西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 50 [ サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ (5)]

2009年01月28日 | サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ
The Sons Of The Pioneers (5) 
米国盤 RCA-Victor AYM1-4092  Let's Go West Again

(1)Rollin' Dust (2)Song Of The Wagonmaster (3)Let's Go West Again (4)Heart Break Hill (5)You Don't Know What Lonesome Is (6)The Searchers (Ride Away) (7)Cheyenne (8)The Restless Gun (9)High Ridin' Woman (10)This Ain't The Same Old Range


1981(昭和56)年に出されたLPレコード・・・・トップの Bob Nolan から時計回りに Tim Spencer、Lloyd Perryman、Ken Curtis、Hugh Farr、Karl Farr というメンバーのイラスト絵ジャケットが楽しい。僕は今でも時々パイオニアズのレコードを聴きます。このレコードの解説にパイオニアズのロマンチシズムがよく表現されていますので ちょっと長いですが補足を加えてそのまま訳して載せてみます・・・・・・

「 ”Let's Go West Again ” そして有名なサンズ・オブ・ザ・パイオニアズが歌う雄大なアメリカ西部の唄を聴いてみましょう。よ~く聴いて、西へ向かう Wagon Trail をイメージしてみましょう。岩だらけの地形に幌馬車の車輪の軋む音がきこえるでしょう! 一日の行程を終えて幌馬車隊が円陣を組んで夜のとばりがおりると 人気の無い草原にコヨーテの鳴き声が聞こえるでしょう?  そうです、American West とはそんな処なのです・・・・冒険と興奮に満ち、また美しくロマンチックでもあります。幸いな事に、パイオニアズがこうした想いを唄にしてくれています。貴方も馬に飛び乗ってパイオニアズと一緒に夕日が沈む西部目指して行きましょう!

選曲は彼等の1947~57年の間の録音で 今までLPレコードに入っていなかった曲です。(1)Rollin' Dust と(2)Song Of The Wagonmaster は1950(昭和25)年のジョン・フォード監督作の西部劇 ”Wagon Master( 幌馬車 )” のためにパイオニアズが歌ったもので、映画には俳優のベン・ジョンソンとワード・ボンド が出ていました( 他にハリー・ケリーJrも )。 Ward Bond は後年テレビ西部劇 ”Wagon Train( 幌馬車隊 )” でも主演しています。 (3)”Let's Go West Again ” はカウボーイとは無縁の Irving Berlin が作曲してパイオニアズのケン・カーチスがきれいに歌っています。 ケンはテレビ西部劇 ”ガンスモーク( Gunsmoke )” に出ている本人ですよ。 (4)”Heart Break Hill ” は1951(昭和26)年録音の美しいラブソングです。1947(昭和22)年録音の(5)”You Don't Know What Lonesome Is ” は淋しい草原で牛追いをするカウボーイ達のことを歌ったもので ボブ・ノーランがリードを歌っています。  (6)”The Searchers ”はジョン・ウェイン主演で1956(昭和31)年製作のジョン・フォード監督の西部劇 ”捜索者 ” の主題歌。 (7)”Cheyenne ”と(8)”The Restless Gun ” はそれぞれ人気テレビ西部劇の主題歌で、ケン・カーチスの名唱です。  ”Cool Water ” や ”Tumbling Tumbleweeds ” を作った Bob Nolan の 曲が含まれないとパイオニアズのアルバムとしては不完全と言われるくらいなんですが、ここでも1957(昭和32)年録音の(10)”This Ain't The Same Old Range ” が入っています。

1980( 昭和55 )年10月13日夜パイオニアズは Country Music Hall Of Fame に選ばれました。これは1933( 昭和8 )年にグループ結成以来最高の栄誉でした。こうした smooth close western harmony を確立したザ・サンズ・オブ・ザ・パイオニアズこそ The King Of Western Music ということができるでしょう。
Bob Nolan、 Hugh Farr、 Karl Farr 、Tim Spencer、 Lloyd Perryman 、Pat Brady は皆んな ”Cowboy Heaven ” に行ってしまいました( 亡くなったという表現 )、 今は Dale Warren( 1953年以来のメンバー ) がグループのリーダーを務めて他のメンバー Roy Lanham、 Rusty Richards、 Luther Nellie、 Billy Liebert と活動しています( 1981年時点での話 )。

