西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン -160-( ウィルフ・カーター 6)

2010年12月30日 | ウィルフ・カーター
さよなら2010(平成22)年
Wilf Carter (6)
米国盤 Camden Records CAL-701 Wilf Carter  By Request


(1)Farewell, Sweetheart, Farewell (2)I've Hung Up My Chaps And Saddle (3)You'll Get Used To It (4)I Ain't Gonna Ba A Hobo No More (5)Plant Some Flowers By My Graveside (6)Put Me In Your Pocket (7)Smiling Thur' Tears (8)No Letter To-Day (9)Our Canadian Flag (10)Dreaming Of My Blue Eyes


私のカントリー・ミュージックの好みの原点は ”素朴さ ”です。この素朴さはシンプルであることにもつながりますが、シンプルの中に理想とする Country らしさがないといけません。でもこの ”カントリーらしさ ”=即 好みのサウンドではないことが多くなりました(もうずいぶん前からです)・・・・・夜にレコードから CD に録りながらいつも同じことの繰り返しで迎える年の瀬・・・・・今年最後のレコードの CD 化に選んだのがこのレコードです。
ハンク・スノウと並んで好きなウィルフ・カーター( Montana Slim 1904~1996年カナダのノヴァ・スコシア州出身 )の古いレコードです・・・・・2人ともとっくの昔に亡くなっており、いわゆる ”懐かしのカントリー ” になっているのですが どうしてもこの辺の Country Music に落ち着いてしまいます。 カントリーに3S( Simple, Saddness, Sincerelity )があった時代です・・・・・今では失なわれたサウンドですが聴いていて安心感が横溢していると感じるものです。 でもこれって本当は ”自分だけのカントリー ” なんだと言うべきなんでしょうきっと・・・・・ギンギンのテレキャスターサウンド、強烈なドラムの Country Sound に圧倒されて疲れ果てたあげくに聴くカントリーかな-とも思います。  全曲ギターの弾き語りですが、(4)~(10)の7曲には素朴な音色のスティールギターが伴奏をつけています・・・・ウィルフ・カーターの声が枯れたカントリーボイスだからカウボーイ ソングにも通じる雰囲気を持っています、個人的にはCD化を望みたいけれどきっと無理でしょう・・・

今年は意気込みの割りに ”懐かしのカントリー ” はあまり進行しませんでした、書きかけの未発表記事が22も残ってしまい 我ながら残念に思っています。あれも挙げたい、この歌手も採りあげたい-と気ばかりあせってしまって いまひとつ充実感に欠けたブログになってしまいました ( 仕事に忙殺されたことも大きかったし、写真も全て自前の本、レコードからの撮影なので上手く撮れないことも発表に至らない原因のひとつになっています) 。

毎日90~130人の方々が見て下さって(閲覧数はその2~3倍になります)、すこしづつですが見てくださる方が増えてきたのを感じました・・・・2011(平成23)年はもっと幅広い 「 懐かしのカントリー&ウェスタン 」 にしたいと思いますし、失なわれてゆく ”レコードの Country & Western 、Cowboy Song ” を甦らせたいと思います。
今年1年訪問下さった皆様有難うございました(励みになりましたよ)、来年もどうぞよろしくお願いいたします・・・・よいお年をお迎え下さい!!
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懐かしのカントリー&ウェスタン -159-( ピー・ウィー・キング 2 )

2010年12月20日 | つれづれに
Pee Wee King (2)
日本盤 RCA レコード RPL-2046 Country Classics  Pee Wee King


(1)Tennessee Waltz (2)Texas Toni Lee (3)Slowpoke (4)Bonaparte's Retreat (5)Kentucky Waltz (6)Ten Gallon Boogie (7)Silver And Gold (8)Bull Fiddle Boogie (9)San Antonio Rose (10)Varsoviana (11)The One Rose ( That's Left In My Heart )(12)Under The Double Eagle (13)My Adobe Hacienda (14)Spanish Two Step (15)Steel Guitar Rag (16)Over The Waves


