西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

兄と弟のブルーグラス  2024(令和6)年夏

2024年07月21日 | ブルーグラス音楽

7/21 (2024=令和6) 兄と弟のブルーグラス 弟の誕生日

  

弟の誕生日と亡くなった日は好きだった音楽を聴く日になっている。弟はアメリカンフォークとブルーグラスが好きだった。私の影響でその後カントリーも聴くようになった。もちろん私達の若い頃にはベンチャーズなどのエレキギターサウンドやラテン、シャンソン、カンツォーネ、歌謡曲、映画音楽など沢山のジャンルがごちゃ混ぜ的に花盛りだったからお互いにその魅力を語り合ったものだった。アメリカンフォークは私達のような田舎の若者にも浸透していたかも知れないけれどブルーグラスミュージックはよほどのことがない限り知られていなかった🤣やはりフォークからの流れで広がっていったと思う。朝のテレビ番組に ” ヤング720(セブンツーオー)”という番組があって時々学生のアマチュアバンドが出演してカントリーとかブルーグラスなどを演奏していた。彼等が弾くギターやバンジョーは新鮮に映ったものです今の時代にもアマチュアバンドが出演できるような朝の番組があればいいのになあ・・・と思う。 

さてレコード、全曲聴いたわけではなくてロンサム・パイン・フィドラーズは ” You All Come ” と ” Kentucky Waltz ”、ジミー・マーチンは ” All The Good Times Are Past And Gone( 良き日々は過ぎて )” とインストルメンタル曲の ” Bear Tracks ”。ジャケットも古風で曲も古いんだけどそれなりの味わいがあって昔 弟と一緒に聴いた時の新鮮さと懐かしさが甦る。昔の雰囲気とか状況はもう今の人達には説明することが出来ないなあ  

  

ブラザーズフォーは2人ともよく聴いたなあ。LPレコードなんか高嶺の花で ” Green Fields ” と ” 遥かなるアラモ ” の2曲 ( だったかな確か?) が入ったシングル盤だけだった。当時は有名なグループはラジオでも聴くことが出来たからそれで十分だった。ボブ・デイランの ” Blowin' In Th Wind ( 風に吹かれて )” も初めて聴いたのはラジオだった。ずいぶんガラガラ声で下手くそ(当時はホントにそう思った)だなあと・・・(笑)

 

兄ちゃんはこんなレコードも聴いているぞ!カウボーイ・ソング。健康で元気に仕事を続けることが出来るようにね!元気づけのためだよ、男はタフでなきゃ生きてはいけない・・・なんて自問自答しながら🤣いつかリニア新幹線が完成したら乗ってみるよ・・・どんなところでトンネル工事に従事していたのかな・・・と想像しながらね!

 

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ジム&ジェシーのジェシー・マクレイノズ

2023年07月02日 | ブルーグラス音楽

ジム&ジェシーの弟ジェシー亡くなる

 

兄Jim McReynolds 1927〜2002.12月(ギター)

弟Jesse McReynolds 1929〜2023.6/23(フラットマンドリン)

カントリー&ウェスタン系の音楽に興味がある人達にはわかると思いますが、Bluegrass Music の第一世代に当たる Jim & Jesse and Virginia Boys として鳴らした兄弟の弟の方 Jesse McReynolds が亡くなっそうです。暫くブログへのモチュベーションが落ちて投稿がおざなりになっている間にこうした情報に接しながらも記事にするまでには至っていませんでした🤣
こうした情報に接して最近では聴くことが少なくなったブルーグラスのレコードを聴いてみました。 
亡くなった私の弟は大のブルーグラスファンだったので一緒に聴いたレコード、CDが沢山ある……懐かしさと一抹の淋しさとを感じながら一緒に聴いていたレコードを聴いた。時の流れは確実にくる……そんな想い🤣
  
兄弟は電気楽器を用いない純粋のブルーグラスから後期になってくると電気楽器やスネアドラムを入れたりしてブルーグラスとカントリーとの融合をはかるような姿勢に変わっていった。何故そうしたのかははっきりとはわかりませんが私自身の意見ですが、やはり純粋のブルーグラスマーケットだけでは範囲が狭くて経済的にも発展が望めない・・・というのがあったのではと思います。Bluegrass Music とてプロフェッショナルの音楽として生き残っていくためにはそれなりの変化努力を要したのではないかなあ・・・。純粋のブルーグラス愛好家からすれば不満のある変化でしょうがバンドを維持していったりするには経済的にそうせざるを得なかったのかな・・・とも思います。 
例えば最初に挙げたレコードにはインスト曲として ” Wildwood Flowers ” が収録されていますが、なんとスティールギターがフューチャーされていてジェシーの弾くマンドリンもエレキマンドリンになっています。私のようにカントリーもブルーグラスも同じ土俵で聴いてきた者には ” オッ、彼らも変化したな!” でいいのですが、純粋さが好みの(コアなファンといってもいい)人には違和感を感じたでしょうね。 
 
