西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( カントリーを好きになるには・・・・)

2009年03月22日 | つれづれに
時々カントリーミュージックを聴くにはどんなのがいいですか・・・・と訊かれることがある。そんな時、正直いって僕はとても困ってしまう、長年カントリーを聴いてきても 今ではほとんど自分の感性に合っている曲を聴く傾向にあるからで・・・・・やはり現代アメリカのバリバリ進行形のカントリー歌手のものが一番いいんでしょうが、それでも初めから1人の歌手に限ったCDではなくてなるべく沢山の歌手が入っているオムニバスCDを聴くことを薦めています。

音楽の好みは人それぞれなので自分がいいと思う歌手が必ずしも他の人の好みに合うかは別問題だと思うのです、間口を広くとって その中から気に入った歌手を見つけてさらに深く知る・・・・というのが合理的だと思います。 とにかく、たくさん聴いて自分で好みの歌曲、歌手を探していくしかないんだと思います。その点でFMのカントリー番組のあるところはとてもよい環境にあるといえますね。 たった1人のアルバムを聴いただけでカントリーミュージックが好きになれない・・・・という残念なことにならないようにしなければ、と思います。 (写真は 福岡城)
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懐かしのカントリー&ウェスタン 94 [ 楽しいオムニバスアルバム(10) ]

2009年03月22日 | オムニバス レコードは楽し
楽しいオムニバス アルバム(5) 
日本盤 ビクター(MCA) MCL-1075 WESTERN SWING IN HI-FI

(1)San Antonio Rose (2)Spanish Two Step (3)Beaumont Rag ・・・・ ボブ・ウィルス(1905~1975年テキサス州出身)
(4)Y' Ready (5)The Ping Pong Song (6)Y' Hear ・・・・・・・・・・・スペード・クーリー(1910~1969年オクラホマ州出身)
(7)Air Mail Special (8)The Leaf Of Love (9)Take The "A" Train ・・・・テックス・ウィリアムス(1917~1985年イリノイ州出身)
(10)Tuxedo Junction (11)The Bandera Shuffle (12)Snow Dear・・・・ ビリー・グレイ(1924~1975年テキサス州出身)


今の時代にこの4人を”懐かしい”といっていいのか迷いますが(初めて知る人も多いかもしれませんので)カントリーミュージックの歴史を担った偉大なアーティスト達だったことに間違いはありません。 このレコードは1975(昭和50)年にカントリー廉価盤シリーズの一環として日本で発売されたものですがジャケットがレトロな趣きで私はいわゆる”ジャケット買い”したのでした。
1曲目からボブ・ウィルスの「San Antonio Rose」で軽快にスタート、ここで(1)(2)を歌っているのはボブの良き相棒だったトミー・ダンカン(1911~1967年テキサス州出身)ではないように思いますが それでも全体的にボブの掛け声も多くて楽しい Western Swing の雰囲気が出ています。
次のスペード・クーリー(フィドルの名手)の3曲は演奏だけですが複数のフィドル(バイオリン)、アコーディオン、スティールギターを中心に軽快なポルカ調の曲ですがこういうのを聴くとやはりダンスを踊るための音楽が大きな要素になっていたことがわかります。「King of Western Swing」として知られ、西海岸を中心に活動し西部劇にも38本ほど出演歴があるそうです。酒乱の傾向があって事件を起こし服役中に亡くなったといいます。
次のテックス・ウィリアムスはスペード・クーリーのバンドの専属ボーカリストだった人(この時代のテックスの名唱は ”Shame On You”と ”Detour”だそうです)で、独立して Tex Williams & His Western Caravan として活躍しました。テックスの歌声は一度聴いたら忘れないくらいのとても深いバリトン ボイスで(8)The Leaf of Loveなどは思わず聴き惚れてしまいそうです。彼の代表作はキャピトルレコード時代の”Smoke Smoke Smoke That Cigarette”が一番有名。    
4人の中では Billy Gray という人が一番珍しく、それこそマニアックないしコレクターズアイテムといえるのかも知れません。後にHank Thompson & The Brazos Valley Boysのバンドリーダー(ギターの名手)をつとめた人です。ここでは演奏だけですが歯切れのよいドラムのリズムにフィドル、スティールギター、ホンキートンクピアノを入れて聴いていてとてもウキウキしてくるような小編成のウェスタン・スイングバンドの典型を聞かせてくれます。