長年に渡って Western Music の楽しみを提供してくれた The Sons Of The Pioneers に感謝したいと思います。パイオニアズは美しい歌の数々とカウボーイのイメージで私達の人生を豊かにしてくれました。  ほら、幌馬車の車輪の軋む音と淋しげなコヨーテの泣き声がまだ聞こえるでしょ う?」・・・・・・と述べてあります。

こうしたロマンチシズムを現代からみて ”陳腐なもの ” と捉えるか否かは人それぞれで自由ですが、暖簾( のれん ) を引き継ぐような形で世代を越えて続くグループはパイオニアズをおいて他にはないのでは-と思います。

このレコードはどちらかといえば地味で目立った良さはないのですが、僕はただ1曲(4)”Heart Break Hill ” にすっかり魅了されてパイオニアズの素晴らしさを再認識させられたのでした。この曲は1951( 昭和26 )年録音で Lloyd Perryman, Tommy Doss, Ken Curtis のトリオコーラスと、ソロパートをトミー・ドスが歌うきれいなラブソングです・・・・・何という素晴らしさだろう、個人的にはパイオニアズのベスト10曲に入る名唱だと思っています。
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懐かしのカントリー & ウェスタン 84 [ コニー・スミス(1) ]

2009年01月24日 | つれづれに
Connie Smith (1)
 日本盤 ビクター RGP-1030 Connie In The Country
 
(1)Cry, Cry, Cry (2)Foolin' 'Round (3)World Of Forgotten People (4)I'm Little But I'm Loud (5)Slowly (6)I Overlooked An Orchid (7)A' Sleeping At The Fool Of The Bed (8)You Ain't Woman Enough (9)Y'all Come (You All Come) (10)Love's Gonna Live Here


今日1月24日(土)目覚めると一面の銀世界だった。博多は終日寒くて雪が降り、思わず「雪は降る~貴女は来ない~」とアダモの歌が口から出てしまった・・・・とにかく寒い。 厚い灰色雲のどんよりとした裏日本の天気・・・・・こんな時は寒さを吹き飛ばすような元気な明るい声がいいなぁ と思って夕方になってコニー・スミス(1941年~現在 インディアナ州出身)のレコードを聴いた。
買ってきたばかりのバーボンウィスキー「OLD FORESTER」をロックで(寒いけれど)飲みながら 肴はおかき、肴がちょっと冴えないけれどコニー・スミスの元気な歌声に浸りながらグイグイ・・・・・で酔っ払ってしまった。それにしても若い頃のコニー・スミスっていいなあ。
このレコードはアメリカRCA-Victorの廉価盤 Camden をそのまま使って 1972(昭和47)年に出されたもので、コニー・スミスの魅力いっぱいの内容です。コーラスも控えめに入っていますが、スティールギターが素晴らしく 時にセンスのよいフィドル(バイオリン)などがじゃんじゃん出てきて真にカントリーらしいカントリー(古きよき時代のカントリー)を楽しむことが出来ます・・・・・コニーも乗りに乗っていますよ。決して”Once A Day”1曲だけのコニーではない・・・・と確信できるはずです。
バック・オウエンズの(2)(10)など溌剌とした曲、”リトル”ジミー・ディケンズの元気な歌(4)(7)、同じ女性カントリー歌手のロレッタ・リンの(3)、ドティ・ウェストの(8)そしてカントリーの最も陽気な面を表しているにぎやか仕立ての(9)You All Come と我等のコニーが歌い飛ばしてくれます。
でも、でも (5)Slowly (ウェッブ・ピアス1954年のヒット曲)や (6)I Overlooked An Orchid ( カール・スミス1950年の曲・・・・バラの花に目がくらんでいるうちに優しいランの花を見失っていたという  女性を花にたとえた教訓的な歌 ) に聴かれるスローバラッドを歌う時のコニーの上手さも格別で、オリジナルよりもはるかによいと思われるほどです・・・・・思わずカントリーはこうでなくちゃね・・・と(嬉)。
CDになっているのか不明ですが、ベスト集なんかよりも面白い選曲なので あればお奨めかな と思います
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懐かしのカントリー & ウェスタン 63 [ フレディ・ハート (1) ]

2009年01月24日 | つれづれに
Freddie Hart (1) 
米国盤 Harmony HS-11212 The Best Of Freddie Hart

(1)Loose Talk (2)The Wall (3)I'm No Angel (4)The Key's In The Mailbox (5)What A Laugh ! (6)Heart Attack (7)Fraulein (8)Chain Gang (9)Two Of A Kind (10)Drink Up And Go Home