でも、彼等もその辺のことはしっかりと理解していてコンサートなどでは純粋のブルーグラスサウンドを演奏していたようです。何といっても兄弟の歌のハーモニーが素晴らしいです。来日公演もしたことがあって聴きに行った私の弟は感激して電話でその良さを放してくれたものでした。 
この4枚のレコードにはありませんが、私の好きな古いカントリー曲に ” Remember Me ” という曲があってこれを歌ってくれており Jim & Jesse 兄弟の演奏の中では一番好きなものとなっています。
The Sweetest Songs Belong To Lover In The Gloaming・・・Remember Me、When The Candle Lights Are Gleaming・・・と歌われていく絶妙のハーモニー、ブルーグラスに焼き直されてもとても映える曲!!
 
Jim&Jesse はまた後日採りあげる予定です
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春来れば

2023年04月10日 | ブルーグラス音楽

春来れば

 

" 春来れば(When Springtime Comes Again ) ” というアメリカの曲がある。これまでてっきりアメリカ民謡だと思っていたけれどフォスターの作品だそうだ。“ Little Annie “ という題名でも知られている。色々な人達が演っていて私もたくさん聴いてきた……そんな中で昔のブルーグラスバンドに「 Benny & Valle Cain & The Country Clan 」というグループがあった。アメリカの典型的な田舎のローカルバンドという感じ🤣 昔ブルーグラスのオムニバス盤(写真)を買った時に、その中にこのグループの曲が4曲あった。聴いて一番気に入ったのがこの曲😁 楽器のテクニックは標準レベルだけれど、ボーカルがほのぼのとしていい。すこし鼻にかかった歌はいかにもrural America という雰囲気だ🤣気に入ったので東京に行った時にこのグループのLPレコードを1枚買った(写真2)……殆ど知識もなくただ”おじいさんの古時計" という曲が入っているというだけの理由で……でも満足😁 

 

😁“ 春来れば"という曲は以前にリリーブラザーズというブルーグラスバンドで聴いていた……ブルーグラスはボーカルがいいと楽器はスーパーテクニックでなくともよい、雰囲気が大事と思う私でした🤣

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ブルーグラスとサンズ・オブ・ザ・パイオニアズ

2021年07月26日 | ブルーグラス音楽

ブルーグラスと The Sons Of The Pioneers  

 

米国盤 Old Homestead Record-90032 Songs Of The Pioneers 

(1)Timber Trail  (2)My Best To You  (3)Jesse James(インスト)  (4)Blue Shadows On The Trail  (5)Tumbling Tumbleweeds  (6)What A Friend We Have In Jesus(友なるイエスは)  (7)Ghost Riders In The Sky  (8)When It's Nighttime In Nevada  (9)Red River Ramble (インスト) (10)Long Black Veil  (11)Philadelphia Lawyer  (12)Where The Soul Nevwe Dies 

今回載せたのは、Old Homestead というアメリカのマイナーレコード会社がありました(今でもあると思います)。そこから、私が大好きな往年のカウボーイコーラスグループ The Sons Of The Pioneers の曲を採りあげた「 Frank Necessary & The Stone Mountain Boys 」というブルーグラスバンドがある・・・というのでずいぶん昔に買ったLPレコードです。ジャケットがいかにも安っぽくてどうかなあ・・・と思ったもののまあ普通のブルーグラス演奏でした。ただ、The Sons Of The Pioneers の曲特集というのがいい。 

パイオニアズはアメリカ西部に特化した唄がほとんどで、広大なアメリカ西部の雰囲気にはセカセカしたブルーグラス音楽は似合わない感じですので曲によってはう~ん!というのもあります。パイオニアズのコーラスは3~5人の複雑で重厚な構成なのでそれに挑戦しているさまはうかがうことができます・・・でもパイオニアズの Bob Nolan とか Tommy Doss といった重厚なバリトンボイスや Hugh Farr の深いバスボイスを聴いてきているとブルーグラスのコーラスは軽いなあ、ちょっと似合わないかな・・・という印象は否めません。 オープンな西部とアメリカ南部の風土からくる音楽自体の差といっていのかも。  

