Bill Anderson (2)
米国盤 Decca Records D-4886 I Can Do Nothing Alone / Bill Anderson
(1)I Can Do Nothing Alone (2)Standing On The Promisses (3)Angel Band (4)Papa (5)Less Of Me (6)Where He Leads Me (7)Just As I Am (8)Light At The River (9)Most Richly Blessed (10)Take Up Thy Cross (11)I Dreames About Mom Last Night (12)Blessed Assurance
ビル・アンダーソンのセクレッドアルバムを聴いた。彼のバンド The Po' Boys をフューチャーしたなかなかの好盤だった・・・何がいいかというときれいなスチールギター、カントリーピアノ等の伴奏でほとんど正調カントリーといっていい音作りだったこと。ビルの音質は優しくややハスキーな方なので正調カントリーといってもマイルドに聴こえて心地よいのだ。今時のエレキギターギンギンのうるさ型カントリーサウンドとは違っている、もちろんSacred Song 集ということもあるけれど。
調べてみると Bill Anderson (1937年11/10サウスカロライナ州生まれ~現在)も現在は83歳になっています、今では Old Country Singer の生き残りといっていいでしょう。僕自身はあまり注目してこなかったカントリー歌手でしたが今こうして聴いてみると昔のカントリーミュージックのよさが横溢しており安心して聴けるな・・・なぜ注目してこなかったんだろうとちょっと反省。
往年の Decca Records社のカントリースターの一人であったのですが、カントリーにしてはどこか洗練されたシティーボーイ的な雰囲気があったのでどこか物足りない感じがして敬遠気味にしていたというのがほんとのところ。それに、自分的には歌手としてよりか作詞作曲家としての印象を持っていて ” City Lights (街の灯)=レイ・プライスでヒット ”、自身でも ” The Tips Of My Finger ”、 ” Po Folks ”、 ” Mama Sing A Song ”、” Still ” などの洗練された Country Song を 残したこと、そして ” Once A Day " で一介の田舎の主婦だったコニー・スミスを見つけ出してカントリーの大スターにまで至らしめたことかなあ・・・。私的にはビルの全盛時代は1960年代~70年代ではないかなと思っています
このレコード、過日 博多のある中古レコード屋さんで見て290円という超安価だったので買い求めましたが実によいレコードだった。自身が書いている解説の中に ” I Can Do Nothing Alone という曲のタイトルは It reflect my inner emotions best ” という全ての他者への感謝の念みたいなをあらわしているんだ・・・みたいなことを述べています。