フレディ・ハート( 1926年~現在 アラバマ州出身 )という歌手は今のカントリー・ミュージックファンの間ではほとんど話題になることはない人かもしれません。1971~72(昭和47)年に ”Easy Loving ”という大ヒット曲を出してこの曲で1972年度 Grammy 賞の Best Country Male Vocalist に輝き、日本のカントリーファンの間でも一躍有名になった人ですが、実はそれ以前のキャリアも相当長くてなかなかの苦労人です。自分の書いた曲が他の歌手でヒットしても自身の歌ではレコードが売れない・・・・・・という経験を何度もしている下積みの長い人でした。  若い頃、同じアラバマ州出身の先輩ハンク・ウィリアムズからも薫陶を受けたようで、1965年 Kapp レコード時代に ”Hank Williams Guitar ” というハンクに捧げる語りの入った佳曲を歌ったことでも知られていますが、語りの部分では感極まって涙声になるような箇所があります。

このアルバムは彼が1958~65年まで在籍した米 Columbia レコード時代に「 The Siprited Freddie Hart 」のタイトルで出されていたものを傘下の廉価レーベル Harmony レコードが曲数を減らして再発売したものです。  
カントリー歌手としてはどちらかというと地味で、ややアクの強い歌い方で、スローからミディアムテンポのバラッドを得意とする・・・・・という印象です。
アルバムの簡単な解説によると、「 アラバマの poor white 一家に15人の子供のひとりとして育った彼はハイスクール時代から歌の才能が豊かで学校や近所のコミュニテイで引っ張りだこだったそうです。後に地方のラジオ局で人気を博すようになり、やがて big chance が巡ってきたのでした・・・・・・それは有名なカントリー歌手レフティ・フリゼルが演奏ツアーに誘ってくれたことでした。そして、西海岸で有名なカントリーミュージック ショウだった ”Town Hall Party ”( 1952~1961年まで続いた )のレギュラーとして活躍するようになりラジオ、テレビを通じて全米に知られるようになっていきます・・・・・・」みたいなことが書いてあります。

さて、(1)Loose Talkは彼がまだ駆け出しの Capitol レコード時代(1953)に歌った初期代表作でアップテンポの調子のよい曲ですが、この再録音も Good です。カール・スミスやハンク・スノウのほかバック・オウエンス&ローズ・マドックスのデュエットなど・・・多くの歌手がカバーしていますし、調子が良い曲なので私も大好きな曲。
1960~70年代の作曲家として有名だったハーラン・ハワードの曲を多く歌っているのも特徴で、ここでも(2)The Wall、(4)The Key's In~、(5)What A Fool、(8)Chain Gang があります。地味ですが何らかのテーマを持った Country Song という感じのものが多いです。  (7)Fraulein はオリジナルの Bobby Helms と同じようにフィドル(バイオリン)入りの ド・Country Style ( ド演歌という時の「ド」です・・・・・これ以上ない ”純粋の ”、とでもいう表現か )で歌っています。そういえばフレデイ・ハートの歌い方はちょっとボビー・ヘルムズに似ているところがあるような・・・・・すこしくせのある歌い方なので人によっては好き嫌いがはっきりするかも知れません。
目立った活躍は1980年代前半までで、それ以降はカントリー・ゴスペル~セイクレッド・ソングの方に移ってしまったのでした。今でもどこかで歌っているはずです・・・・・
この人写真を見るといつも首を横に傾けて歌っているようで・・・・と、僕はそんなどうでもいいようなことまで覚えているんですが(smile)。
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西部劇 ー15- (壮烈第七騎兵隊)

2009年01月18日 | 西部劇映画
壮烈第七騎兵隊 (They Died With Their Boots On ) 監督:ラオール・ウォルシュ 1941年製作 1953(昭和28)年日本公開

今年初めて見た西部劇、すこし前にカスター将軍に関する文庫本「天国への疾走」(文春文庫)を読んだのでカスターの伝記映画の感があるこの映画を見てみたのでした。ビデオ、レーザーディスクと見て今回のDVDで3回目ですが、昭和16年製作だから丁度日本が太平洋戦争に突入した時代で今から68年も前の作品なんですね。でもこの500円DVDは画像もきれいで満足いくものでした。

