな!!  from 兄      

( 写真は私達の幼い頃と弟の残したLPから ) 
 
平成27(=2017)年正月を迎えて雪の降る寒い博多、毎年お正月が来ると君のことを思い出すよ・・・・・合掌
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小紀行 ( 肥前 名護屋城を訪ねて )

2012年01月03日 | 旅はいつもおひとり様(古城を訪ねて)
  
肥前 名護屋城跡を訪ねて 

豊臣秀吉の野望のあと・・・・・”太閤が睨みし海の霞かな ”


平成23年11月27日の日曜日 以前から訪ねたいと思っていた肥前 名護屋城に行った。ずっと昔に一度行ったことがあるけれどやっと博物館ができる頃だったかな? 今度が2回目の訪問で、今回は足を棒にしてたくさん見て回った。博多から地下鉄~JR筑肥線で唐津まで、そこからバスで呼子(イカで有名な漁港)の近くのバス停で降り、歩くこと30分で名護屋城跡に着いた。
日本史上で文禄・慶長の役(1592~1598年)として出てきますが、全国統一を果たした豊臣秀吉が朝鮮半島と中国大陸をも侵略しようとして朝鮮出兵の基地として築いた城で、この名護屋城を中心に全国のほぼ半分の大名達が動員されてこの周辺に陣屋を構えてにわかに一大都市になった地域でもあります。
無料(強制ではないが清掃費100円)で城内を自由に見て回ることが出来るのがうれしいところ。

数ヶ月で築いたという広大な石垣群が残っているので写真を撮りながら大手口~東出丸~三の丸~弾正丸~二の丸~遊撃丸~水手曲輪~本丸~天主台(天守閣があったところ)と歩いていった・・・・・まるで司馬遼太郎さんになったつもり。
 
 
見て回りながら短期間にこれだけの石垣を築くには相当な労力がかかったはずで現代の機械を使っても1年で築けるだろうかーと考えてしまった。秀吉はじめ、全国の名だたる戦国大名達が歩いたであろう道を歩いていると物陰から鎧武者でも出てきそうな感じを覚える。  
  
 
石垣はところどころ(特に角に当たる部分)が破却されていて、現代になって原型を復元するために盛り土で補修されている。石垣が完全で、それに沿って塀や櫓があったと想像すると かなり大規模な城郭だったことが判る。秀吉の死で役目を終えた名護屋城の石垣の石や城門などは唐津城築城に使われたり、大手門などは伊達政宗が仙台城に運んで持っていったそうである。 
 
一周回っていよいよ天守台に出た、見晴らしの良い広場になっていて一角に5層の天守閣がたっていた場所がある。天気のいい日にはここからでも遠くに壱岐が見えるらしい(案内板には対馬の一部も見えると書いてあった)、あいにく曇り空だったので玄界灘には薄く霞がかかっていて遠くの島々までは見えなかった。もし5層の天守閣の上から見たらどんな光景が・・・・と想像したら何となく豊臣秀吉の思惑が想像できる気がした。 
 
天守台あとに大きな石碑と「太閤が睨みし海の霞かな」と書かれた明治生まれの俳人 青木月斗という人の小さな句碑が立っていた。 
 
その後、お城を出て周辺を歩いてみた・・・・・すると名護屋城山里口という石垣に囲まれた一画があって近くの狭い石段を登っていくと広沢寺という古いお寺があった。案内板を見ると、この一画は秀吉が日常生活を送っていた所らしく、”当時は淀君、松の丸殿、広沢局等の女性と共に住んで居られた ”・・・・と書いてあった。また道に引き返してさらに歩いていくとまた石垣群があって 道をはさんで向かいが堀になっていて堀の向こう側が石垣に囲まれた一画になっていて台所丸というところだった。 
 
どうもこの堀は全く当時のままらしく、石垣も苔むして古色然としている。この奥まったところに ”太閤井戸 ”と呼ばれる古い井戸があったので
覗いてみた。湧き水を囲ったような水場になっていて周辺を石垣で囲ってある・・・・案内板を見ると ”当時の秀吉もこの井戸の水を飲用した、茶の湯にも用いられたー”と書いてあった。秀吉が飲んだのなら自分も飲んでみようと思って顔を近づけたらボウフラがいたので飲まずにすくっただけにとどめた(汗)・・・・400数年前の井戸が枯れずに今でも水をたたえているのに感激。 肥前名護屋城図屏風という古~い絵図があって、それに描かれている井戸と現在の井戸が全く一致する点で注目されて昭和63年に特別史跡に指定されたーとも書いてありました。近くには民家もあるのでかな(?)ボンタンが2~3個浮かべてありました(smile)。
 