1985(昭和60)年発売のLPレコード。名曲 ”テネシー・ワルツ ” を作ったピー・ウィー・キング(1914~1999年 ウィスコンシン州出身)の古い音源を集めた傑作集です( おそらく古い小型の10インチLP2枚を1枚にまとめたものか?)。彼がまだ存命中に出された日本では最後の復刻アルバムとなったわけで、”テネシー・ワルツ ”のオリジナルが入っている貴重さと、そのレトロなアルバムジャケットと共に古き良き時代のカントリーミュージックを感じさせる内容のものです・・・・ジャケットは壁飾りにもできそうで気に入っています。

ピー・ウィー・キングのバンドは ”Golde West Cowboys ” といって普通のカントリーの他にウェスタン・スイングやポルカ等を得意としたビッグ・バンド風のものだったようです。日本盤解説をカントリー評論家の島田 耕さんが詳しく書いておられますが、ここでは裏に載っている英語解説を訳して補足を加えて載せることにしました(古い当時のままの文なので時代感覚にずれがありますがそのまま載せています)。  以下解説・・・・・・

「 Cash Box マガジンにはジュークボックス経営者たちの集計によるその年の ”Best Country and Western Artist ”of the year と称するものがあって以前の ”Best Western Record ” にピー・ウィー・キングの ”Tennessee Waltz ” があげられたことがありました。彼にとって望み通りの成功ではありましたが、かといってそのことは少しもピー・ウィー・キングを変えはしませんでした。彼はこれまでと同じように控えめで温和な hard-working guy でした。” Hard-working ” という言葉はまるで彼のためにあるような言葉だったのです。

Pee Wee King & His Golden West Cowboys は二つの daily ラジオショウ番組のほか ケンタッキー州ルイヴィルにある WAVE 局の ”Saturday Night Jmboree ”と Weekly テレビショウをもっていました。バンドを維持するためには街から半径1000マイルの範囲内を彼所有の双発飛行機を使って 演奏旅行に出かけては週末のライブショウに出るために帰って来る-といった状況でした。テネシー州ナッシュヴィルの北8マイルにある自宅で家族と共にくつろぐ時には 多くの時間を作曲に費やすのでした・・・・・最大のヒット曲 ” Tennessee Waltz ”を除けば ” Bonapart's Retreat ”、”Bull Fiddle Boogie ”、”Darling, How can You Forget So Soon ? ”、” The End Of My Roundup Days (西部劇スターTom Mix の想い出に書かれた曲)”といった曲はそうした時にできた作品でした。

ピー・ウィーの曲の多くには相棒の Redd Stewart が歌詞をつけています。レッド・スチュアートはバンドのボーカリスト兼フィドル奏者(カントリースタイルのバイオリン)でした。ピー・ウィー自身も20年前に 生まれ故郷のウィスコンシン州ミルウォーキーでプロとしてスタートした頃はフィドル奏者で、父親が ” The Midnight Four ”というバンドをもっていてそこでフィドルを弾いていたのでその後を継いだのです。

フィドルをマスターする前は達者なハーモニカ奏者でしたが、後になってアコーディオンを持ち楽器に決めて ” Golden West Cowboys ”と一緒に出演する時は彼は ” squeeze -box(アコーディオンの別名か)”を演奏したのでした。
もっとも、ピー・ウィー・キング自身は音楽は好きではあっても それで身を立てたい-とは思っていませんでした。それで、機械製図を勉強してしばらくは叔父の事務所で見習いとして仕事をしたのでした。しかし、事務所勤めでは週給14ドルなのにバンドの仕事では土曜の夜一晩の演奏だけで30ドルの稼ぎになることを知った途端 製図の仕事を辞めてしまったのでした。
   ピー・ウィー・キングは自分がここまで到るには2人の人物のおかげであると言っています、その2人というのは ” Grand Ole Opry ”(テネシー州ナッシュヴィルで1925=大正14年から現在まで続いている Country Music Show のこと)の創設者 George D. Hay と Gene Autry(1907~1998年 テキサス州出身)です。 

