西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに(時代劇映画 ” 柘榴坂の仇討ち ” を見た)

2014年09月24日 | 時代劇映画
  
”柘榴坂(ざくろざか)の仇討 ”  を見た 
 
一言でいえば1860(安政2)年3月3日に起こった”桜田門外の変”の後日談ですね・・・・・・この後日談というのが案外面白くて、西部劇でも有名な”OK牧場の決闘 ”の後日談を描いたものに ”墓石と決闘(Hours Of The Gun)” がありましたし、なかなか見ごたえのある西部劇でした。さてこの ”桜田門外の変 ”はペリー来航で開国を迫られた(日本)幕府がそれまでの攘夷をひるがえして開国に向かうことになり、時の大老 井伊直弼(彦根藩主)が天皇の裁可(勅許)なしにほぼ独断で開国の調印を行なったために攘夷派の浪士達に恨みをかって暗殺された-という幕末での有名な事件です。”安政の大獄 ”で多くの名のある志士たちが断罪されたことへの恨みも重なって水戸藩浪士17人、薩摩藩浪士1人で雪の江戸城桜田門外で襲撃、井伊直弼は首をとられます。60人もの警護の侍がいて殿様の首をとられた屈辱ははかりしれないものがあったと思われます・・・・・彦根藩では逃亡した生き残りの浪士5人に仇討ちするため殿様の近習だった志村金吾( 中井貴一 )にそれを命じます。それ以来あだを討つための探索行が明治5年(1873)まで続くとーいう悲惨な状況が続くという訳なのです。明治維新になって幕府も彦根藩も既になくなったというのに・・・・・・。 
 
ここで思い出したことが幾つかあります・・・・・ジョン・フォード西部劇 ”捜索者(TheSearters)”、インディアンにさらわれた弟の娘2人を探して5年にわたる捜索行をいくイーサン・エドワーズ(ジョン・ウェイン)の物語、他にもインディアンにさらわれた妻を捜して捜索行を続けて次第に年老いていくという西部男( ランドルフ・スコット )の物語を描いた”決闘コマンチ砦”(私よりもずっと年配の人達が見たと思われる作品です、私は日本でも3本の指に入るという西部劇コレクターのクゥープ本田さんという方からTV放映版の録画というのを見せていただきました・・・・・小品ながらR・スコット映画としては味わいのあるものでDVD発売になって皆が見られるようになるといいなぁ)、そして太平洋に残地諜報員として戦後30年まで戦った陸軍少尉小野田寛夫さんのこと・・・・・・などです。 
 
今回の映画はフィクションではあるんでしょうが実際には似たようなことはあり得たことだと思いますね。私の感想では物語の着眼点はとてもいいと思います(作家浅田次郎の原作は読んでいないのでわかりませんが)、でも映画はちょっと無駄な場面が多くてもうすこしコンパクトに纏められたのではないか・・・・仇を追う方も逃げて隠れ忍んでいる方も切実感とか、生活に困窮する状況とかとかがいまひとつ伝わらないんです、逃亡5人のうち4人の最後の状況をパッパッと短い画面に入れ込んで緊迫感を出すとかの工夫があるとよかった、探し出して対決することになる最後の一人 車引きになっている佐橋十兵衛(阿部 寛)の苦境もそんなに切実に伝わってこないんですよね(私見ですがミスキャストだと思う)。いい作品ではありますが数年前にあった映画 ”桜田門外の変 ”()の主人公の水戸藩士 関鉄之助ほどには感情移入できませんでした。 
 
見ていて面白いと思ったのは明治も5年になっても髷を結って羽織袴に2本差しの侍がいて、かたや洋服にザンギリ頭の政府役人がいる・・・・・”志村という者が誰々の消息を尋ねてきておりますが今時袴に2本差しです ”・・・・・・と取次ぎがいうと ” 袴か、うらやましいのう、我々には洋服はどうも似合わんなぁ ” という上司。 百年以上たった現代でもそうだもん・・・・と思ってちょっとおかしかった、ちなみに廃刀令が明治9年(1876)だそうだから刀差していてもおかしくはないんですね。 志村の奥方セツ役に広末涼子さんが出ていて色を添えています。 
この映画では出てきませんが個人的には ”桜田門外の変 ”といえば私の生まれ故郷 鹿児島からたった一人参加したという薩摩藩士 有村治左衛門に興味がわいてくるんですが・・・・・
 
