西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( カントリー&ウェスタン音楽への道 )

2012年10月29日 | 懐かしのカントリースター
   
懐かしのシングル盤レコード


最近 中古レコード屋さんに行く時はLPレコードよりもシングルレコードのところを見ることが多い。LPレコードのカントリーはほとんど期待できないのが主な理由だけれど、シングル盤には 「 そうだよなあ、こんなレコードから少しずつカントリー的な音楽に惹かれるようになってきたんだ・・・・ 」 という思いが蘇えってくるからです。

私のカントリー&ウェスタン音楽やカウボーイ ソングへの興味の入り口は西部劇映画とテレビ西部劇だったのです。 何の情報もない九州の田舎に住んでいて音楽の興味がいきなりカントリー&ウェスタンだ-なんてことは絶対にありえないことなんです。 西部劇がなかったら恐らくカントリー音楽への道はなかっただろうと確信できます・・・・・・人によっては ” カントリー&ウェスタン音楽を西部劇のテーマ音楽と間違えている人がいる ”・・・・と云う方がいらっしゃいます。 それは正しい意見ですね、確かに西部劇映画の主題歌やテーマ音楽とカントリー&ウェスタン音楽は別物です(アメリカの1930、40年代の Singing Cowboy の時代は関連性がより緊密のようです)、たくさん聴いてくると自ずから解かってきます。 ただ、アメリカ西部的な雰囲気を知ること、カントリー的な共通点はあったと思います。

例えばテレビ西部劇「 ローハイド 」 は日本では大人気で 私もフランキー・レインが歌う ”ローハイド ” のシングル盤を2枚も買ってしまった覚えがあります。1枚目のレコードにはビシッと叩く鞭の音が入っていなくて ”アレッ!テレビの歌と違う ”・・・・と思っていたところ当時の友達がムチの入っているのもあるんだぞ・・・・と教えてくれてまたお金を貯めて買いなおした(2枚目の写真)なんていう想い出なんですね。

 ”ローハイド ”についてはそれはそれでよかったのですが B面に入っていたマーティ・ロビンスが歌う ”エル・パソ ” が素晴らしかった・・・・・”アラスカ魂 ” を歌うジョニー・ホートンと同じようにマーティ・ロビンスてどんな歌手だろうと興味が湧く・・・・・こんなことの繰り返しでだんだん Country & Western 音楽への輪郭がみえてくる といった経過でした。今から思うと興味があって買ったシングル盤のB面の曲がポイントだったように思います。
それに加えてラジオから流れる映画音楽のボーカルもカントリー的なものがありました、マリリン・モンローが歌う ”帰らざる河 ” とかペギー・リーが歌う ”ジャ二ー・ギター ”( 3枚目の写真 ) などです。 いずれも西部劇の主題歌なんですね、”帰らざる河 ” なんかは後年になってテネシー・アーニー・フォードやテックス・ウィリアムスといった往年の大物カントリー歌手が歌ってもいるのを知って驚いたものでした。

シングルレコードも捨てたものではないです( smile )
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ブルーグラス 7(オムニバス)

2012年10月14日 | ブルーグラス音楽

ブルーグラス
日本盤 キングレコード SLC-227 The Best Of Bluegrass ( 原盤はアメリカのスターデイレコード )

(1)Walkin' In My Sleep・・・ Bill Clifton
(2)Blue Ridge Mountain Blues・・・Bill Clifton
(3)Foggy Mountain Breakdown・・・Flatt & Scruggs and The Foggy Mountain Boys
(4)Jesse James・・・The Country Gentlemen
(5)Home Sweet Home ( 埴生の宿 )・・・Reno & Smiley and Tennessee Cut-Ups
(6)Darling Alalee (いとしのアラリー)・・・The Country Gentlemen
(7)Banjo In The Hill・・・ The Stanley Brothers

(8)Banks Of The Ohio ( オハイオの岸辺で )・・・The Country Gentlemen
(9)Roll In My Sweet Baby's Arms ( 恋人の腕に抱かれて )・・・Flatt & Scruggs and The Foggy Mountain Boys
(10)I'll Love Nobody But You・・・Jim & Jesse
(11)Sunrise・・・The Country Gentlemen
(12)Dreaming ・・・The Kentucky Travellers
(13)Blue Moon Of Kentucy ( ケンタッキーの青い月 )・・・The Lonesome Pine Fiddlers
(14)Beautiful Life・・・The Stanley Brothers