最初にピー・ウィーに仕事をくれたのはジーン・オートリーでした。きっかけはオートリーが初めてウィスコンシンに演奏旅行した時に急にアコーディオン奏者の代役を探さなくてはならなくなり、その時選ばれたのがピー・ウィー・キングだった-というわけです。彼はオートリーと共にケンタッキー州のルイヴィルに行き、オートリーがハリウッドに移ると、ピー・ウィーは Frankie More's Log Cabin Boys の一員として仕事を得たのでした。同じ年に Lydia Frank に会ったのです、当時ジーン・オートリーのマネージャーをしていて Lydia の父親でもあった J.L.Frank を通じて知り合ったのです、2人は結婚して4人の子供をもうけています。

Frankie More が東部へ行く決心をした時にピー・ウィーはルイヴィルに残って独立してやってゆくことを選んだのでした。 Golden West Cowboys を結成したのは1935(昭和10)年でした。1937(昭和12)年には Grand Ole Opry 出演の10年契約を結び、そのことが Pee Wee King & His Golden West Cowboys をアメリカ南部中に有名にしたのでした。
現在のバンドのメンバーは1940年以来のメンバーで、 Redd Stewart の加入のほか " Chuck " Wigginsは10年在籍のギター奏者ですし、 " Shorty " Boyd(フィドル ) と Gene Schuler( バンジョー ) はほとんどシニア年代です。 後年加入したレッドの弟 Gene Stewert ( ベース ) の他 " Stick " McDonald (ドラム )、 Roy Ayres(スティールギター) Gene Engle(ピアノ)といった顔ぶれです。このメンバーで1947年にWAVE局に移って以来ラジオ、テレビに出演し続けていて、ロイ・エイカフをはじめジミー・ディケンズ、ミニー・パール、カウボーイ・コーパスといった Country & hillbilly music の有名どころが共演しているのです。」・・・・・・・・以上訳。

カントリーの古典的名曲が並んでいます・・・・・2本のフィドル、スティールギター、アコーディオンの伴奏でやや坦々と歌われるレッド・スチュアート ボーカルの ”テネシー・ワルツ ” はカントリーファンなら一度は聴いた方がよいもの。”ケンタッキー・ワルツ”もこの曲としては古い録音の方に入ります。有名ではないけれど(2)Texas Toni Lee もスイングした軽快な曲でいい。(4)Bonapart's Retreat(ナポレオンの退却)や(12)Under The Double Eagle(双頭の鷲)などの演奏形態などは現代では聴かれないシンプルなもので フィドルの音色も現代のとはちょっと違います・・・・・彼のバンドには Square dance の伴奏の要素も含まれているようなので現代のメインストリームカントリーでは Square dance とかは無縁なので違いは当然でしょうか。
カントリーの歴史的な一面を知る意味でこの Pee Wee King のアルバムはいいものです・・・・しばらくジャケットを飾りたい
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12月に聴く唄

2010年12月19日 | つれづれに
毎年12月になると聴きたくなる唄がある、もう何年もずっとだ・・・・・”ジャッキー吉川とブルーコメッツ ”で活躍した井上忠夫さんが作曲して自ら歌った「水中花」という曲、歌詞はたしか阿久 悠さんだったと思う。 自分的には将来の進路に迷いがあって悩みを抱えながらもがいていた頃で、ある年の暮れも押し迫った12月の夜、ふらりと入ったパチンコ店で流れていたのがこの曲・・・・・パチンコ店での出逢いというのがちょっと冴えないけれど ”いい歌だなあ ” と感じて 題名も歌っている歌手も判らずじまいだったけれど気になっていた。ラジオやテレビでいつも流れてくるようなヒット曲ではなかったと思う・・・・・何かのきっかけでそれが井上忠夫さんの唄と知った時( 数年たっていた )シングル盤でもあればと思ってレコード店を見てみたこともある(結局なかった)。
しみじみとした唄で、”しみじみ”に弱い私は日本の歌謡曲の中では好きな歌のベスト5以内に入る曲になっている・・・・・アメリカのカントリーが好きだけど、井上忠夫さんが歌う「水中花」にはそれとは違ったよさがあって そんな曲に心動かされると ああ自分はやはり日本人なんだなあ-と思ってしまう(大袈裟か)。 カラオケでも歌ってみたい・・・・と思っても載っていないことが多いし 歌ったところで人前では何となく場を白けさせるような気がして 歌うのはいつも一人のとき。 詞が一風変わっているので井上忠夫さんはよくメロディをつけたなぁ-と感心する。  こういうのは日本のカントリーかなぁ・・・