でも企画はよかった、楽器のアンサンブル(ギター、ベース、バンジョー、マンドリン、フィドル)は流石に素晴らしい。コーラスもパイオニアズに迫ろうと必死な感じがよく出ている。このグループの唄を聴いて改めていいなと思った曲もあって The Sons Of The Pioneers の唄で聴いてみたくなった・・・という発見もありました 

しばらくしたら7/26に戻す予定

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7/21(亡き弟の誕生日)でブルーグラスを聴く

2020年07月26日 | ブルーグラス音楽

   

 

令和2年7月21日 (弟の誕生日)ブルーグラス音楽を聴く  

亡くなった2歳下の弟の誕生日だったので彼が遺したCDを3枚聴いた。 

カントリーやブルーグラスが好きになったのは兄である私の影響でしたが、だんだんと自分なりの好みが出てきてからは弟も独自の道を歩み始めた。ここに載せたのはLester FlattとMac WisemanというBluegrass music の第一世代の歌手。それぞれが自分のバンドを持って活躍していたけれど年々ブルーグラスの第一世代が少なくなってきたせいかこのように一緒にレコーディングこともする出てきたんですね。大物歌手のカップリングの走りのようなアルバムですが、CD時代になって幾つかのレコードから選曲して今回のCDになったというわけです。 

二人とも若い時代にビル・モンローのバンド  The Bluegrass boys にいたことがあるので旧知の仲間みたいなものです。歳をとってきてからの録音のせいかブルーグラスミュージックが本来持っているドライブのかかった緊迫感とかスピード感はなくてどちらかと言えばミディアムテンポのカントリーに近い音作りになっています。バンジョー、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、フラットマンドリンが入っていてもね。だから全体的にはゆったりとしたドーブローギターがいい雰囲気を出しています。 でもこれは仕方はないね。 

それに比べるとジム&ジェシーの方ははるかにブルーグラス本来のドライブのかかった曲が多いし兄弟のデュエットが素晴らしい。グランド・オール・オープリー出演25年記念として出された1991年発売のCDとのことでゲストにエミルー・ハリス、リッキー・スキャッグス、ポーター・ワゴナー、マック・ワイズマン、ビル・モンローなどが曲によって参加している。弟ジェシーの弾くマンドリンはクロマチック奏法というんですが、僕はマンドリンはトレモロスタイルの方がマンドリンらしさがある・・・といって弟と議論しあったのが昨日のことのようで懐かしい。 もう1枚のCDは別の機会に載せたい

 

 

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ビル・モンローのこと

2020年05月21日 | ブルーグラス音楽

Bill Monroe (3) 

カントリーバーでT君に会ってちょっとブルーグラスを聴きたくなって元祖のビル・モンローのレコードを聴いてみた。日本でもたくさん出されていたビルのレコードだけど今回コロナ騒ぎの休みで大掃除して出てきた米国盤を聴いてみた。かなり昔に買った中古レコードでジャケットは傷んでいるけど写真に撮るとちょっときれいに見える(smile) 中身のレコード盤自体はきれいで音もきれいだった。ビル・モンローの初期アメリカ コロンビアレコード時代の名曲が入っておりそれなりに楽しい・・・” ケンタッキーの青い月( Blue Moon Of Kentucky )” はワルツ調で通すものでこの後のデッカレコード時代に曲の後半をアップテンポにした盤よりかずっと好きだ。ワルツ曲はワルツ調で通した方が曲の良さがあるというのが私の意見。 

エルヴィス・プレスリーがこの曲を歌った時の調子に似せてビルは曲の後半部をアップテンポに変えて録音したという話ですが・・・う~んどうもね!せっかくのきれいな曲が落ち着きがなくなるし情緒もなくなるから・・・ 

米国盤 Harmony Records HL-7290  The Great Bill Monroe and His Blue Grass Boys 

(1)Rocy Road Blues  (2)Kentucky Waltz(ケンタッキー・ワルツ)  (3)Footprints In The Snow(雪の足跡)   (4)Blue Moon Of Kentucky(ケンタッキーの青い月)  (5)Mother's Only Sleeping  (6)Blue Grass Stomp  (7)My Rose Of Old Kentucky  (8)Blue grass Breakdown  (9)Can't You Hear Me Calling  (10)The Girl In The Blue Velvet Band
 

ブルーグラスの古典曲のよさがあふれており今も昔もたいして違わないなあ・・・と思う。何回か来日して公演していますし、最晩年になってから熊本の南阿蘇での第1回カントリーゴールドにも出ています。私は情報がなくて見に行けなかったのが今でも心残りになっています。フラット&スクラッグスとこのビル・モンローが日本に Bluegrass music の種をまいたといえるでしょう・・・目立たないまでもしっかりと根を下ろしていると思います。

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今日から8月

2019年08月01日 | ブルーグラス音楽

今日から8月
Where Are You Going, Cowboy?
Nowhere, I'm Here Forever! I Wanna Ride Again!