Western Swing がどのような音楽であるか知ると言う意味で4人のオムニバス形式にしたところがよかったと思います。フィドルを中心に発展してきたともいえるので Western Swing ではフィドル奏者に逸材が多くてケンタッキーやテネシー州で発展してきたブルーグラス音楽でのフィドルの弾き方とは違った非常にswingする弾き方に特徴があります。アルバムジャケットもなかなか雰囲気があっていいなあ・・・・・飾っておきたいくらいに気に入っています(smile)  
今ではもっと沢山のグループが入っている総合的なウェスタン・スイングのCDがあるのではないでしょうか
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グランパ・ジョーンズ ジミー・ロジャースを歌う

2009年03月21日 | ジミー・ロジャースを歌う
Grandpa Jones (2)  
米国盤 Monument Records SLP-18001 Grandpa Jones Yodeling Hits 

(1)A Way Out On The Mountain (2)My Carolina Sunshine Girl (3)Hobo Bill (4)Waitig For A Train (5)T For Texas (6)Peach Pickin' Time In Georgia (7)My Little Lady (8)You And My Old Guitar (9)Brakeman's Blues (10)Dear Old Sunny South (11)Lullaby Yodel (12)Tritzen Yodel


現代の Country Music ファンにはなじみが薄いと思いますが、かつてはアメリカではとても人気のあった人でした、来日して公演を行ったこともあります。もっと普通のレコードで紹介しようと思ったのですが区切りのスタートの No.101が Jimmie Rodgers だったのでグランパ・ジョーンズ(1913~1996年ケンタッキー州出身)がジミー・ロジャースの曲を歌ったアルバムがあってついでに載せることにしました。
かなり昔に中古で買ったもので、以前の所有者のサインがあったりでごらんの通りジャケットはかなり傷んでいました。5ドルくらいだから仕方ないですが中身はきれいで音もとてもよかったのでよしとしなくては(輸入盤ではこうしたこともよくあります)。
ジャケットに”ジミー・ロジャースを歌う”という表記は有りませんが(12)を除いて全てジミーの曲です。アメリカ盤ジャケットがカントリーらしくないと判断したのか日本盤ジャケットは変えられていました(私にとっては買えなくて見るだけの時代)。
音的にはジャケット裏に Featuring Ray Edenton, Flat Top Guitar と書いてあってセッションマンとしても有名だったレイ・エデントンの生ギターを主にしてそれに歯切れのよいドラム、女性 or 男女混声コーラスそれに時折りカントリーピアノを伴なった不思議なカントリースタイルとなっています。グランパのヨーデルがスムーズで素晴らしい出来栄えですが トレードマークの彼のバンジョーは最後の(12)で聴かれるだけです。  私の好きな(6)”桃の実の熟する頃”はグランパののはすこしテンポが早すぎてジミーのようにゆったりとした歌い方の方がよいと思います。 スティールギターの名手ジェリー・バードがグランパ・ジョーンズについての解説を書いていますので要約して載せておくことにます・・・・・・・

「グランパ・ジョーンズについて話をするとカントリー・ミュージック界の人は決まって目を輝かせるんですよ。偉大な showman でソングライター、コメディアンなど多才な人でまさに伝説的な人だ・・・とね。グランパについては1冊の本になるくらい面白いことがあるんですが、彼はまさにカントリーミュージックの伝統そのものという感じで、ステージ上では適う者がないほどのエンターテイナー振りを発揮する人なんですよ。彼はまたよき家庭人でもあって、森の豊かな田舎に住んで万事において自然を愛する ”earthy” guy なのです。そして He likes the "old-time" way and he likes to sing the "old-timey" songs. 

その彼も軍の慰問団として朝鮮からドイツに到る地球を半周するくらいの演奏旅行をしているんです、このLPジャケットのアルペンスタイルの衣装もヨーロッパの Bavaria 地方を訪れた時の記念のものなんだそうですよ。
グランパに初めて会った人はその眼光鋭い青い目と剃刀みたいに鋭利な声に気付くと思いますし、それに歌う時にもその声にほとんどビブラートを使わないので言葉も音もがはっきり聴こえますね。    この素晴らしいアルバムの中では今日のカントリーミュージックでは lost art となってしまった ”Blue yodeler”ジミー・ロジャースの "country yodeling" をレイ・エデントンの生ギター伴奏を伴って再現してくれています。彼はまさに joy and love をもってこれ等の曲をレコーディングしたんですね、ですから Grandpa Jones が歌う Jimmie Rodgers の偉大な歌の数々を楽しんで聴いて下さいね」・・・・・・・と。
(11)Lullaby Yodel がオートハープ、ギター、ピアノそれに女性コーラス伴奏でのミディアムテンポの歌で新鮮な感じを受けるものでした。
楽しいカントリーなので単独でCDになるといいんでしょうけど・・・・・・
グランパ・ジョーンズは1978(昭和53)年に Country Music Hall Of Fame に選ばれています。
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懐かしのカントリー&ウェスタン 101[ ジミー・ロジャース (3) ]