<内容>ジョージ・アームストロング・カスター(エロール・フリン)がウェストポイント陸軍士官学校に入校するところから始まります。 入校したものの素行、成績とも最低で、教官たちから「あのグラント将軍の在校時よりもひどい奴だ」と開校以来の劣等生といわれるしまつ・・・・・(グラントはアメリカ南北戦争で勇名をはせた北軍の将軍で後に大統領にまでなった人)。学生時代から故郷(ミシガン州モンロー)を同じくする弁護士の娘エリザベス(オリヴィア・デハビランド)と恋仲になっている。
折りからの南北戦争勃発(1861年)の中、集合した全士官学校生、教官に対して校長が”南部連邦に同調するものは出て行っても構わない、残念だが健闘を祈る”と訓辞を下すところがあって 南部出身の学生、教官が軍楽隊の演奏する ”Dixie” のメロディに送られて行進して別れてゆく場面はちょっと泣かせる場面です・・・・・・実際そうしたことがあったのでしょうから。
さて卒業した(成績ビリで卒業)カスターは騎兵隊への配属を希望してミシガン旅団の戦う騎兵隊の仕官として任官し、各地の戦場で身を挺して戦い勇名を馳せたのでした。その戦闘的姿勢を評価されて弱冠23才で准将(最年少の将官)に抜擢され、そして恋人リビー(エリザベス)とも結婚、南北戦争の英雄として栄光を手にしたのでした・・・・・ここまでが前半。

戦争後は閑職を余儀なくされてくさっていたのですが、現場への復帰を志願し 勢力を拡大しつつあるインディアン征討のために第七騎兵隊指揮官としてダコタ州リンカーン砦に赴任することとなったのでした。堕落しきった第七騎兵隊を立て直してインディアン戦に臨んでなるべく穏便な形(彼等と協定を結んで)に収めようとしますが、鉄道利権に絡んでインディアンの土地を収奪しようと企む実業家たち(士官学校時代の同期がいる)の協定破りに遭い、結局はインディアン連合軍との戦いに向かっていくのでした。
1876(明治9)年、ところはモンタナ州リトル・ビッグホーン河近くの平原。追討に向かう中クレイジーホース(アンソニー・クイン)率いるインディアン連合軍の包囲攻撃の中カスター将軍の第七騎兵隊は全滅したのでした。カスターが攻撃前に隊を3つに分けたとか なぜ全滅に到ったかなどの戦術的なことなどは一切表現されていません。 でも出撃の夜、妻との別れの場面で「将軍になっても弾帯を着けるのは貴方くらいのものね」、とか思い出の時計の鎖が切れて死の予感に不安を抱く妻リビーの姿、会話に映画としての良さが出ています。平原でのインディアンに包囲されて全滅する戦闘シーンも実際にそうだったんだろうと思わせる迫力に満ちた展開になっています。

実像としてのカスター将軍の評価は善悪分かれていて今でも論争の対象になるほどなんですが、そんなことどうでもいいよ・・・・・と思わせる140分(モノクロ)で、Raoul Walsh(1887~1980年)監督の 各所にユーモアを散りばめたスピーディな演出のために古さを感じさせない映画のよさいっぱいの作品です(当時の人達はこれを大きな画面で見てさぞ感激しただろうなぁ~)。 500円で2時間楽しめるDVDに感謝
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懐かしのカントリー & ウェスタン 83 [ ジョージ・モーガン (1) ]

2009年01月12日 | つれづれに
George Morgan (1) 
米国盤 Harmony HS-11331 George Morgan  Candy Kisses

(1)Red Roses For A Blue Lady (2)Would You Believe (3)No Man Should Hurt As Bad As I Do (4)Let Me Live And Love Today (5)Speak Well Of Me (6)Candy Kisses (7)Back Again (8)I Can Hear My Heart Break (9)Where Is My Love


僕が初めて聴いたジョージ・モーガン(1924~1975年テネシー州出身)の曲はアメリカの廉価盤 Harmony Recordの「A Night At The GRAND OLE OPRY」と題した擬似ライブレコード(司会者が色々な歌手を紹介して歌が終わったら聴衆の拍手と司会の言葉があって・・・・・という形を繰り返すShow 形式のアルバム)でのGeorge Morgan & Marion Worth というデュエット「Slipping Around 」と「Sin And Silver」の2曲でした。 2人の絶妙のデュエットもさりながら個人としても歌の上手さが光っておりしっかり記憶に残ったのでした。
でもジョージのレコードは非常に手に入りにくくて 、カントリー歌手としては貴公子的な雰囲気と歌う唄がワルツや甘美なスローバラッド曲が多かったためか日本ではいまひとつ人気が定着していなかったんだと思います。