(平成24年)10月14日日曜日は朝からどんよりとしたすっきりしない日だったのでコーヒーを飲みながら Bluegrass Music を聴いた。

このブルーグラス音楽のレコードは僕がもっとも初期の頃に新品で買ったもので、かなり無理して買った(お正月のお年玉かなにかで・・・・) 覚えがあるものです、なにしろLPレコードは高かったですし 情報がほとんど無い頃だったので買うのに ” 思案に思案を重ねた ” ものでした。 自分にとって Bluegrass Music を幅広く知るきっかけになったものでもあったので大切に大切にしてきたレコードです。 今から思うとジャケットがまるで Cowboy Song にふさわしいような仕様なんですが 買えた時は嬉しかったものでした。
オムニバスになっていますが その頃でも各アーティストのLPは出されていました。今日のレコードのちょっと前あたりは ”ペラジャケット”といって独特の光沢のある綺麗なジャケット時代のLPレコードでいいものが沢山出ていたと思います、ただ私達団塊の世代にとってはほとんど買えない時代のものでした。

ビル・クリフトン& Dixie Mountain Boys の ”Walkin' In My Sleep ” と ”Blue Ridge Mountain Blues ” は初めてブルーグラスのよさを知ったもので ワクワクして聴きました・・・・・こんな感覚はもう2度と味わえない感覚かなあ。
レスター・フラット&アール・スクラッグス and The Foggy Mountain Boys の ” Rollin' My Sweet Baby's Arms ” と ” Foggy Mountain Breakdown ” もインパクトが凄かった。未完につき続く・・・・数日後に完成予定

今回全体を聴きなおしてみるとあの時の感激みたいなものはないけれど それは自分の感性が衰えたというよりはきっと何度も聴いて慣れてしまったことによるんだと思う、どんなに素晴らしいものでも時代の経過と共に陳腐なものに映ったりすることがあるように。 今はブルーグラスを5~6曲も聴くとあとはみんな同じ・・・・・と思えてしまうようになりました・・・・よくないことなんでしょうけど 演奏する人達にはそんなことを思わせないような工夫やインパクトのあるステージを期待したいところです。

それでもブルーグラスを全く初めて聴くという人にとっては今でも自分が初めて聴いた時のような感覚を受けることがあるのではないでしょうか・・・・・半端ではない楽器のテクニックとドライブのかかったアップテンポの曲などは度肝を抜かれる-という表現がピッタリです。 加えて、私にとってのブルーグラスはアーティストのビジュアル面でのインパクトも大きかったので Bill Monroe、 Flatt & Scruggs 、Jim & Jesse、Jimmy Martin など第一世代といわれる人達はステージ衣装がしっかりしていて見栄えもよかったし、かっこよかったですね、レコードのジャケットを見ただけで欲しいなと思ったものです・・・続く
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー220ー (ジョニー・ホートン 2 )

2012年10月08日 | 懐かしのカントリースター
 
Johnny Horton (2)

米国盤 Mercury Records MG-20478 The Fantastic Johnny Horton


(1)Broken-Hearted Gypsy (2)First Train Headin' South (3)Move Down The Line (4)The S.S. Lureline (5)The Child's Side Of Life (6)All For The Love Of A Girl (7)The Mansion You Stole (8)The Train With A Rhumba Beat (9)Two Red Lips And Warm Red Wine (10)Ridin' The Sunshine Special (11)Big Wheels Rollin' (12)Devil Made A Masterpiece


(平成24)9月30日の日曜日朝 久し振りにジョニー・ホートンのレコードを聴いた(写真1)。
ジョニー・ホートンという名前を聞くと自分にとってはすぐに ” North To Alaska ( アラスカ魂 )” と ” The Battle Of New Orlenes( ニューオーリンズの戦い )” と相場が決まっている。 自分がまだ中学校の頃だったと思うけど ジョン・ウェイン主演の 「 アラスカ魂 」 という西部劇( 厳密には西部劇とはいえないかも ) があった。 見たけれど映画の方は大して印象に残るような作品ではなかった・・・・・でも主題歌はとても威勢がよくてかっこよくて ラジオの音楽番組でよく流れていたので気に入ってお金を貯めて Colombia のシングル盤を買った想い出がある・・・・・A面が ” アラスカ魂 ” 、B面が ” ニューオーリンズの戦い ”。 あの時に買ったシングルレコードはどこで失くしたのか今はない、でも忘れがたいレコードで どこかの中古レコードで見つけたらまた買おうと思っている。

さて今日のレコードは Johnny Horton の初期といえるマーキュリーレコード時代の何度目かの再発盤。 以前に載せた廉価盤 Hilltop Records ( 写真2 ) の元になるレコードのようで、Hilltop 盤 はこのレコードから2曲削って出されたものらしい。


私にはジョニー・ホートンが有名になったのは Columbia レコード時代というイメージがあるので それ以前のホートンについては全く知識がなかったし、強いていえば廉価盤の Hilltop とか Nashville といったオムニバスレコードに ” Done Rovn' ” とか ” Sunshine Special ” なる曲が入っているのを聴いたくらいだったのですがコロンビア以前のこのレコードを聴くとジョニー・ホートンが何だか新鮮に聴こえます。