2009年03月14日 | ジミー・ロジャースを歌う
Jimmie Rodgers (3) 
米国盤 RCA Victor VPS-6091(e) This Is Jiimmie Rodgers ( 2 LP )

(1)Any Old Time (2)Away Out On The Mountain (3)Blue Yodel No. 1( T For Texas ) (4)Blue Yodel No. 4 ( California Blues) (5)Mule Skinner Blues ( Blue Yodel No. 8 ) (6)The Brakeman's Blues ( Yodeling The Blues Away) (7)Daddy And Home (8)Dear Old Sunny South By The Sea (9)Frankie And Johnnie (10)In The Jailhouse Now No. 2 (11)My Carolina Sunshine Girl (12)My Old Pal (13)My Rough And Rowdy Ways (14)Never No Mo' Blues (15)Peach Picking Time Down In Georgia (16)Treasures Untold (17)Waiting For A Train (18)Pistol Packin' Papa


「懐かしのカントリー&ウェスタン」もやっとNo.100まできました。といっても未発表がまだ20篇あって実質100ではないですが一応の区切りなので また初心に帰ってカントリーの原点 ”Blue Yodeler”ジミー・ロジャース(1897~1933年ミシシッピー州出身)に立ち戻って再スタートとしたいと思います。先日、時々行く中古レコード屋さんにこのレコードがありました、初めて見る1973(昭和48)年発売の2枚組LPで700円。他のレコードで聴けるものばかりなのにこんなに安いと何だか いとおしくなって買ったものです。
中身は全て Jimmie Rodgers のオリジナル音源をそのまま使用してステレオ化したもので 音もとてもきれいで 何だか1920~1930年代の音とは思えないくらいジミーの声が輝いて聴こえるものでした。
久し振りに聴く大好きな(2)「山の彼方の空遠く」、(3)「T For Texas」 そして素朴な単音のフィドル(バイオリン)に簡単なバンジョーを伴奏に南部諸州の名物を散りばめた歌詞にヨーデルを入れながら朗々と歌う(15)「桃の実の熟する頃」を聴いていると 今の時代でも十分通用するなあ・・・・・と思ってしまうのでした(私はジミーの歌ではこれが一番好きです)。 ギター弾き語りの(7)「Daddy And Home」、ウクレレを伴奏に軽快な(8)「懐かしき南の海辺」も素敵だ。 何だかとても洒脱な感じを受ける(9)「Frankie And Johhnie 」など色々なスタイルが選曲されている。

貴重なのはアルバムの見開きに Johnny Cash、 Gene Autry、 Albert Fullam 、Roy Horton 、Ernest Tubb 、Grant Turner、そしてジャケット裏に Hank Snow がそれぞれコメントを寄せていることです。それぞれ核心を突くようなところだけ訳して載せておくことにします

Johnny Cash ・・・・「A few minutes of Jimmie Rodgers gives you a welcome refresher lesson in Americana, culture and history~」

Gene Autry・・・・・「ジミーとは共通点が多いんだ、共に鉄道関係の仕事をし歌手になった。私達の時代のヒーローの一人だよ。健康だったら映画でも活躍してたと思うよ、私と同じようにね。尊敬しているよ」
Albert Fullam・・・・鉄道時代の同僚。「彼はけた外れに良い奴だった(extra good man)よ。歌作りが上手かったね」

Roy Horton・・・・・「”パン一斤とバター1ポンドそれに新しいジミー・ロジャースのレコードをくれ”・・・・というような場面を私は何回も見たよ。それくらいJ. Rodgers は親しまれていたんだよ。その後私が会ったカントリー歌手はほとんどジミーの感化を受けていたね・・・Autry、 (Elton) Britt、(Bill)Monroe、 Snow、 Tubb、 (Jimmy)Wakely、 (Webb) Pierce、 Haggard、 Frizzell、 Cash、 (Wilf)Carter and (Chet)Atkins みんなだよ」