このレコードは僕が直接アメリカから安いレコードを買い始めた頃に手に入れた2枚のHarmony Record盤のうちの1枚です。 音的には男女混性コーラスとピアノ、スティールギターとジョージの丁寧なボーカルでカントリーバラッドが歌われるというのが多く、スティールギターはエディ・アーノルドが歌うカントリーの時に出てくるトレモロを多用した古いスタイルが主体。時には(3)(4)(9)のようなアップテンポのリズミカルな曲もありますが、やはり(1)(2)(5)のようなスローバッラドが素晴らしいと思います。ヒット曲の(6)「キャンデイー・キッス」は何回か録音しているようで、ここではピアノとコーラスを伴ってモダンなスロースタイルで歌われます。(7)も綺麗なスティールギターとピアノを伴ったジョージらしいカントリーで素敵です。
ただ私の印象ではこのレコードに聴かれるコーラス入りの音作りよりも、それ以前のスティールギター、ピアノで歌うジョージ単独の純カントリースタイルの方が断然魅力があると思っています(個人の好みの問題なんでしょうけど)・・・・・だからどの時代のジョージを聴いたかによってはあまりカントリー臭がなくてビング・クロスビーのようなポップスに似たCountry Croonerと感じることがあるかもしれません。
このレコードの短い解説によると・・・・・「テネシー生まれでオハイオ育ち、当地のAkron にあるラジオ放送局でキャリアをスタートし、経験を積んだ後に憧れのGrand Ole Opry のレギュラーメンバーになりました。1949年の”Candy Kisses”が No.1 ヒットに輝いています。このアルバムで彼のスタイルに接するときっと納得されると思います・・・・・・」と。    補足ですがジョージの娘Lorrie Morgan もカントリー歌手になっていて現代の魔術を駆使して親娘のデュエットアルバムが出されたことがあります。 亡くなったのはレフティ・フリゼルと同じ頃だったと思います。
ジョージ・モーガンは1998(平成10)年にCountry Music Hall Of Fame に選ばれています。
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つれづれに ( いつも失望 中古レコードセールス )

2009年01月11日 | つれづれに
お正月明けの11日(日)、「 博多レコードパラダイス 」なる中古レコード、CDセールスがあるというので天神まで出かけてみた。県外の中古レコード店を含めて10社が出店しているというふれこみだったので大好きなカントリー&ウェスタンのレコードがあるのでは・・・・・と期待して出かけたのですが、全くの期待はずれ。ざっと見ただけでどこにも「 カントリー 」 と表示したコーナーはなくて、あるのは Jazz と Rock と Hip-Hop それにクラッシック、日本のもの。ハワイアンもラテンも映画音楽 ( サウンドトラック ) も見られない。Jazz や Rock はファンが多いから納得できるとしても、三分の一を占めようとする Hip-Hop とやらの多さは一体何だろう・・・・・・・博多の中古レコード店でも溢れるくらいにあるのにわざわざ県外から持ち込むほどのことがあるんだろうか・・・・・と思った次第。     

仕方がないので Rockや Vocal と表示したコーナーを探してみたものの ものの見事にカントリーはほぼゼロ。 もう開いた口がふさがらなくて、業者さんに売れないから持って来ないの? 売れないから最初から除いているの? と尋ねたい気持ちがしたんですが・・・・・まあ今に始まったことではないし、やっぱり Country & Western は人気がないんだなあ-と 再認識させられてすっかり購買意欲を失って会場をあとにしたのでした・・・・・CDまで見る気はすっかり失せてしまっていました。 

とにかくバラエティが無さ過ぎるなあ・・・・・こんなことって全国どこでも同じなのかなあ 。
もうひとつ感じたのは関東の業者さんの値段設定が高すぎることかなあ・・・・・とにかく自分にとってはいまだにレコード大好きで経済的ってわけなんです                                 
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懐かしのカントリー & ウェスタン 81 [ ジェイムズ・オーグゥイン (1) ]

2009年01月11日 | つれづれに
James O'Gwynn (1) 
米国盤 Plantation Records PLP-21 James O'Gwynn Greatest Hits

(1)I Won't Love You Anymore (Than You Love Me ) (2)Talk To Me Lonesome Heart (3)Easy Money (4)Down On The Corner Of Love (5)Tender Years (6)Gotebo (7)House Of Blue Lovers (8)Singing In The Jungle (9)My Name Is Mud (10)You're Too Easy To Remember