(1)Broken-Hearted Gypsy・・・・ マイナー調で歯切れのよい生ギター、スティールギター、フィドル入り,ウ~ンなんとも云えない雰囲気です
(2)First Train Headin' South・・・・たしか ” 南行きの急行列車 ” とかの日本題がついていたと思いますが、調子のいい Train song で スティールギター、ピアノ、エレキギターで歌い飛ばしていく

(3)Move Down The Line・・・・・ハンク・ウィリアムスの影響を思わせるスタイル。スティールギター、ピアノ、フィドルでウキウキするような調子で聴いていて楽しい
(4)The S.S. Lureline・・・・・Train song を思わせる歯切れのよいフィドル、チェットアトキンススタイルのギター、ピンピコはねるようなホンキートンクピアノでアップテンポ

(5)Wild side of life と同じメロディですが子供の立場からのメッセージかな・・・・
(6)All For The Love Of A Girl ・・・・・朗々と歌われるスローバラッドですが歌の上手さがよくわかります。

(7)The Mansion You Stole・・・・・ホンキートンクピアノ、フィドルでのミディアムテンポで歌われる
(8)The Train With A Rhumba Beat・・・・・汽車がゆっくり走り出してスピードをあげていくようにスローから徐々にアップテンポに裏声を交えて快調に歌い飛ばしていく、マイナー調の曲だけどとても魅力的。このような遊び心たっぷりの作風は現代には消えてしまったのでしょうか?

(9)Two Red Lips And Warm Red Wine・・・・・この曲も全くハンク・ウィリアムスを思わせる歌い方で、ハンクの Lo~ne~some と声を裏返す唱法を使っている。ホンキートンクピアノとスティールギターの使い方もハンクスタイルにそっくり、こうした曲を聴くと Hank Williams と Johnny Horton の接点というのはあったのだろうか?・・・・すこし興味がわくところです。
(10)Ridin' The Sunshine Special・・・・・いきなりフィドルと玉をころがすようなピアノで勢いよくエロキューションを利かせた歌い方で最後まで吹っ飛ばしていく 爽快感いっぱいのホートン節

(11)Big Wheels Rollin'・・・・・トラックドライバーソングでしょうか 機関銃みたいなエレキギターにハーモニカの伴奏で軽快にスイングしてウキウキ感満点。 このようなスタイルはジョニー・ホートンによく似合っているように思います。
(12)Devil Made A Masterpiece・・・・・これもハンクの影響を窺わせる歌で、ミディアムテンポなんだけど歯切れのよいスティールギター、フィドル

残念なのはタワーレコード等の大型店に行ってもジョニー・ホートンのCDは置いてないことがほとんどで、特にColumbia レコード時代以外となると全く期待できないのが日本の現状です・・・・・今は40歳代の方でもジョニー・ホートンを知らない人がほとんどではないでしょうか、ジョニーに限らずクラッシックカントリー歌手全般に言えることでもあります( カントリーが好きになった人にはせめてあるいは是非に Johnny Horton の代表曲は聴いて記憶に留めてほしいなと思います)・・・・・だから外国盤に頼らざるを得ないです。 本場アメリカ以外のイギリスやドイツのレコード会社は自国だけでなく販売対象を世界中の愛好者に向けているようなので強いなあ-という印象があります。 

ジョニー・ホートンも Country Music Hall Of Fame に選ばれるだけの功績はあると思うんですが・・・・・選ばれていません、不思議く/font>
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つれづれに (レコードはいいな)

2012年10月02日 | つれづれに
Vinyl Is Still King In My Heart
      
レコードはいいなあ


私は今でもレコードが大好きで暇があればレコードをかけながらレコード盤面の掃除をしたり、ジャケットを写真に撮ったり、レコードの雰囲気をそのまま味わえるようにとCDに録音したりしている。 音にそれほど神経質でない私は ” プチッ ” というノイズなんかもなんのその・・・・レコードの雰囲気が生きていれば Good なのです。 クラッシクならいざ知らず、一分のすきも無い固いコンクリート的な音よりも木の香りのする音が好きで、カントリーには少しくらいの雑音は刺身のツマ-と思っている。
   

コーヒーやバーボンウィスキーを飲みながらレコードを聴くひと時は一番落ち着く時かなあ、仕事の疲れも吹き飛んでしまう一番落ち着く時かなあ・・・・・手間はかかるけれど面倒だと思ったことなど一度もない。 という訳で 今回は私のブログで今まで載せたカントリーのレコードジャケットから何枚かまとめて並べてみました。 もちろん私のブログテーマが ”懐かしの~ ” ですから too old country music です・・・・・こうした視覚的な試みは過去のレコードを振り返り また聴きたくなるきっかけでもあります。 今後も一定の時期がきたら同じ試みを・・・・と思います

   
レコードていいなあ!
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