Ernest Tubb・・・・・「J.Rodgers は私の アイドル でした。私の若い頃はとにかく彼の歌はいつでも流れていたから影響受けないはずがない という状況でしたね。ジミーのことを知らない若い Country Music ファンに一言だけ申しておきます。 ”Put this album on your turntable and sit back and listen to this great collection of songs that touches upon almost every human emotion.”」

Grant Turner・・・・・Grand Ole Opry の名司会者。「私がまだ駆け出しのアナウンサーの頃、ジミー・ロジャース夫妻がテキサスのアビリーンに来て、ある宝石のオークション会場で歌ったのです。なんでもその会社はジミーに75000ドル払ったそうですが、私の局で日曜の午後のラジオ番組で数曲歌った時には25000ドル払いましたよ。 ジミーの声は大きくてクリアーでしたね、とにかく普通の人て感じではなかった まさしくスターでしたね。」 

Hank Snow・・・・・「私たちが現在 ” Daddy of Country Music”と呼んでいる Jimmie Rodgers の歌を手回し蓄音機で初めて聴いて感化されたのは1930年代初期の頃でした。私が生涯音楽の世界に生きるきっかけを作った人とも云えます。私がかつてジミー・ロジャースのレコードを聴いて、その誠実な姿勢と 歌の言わんとするメッセージを習得しようとしていた時代のことを思えば、彼のレコードにメッセージを書いて・・・・とRCAビクター社(私は37年在籍しています)から依頼される日が来るなんてとても信じ難いことでした。 J. Rodgers のアルバムにメッセージを書く機会を賜ることは私のキャリアの中でも最高の栄誉なのです。
ジミー・ロジャースが言わんとすることを言葉にしてカントリーミュージック界の人達に示すことは難しいことですが、同じくジミーへの思い入れのある他の人達がここに書いてくれています。  ジミー・ロジャースは私達に大切な宝物を残してくれました そしてそれは他の世界でも見られないほどの Country Music 界にとっては最高の貢献であると確信できるものです。彼の歌は私を含めて数多の歌手によってレコーディングされています。しかし誰れひとりとしてジミーの表現力にかなう者はいないと思います。皆さんがこのアルバムを聴いて下されば、なぜ私達が彼のことを ”Daddy Of Us AllーJimmie Rodgers, the Singing Brakeman.” と呼ぶ訳が解って頂けると思います。」・・・・・・・・・・と。 以上ですがこれを書いた人達も今は全て故人なんですね、時の流れの早さを思います。
さて、私のブログはこれからNo.200を目指して再スタートです(smile)
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懐かしのカントリー&ウェスタン 100 [ ハンク・スノウ(5) ]

2009年03月08日 | つれづれに
Hank Snow (5) 
米国盤 RCA Victor LPM-2580 Together Again / Hank Snow and Anita Carter

(1)Promised To John (2)I Never Will Marry (3)My Adobe Hacienda (4)Mockin' Bird Hill (5)No Letter Today (6)I Dreamed Of An Old Love Affair(7)For Sale (8)Rose Of Old Monterey (9)If It's Wrong To Love You (10)When My Blue Moon Turns To Gold Again (11)Let's Pretend (12)A Pair Of Broken Hearts


春の兆しがあるとはいえ今日3月8日(日)は寒い日で朝早く起きてハンク・スノウ & アニタ・カーターのデュエットレコードを聴いた。
軽快で調子よい(1)Promised To John でスタート1曲目から乗せてくれるもの。かわらしいアニタの声に伸びのあるハンクのバリトンボイスがよくマッチしていて心地よい。2曲めの ”I Never Will Marry” は一転して重厚なハンクの歌い出し、それに続くアニタの掛け合いミディアムテンポの唄が得もいわれないよさで2人の世界に引きずり込まれてしまいます。(3)はメキシカンスタイルで始めから終わりまでデュエット、途中ではハンクの生ギター演奏もしっかり入っています。
有名な(4)”Mocking Bird” も2人のゆったりしたテンポの唄で聞くとなかなか素敵。  解説に Hank's voice is low and strong でアニタの声は wide-ranging で old-time folk quality があるのでハンクの唄によく合ってとても harmonious である・・・・・と述べてあります。
(7)”For Sale”はフィドル(バイオリン)、ピアノ、スティールギター入りで歌われるミディアムテンポの曲。(3)”My Adobe Hacienda”と(8)”Rose Of Old Monterey ”の2曲は力強いスパ二ッシュギターを伴った old south-of-the -border song です・・・・と解説されています 弾いているのはハンク自身でしょうか。(10)”ブルームーンがまた輝けば”はもう少しアップテンポのほうが映えるように思いますが・・・・・でも素晴らしい。
サンズ・オブ・ザ・パイオニアズの唄で有名な(11) ”Let's Pretend” 。