地味であまり目立たないけれど、いつ聴いても Country Flavor いっぱいのカントリーを歌ってくれるジェイムズ・オーグゥイン(1928年~現在ミシシッピー州出身)という人も僕は大好きなカントリー歌手の一人でした。  初めて聴いたのは日本で出た「 栄光のマーキュリー・カントリー 」 というレコードセットの中にあった ”House Of Blue Lovers ” という純カントリー曲ですがとても印象に残って、彼の名前も覚えたのでした。

このレコードには何の解説も載っていないので、他のレコード解説と僕が知っている範囲で彼について述べてみるとざっと次のようになります・・・・・・「 James O'Gwynn は ”The Smiling Irishman of Country Music ( 微笑みのアイルランド人 )” と呼ばれて親しまれたカントリー歌手でした。若い頃に影響を受けたのはご多分に漏れず " Blue Yodeler " Jimmie Rodgers と Hank Williams だったそうです。出身地のミシシッピーで歌手としてスタートしており、1954年にはテキサス州の Houston Jamboree Show 、そして1956年にはルイジアナ州シュリーヴポートで有名だったカントリー・ミュージック ショウ Louisiana Heyride にレギュラー出演するようになり 自身のラジオ番組も持って活躍するようになります。1960年まで Louisiana Heyride に出演し、その後ジム・リーヴスの手引きでテネシー州ナッシュヴィルの Grand Ole Opry( 1925年起源のカントリー・ミュージック ショウ )にレギュラー出演するようになったのでした。そこでオープリーの他 Opry Star Spotlight、 Ernest Tubb Midnight Jamboree などに出演して持ち前の his heart and soul into his solid country styling を披露して全米、カナダにまで知られるようになり、しっかりしたファンクラブも出来るほど人気を得たのでした。
ヒット曲には ”Talk To Me Lonesome Heart ”、”Easy Money ”、”House Of Blue Lovers ”、”My Name Is Mud ”、”Down On The Corner Of Love ” 等があってアメリカでは4枚のLPレコード( Mercury、Plantation )を出しています。しかし、ジェイムズ・オーグゥインの全盛時代は1950年代後期から1960年代までといってよく、以後 半ば retire のような状況になり1970年代のカムバック活動も功を奏せず以後細々と活動・・・ 」・・・・・・といったことだと思います。

ここでの Plantation というレコードレーベルは1975年頃~、既に全盛期を過ぎていると思われるカントリー歌手を集めて新しい録音で多くのLPレコードを出していた会社だったと思いますが、そこから出された2枚のLPが彼にとって最後の花だったのでしょうか・・・・・その1枚がこのレコードです。
内容は彼のヒット曲を新録音したものですがどの曲もスティールギター、ホンキートンク ピアノ、時にフィドル( カントリースタイルのバイオリン )を多用した純カントリースタイルで、女性コーラスを伴なってはいますが ジェイムズの歌声も渋くて 安心して聴けるものです。もともとが若い頃のジョージ・ジョーンズと似たようなスタイルなので Old Country が好きな人にはきっと好きになる要素をたくさん持っていると思います・・・・・・・・まだ元気で頑張っているんでしょうか と思って調べてみると今でも( 個人的に? )CDを出しているようです。
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カントリー ギター 6 [ チェット・アトキンス&ハンク・スノウ (1)]

2009年01月03日 | カントリーギター列伝
Chet Atkins & Hank Snow (1)  
日本盤 ビクター SHP-6104  C.B Atkins and C.E Snow by Special Request

(1)Wheels(峠の幌馬車) (2)Tammy(タミー) (3)Jamaica Farewell (さらばジャマイカ) (4)The Green Leaves Of Summer (遥かなるアラモ) (5)Limbo Rock (6)Tiptoeing(つまさき歩き) (7)Hold Me Tight (8)I Saw The Light (9)Poison Love (10)Difficult (11) Everybody Does It In Hawaii (ハワイにて)