 
さらに周辺を散策、プラプラ歩き回っていると狭い道脇に秀吉が植えた桜の木というのがあった、木の幹はかなり古びていてなるほどと納得、同じ場所の民家の入り口に”曾呂利新左衛門(秀吉の家臣)が作った庭の跡”がありそれらしい風情が残っている、すぐ脇にてっぺんを円筒状にくり貫いた旗竿石というのが鎮座していた・・・・・旗をたてたものらしい。 
  
というわけで 歴史好きの人には自由に見て回ることの出来る面白いところです。周辺には広範囲にわたって大名達の陣屋跡が散在しているらしく、史跡に認定されているのもたくさんあるようです。私の生まれ故郷 鹿児島の島津義弘公の陣屋跡はどこかな-と見ると名護屋城からかなり遠方で、バイクでもないと行けないところだったので次の機会に-ということにした。 名護屋城のバス停の脇には桃山天下市なる大きなみやげ物店があって、せっかく来たので呼子のイカの塩辛を買った。 唐津行きの帰りのバスに乗ってちょっと行くと ”次は伊達政宗陣屋跡です ”とアナウンスがあった、そんな名前のバス停があるのに思わずクスッと笑ってしまった

トップに掲げた写真は以前訪ねた時に売店に売っていた本で、地元鎮西町出版のなかなか優れた本だったので歴史好きの知人にお土産に買っていこうと思ったのに絶版になっていて残念      ・・・・・去年の積み残しで未完成のため続く・・・・・
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RCA カントリースター ハンク・ウィリアムスを歌う

2012年01月01日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
年の瀬に1979(昭和54)年発売のレコードを聴きました、今でも大切にしているレコード。 往年のRCAビクター専属のカントリー歌手を総動員して作られた ”ハンク・ウィリアムスに捧げる ” アルバムで ハンクの死後30年にあたっての企画物といえるものです。 ほんのこの前買ったような感覚なんですが もう30数年前になるんですね・・・・・Hank Williams とて若い世代には話が通じない時代になっています。それだけ昔のカントリーは疎遠になっているんだと思います。 個人的にはカントリーがいつまでも素朴でシンプルな音楽であって欲しいな・・・・と思っても本場のアメリカの main stream がそうではないんだから仕方がなく、結局 好きなタイプの歌手を自分で探していかなくてはならない時代なんだ-と感じています。
 
ハンク・ウィリアムスを歌う( Various Artists )

日本盤 RCA ビクター RCA-9153~54 A Tribute To Hank Williams (2枚組)


(1)Conversation between Hank Snow and Hank Williams~Lonesome Whistle・・・・・あるショウで一緒になった時の録音でしょうか ハンク・スノウとハンク・ウィリアムスの会話で始まります。専属会社の違いで Hank Williams の音源が使えないための苦肉の策なんでしょう、続いてピアノ伴奏で歌うハンク・スノウの重厚な ” Lonesome Whistle(淋しき汽笛) " が素敵です。
(2)Hey Good Lookin'・・・・・The Browns の一人ジム・エド・ブラウンが軽快に歌います。ハンクの曲の中では陽気な曲に属する。
(3)Lovesick Blues・・・・・・・ピアノを弾きながら歌う盲目のカントリー歌手ロニー・ミルサップ、解説に He dose Country soul version と書いてあります。
(4)Wedding Bells・・・・・いきなり ド・カントリースタイルのヴァーノン・オクスフォードが出てきますが ほんとにハンクそっくりで、モダンサウンド中心のアルバムの中でかえって新鮮な感じを受けるから不思議です。 僕が初めて Vernon Oxford の歌を聴いたのもこのLPのこの曲でした。
(5)Take These Chains From My Heart・・・・・ドティ・ウェスト()がスロータッチで思い入れたっぷりに歌います、女性が歌うと趣きもかわって素敵です 。
(6)Why Don't You Love Me ・・・・・・Danny Davis & The Nashville Brass がブラス、バンジョー、スティール・ギターで軽快に演奏(唄はなし)
(7)May You Never Be Alone ・・・・・ハンク・ロックリンにとても合うなあと思えるよい雰囲気の曲で スティール・ギターが秀逸