このアルバムは”Together Again ”とあるように以前(1951年頃)2人のデュエットで”Down The Trail Of Achin' Heart” と ”Blue Bird Island”をヒットさせたことがあって、それがあまりにも素晴らしかったのでその続編というわけで1962年に出されたものです(私は1972年に中古で買った)。
2人は同時にGrand Ole Opry のステージで出くわした時にはデュエットを披露したそうですが、アニタは有名なオリジナル・カーターファミリーの一人メイベル・カーターの3人娘(Helen、June 、Anita・・・・アニタは末娘です)でカーターシスターズとして活動していました。 このアルバムでアニタ以外のメンバー母娘(Maybelle、Helen、 June)がコーラスで参加しています。
サウンド的には甘美なナッシュヴィルサウンド仕立てですがハンク・スノウの声が重厚なカントリーボイスであるため素敵な Country Music に仕上がっています。ジャケットもカラフルで見ただけで素晴らしい雰囲気が漂ってくるようなものになっています。単独でCDになるといいのにな・・・・・
Hank Snow(1914~1999年 カナダのノヴァ・スコシア州出身)
Anita Carter(1933~1999年 バージニア州出身)
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懐かしのカントリー&ウェスタン 94 [ 楽しいオムニバスアルバム(10) ]

2009年03月08日 | オムニバス レコードは楽し
楽しいオムニバス アルバム (10)
米国盤 Starday Records SLP-346 Gone, But Not Forgotten  Cowboy Copas/ Patsy Cline/ Hawkshaw Hawkins

(1)Wings Of A Dove (2)Lovesick Blues (3)I Suppose (4)Cowboy's Deck Of Cards (5)Little White Washed Chimney (6)Just A Closer Walk With Thee (7)Sunny Side Of The Mountain (8)Stop The World ( I Want To Get Off ) (9)He Stands Real Tall (10)The Life Of Hank Williams (11)There He Goes (12)Beyond The Sunset


このレコードの3人のカントリー歌手は1963(昭和38)年3月6日に飛行機事故で亡くなっています。僕は高山宏之さんの「ウェスタン音楽入門」を見て知ってはいましたが3人の唄を聴いたのは数年後のことでした。これはスターデイレコード社が後年3人を偲んで発売したもので、ずっと後になって中古で買ったものでした。
当時のナッシュビルのラジオ局WENOの Ed Hamilton という人が解説を書いていますのでちょっと長いですが訳しておきます
・・・・・・「テネシー州ナッシュビル空港から80マイル離れたキャムデン近郊の Kentucky Lake 地区に岩と森の丘がありますが、1963年3月5日夕方ここで3人のカントリーミュージックスターが帰らぬ人となりました。カウボーイ・コーパス、ホークショウ・ホーキンス、パッツィ・クラインを乗せた小型飛行機が暗闇の雷雨の中墜落したのです。Kansas City での公演を終えての帰りでした。 Starday レコードが3人の忘れられない歌を1枚のレコードにして皆さんに提供してくれました。

Patsy Cline は1932年9月8日バージニア州に生まれました、家が貧しかったため16才で学業を辞めてドラッグストアで働きながら夜はお金になるところならどこでもステージに立って歌う という生活でした。パッツイの夢はいつの日かGrand Ole Opry のスターになることでした。1948年に Opry のオーデイションを受けるチャンスが廻ってきたのですが、機熟することなくその後浮き沈みの多い10年間を送ったようです。私が初めてパッツィに会ったのは1955年彼女が Grand Ole Opry にゲスト出演した時のことでした。楽屋でバンドと一緒にリハーサルをしていたのですが、一人のミュージシャンが”パッツィ、君の歌はほんとに素晴らしいよ”と言ったのです、それがチェット・アトキンスだったんですね。彼女はそんな褒め言葉に預かったのはそれまでの人生で初めての経験だと感じたそうです。
1960年になって”I Fall To Pieces”の大ヒットをきっかけにパッツィは俄然輝き始めるのですが自動車事故などで休養を余儀なくされる・・・などの不運につきまとわれることが多かったのでした。しかし復活して後はヒット曲を連発して1963年の飛行機事故で亡くなるまでは大活躍でした。  このアルバムではハンク・ウィリアムスの ”Lovesick Blues” 、カール・ベルウの ”Stop The World” 他に”There He Goes”、ゴスペルソング ”Just A Closer Walk With Thee”を歌ってくれます。