チェット・アトキンス(1924~2001年テネシー州出身) とハンク・スノウ(1914~1999年カナダのノヴァ・スコシア州出身)のカントリーギター競演アルバムです。 2人にとっては2枚目のギター競演レコードで、折りしも1960年代のナッシュヴィル・サウンド花盛りの時代に出されたものなのでチェット・アトキンスのエレキ ギターとハンク・スノウの生ギターにストリングスを伴ったイージー・リスニング的な音作りになっています。
(1)「峠の幌馬車」で軽快にスタートして、当時の映画音楽(2)「タミー」や(4)「遥かなるアラモ」(ジョン・ウェイン主演の西部劇の主題歌) そしてポピュラー曲ハリー・ベラフォンテの(3)「さらばジャマイカ」の他2人の共作曲「Tiptoeing」や カントリーからの(8)I Saw The Light、(9)Poison Love とジミー・ロジャースの(11)Everybody Does It In Hawaii 等が採り上げられています。 
 各曲のよさもさることながら、チェットのソフトなエレキギター(彼のギターでいつも驚くのはフレットからフレットへ音を移動する時に弦をこする指の音が全くしないことです) と タッチが強いので力強いはっきりした音を出すハンクの生ギターがとてもよく溶け合ってどの曲も素敵に聴こえることです。

チェット・アトキンスはもう「ギターの神様」ですから何もいうことはありませんが、私の大好きなハンク・スノウのギターについてはまた彼独特の弾き方で違った味わい深いものなんですね。ハンクが若い頃にどのようにしてギターをマスターしたのかははっきりとは知りませんが、生ギターを上手く弾くことは出来ても人を感動させるだけの力量はテクニックのほかにプラスαする何かがないとおいそれとした技量では出来ないと思うんです・・・・・・Hank Snow にはそれが備わっているんですね(私的にはそう思います)。  私自身は(1)Wheels (峠の幌馬車)、(2)Tammy、(4)The Green Leaves Of Summer(遥かなるアラモ)、(6)Limbo Rock
が気に入っています。 尚、(9)Poison Love ではハンクとチェットがギターを弾きながら交互に歌を歌っており、特にチェットのあまり上手くない歌はご愛嬌です・・・・・でも和気あいあいとして楽しいものになっています。 LPジャケットもなかなかいいな・・・と個人的には気に入っています。
このアルバム、単品のCDになっているかわかりませんが あれば絶対のお薦めと思います・・・・・時代の古さを感じさせないですよ
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お気に入り CD -5- [ 小野 リサ ]

2009年01月03日 | つれづれに
小野 リサ 日本盤 東芝EMI TOCT-26040 Lisa Ono Jambalaya -Bossa Americana=
(1)Jambalaya ・・・・”カントリー・ミュージックで私が最初に思い浮かべる曲”
(2)Take Me Home Country Roads・・・故郷に帰りたい想いを歌う曲はどの国にもあるのですね
(3)Stay All Night・・・・カントリー・スイングの軽快さはアメリカの老夫婦が ステップを踏んでいる様子思わず想像してしまいます
(4)Saliane ・・・・この曲でブラジル北東部の音楽とケイジャン・ミュージックが同じルーツで繋がっていることを発見しました
(5)I'm An Old Cowhand ・・・・フランク・シナトラも歌ったボサノヴァにぴったりの曲でした
(6)Gentle On My Mind・・・・ カップルの別れを歌ったこの曲はカリフォルニアの清清しい青い空の下ではその言葉の一つ一つにむしろ美しささえ感じてしまいます
(7)Crazy ・・・・・ブラジルにあるサンバ・カンソンのような曲
(8)I've Just Seen A Face ・・・・ビートルズのカントリー・テイストあふれる曲で、アコーディオンとヴィブラフォンの音色がブラジル北東部のエッセンスを加えています
(9)Old Fashioned Love -You Are My Sunshine ・・・・小さなサンバの編成で始まって、色々な楽器や楽しいコーラスを加えてこの可愛い2曲をメドレーにしました
(10)Little Cabin Home On The Hill ・・・・丘の上の小さなキャビンであなたを待っているという・・・どんなキャビンなのでしょう?
(11)She Wear A Yellow Ribbon (黄色いリボン)・・・・マーチのリズムでアレンジしてみました
(12)Danny Boy ・・・・ 誰もが知るこの美しい曲は天国に逝ってしまう人との辛く悲しい別れの歌です
(13)My Boy・・・・小野リサさん自作の歌
(14)Fascination
(15)Morning Sun


遅ればせながら2006(平成18)年発売の小野リサさんのカントリーアルバムを聴いた。一度聴いてみたいと思っていたもののいつの間にか時間が経ってしまい、申し訳ないけれどレンタルCD落ちのバーゲンで買ったものです。いつかテレビでギターを弾きながらボサノバを歌う彼女を見た時はとても素敵で、一言で言うなら”癒しの音楽”という感じでした(彼女はこのように呼ばれるのはイヤかもしれないけれど歌い方がとてもソフトなので・・・・・)。