(8)Jambalaya・・・・・ここではカナダの The Family Brown というグループによってライブ録音で軽快に歌われています(拍手が入っている)
(9)A House Of Gold・・・・・ポーター・ワゴナー & The Blackwood Brothers Quartette( ゴスペルグループとして有名 ) の歌でピアノ、スティール・ギターがいいので Country Gospel のよさが出ています・・・・アメリカではこの組み合わせで確か2枚のLPが出されていたと思います。
(10)Alone And Forsaken・・・・・ハンクの特徴のひとつであるマイナー調の ”Alone And Forsaken ” をチェット・アトキンスのギターとハーモニカでしみじみと演奏されます 、いいなあ ウッ!涙が出てしまいそう。
(11)Pan American・・・・・これは珍しい、往年のカナダのカントリー歌手 Hank Rivers() が正調カントリースタイルで歌う Train Song 。
(12)Mansion On The Hill・・・・・The Browns 姉弟3人のコーラスで歌われる ”Mansion On The Hill”、歌詞の内容とはうらはらにソフトでとてもよい雰囲気だ
(13)I'm So Lonesome I Could Cry・・・・・Dickey Lee (最近聞きませんがどうしているのでしょう?)が生ギターとスティール・ギターの伴奏にのって比較的正調スタイルでしみじみと歌ってくれます
(14)Kaw-Liga・・・・

(15)Your Cheatin' Heart・・・・スキーター・デイヴィス()のソロと一人2重唱で歌われます。コーラスなしのスティールギター、フィドル 、ピアノ伴奏ですのでまさに正調カントリー。
(16)There'll Be No Teardrops Tonight・・・・・ピアノ、スティールギターをバックにハンク・クロックリンの良く伸びるテナーボイスで聴かされると見直してしまいます。Hank Locklin のカントリーにはピアノがよく合うなあ-と感じています。ハンクを歌うLPも出していました。
(17)I'm Gonna Sing・・・・・これも珍しいチャーリー・モンロー( Bill Monroe の長兄)の歌で輪唱形式で歌われるゴスペル風の歌。スティール・ギター、フィドル入りの典型的なカントリーゴスペルです。
(18)I Can't Help It・・・・・チャーリー・プライドのバンドだった The Pridesmen の演奏のみのでピアノ、スティール・ギターでの静かな演奏は秀逸です・・・いいなあ。
(19)The Tramp On The Street・・・・・生ギターとピアノ、スティールギター、コーラスをバックにノーマ・ジーン()が淡々と歌う Sacred タイプの曲.
(20)I Saw The Light・・・・・カナダのカントリー歌手 Gary Buck という人が歌うもの
(21)They'll Never Take Her Love From Me・・・・ドン・ギブソンがスティールギター、ピアノ、コーラス、ストリングス入りでソウルフルに歌います、なかなかよい。 この歌はカントリーの名曲 ”I Love You Because ” を書いた盲目のカントリー歌手レオン・ペイン()の作。
(22)I've Been Down That Road Before・・・・ピアノ、フィドル、スティール・ギター演奏をバックに全篇ポーター・ワゴナーの語りで通される曲。 こうしたスタイルはなぜかハンク・ウィリアムスに合いますね、ハンク崇拝者だったポーター・ワゴナーならではの選曲でしょうね。

(23)Honky Tonkin'・・・・・ジム・エド・ブラウンが軽快に歌いますがもっとソフトなイメージがあったのですがここではやや渋め
(24)A Picture From Life's Other Side・・・・・ スティール・ギターとフィドル演奏をバックに語りと歌で通すポーター・ワゴナー。 ハンクの Luke The Drifter としての作品で、こうしたのを採りあげるのはやはり Hank Williams に心酔していたポーター・ワゴナーのような歌手に限られるようです。
(25)Cold, Cold Heart・・・・・The Nashville String Band によるイージーリスニングサウンド仕立てですが、何かしながらバックに流すのに合っていると思います。
(26)Settin' The Woods On Fire・・・・ドン・ギブソンがソウルフルに歌う ”森に火をつけて ”・・・・珍しいな。
(27)You Win Again・・・・・フロイド・クレイマー()のピアノ演奏のみですがしみじみとしたよさが有ります。
(28)Crazy Heart・・・・・往年のカウボーイコーラスグループ The Sons Of The Pioneers の唄で歌われるハンクの曲も珍しいです 。
(29)Hank Williams Will Live Forever・・・・・ハンク・ウィリアムスの死後にたくさん作られたハンクを悼む歌のひとつで ジョニー&ジャックが物悲しげなトレモロを駆使したドーブローギターとフィドルを伴奏で歌われるものです。ジョニー・ライトはキティ・ウェルズの夫君で最近(H23.11/29)亡くなりました。


こうして多くのアーティストでハンクの曲を聴いてみると ほんとに名曲揃いだなぁ とつくづく思います。 ハンク自身の唄で気に入らなくても味付け次第で見直してしまう曲も多々あるんですね・・・・・そんなのに出逢うとまたハンクのオリジナルを聴き直したくなるから不思議です、CDになっているといいんですが・・・・年の初めに 今年もどうぞよろしくお願いいたします   (ハンク秋山)

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