ファンから親しみを込めて ”Cope”と呼ばれるカウボーイ・コーパスは1945年にオクラホマからやって来て以来18年間 Country Music の世界では大スターの一人でしたし、オープリーのスターでもありました。コーパスにとって年間20万マイルもの演奏旅行は当たり前のことでしたが、彼のファンは第二次大戦後から1960年のヒット曲”Alabam”までのことは決して忘れないことでしょう。ここでは”The Hillbilly Deck Of Cards ”、Jimmy Dickens が好んで歌っていた "He Stands Real Tall ”、Bob Ferguson 作の ”Wings Of A Dove”そしていつまでも美しく輝いている唄 ”Beyond The Sunset (夕日の彼方に)”を歌ってくれます。

笑顔が素敵で大柄のウェスト・バージニア州出身のホークショウ・ホーキンスは少年時代に5匹のウサギとギターを交換して手に入れて以来ずっとEntertainerの道を突っ走ってきたようです。1937年にローカルラジオ局のアマチュアコンテストに優勝して以来カントリー歌手としてのキャリアを積んできました。家族思いで、歌を愛し、馬が大好きという彼ですが 有名になってからは女性カントリー歌手の Jean Shepard と結婚してナシュビッル郊外の牧場に暮らしています。
ファンは彼のことを ”eleven and a half yards of personality (11ヤード半の個性)”を持ったナイスガイだと評しているそうです。
ここでは Big Slim Gregory作でホークショウ・ホーキンスの18番 ”Sunny Side Of The Mountain” のほか ”I Suppose”、”Little White Washed Chimney”を、そしてハンク・ウィリアムスの生涯を歌入りの語りで聴かせる ”The Life Story Of Hank Williams”を歌ってくれます。

時折り、3人の死を受け入れ難いように感じることがありますが、生きていた時と同じように思い出してあげるのが真のファンというものでしょう」・・・・・・・と述べられています。

昨夜聴いてみましたが、スタイルは古くてもこうしたレコードはとても捨てがたいな・・・・・・と思います
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つれづれに ( 新鮮な お琴の演奏 )

2009年03月02日 | つれづれに
3月1日の日曜日、午後から 「 筝の祭典 」 というお琴の演奏会を聴きに行った。
プログラムに「 過去から培われた伝統、現代を生きる筝曲、未来へと翔抜ける音楽、私達はこの三位一体を以って、時代を走る音楽活動を大切にしていきたい・・・・」と書いてありました。 琴と尺八と三味線だけという日本の伝統的楽器演奏だけで唄はなしという演奏会。 でも、とても新鮮な感じがして感動するものがありました。

琴といえば「 六段 」や宮城道雄の「 春の海 」 などを学校の音楽で習っただけですが、そうした古典の上に現代~未来に向けての新しいこころみがなされているのを聴いて ”音楽は生きている ”、古いものだけに拘ってはいけない-ということを新ためて認識させられたのでした。
全て演奏のみなので 演奏の前に曲の解説がありましたが「 流々 」「 鷹 」「 焔(ほむら)」など、「 何を、どういうことをイメージした曲です・・・ 」 とあって それをもとに曲を聴いていると なるほどなあ-と納得するものでした。
イメージに違(たが)わない音曲・・・・・案外難しいのではと思います。    
ハードな1週間の疲れを癒してくれたのでした  (写真は 福岡城)
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グレン・キャンベル  ハンク・ウィリアムスを歌う

2009年03月01日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
Glen Campbell (1) 
米国盤 Capitol Records SW-11253 I Remember Hank Williams

(1)I Could Never Ashamed Of You (2)Your Cheatin' Heart (3)I'm So Lonesome I Could Cry (4)Half As Much (5)Wedding Bells (6)You Win Again (7)Mansion On The Hill (8)Take These Chains From My Heart (9)Cold Cold Heart (10)I Can't Help It


