カウボー・ソングのレコード
米国盤 Spin.O.Rama Records M-3054 Western Favorites / Rex Trailer and His Cow Hamnds
(1)Red River Valley (2)Big Rock Candy Mountain (3)Sweet Betsy From Pike (4)Home On The Range(峠の我が家) (5)Songs Of The Wagon Master (6)The Bad Braham Bull (7)Riding Down The Canyon (8)Golden Slippers (9)Cattle Call (10)Blue Tail Fly (11)Cow Poke (12)Big Corral (13)Railroad Corral (14)Last Round Up
今日(H28.11/27日曜日)は朝から冷たい雨で外は超寒い・・・・・「 Very Old St. Nick 」 とかいうバーボンウィスキーを呑みながら粗末な安いカウボーイ・ソングのレコードを聴く。 Spin.O.Rama レコードとかいう何だかわけのわからない弱小レーベルのもののようで それこそ二足三文で買ったもの。案の定 粗雑な音作りの Cowboy Song が入っている。 ジャケットと入っている曲名群だけは立派なんだけどなあ・・・・・そう、ジャケットにだまされて昔買っておいたものなんです・・・・・でもネこんな粗末なレコードの中にも数曲キラリと光る曲が入っているんです、その辺が捨てがたいところ(Smile)。
歌手名を見ると Rex Trailer & His Cow Hands といかにもそれらしい名前がクレジットされています、何だかとって付けたような名前、”知らないなあ、聞いたことないなあ ”・・・・・と思わず苦笑い( 300円くらいで買ったものだしマッいいか)。
(1)Red River Valley は Western Swing 風でアコーディオンが大活躍、(2)Big Rock Candy Mountain は生ギター、フィドル( カントリー風バイオリン )、アコーディオンでこれもスイングしている、マック・マクリントックという大昔のヒルビリー歌手が歌って有名な曲なんです。(3)Sweet Betsy From Pike は ”パイクから来たお嬢さん ” というタイトルで Rex Allen のレコードで聴いていますが、曲自体は古くから親しまれている西部調の曲のようです。(4)峠の我が家、むせび泣くようなフィドルにアコーディオンが絡んで歌を引き立ている、歌が上手くなくても伴奏で何故か映えるんです、(5)Songs Of The Wagon Master は The Sons Of The Pioneers 風でなかなかよいコーラスでバックもスイングしている、(6)The Bad Braham Bull はなかなか西部調のいい歌で Tex Ritter なんかも歌っていました。(8)Golden Slippers はフィドル(カントリースタイルのバイオリン)の演奏でスクエアダンス向きの定番曲なんですが歌が入っています。(9)Cattle Call 有名なヨーデル曲です、曲調がいいのでヨーデルさえしっかりしていれば誰れが歌っても映える曲です。(10)Big Corral も軽快な西部調の歌でサンズ・オブ・ザ・パイオニアズなどが歌っていました。
このレコードで歌っている2~3流歌手(?)氏に拍手・・・・・雰囲気が出ていました! レコード時代のよいところです。
これ等を聴いたあと日本の歌を聴いた。趣きは全く異なるけれど日本の歌もなかなかいい・・・・「 北上夜曲 」、「 古城 」、「 あざみの歌 」等々、ちょっとメランコリックな歌だけれどチャッチャカチャッチャカした曲はもう自分には無理なので・・・・・その後にイ・ムジチのバロック「 調和の幻想 」を久し振りに聴いてみた、これもよい。 酒で云えばバーボン~日本酒~シャンペンの順の味でそれなりのよさが・・・・
ところで「 Very Old St. Nick 」 というバーボン、なかなかの名品らしいけれどいつ買ったのか記憶なし、バーボンにも賞味期限があるのかな?