映画「侍タイムスリッパー」 を見に行った
鹿児島市内に小さな映画館がある。デパートの最上階にあり40席足らずのミニシアターだ。普通の映画館と違ってどちらかというと映画通向けの先品 をやっているようなところ。映画通というと語弊があるかも知れない……まあ一般的には受けないかも知れないような作品を上映しているようなコアな映画館とでもいうのかな。
夕方仕事を終えて「侍タイムスリッパー」という映画を見に行った🤣 映画情報でたまたま見かけた作品……低予算の作品らしい……とのことで期待せずに見に行った。ところが見てよかった、実に面白い映画だった。よかったと思うのは「ゴジラ−1」以来かなあ🤣 福岡で上映館があればもう1回見に行こう🤣
時は幕末、会津藩士高坂新左エ門(山口馬木弥)が長州藩士を襲う…二人の剣戟対決の時に激しい雷雨がきて互いに刀を振りかざした時に落雷……地面に倒れていた新左衛門が目を覚ますとそこは時代劇映画が撮影されている現代日本(実際は1990年代頃)の時代劇撮影所だった……で始まる🤣 幕末の侍が現代日本にタイムスリップ・・・驚くことばかりの新左エ門。壁に貼ってあった ” 黒船来航 ” の記念ポスターを見て自分が140年前の人間だと知る・・・さあそこからどう生きていくかが大変。新左エ門を通じて可笑しみと笑いと一抹のペーソスと、新左エ門の侍精神を見て失なわれた昔の日本のよさなどを知らされたりする現代人(それは映画を見ている我々でもある)がいる。時代劇の良さを見直すきっかけにもなりそうな今年の秀作だなあ(Smile)
時代劇撮影の時に坂本龍馬や新撰組が出てくるともともと本物の佐幕派武士である新左エ門が思わずピクッと反応するところなどワハハと笑ってしまう・・・など楽しい映画でもあった。俳優さんは誰一人として知らなかったけど剣戟の殺陣などは迫真のものでよかった……カーットと叫ぶ兄ちゃん風の黒メガネの映画監督も現代を表しているようでよかった🤣🤣