線香花火チリチリと 松葉模様描いてる
金魚鉢では ポトリ 紙の花咲く
水の中で開く花 外に出せばただの紙
そうよ私は ここで生きているだけ
あなたには二度と逢えないわ
お互いに不幸になるだけよ
さよならさよなら お酒でも飲みます

針の音がシャーシャーと 唄の隙間うづめてる
古いレコードかけて酒を飲むのよ
辞書を開き知らぬ文字 探しながら書く手紙
ほほに流れる涙拭きもしないで
あなたには二度と逢えないわ お互いに不幸になるだけよ
さよならさよなら 夜明けでも待ちます

あなたには二度と逢えないわお互いに不幸になるだけよ
さよならさよなら 夜明けでも待ちます
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懐かしのカントリー&ウェスタン -158-( ヴァーノン・オックスフォード 1 )

2010年12月05日 | つれづれに
  Vernon Oxford (1)
米国盤 Rounder Records- 0123 Vernon Oxford  His And Hers


(1)Bad Moon Rising (2)They'll Never Ever Take Her Love From Me (3)His And Hers (4)Always True (5)Veil Of White Lace (6)Letters Have No Arms (7)Lonesome Rainin' City (8)Have You Loved Your Woman Today ? (9)Daughter Of The Vine (10)This World Holds Nothing Since You're Gone


ヴァーノン・オクスフォード( 1941年~現在 アーカンソー州 出身)は不運なカントリー歌手だ・・・・・天の時を得ていたならきっともっと有名なカントリー歌手になっていたのではないか-と思えてなりません。たぐいまれな Honky-tonk style の歌唱力を持っていながらデビュー時期が甘美なナシュビルサウンド全盛時代だったために純カントリースタイルを身上とした彼にとっては幸運なスタートを切れなかったとみていいのではないでしょうか。 

僕が初めてヴァーノン・オクスフォードの歌を聴いたのは1979( 昭和54 )年にRCAビクター社から出された同社専属のカントリー歌手を総動員した2枚組LPレコード「 A Tribute To Hank Williams 」(日本盤もあり)の中に入っていた彼が歌う ” Wedding Bells ”でした。何ともストイックな感じのする歌手だなあ-というのが第一印象でしたが 震えるような声で歌う純カントリースタイルはしっかり記憶に残って ”Vernon Oxford ”という名前も1回で覚えてしまったのでした。調べてみると1965(昭和40)年にデビューしてRCAビクター社に1枚のLPレコード(右の写真、数年前 東京に行った時に見つけて買いました)と7枚のシングル盤を出して消えていったのですが、1971(昭和46)年 Mike Craig というイギリスのカントリーファンがたまたまテープで彼の歌を聴きつけてそのハンク・ウィリアムス スタイルの純カントリーボイスぶりに惚れ込んで彼を探し出してイギリスに招き、英国ビクター社を説得して彼の地でレコーディングさせて復活した・・・・・といういきさつがあります。 その裏には甘美なナッシュビルサウンド一辺倒のカントリーに食傷気味(ウンザリ)ないしは物足らなさを感じていたヨーロッパの Country Music ファンが結構いたという下地があったのでは・・・・・と想像します。ヴァーノンにとっては嬉しい申し出だったのでしょう・・・・・その後は大成したとまではいかなくてもイギリスで3枚のLPレコードを出すことが出来たし、本場アメリカのRCAビクター社との再契約をして返り咲き「Shadows Of My Mind 」、「Your Wanting Me Is Gone」、「A Good Old Fashioned Saturday Night 」、「Honky Tonk Barroom Brawl」、「Redneck Roots」等のヒット曲も出して名前も知られるようになったという訳です。 