5月、6月、7月と記事を書いてあるけど載せずにあるものがたくさん😵 パソコンの調子が悪くて文章とぎれとか後で完成とか写真が不備......とかで後付け記事になってしまいます。毎日150〜200人位の方達が訪問くださるのに申し訳ない気持ちですがしっかり載せていくつもりですので時には遡ってみてみてください。今回月の区切りだけでも......😖🐟

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7/21 は亡き弟の誕生日

2019年07月21日 | ブルーグラス音楽

(令和元年)7/21はブルーグラスを聴く日
毎年7/21になるといつも弟が好きだったブルーグラスのレコードを聴くことが多い......でも今回は彼が送ってくれたグランパ・ジョーンズ(1913〜1998年 ケンタッキー州生まれ)のレコードを聴いた。私が Grandpa Jones が好きだということを知っていて送ってくれたもの。東京で仕事していた弟は " 兄ちゃん、東京には地方では手に入らないレコードがあるんだよ " と口癖のように言っていたものだ。
グランパ・ジョーンズは頑なに古いカントリースタイル( Hillbilly とか Old time music とでもいうか)を守っていた得難い歌手&コメディアンだった。20代の頃からつけ髭を付けてバンジョーをかき鳴らしながら古い唄を歌ったという.......1973頃だったかなぁ(?)に日本公演に来た時も見に行ったようで その時の様子を話してパンフレットも送ってくれたものだった(^^)
米国盤 Camden Records ADL2-0701 Grandpa Jones & Minnie Pearl
2枚組LPレコードで18曲入っている。グランパの歌、ミニー・パールの歌、グランパ&ミニーのデュエット曲となっている。グランパが歌う" You All Come " が入っているのが嬉しい(^^)
若い頃の写真は懐かしい......アメリカン フォークも好きだったからピーター、ポール&マリーかブラザーズ・フォーの曲を練習している頃かな?
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久留米城と高山彦九郎の跡を訪ねて

2019年04月28日 | ブルーグラス音楽
久留米城と高山彦九郎の跡を訪ねて
平成から令和へのゴールデンウィークの4/28日曜日 に久留米に行った。JR大野城駅から久留米まで快速電車、久留米駅でレンタサイクルを借りて先づは久留米城跡へ。天気は薄晴れで連休といってもここは人が少なくてゆったりとした気分になれるところだ。 
 
有馬氏21万石の久留米城は石垣しか残っていないけれどそれがかえって古城の雰囲気があっていい。すぐ近くにはブリジストンの工場や久留米大学医学部と附属病院が建っているが、昔はそこも城郭の一部であったらしく規模的には大きな城であったようだ。今は主郭しか残されていない。堅牢な石垣が風格がある。 
 
城内には大きな篠山神社のほかたくさんの記念石碑が建っており竹の笹がきれいだった。その中に小さな石の祠があって小早川神社と表札が建っていた。有馬氏以前の豊臣秀吉時代に久留米城主だった毛利秀包(ひでかね)を祭ったちっちゃな神社(写真、smile)・・・この人は戦国時代の大名 毛利元就の末っ子だったとのこと、関ヶ原の戦いで西軍に属したため領地を没収され不遇のうちに亡くなったとか。キリシタン大名だったらしくて、この祠の扉にアンドレアス十字なる印が刻まれているとか・・・ウーン知らないことがたくさんだ。 
 
城内には日露戦争の日本海海戦で連合艦隊の指揮を執った東郷平八郎()の寓居した小さな家がありました・・・なぜ久留米城に?と思いましたが何か説明板があったけど写真に撮るのを忘れた。砲弾の石碑が建っていました。他にも芭蕉の句碑とかもあった。 
駅で借りた自転車と久留米城の高石垣、4時間で300円・・・これだと久留米市内を動き回るのには十分役目を果たしてくれます(smile) 