毎月1日はハンク・ウィリアムズ関連のレコードを載せることにした中の第3弾です。今回はグレン・キャンベルが1973(昭和48)年に出したレコード Hank Williams の想い出です。

グレン・キャンベル(1938年~現在 アーカンソー州出身)というとカントリー歌手ではありますがモダンなポップス仕立ての Country Song がほとんどなので純粋のカントリー・ミュージックとはちょっと趣きが違うと思っていました(今でもそうですが)。でも、カントリー・ミュージックをより広い世界に受けるようにした功績は計り知れないものがあります・・・・・それに、彼が紛れもなくカントリー歌手であると認識することが出来るアルバムがこの「ハンク・ウィリアムスの想い出」ではないでしょうか。
近年You Tube などで昔の映像が見られるようになって、グレン・キャンベルがWestern Swing の王者ボブ・ウィルスと共演して歌っている映像などを見ると・・・・・全盛時代にせめて数枚でもいいから純カントリースタイルのLPを出してほしかったなあ・・・・と今でも残念に思うばかりです、それだけの力量のある人なのでなおさらに。
ギター、バンジョー、フィドル(バイオリン)など楽器演奏は全て一流で、特にギターの腕前はピカ一で 駆け出し時代はセッションマンとして多くの歌手のバック演奏をつとめたことのある人ですからやろうと思えばいくらでも出来たんでしょうけど・・・・・。

さてこのレコードですが、聴いていてあまり面白くないというのが私の率直な感想です・・・・全編イージーリスニング的なストリングス演奏とピアノそれに男女混声コーラスをバックに歌っているのですが、確かにグレン・キャンベルの歌は上手いのですが "何か訴えるかけるようなインパクト" に乏しいのです。 私的な意見なんですけど・・・・・・ハンク・ウィリアムスの歌には多少の緊張感が伴わないとそのよさが殺されるような気がするのです。 だからハンクの歌をこのようにソフトなストリングスで歌う場合 ポピュラー歌手、しかも女性歌手の方が優れた雰囲気を出せるような気がしています(これも私的な意見ですが)。

(日本盤よりもずっと安かったので買った時)このアルバムこそせめて半分だけでも純カントリースタイルで演ってくれたらなあ、そうしたらグレン・キャンベルのさらなる魅力をアピ-ル出来るのに・・・・・と思ったものでした。 尚、ジャケット中央でギターを持ってこちらを向いているのが少年時代のグレンです。裏ジャケットにはバンジョーを抱えた少年時代、若い頃にフィドル(バイオリン)を弾いている姿などの写真がいっぱい 。  
手書きの解説が載っているので訳しておきます・・・・・「グレン・キャンベルとハンク・ウィリアムス、伝説の2人。ハンクは現実的な歌を沢山作りました、人を高揚させるようなものであったり heart breaking song であったりです。ハンクの声には深い涙があり、やっとめぐり逢えたと思わせるような honest feeling があります。”Your Cheatin' Heart”、 ”I'm So Lonesome I Could Cry”、 ”Cold, Cold, Heart” などはみなカントリークラシックですが、これらの曲は人がこれまで感じてきたり、現に感じている、これからも感じるであろうさまざまな事柄を語ってくれています。人が愛したり、失なったり、生きている限り持ち続けるだろう feeling をです。また曲によっては人の悲劇、栄光を含んだ内容もあります・・・・・歌詞とメロディにとても深い情感が込められているのです。
ハンク・ウィリアムスが偉大な作曲家だったとすると、グレン・キャンベルはそれの偉大な解説者であるといえるでしょう。  

グレン・キャンベルが ”ハンク・ウィリアムスのことは忘れないよ”という時、そこには生きることと希望との間に厳しい現実が立ちはだかっていた駆け出しの頃 ”ハンクの歌が慰めになったんだ”という思いと・・・・・厳しいショウビジネスの世界であがいていた時代に Hank's songs がどう進むべきか指し示してくれた ということがあるのです。・・・・・そしてHank's songs だけでなくて Hank himself のことも忘れずに ”ハンク、感謝しているよ 今でも好きですよ” と言いたいんだということ。
Glen Campbell remembers Hank Williams 、これは2人の伝説が出逢い 想い出のハンク・ウィリアムズ作品をプロデュースするアルバムです」・・・・・・・と。
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