Hank Williams を髣髴(ほうふつ)させる雰囲気をもっていたのでハンク・ウィリアムス ジュニアの演奏ツアーに同行したりしてコアな Country Music ファンに支えられて今日まで到っているようです・・・・・ヴァーノン・オックスフォードはその後アメリカの独立レーベルの雄 Rounder Records (左の写真)や古株のブルーグラスレーベルだった Rich-R-Tone Records 社 等から True Country Style のレコードを出していました・・・・・True Country Style といってもここで聴かれるVernon Oxford のカントリーは今風のテレキャスター型エレキギターを駆使したり ロックと変わらないようなドラムの入ったものとは違います・・・・・本当に昔型のカントリーです( 今は True Country Music という説明も何をもって " True " とするか-なかなか難しい時代です )。 残念ながら日本の Country Music ファンにはほとんど知られていないし、これからも話題になるようなこともないのでは・・・と思います。このアルバムの中では(9)Daughter Of The Vine が秀逸で、何回聴いても飽きないカントリー曲とは自分にとってこのような曲・・・・という代表のような存在になっています。 その他に余談ですが、私は彼のLPレコードでどうしても欲しいなというのがあります、ドイツかイギリスか(いつ頃出されたのかもはっきり判りません)で出された 「 SKYL-7002 Vernon Oxford Tribute To Hank Williams 」 というレコード・・・・・将来見つけられるまでの楽しみにしているものです・・・・見つかるといいな。

ところで、現在の彼の活動状況についてはほとんどわかりませんが今でもきっとアメリカのどこかで歌っていることでしょう・・・・・・・

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アメリカ西部の本・・・発刊されたそうです!!

2010年12月03日 | 西部劇の本


2004(平成16)年に「モニュメント・ヴァレーの消灯ラッパ」という本を出された原川順男さんから新しい本 「 西部劇の大地を往く 」 の出版案内のお手紙をいただきました。案内のチラシが入っていましたのでご本人の許可を得てそのまま載せることにしました。今回は ” 新たなアメリカ西部旅行の記録を、現地の風景と映画のシーンをビジュアルに対比してまとめた写真集 ” ということですから西部劇映画で出てきた風景がいまどうなっているのか・・・・等知ることが出来るのかも知れません。原川さんは昔の西部劇等に詳しい方ですのできっと一般的な旅行とは違った目線でのアメリカ西部紀行が望めるのではないかと私も期待しています。B5版120ページ、全カラー写真とのことで内容も別に表記しておきたいと思います。

内容
Part Ⅰ・・・・・モニュメント・ヴァレー( アリゾナ&ユタ州 )
Part Ⅱ・・・・・モアブ( ユタ州 )
Part Ⅲ・・・・・セドナ&プレスコット( アリゾナ州 )
Part Ⅳ・・・・・ケイン・カウンティ( ユタ州 )
巻末特集・・・・ジョン・フォードの足跡をたどる

11月末に出版されるそうですが 私家版なので一般書店での販売はなくて1冊1800円(送料別)、発行部数も500部くらいかな・・・・というお話でした。お問い合わせ先は下記の通りです
  郵便番号247-0072 鎌倉市岡本1ー14ー6  原川順男
  (TEL & FAX 0467-45-3116)

西部劇の神様 ジョン・フォード監督 やアメリカ西部について興味がある人達には朗報かもしれない-と思ってお知らせしました。
参考までに 以前出版の 「 モニュメント・ヴァレーの消灯ラッパ ( ジョン・フォード西部劇を追って ) 」 については私のカテゴリー ” 西部劇の本 ” の項で採り上げています 

本日(12/ 3)原川さんから電話があって発刊されたそうです、まだ現物を見ていませんので届いたら載せようと思います・・・・・とりあえずはお知らせの意味でまた前にもってきました。
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懐かしのカントリー&ウェスタン -156-(ウィリー・ネルソン 2)