私の時代劇好きは母方の祖母の影響、子供の頃 母の言いつけでおばあちゃんの映画観劇に付録でついていったことによる・・・・・”富士に立つ影 ”とか ”任侠東海道 ”、”曽我兄弟 ”、”月下の若武者 ” なんてタイトルだけは覚えていますが小さかったから内容までは・・・・・・で今回この映画を見に行ったのはいとこが松竹映画に勤めていて是非見に行って欲しいと奨められた-というだけなんですけど、まあ標準作というところ

*これに関連して過去の記事 映画「桜田門外の変」を復活させましたので見てみて下さい
コメント

懐かしのカントリー&ウェスタン -233- ( ジョージ・ハミルトン四世 )

2014年09月24日 | 懐かしのカントリースター
 
ジョージ・ハミルトン四世が亡くなった 
George Hamilton Ⅳ (3)
カナダ盤 Camden Records CASX-2558 George Hamilton Ⅳ / Down East Country 
(1)My Nova Scotia Home (2)Prince Edward Island Is Heaven To Me (3)Apple Blossom Time In Annapolis Valley (4)Maritime Farewell (5)Take Me Back To Old New Brunswick (6)Ghost Of Bras D'Or (7)Squid Jiggin' Ground (8)Atlantic Lullabye (9)Isle Of Newfoundland (10)Farewell To Nova Scotia 

私がブログを閉鎖している間に往年のカントリー歌手ジョージ・ハミルトン四世(1937~2014年 ノースカロライナ州出身)が9/17亡くなりました。さわやかな雰囲気をいつまでも持っていた稀有のカントリー歌手でした、77才だったそうです。私のブログで過去に2回採りあげたことがありました(また復活させる予定です)・・・・・・亡くなったことを知って一番目に聴いてみたいと思ったのが今日のLPレコードです。アメリカで発売されたことがあるのかどうか不明ですがカナダ盤です、しかも採りあげてある曲が全てカナダ産のカントリー曲なんですね。 
アメリカの隣国カナダにも昔からたくさんのカントリー歌手がいて 私のブログタイトル ”懐かしのカントリー&ウェスタン ” にも当てはまるような本場アメリカでも名を成した人達が少なからずいます、今日のレコードはアメリカ生まれのジョージがそんな人達の代表曲でしかもカナダのことを歌ったような曲を採り上げているようなんですね。ひかえめな女性コーラスが入ってはいますがカナダ独特のホッとするような牧歌的なカントリーのオンパレードでピアノにスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)等が伴奏をつけていてやはりこういうカントリーがいいなあと思うんです。 
(1)My Nova Scotia Home (7)Sqid Jiggin' Ground はハンク・スノウの素敵な歌で有名なものです。(2)Prince Edward Island Is Heaven To Me は確か Hal Lone Pine という往年のアメリカのカントリー歌手の歌があったはず、(3)Apple Blossom Time In Annapolis Valley は Alberta Slim というカナダのカントリー歌手の曲。(8)Atlantic Lullabye はReg Smith というカナデイアンカントリー歌手の佳曲。 まあこのアルバムはタイトル曲を見てもわかるとおり Prince Edward とか Annapolis Valley とか Nova Scotia、Newfoundland 、New Brunswickなどのカナダの地名を入れた曲が目立つのも特徴のひとつかなぁ。 
全曲文句なしにカントリーらしいカントリーが横溢している素晴らしいアルバムと私自身は思っています。 
カナダ出身のカントリー歌手アン・マレーが短いコメントを寄せています(後日訳して載せます)。尚、録音自体はナッシュヴィルでされたようでスティールギターにウェルドン・マイリック、フィドルにジョニー・ギンブル&バディ・スパイカーなどの一流どころが伴奏をつけているようです・・・・・いいなあ。         Rest In Peace ジョージ・ハミルトン四世!!  
私が中学か高校の頃に朝のテレビ番組にバンドと一緒に出て ”Jimmy Brown The Newsboy(新聞売りのジミー少年を)”歌ったのを覚えています・・・確かジョージ・ハミルトン四世だったはず。

尚、横のジャケットは先日中古レコード屋さんで見つけた日本盤4曲入りで150円でしたがまさか彼が亡くなるとは思いもせずに求めたものでした。(1)Clementine(いとしのクレメンタイン) (2)When I Grow Too Old To Dream(夢見る頃を過ぎても) (3)Aura Lee (4)Let Me Call You Sweetheart(恋人と呼ばせて)
コメント (1)