久留米城をあとに、寺町を目指す。名前の通りお寺が集まった区域で閑静な通りの両脇に古くからのお寺がたくさんあり、各寺の表門脇には由来の説明板が立っており 久留米の歴史的人物のお墓がここにある・・・とか書いてあるんですね。今回の目的の一つ高山彦九郎のお墓も遍照院というお寺にありました。先づは彦九郎の胸像があって右手奥に日の丸旗が掲げてある向こうに墓があります。
 
 
作家吉村昭さんの「歴史の影絵」という文庫本に収められていた ” 反権論者 高山彦九郎 ” を読んで興味をもち、久留米で自刃した・・・と知って一度訪ねてみたいと思っていたのでした。高山彦九郎は幕末の勤皇の志士達に思想的な影響を与えたといわれる人物です。
ところで、駅で自転車を借りる時に受付の女性から目的を尋ねられ、” 久留米城跡と高山彦九郎のお墓を見にきました ”・・・と言ったところ ” えっ、研究か何かされているんですか? ” といわれたので ” いえ、ちょっと日本の歴史が好きで たまたま高山彦九郎についての本を見たもんですから興味をそそられてです ” と答えた。久留米をそういう形で訪ねてくる人が珍しいのかなぁ・・・と感じました。その女性が ” お墓を訪ねるんだったら彦九郎が自刃した場所が近くにありますからそこまで訪ねられたらいいですよ ”・・・と地図や説明書きをくださったのでしたが、何となくその受付嬢は嬉しそうでした。 
 
 
上の写真が実際に彼が自刃した場所で、友人の久留米藩儒者 森嘉膳の自宅があったところだそうです。戦前は勤皇家として教科書などにも採りあげられて日本人の誰れもが知っていた高山彦九郎だったようですが、戦後は見向きもされない存在になったきらいがある人物ですね。彦九郎の思惑とは関係なく戦前の皇国史観に利用されただけ・・・という思いがしますが、それ以前の幕末の尊王攘夷派の志士達の多くが往来の途中で立ち寄って彦九郎の墓に詣でたという事実を知れば ” 志士達の先駆け ” として早すぎた鏡だったのかもしれません。 
日本の幕末史の興味深い人物ではあります・・・・ちなみに、吉村昭さんには「彦九郎 山河」なる単行本があるようで読んでみたくなりました。
 
 
  
この自転車にはお世話になったなあ、快適に走ってくれました(smile)。 
なお、以前に日本の歴史のカテゴリーで吉村昭さんの高山彦九郎の記事を載せていますので参考にしてください
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ビル・モンロー最後のLPレコード

2019年04月03日 | ブルーグラス音楽
 
日本盤 ビクター音楽産業 VIM-6266 Bill Monroe / Master Of Bluegrass
先日月曜日の博多での半日の仕事帰りに福岡城の桜を見に行ったのですが、その途中にある中古レコード屋さんに寄って見かけたのがこのレコードでした。恐らくBluegrass musicという特殊なジャンルに興味がある人でないと買うようなレコードではないと思います。カントリー・ミュージックが好きな人はブルーグラスも好きという人が多いので目には止めると思うんですが・・・・その逆は必ずしも言えなくて、Bluegrass musicは好きだけどCountry musicはどうもね・・・ということが多々あるように思います。これは長く両方の音楽を聴いてきた私だけの印象なんですけどね。 
Bluegrassはカントリー・ミュージックの純粋な形であると思っている私からするとBluegrass musicオンリーの人の気持ちが解らないので仕方がないのですが・・・。あれもこれも・・・とごちゃ混ぜに聴いていた時代を経験しているか否かだけの差かもしれません。 
さて、ブルーグラス・ミュージックの大御所ビル・モンロー()さんの最後のレコードアルバムです。日本盤が出されていた(1981=)のは十分承知してはいましたし、ビル・モンローも好きでした・・・でもその時はなぜか買わなかった・・・なぜかというと、過去に何枚か彼のインストルメンタル・アルバム(楽器演奏だけのLPレコードのこと)を買ったことがあって正直言って気に入りのものがなかったので 今回も大差ないのではと思ったことが主因。  今回300円でほとんど新品同様で買うことができた・・・これを手放した人もあまり気に入らなかったものと推定。ブルーグラスだからバンジョー、マンドリン、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)も入っており、モンローの持ち楽器フラットマンドリンが主にフューチャーされている。 レコードジャケットはいいのにあまり印象に残る曲がありませんでした・・・でもBill Monroeの最後のアルバムだもの・・・敬意を表したい。 
寂しげな吹きすさぶ風の音から入るマイナー調の ” My Last Days On Earth ” という曲が印象的 
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