2010年12月02日 | つれづれに
Willie Nelson (2)
米国盤 MCA-3258 Willie Nelson Family Bible


(1)By The Rivers Of Babylon (2)Stand By Me (3)It Is No Secret ( What God Can Do ) (4)There Shall Be Showers Of Blessings (5)Softly And Tenderly (6)Tell It To Jesus (7)Family Bible (8)In God's Eyes (9)Revive Us Again (10)An Evening Prayer (11)Kneel At The Feet Of Jesus

ジャケット裏面に次のようにクレジットされています
Willie Nelson- Vocals & Guitar  Bobbie Nelson- Piano
Specially Dedicated To Mama Nelson From Willie & Bobbie


12月になるとクリスマスシーズン到来ということで Christmas Song やセイクレッド ソング が似合う季節です・・・・・Country Music ファンにとってはおなじみなんだとは思いますが最近の事情はどうなっているのか私はさっぱりわかりません。 今日採り上げたのは1980(昭和55)年に発売されたウィリー・ネルソンの Sacred Song 集のLPレコードです。姉のボビー・ネルソンと2人だけでやっているとてもシンプルなセイクレッドソング集ですが、いつものウィリーと違ってどこか敬虔な感じを受けるものです(とはいってももう30年も前のアルバムなので・・)。ウィリー・ネルソンの別な面を知ることが出来る私の好きなアルバム・・・・・CDにもなっていて以前タワーレコードで見かけたのですがいつの間にかなくなってそれ以来見ていません。

ウィリーが使っているガットギター( 普通のクラッシックギターなのでピックガードが付いていないから長い間にはこすれてサウンドホールの脇の表板に穴が開いてしまっているやつです ) とボビーのピアノだけのシンプルな伴奏ですが それがかえって Sacred Song らしいサウンドになって 聴いていて飽きないものになっています。 スローな唄の時のウィリーのギターは妙にこぶしを利かせたようなメロディアスな弾き方ですね・・・・・・僕自身は(3)It Is No Secret (往年のカントリー&ゴスペルの大歌手スチュアート・ハンブレン作で このてのアルバムにはよく登場する名曲です)、(4)There Shall Be Showers Of Blessing 、これも名曲の(5)Softly And Tenderly 、そして(6)Tell It To Jesus が気に入っています。
それから、ウィリーの初期作曲の(7)” Family Bible ” という曲についてですが、生活が苦しい時代に50ドルで版権を売り渡してしまった・・・・というのは今では有名な話で、この曲が後年多くの歌手によってレコーディングされたことを思うともったいなかったと思えるんでしょうが、彼自身に云わせると ”それはそれでよかったのだ その時は助かったからね ”・・・・みたいなことを後年になって語っているのを何かで読んだことがあります。このアルバムにも作者としてウィリーの名前はクレジットされていません 、Willie Nelson にも若くて苦しい時代があった・・・・というエピソードになっているのではないでしょうか。

ところで Sacred Song には万人受けするメロディのきれいな曲が多くて、別にクリスチャンでなくても聴いていて心和むものがありますが 宗教的な面からみると Bible (聖書)の内容に通じているとその歌詞などもよく理解できるのかも知れません。 昔から名だたるカントリー歌手は必ずといっていいほどセイクレッドソングのLPレコードを出しているので 私はどんなものかな-と思ってかつて英語の賛美歌集の本を買ってみたことがあるんですがいつの間にかどこかへ行ってしまっています・・・・・・メロディと唄の上手さだけにとらわれた不心神者なので仕方ないか・・・・とは思いますが このウィりー・ネルソンの唄を聴くとまた知りたくなります・・・・あの本 捨ててはいないからどこかにあるはず・・・探さなくては(恥かし)。
アルバム全体に Bobbie Nelson のピアノがなかなかいい雰囲気です・・・・・それにしても ” It Is No Secret ” はいい曲だなあ
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