さてこのカントリーアルバム、誰でも知っていそうな曲とちょっとマニアックな曲が取り上げられているようです。各曲のあとの文は小野リサさん自身の各曲の解説の一部を抜粋したものです。
曲自体はまぎれもなくCountry Song ですが、私達カントリーミュージックファンがイメージするような音作りとは全く違います。どちらかというと歌入りのバックグラウンドミュージックという感じです(すっかり小野リサの世界にしてしまっているのはさすがです)・・・・・だから夜寝る時に布団の中で聴いているといつの間にか眠ってしまっている というような音楽です(・・・と僕自身は思っているのですが)。夜のとばりがおりる頃・・・・というジェットストリームのような雰囲気といったらいいでしょうか。私にとっては何だか いい睡眠剤を手に入れたような気分(smile)。
(3)Stay All Night、(4)Saliane、(11)黄色いリボン が軽快なテンポの曲。(7)Crazy 、(12)Danny Boyはゆっくりの曲で彼女によく合っていると思う。   尚、(14)(15)は日本盤のみのBonus trucks でカントリーとは違います
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懐かしのカントリー & ウェスタン 80 [ ハンク・スノウ (3) ]

2009年01月02日 | ジミー・ロジャースを歌う
Hank Snow (3)
 日本盤 ビクター RCA-5027 The Jimmie Rodgers Story / Hank Snow Featuring Albert Fullam

Narration:(1)My Little Old Home Down In New Orleans
Narration:(2)The One Rose(That's Left In My Heart)  (3)Waiting For A Train
Narration:(4)Gambling Polka Dot Blues
Narration:(5)Why Did You Give Me Your Love ? (なぜ僕を愛したの)
Narration:(6)Hobo Bill's Last Ride (風来坊ビルの最後)
Narration:(7)In The Jailhouse Now
Narration:(8)My Blue Eyed Jane   (9)Pistol Packin' Papa
Narration:(10)Nobody Knows But Me(誰も知らないその訳を)
Narration:(11)T.B. Blues


年の始めにはいつも新しい気分に戻りたいと思って 聴くカントリーも原点に戻りたいなと思う。そんな時 僕はハンク・ウィリアムスよりも、もっと古いジミー・ロジャースを聴きたいと思う。現代から見るとこの2人は「カントリー音楽の原点」といえると思いますが、自分の音楽的な感性からするとジミー・ロジャースの曲の方がしっくりくる・・・・・というだけの違いです。Jimmie Rodgers の歌には暗さがなくて、逆境にあってもそれをあっさりと受け入れて”何とかのんびりやって行こう”・・・・・みたいな楽観的なところが感じられるのと、古いながらもおしゃれな雰囲気(洒脱という言葉が似合うかな?)があってなかなか好感が持てる・・・・・と思うからです。

今日はそんなジミーへの憧れを終生持ち続けたハンク・スノウ(1914~1999年カナダのノヴァ・スコシア州出身)のレコードを聴いた、日本でも1972(昭和47)年に発売になったハンク晩年のアルバムです。ハンクがジミー・ロジャースの歌を集めて作ったものとしては3枚目のLPレコードです。
特徴として、「ジミー・ロジャースが鉄道員時代に同僚だった」というアルバート・ファラムという人の想い出話(Narration)を曲の合間に入れて雰囲気を高めていることです。彼の語りが淡々としていながらも深い味わいのあるもので、バックに操車場と思われる機関車の蒸気を吐く音や短い汽笛音が入っていたりします・・・・そして突然ハンクの歌が始まる・・・・・・何と素晴らしい構成だろう。
音的には2本のフィドル(バイオリン)、スティールギター(時にドーブローギター・・・・普通のギターの胴体に円形の金属製共鳴盤をつけてスティールギターのような音を出す楽器)、ハンク自身が弾く生ギターを中心にした純カントリースタイルの音作りです。ハンクの声もまだ伸びがあって充実しています・・・・・・。ハンクのTrain song 好きやLPジャケットに汽車をよく使っているのはJimmie Rodgers の影響が大きいんでしょうね。
単品のCDにはなっていないと思いますのでドイツのBear Family Recordsが出しているCD-Boxしかないのかも知れません・・・・・・そんなことならレコードの方が安上がりだと思うんですが・・・・・時代遅れかなあ
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